カオス・レムレース
カオス・レムレース(Chaos Remrace)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:次元力操作用戦闘型機動兵器
- 全長:112.5 m
- 重量:868.9 t
- 開発者:ジ・エーデル・ベルナル
- 所属:カイメラ
- 搭乗者:ジ・エーデル・ベルナル
ジ・エーデル・ベルナルが「次元力」(彼曰く「原理の力」)を操作するために開発した、彼専用の機動兵器。「ラテン語」で「混沌の幽霊」。
カイメラの他機を集合させたような形状で、頭部は山羊、胸部が獅子、尻尾が蛇となっており、肩の突起にはレムレースの腕のドリルが飾ってある。周囲に三つのボールが浮かんでいるが、これは「霊魂」と呼べるもの。尚、この形状は実用的なものではなく、相手に威圧感を与えるためのもので、いわばジ・エーデルの趣味であるらしい。レムレースよりも全高は低くなっているが、重量は逆に増大している。左腕にレムレースには無かった巨大な杖を所持。この杖にも特殊な機能が組み込まれており多彩な攻撃を可能としている。
レムレースでテストされた、多元世界を構成する各世界の技術を応用している。また、バルゴラやガンレオンのスフィアの技術も加えられており、生命エネルギーをも利用できる。ジ・エーデルは、この機体は次元力を操るための「人の手による鍵」であり、人造のスフィアのようなものであると語っている。
初登場時は黒のカリスマがジ・エーデルとして正体を明かした際に、搭乗していたレムレースが形状変化を起こした時である。
カオス・レムレースにはレムレースに擬態する機能が備わっているのかもしれない。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦Z
- 本作のラスボス機。ランド編では3体出現してHPはHARDルートではHP242400。1ターンに3体とも倒すことが条件。セツコ編では1体のみの代わり、HARDルートではHP502400。ラスボスにしては射程が短く、射程距離外からの攻撃も比較的容易。また、機体とパイロットの地形適応が最高でもA止まりで、武装の威力も全体的に控えめである。その代わり2回行動プラスマップ兵器の組み合わせが非常に危険なので、これだけには注意して戦いたい。
脱力による気力低下・かく乱による命中率減少・分析による攻撃力低下の3つが主要な対策方法となる。
装備・機能
武装・必殺武器
インサニティ・インヴィテイション以外の武器は、全てサイズ差補正無視効果を持つ。
- ディメンジョン・フォール2000
- 次元エネルギーを解放して、光線を放つ。移動後使用可能で、能力半減の特殊武器効果を持つマップ兵器。
- ディメンジョンフォール・メールシュトローム
- 次元エネルギーを解放して、虚数空間を形成するマップ兵器。こちらは、移動後攻撃は不可能。
- インサニティ・インヴィテイション
- 左手に持つ杖から次元力を解放。5つの杖の矛先を分離して魔法陣を形成。敵に放って打撃を与えた後、柄へと引き戻された矛先から幾つものの黒い光を放つ。
弾数99発・P属性の武器。通常使用可能な武器の中で唯一射程1に対応しているので弾数99発を全て撃ち切らせれば射程1が完全に死角となるが異常に時間が掛かる。 - 天獄
- 三つの玉を杖に繋ぎ合わせて、その杖とカオス・レムレースが指を鳴らす事で魔法陣を形成。異空間から奇形生物を召喚して敵に襲い掛かる。そして異空間に引きずり込んで奇形生物が融合してから、空間エネルギーを衝突させ、最後は杖を投げ付ける。全体攻撃。
特殊能力
- HP回復(小)
- セツコ編では難易度NORMAL以上、ランド編ではHARDルートのみで所持。強化された底力・防御とサイズ補正により、実際の効力は単なる(小)では収まらない。
ランド編では3体に増えているので恐ろしい事になっている。 - EN回復(大)
- 天獄を無限に使用できる。他の武装がEN消費制では無くて良かったものである。
- 対精神攻撃
- 難易度EASYのみ所持。P系の特殊武器効果を無効化する。精神コマンド直撃でも無力化できない。
- オールキャンセラー
- 難易度NORMAL以上で所持。全ての特殊効果を無効。精神コマンド直撃でも無力化できない。
移動タイプ
サイズ
- 2L
機体BGM
- 「CHIMERA」
- カオス・レムレース及び、ジ・エーデル・ベルナルのテーマ。他のカイメラ系BGMと出出しのフレーズが共通する。最終決戦で流れるOPテーマのオーケストラアレンジバージョン『Crest Of “Z's”(Z.ver)』よりも優先される。
関連機体
- レムレース
- 本機体のテストベッドとなった機体。それゆえに、パイロットも「人形」で代替している。
- バルゴラ
- 「悲しみの乙女」のスフィアを持つ機体。本機体の分析データが用いられている。
- ガンレオン
- 「傷ついた獅子」のスフィアを持つ機体。本機体の分析データが用いられている。
余談
本機の設定は『スーパーロボット大戦αシリーズ』における無限力・アカシックレコードを彷彿とさせ、次元力(原理の力)の設定とあわせ、今後どのような関わりを持つことになるかが注目される。
また、本人が「因果律の番人」と語っているあたり(自称しているものの)、アストラナガンやクォヴレー・ゴードンとの関係も連想される。
資料リンク
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