ヨウタ・ヒイラギ
ヨウタ・ヒイラギ | |
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漢字表記 | 柊 陽太[1] |
登場作品 | |
声優 | 松岡禎丞 |
デザイン | Chiyoko |
初登場SRW | スーパーロボット大戦BX |
SRWでの分類 |
パイロット 主人公 |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 17歳 |
所属 | 民間人 → ブライティクス |
ヨウタ・ヒイラギは『スーパーロボット大戦BX』の主人公。
概要
正義感の強い17歳の少年。快活な性格の青年で、日本を守るスーパーロボット軍団や地球連邦軍に尊敬の念を抱いている。記憶喪失となっていた所を保護されたユキ・ヒイラギと、骨董店を営む実家で同居している。
突如襲撃してきたデストルークに対し、亡き父マコト・ヒイラギとの「家族を守る」という最後の約束を守るためファルセイバーと融合し戦う。
融合者としての適正は低く、当初はファルセイバーへのイメージ伝達効率が悪い上にヨウタ自身にも負荷がかかっていた。このためファルセイバーにも、最初の戦闘後に融合を拒否されているが、持ち前の正義感と約束を守るという信念で戦うことを決意し、次第にファルセイバーと友情で結ばれていく。
バンプレストオリジナルの主人公としてはかなり珍しい純然たる凡人であり、出自背景、適正、能力など、あらゆる面で他より秀でたものが何一つない。
しかし、その能力の低さを唯一の強みである意志力一つでカバーし続け、徐々にファルセイバーにとってもブライティクスにとってもなくてはならない存在へと成長していった。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品。本作の主人公。担当声優の松岡禎丞氏はスパロボ初出演。プロローグの締めで登場(ここで名乗りと名前設定が兼ねられている)。名前設定で苗字を変更すると家族全員の苗字も一緒に変更される。
- 活溌で誠実な性格もあって、多くのキャラクター達と交友を築いていく。同時に自分は弱い、と自覚しておりその道の専門家に師事し、成長していく。ありがちな己の力を過信するということは一切せず、その理由は「自分より凄い腕を持つ友人達や目上の人間に追いつきたい」と思っているため、真っ直ぐに己の想像以上の速度で力を伸ばしていく。最終的には自分が気づかないうちに頼もしいほど成長するが、当の本人は「この程度ではまだまだ」として更なる成長を望む姿も。キャンペーンマップ「Brand new X」では先代のファルセイバー融合者と戦うイベントも用意されており、あらゆる意味で「越える」この場面はリアルマネーに余裕があるなら見てみて欲しい。なお、デフォルト名だと名前を戦闘セリフでも呼ばれる。
パイロットステータス
能力値
「特別な力は持っていない」という設定を反映してか、スキルやパラメータ面において突出したり特筆すべき部分は見受けられない。特に初期は器用貧乏以前の問題なので、人一倍レベルが必要になる。強いて言えば回避が高めで「集中」がけで雑魚の攻撃程度はいなせるので、さすがにあっさり落とされることはないが、ファルセイバーは攻撃が当たり易いので集中攻撃を受けるパターンが出来易い傾向にある。一人立ちできるまで仲間で支えてあげよう。ファルセイバー・ブルーヴィクターとも主に使う武器が格闘なので、格闘・防御を重点的に伸ばして行きたい。本人の成長に合わせるかのように、有用性が上がっているのが実感できるだろう。
精神コマンド
- BX
- 集中、加速、正義、気合、勇気
- デフォルトの精神コマンド。前作の主人公と習得レベルが同じ組み合わせで、なおかつ常時サブパイロットが1枠以上いる。
- デフォルトでの正義の習得はレベル15とかなり早いが、飛行できず運動性・耐久力ともに低めなファルセイバーでは援護にも反撃にも活かしにくい。後継機のグリッターファルセイバーになると、長射程武器・反則級の特殊能力による高耐久性・複数人乗りによる豊富な精神 (「鉄壁」も完備)と様々な面で反撃戦法向きなので、最大限に活用できるユニットの一体になる。後述のように2周目以降はエディット可能なので、習得レベルを遅らせるか別の精神コマンドに変更するのも有効である。
- 2周目からはエディットが可能なので他のサブパイロットのものや他人からの補助で代用できる部分は交換してしまうと良い。この構成のままで行くにしても気合は気迫にする事。勇気はBX主人公勢の勇者シリーズっぽさも相まって彼には似合うのだが、火力面はブルーヴィクターの強襲+熱血で問題ない一方、最終的に4人乗りにもかかわらず稼ぎ系のコマンドを誰も覚えないため、バランス面では愛に差し替えた方が良い。
- いっその事、幸運系コマンド習得者が少なく使用可能になる時期も遅いため、こちらのコマンドに変えてもいいかもしれない。戦闘系はファルセイバーが「必中」と「不屈」を持っていて最低限戦えるため、ヨウタがレアなサポート系精神を固め持ちしても大きな問題にはならないだろう。特に最初の精神コマンドに「祝福」を持たせるとゲーム序盤から金策がかなり楽になる。他の取得候補としては「期待」「再動」「補給」あたりだろうか。
- ファルセイバーの特殊能力「心の至宝」によって精神ポイントが毎ターン回復する為、消費が重めの精神コマンドで組んでしまっても多少は融通が利くが、そもそも最序盤は最大SPが足りないケースもありうることと、ブルーヴィクター搭乗時はそうもいかなくなることには要注意。
特殊スキル
- BX
- 底力、援護攻撃、援護防御、ガード、全体攻撃
- これまた見事に平凡な構成。ただし底力は同作の味方では要フラグのパイロットを除くと唯一最大のlv9まで自力で成長し、ガードもあるので集中攻撃を喰らっても多少は持ち堪えられる。
- DLCがあるならばSP回復やアタッカー、移動+精神などで補って行きたい。あとは精神耐性が欲しいか。今作ではSP回復効果はサブパイロットにも効果があるので効率は高い。
- DLCがなくても、集中力があれば「心の至宝」の効果も相まって低消費の精神コマンドなら、ほぼ実質無消費で使えるので、余裕があれば回しておこう。
- なおDLCや高ランクの部隊ポイントで入手できる「剣豪(切り払い率100%)」はファルセイバーやグリッターファルセイバーが剣装備でない(=ファルブレードは斬り払いに使えない)ため、ブルーヴィクター搭乗時でも付加できない。その一方で、グリッターファルセイバーに合体可能になる前の時点ででも「完全防御(シールド防御率100%)」は持たせられる。
人間関係
- ユキ・ヒイラギ
- マコトが保護して来た少女。記憶喪失のところを保護され、ヒイラギ家に居候している。ヨウタには遠い親戚と説明されている。
- マリ・ヒイラギ
- 女手一人で骨董店を切り盛りするヨウタの母。ファルセイバーのことを以前から知っている様子も見せる。
- マコト・ヒイラギ
- 尊敬している亡き父で、先代のファルセイバーの融合者。
- ファルセイバー
- 戦友。融合者としての適性は低かった為、当初は彼に二度と融合しないと言われたが、正義感と約束を守る信念で戦う内に友情を深める。
- ブルーヴィクター
- ファルセイバーを付け狙う「デストルークの守護者」。ライバルキャラ枠だが、どちらかと言うとファルセイバーのライバルといった形である。
- バルギアス戦でファルセイバーが機能停止した後、ファルセイバー復活まで彼と融合して戦線に出ていた。
版権作品との人間関係
スーパー系
- 田神悠宇
- 母マリの経営する骨董品店の常連客で互いに顔なじみ。
- クロス
- ヨウタの師匠役を務める。
- 獅子王凱
- 第1話からの付き合いとなる兄貴分的存在。
- 兜甲児
- 第2話からの付き合いとなり、特に親しい仲間の一人。
ガンダムシリーズ
- 沙慈・クロスロード
- 母の経営する骨董品店のバイトで働くお兄さんで顔なじみ。第1話にはじまり、再会の度に彼から助言をもらっており、彼の言葉にも助けられ、導かれていく。
- 刹那・F・セイエイ
- ある出来事がきっかけで、彼が沙慈の友人であることを悟る。
リアル系
- アカツキ・ナガレ
- 最初の分岐宇宙ルートではクロスの代わりに先生役となり、その後も時として厳しい言葉をかけられながらも助言も送られる等、彼からも自身の成長を見守られることに。
名台詞
- ヨウタ「ファルセイバーも空を飛べれば…なんて泣き事を言ってはいられない…! やれる方法でなんとかやり抜くまでだ!」
ファルセイバー「それでいい! 空を制する者が勝利を制するわけではない! いくぞ、ヨウタ!」 - 第10話「皇の浮上」より。黒騎士との戦闘前会話。
- 空を飛ぶ機体に乗っている相手に対するメタ発言と言える。
- 「グロイザーX!? いつの間にあんな近くに!?」
- 第18話「愛憎!残された大切なもの!」より。あしゅらの手勢とキバ軍を撃退した直後、シュトロハイム邸の近くにいきなり現れたグロイザーX10に驚いて。
- 「10」が抜けた結果、元ネタのロボットの名前になってしまっている。…もっとも、直後のあしゅらの台詞も考えると、意図的にこうした模様。
- 「どんな理由があるか知らないけど、あいつからしてみれば、今まで女将さんに騙されてたようなもんだからな。俺だって同じ立場だったら、戸惑いもするし、怒りもするさ」
- 第19話「親と子」より。甲児が女将さんの正体を知らされて閉じこもってしまった際に。ヨウタ自身もある意味同じ立場だという事をこの時点では知る由もないが…。
- 「初めはただ自分の約束を果たす為だけだった…」
ユキ「けど、ファルセイバーと戦うようになって分かったんだ…」
「こいつがどれだけ俺たちの世界を愛し、生命をかけて戦おうとしているかを…!」
ユキ「何も怖くなんてない!ファルセイバーが一緒なんだから!」
「どこまでも戦うぜ、ファルセイバー!お前と一緒に世界を守る事…それが、今の俺の戦う理由だぁぁぁぁ!」 - 第27話「暗黒の大決戦」より。このセリフとともに、気力999になる。
- 「切り開くさ…俺とお前でファルセイバーの意志を受け継ぐんだ! ブルーヴィクタァァァーッ!!」
- 第28話「友」より。戦友の意志を受け継ごうとするもう一人の次元の守人とともに、再び戦場に立つ。全ては運命を切り開くために。
- ブロッケン「お前もワシに…」
ヨウタ「黙っていろ、ブロッケンッ!」
ブロッケン「…!?」
ユキ「ヨウタ…ちょっと怖いよ…」
ヨウタ「俺が怒るのは筋違いかもしれない…だが、それでもあいつは許しちゃおけない!甲児や女将さんの残された家族の気持ちを踏みにじった、あいつだけは!」
ブルーヴィクター「お前の意志は伝わっている! それを奴にぶつける力と変えろッ!」 - 第31話「devil cross kaiser」より。ブロッケン伯爵との戦闘前会話。
- 甲児の父親である剣造に化けたブロッケンに怒りを爆発させた。
- 「今の境界の力は半分だが、足りない分は俺達で補えばいい! もちろんお前の力も借りるぞ、ユキ!」
- 最終話Aルート「君と共に」におけるバルギアスとの戦闘前会話より。元ネタは、彼だろうか。
- (ファルセイバー…ブルーヴィクター…お前達が守ってくれた平和、俺達が頑張って紡いでいくよ…)
(それはきっと大変な事や、ツラい事もたくさんあると思う…けど…)
(それが、これから俺達がずっと守っていく、お前達との約束だからさ…) - エンディングより。事実、BXの世界にはこの先にもさまざまな戦乱の火種が残っている。だが、世代を超えた鋼の意志は未来へと受け継がれていくのだろう。
- ファルセイバー「ヨウタ…」
ブルーヴィクター「また会おう…」
ヨウタ「!? ………」
ユキ「大丈夫。きっとまた会えるよ。だって、約束したんだから!」
ヨウタ「ああ!」 - 最終話Bルート「受け継がれた未来」を通った場合でのエンディング。一連の流れはDVEであり、『BX』最後のDVEである。
迷台詞
- 「避難してるとはいえ、建物を盾にするのは気が引けるが…」
- 「どちらにせよ、あいつらに負けちまった終わりだ!どうこう言ってられないか!」
- 第1話「動き出す運命」より。地形効果に対する感想。
- (現実は綺麗事じゃない…。沙慈さんが言ってたのはある意味、当たってたな…)
- 第14話「無重力の谷」より。アリオスガンダムのガンダムマイスターが映画と違い、男性のアレルヤと知って。
- この時、ヨウタは沙慈の言葉を思い返したが、沙慈はそういう意味で言ったわけではない…。
- 「昔から仕込まれた悲しい性というか、何というか…」
- 第26話「三つの星が集うとき」より。アキトと一緒に食堂の手伝いをしている時の発言。ヨウタの実家は骨董品店だが、演じる松岡禎丞氏はアニメ『食戟のソーマ』において定食屋の息子の主人公を演じており、その声優ネタの可能性もある。
- 「セーラー服姿の戦士って……いったいどんな話だったんだよ……」
- 同上。厨房から会場にやって来たタイミングで終わったマリアとラブの劇を見て。
- 元ネタは変身ヒロイン作品『美少女戦士セーラームーン』…を更にパロディ化した『絶対無敵ライジンオー』のドラマCDより。
- マリ「男の子には格好つけたい時期があるのよ」
ヨウタ「人を思春期をこじらせた奴みたいに言わないでくれ!」 - 第35話「巨神と子供達」より。携帯機シリーズの常連プレイヤーであれば、真っ先に彼を思い浮かべたことだろう。
- 「!? 凱さんがついている!? どこかにガオガイガーが来ているのか!?」
- 第42話「銀河を繋ぐ歌声」より。IFSの後遺症によりダイゴウジ・ガイの幻覚に苛まれるムネタケ提督の台詞に対する一言[2]。言うまでもなく、名前ネタ。
融合機体
- ファルセイバー
- 主人公機。
- ブルーヴィクター
- 中盤の主人公機。
- グリッターファルセイバー
- 終盤の主人公機。ちなみに合体したままだと、ヨウタ側も融合が解除できないらしい。
余談
- 元一般人という主人公はよくいるが、機体との相性がいいわけでも、特殊な才能や能力もなく、彼がパイロットでなければいけない理由もない、というここ近年でありがちな設定を完全否定したかのような超・凡人仕様。強いて言うなら軍人の家系に生まれたくらいだが、作中世界では割とありがち。それらを約束を守るという一念だけで全て覆して神を屠った彼の精神力は、能力の低さに反比例した超常のレベルといえる。正に一念岩をも通すである。
- その真っ直ぐな性格と容姿は一部ユーザーから一鷹の高校生バージョンと評されている(ただし、一鷹とは違いヨウタの方は母親が健在である)。
脚注
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