ズフィルード
ズフィルード | |
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外国語表記 | Zehirut |
登場作品 | |
デザイン | 森木靖泰 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
機体 ラストボス |
スペック | |
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分類 | 人型機動兵器 |
全高 | 67.2 m |
重量 | 523.1 t |
動力 | 量子波動エンジン |
装甲材質 | ズフィルード・クリスタル |
所属 | ゼ・バルマリィ帝国 |
パイロット | ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ |
ズフィルードは『バンプレストオリジナル』の登場メカ。
概要
バルマー帝国の異星人部隊の中で最強と言われる機動兵器。敵の能力をコピーして進化する「自己進化・分子構造記憶」機能を持つ。
辺境銀河方面監察軍の基幹艦隊の旗艦ヘルモーズに1機ずつ配備されている。偵察機メギロートから得られたデータを元に、敵対文明の能力を解析して自己進化し、敵対する文明によって形状まで変化させる。そのため決まった形は持たず、バルマー戦役(スーパーロボット大戦α)ではSRX計画の機体や魔装機神、その他のスーパーロボットを基に進化している。
ちなみに過去ゼントラーディとの戦いに投入されたときは機動要塞の姿になったという。ただし、進化には莫大な時間を必要とするため、膠着状態における最後の切り札というべき最終兵器の位置付けである。なおαではズフィルードが起動するまで不利だったこの戦いでラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ(1人目)が戦死している。
兵器名は、バルマーにおけるガンエデンの呼称ズフィルードに由来する。ガンエデン(ズフィルード)は配下の組織なども含めた防衛機構全体の呼称でもあるので、ゲベル・ガンエデンだけを区別するときは神体ズフィルードとも呼ぶ。前者と後者を両方含めた本物のズフィルードを模した機体ということで、ズフィルードの名を冠している。
名前はヘブライ語で「監視」を意味する。ちなみに、名前が「ズフィールド」と間違えられやすい。
登場作品と操縦者
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 宇宙編のラスボス。一定以上のダメージを受けると撤退し(この時点では撃墜できない)、代わりに現れるグレスコを倒すと強化状態の第2形態として再び現れ、これを倒すとシナリオクリアとなる。
- 攻撃力は高いが、集中攻撃すればあっさり落ちる。最後はヘルモーズの主砲で消滅する。この作品では各所にエメラルド色の結晶パーツが目立ち、『α』とは姿が若干違う。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
コンパチヒーローシリーズ
- スーパーヒーロー作戦
- 名前のみ登場。新西暦154年の異星人侵略戦争における異星人艦隊の中枢であり、SRXによって撃破される。また、別次元のラオデキヤによりクロスゲート・パラダイム・システムを完成させるためにユーゼスにもたらされた。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ラオデキヤの専用機。破片一つでもパイロットごと瞬時に再生する脅威の能力が与えられる。その破片からユーゼスはズフィルードを複製している。攻撃力が高く、装甲をフル改造したスーパー系でも10000前後をくらうため、精神コマンド「ひらめき」や「鉄壁」が必須。回避率の高いリアル系を近くに置いておけば、敵フェイズの攻撃はしのげる。HPも65000と高く、更にド根性を4回使うため撃墜には手数が必要。切り払いLvが高いため、ファンネルなどの実弾系武器は必中が不可欠。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- PS版と比べて性能が全体的に上昇。特に攻撃力の上昇が著しく、気力150から放たれるジーベン・ゲバウトはフル改造したガンバスターであっても直撃を喰らえばほぼ一撃で撃墜される。
- ラオデキヤの能力も大幅に上がったことからリアル系でも「ひらめき」が無ければ確実な回避が難しく、PS版同様にユーゼスの取り巻きとして複数機が現れるために下手にターンを回すと次々と味方が撃墜されていくため、通常ルートの最終シナリオは難易度が鬼のように上がっている。
- 追加ルートの最終シナリオ「神々の黄昏」では前半のラストボス。クローンの扱うズフィルードと能力は変わらないが、オリジナルのラオデキヤが扱っているためか鬼のような精神コマンドコンボを連発してくるため、強さは段違い。
- 後編で戦うネオ・グランゾンと比較すると、機体性能は装甲以外はこちらが上回り攻撃力でやや劣る(最強武器の威力は同等)。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 出てくるのは第一、第五、第六艦隊のズフィルード。
宇宙怪獣やゼントラーディ、メルトランディ艦隊といった物量主体の勢力を相手にしていたためか、殲滅戦能力を備えた巨大戦闘艇の形態へと進化した(詳細はズフィルード・エヴェッドを参照)。
装備・機能
武装・必殺武器
- クロスブレード
- 機体の突起部分を繋ぎ合わせて、剣を形成する。『新』では特に意匠のないシンプルなデザインだったが『α』からは機体に合わせた紫色の剣になった。
- ヘキサグラム
- 機体周囲に6つの赤色の水晶体が発生して、水晶体による結界でダメージを与える。
全マップ兵器中最大の攻撃範囲(自機周囲84マス)を誇る(グランゾンのグラビトロンカノンと同じ)。 - アルドレーザー
- 両腕の2門の発射口から、腕を握り締めてエネルギーを広域放射する。
『新』では機体の突起部分を繋ぎ合せてカッター状にして突撃させる。 - オメガウェーブ
- 両腕からエネルギーの渦を放出する。SRXのドミニオン・ボールと演出が似ている。
『新』では腹部から謎の三菱マークを大量に飛ばしている。 - ジーベン・ゲバウト
- 『α』から追加された最強武器。創世神ズフィルードの力を憑依させ、神罰を下す。高い攻撃力、最大射程11に加え、移動後使用可能な武器というとんでもない性能を誇る。
- 『DC版α』では移動後に使用できなくなったが最大射程が12、攻撃力が7000と激増しており、殆どのユニットは防御の上からでも撃墜という驚異的な火力となる。
- 原理としてはゴッツォの念動力を標的に膠着し、念動フィールドを用いて圧殺する。敵機が居る空間を何段階にも圧縮から圧殺していくような攻撃で、αでは手の中に敵機の姿が映し出されて握り潰すと敵機も圧縮されるという演出。DC版αでは圧縮されて小さくなった敵機へクロスブレードを突き下ろす。ダンガイオーの「サイキックウェーブ」と同じ原理の技。ゲームにおいてはジュデッカ・ゴッツォタイプ及びユーゼス共々念動力の特殊技能は持ち合わせてないが、バルマー人全員が大小問わず念動力の素養がある。
- なお、αでは一瞬だけナシム・ガンエデンがカットインする。後のガンエデンとデザインが異なる(全体像が人型かつ天使のよう)事から、恐らく彼が搭乗する筈だった、本来のガンエデンだろう。武器名はラオデキヤが「十の神罰」(モーセの十の災いに由来すると思われる)と言っていることからドイツ語の「Zehn Gebote」(モーセの十戒)由来だと思われるが、ツェーン(zehn = 10)ではなくジーベン(sieben = 7)なので七戒になってしまう。おそらく「七つの罪源(大罪)」と混同したか、「ノアの七戒」と混同して、誤って命名されたのではないだろうか。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- L
機体BGM
- 「暗闇でビックリ!(SHOUT IN THE DARK)」
- 『新』における宇宙編最終MAPエネミーフェイズのBGM。本作のEPでは機体ごとにBGMが切り替わらないため、スペシャルディスクの本機のBGMはこれが設定されている。
関連機体
- SRX,マジンガーZ,ライディーン,ボルテスV,ダンクーガ,νガンダム,真ゲッターロボ,V2ガンダム,ウイングガンダム
- 『新』或いは『α』においてこれらの機体を解析、人型へ進化したズフィルード。
- ズフィルード・エヴェッド
- 対要塞、対艦、ヘルモーズをも上回る巨躯相手になると、このズフィルードに進化。
- セプタギン
- メテオ3に付着していたズフィルード・クリスタルが暴走。クリスタルに記憶した「相対した文明を滅ぼす」を目的とする。
- ガンエデン
- 全ての情報が霊帝に集約され全ての付随要素を剣とするガンエデンシステムの組織構造を模したのが、ジュデッカ・ゴッツォタイプと旗艦ヘルモーズと辺境艦隊であり、最終兵器ズフィルードである。つまり、霊帝にとっての辺境艦隊=艦隊司令にとってのメギロート、という位置付け。
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