スティンガー (ゲッターロボ)

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スティンガー(Stinger)

かつて早乙女博士と共にゲッター線の研究に取り組んでいた研究者だったが、月でインベーダーに寄生されてしまい、地球へ戻ってまもなくインベーダーに乗っ取られた。以後はインベーダーの尖兵となり、各所で暗躍する。

ポリゴンのような角張った顔に蒼白の肌をしている。コーウェンとは友人だが、彼の台詞に追従する形で発言するため、こちらの方が立場は下に見えがちである。

メタルビーストライガーを操縦。最後は巨大なインベーダー(コーウェン&スティンガー)となるも竜馬達に敗れる。

キャラクターの原典となったのは石川賢の『魔獣戦線』の登場人物で敵役の13使徒の一人・バルビア博士。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初の声付き参戦。コーウェン役の郷里氏が死去したためか、戦闘中の他作品のキャラに対する特殊台詞はコーウェンに比べて多め。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
何の前触れも無く、コーウェンと共に突如として復活する。終盤で、実はインベーダーは御使いによって強制的にバアルと認定されてしまった事が判明。銀河中心を目指す自軍の前に立ち塞がる。敗北後、ゲッター線の使者として現れた早乙女博士に「真化の真理」を諭され、人の心を取り戻し最期を迎えた。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
プロローグから登場。コーウェンがメインパイロットで、スティンガーは戦闘台詞のみ。活躍は概ね原作通り。ルイーナペルフェクティオの強大さや恐ろしさに気付いており、死の間際にはそれを警告した。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
スーパーロボット大戦Card Chronicle

人間関係

コーウェン
相棒。常に二人一組で行動している。
早乙女博士 (OVA)
かつて彼とゲッター線の研究をしていた。彼がインベーダー化した後は、行動を共にする。

他作品との人間関係

ダイナミック系

ゼウス神
第2次Zにおける過去の怨敵。

スーパー系

アポロロジャー・スミス
第2次Z再世篇では黒歴史の時代より存在する彼らの機体を知っている様子を見せる。
シモン
第2次Z再世篇では彼を「螺旋の男」と呼び、竜馬達と同等に危険視している。
ニア・テッペリンアンチスパイラル
Zシリーズの世界において、圧倒的な力を誇るアンチスパイラルにとってもインベーダーは留意すべき存在だが、「所詮は獣」とその活動を少なからず容認している。

ガンダムシリーズ

アムロ・レイカミーユ・ビダン刹那・F・セイエイ
第2次Z再世篇では「人類の進化を導く存在」として、危険視する。

リアル系

キリコ・キュービィー熱気バサラ
第2次Z再世篇では彼らの持つ力にも強い関心を見せる。

バンプレストオリジナル

ペルフェクティオ
Dの世界でスティンガー達が最も恐れた存在であり、何らかの手段を以って対策を考えていたようである。
クロウ・ブルースト
彼の持つスフィアの力にも強い関心を見せる。
エルガン・ローディック
第2次Z破界篇中盤に彼に正体を看破されて銃撃されるも、まんまと逃げおおせる。
御使い
コーウェン&スティンガー曰く「進化の頂点に立ち、他者の真化を許さぬ傲慢なる者」。Zシリーズにおいて、インベーダーを一方的にバアルと決めつけた為、彼らに対して強い憎しみを持つ。

名台詞

「う、うん、そうだねコーウェン君」
コーウェンとの意思疎通に「そうだろう、スティンガー君?」に返す。
「我々はゲッター線と共に生きるもの!」
第3話にて、国際機密連合の面々の前でインベーダーとしての本性を表しコーウェンと同時に言った台詞で、インベーダーはゲッター線と共に生きていると言っているが実はゲッター線はその存在を拒否している。
「とんでもない、とんでもない事になるんだね、コーウェン君!」
「その報いは、自らの物とするがいい!」
コーウェンとともに重陽子ミサイルから離脱し、生身で地球に降下しながら。
「さらばだ!もう会うことも無かろう、ゲッターロボ!!」
コーウェンと共に発言。重陽子ミサイルが地球に落ちる事でもう二度と会うことは無いと言ったが、13年後に再会する事となった。
「う、うん!それに進化ってすっごく気持ちいいよね!コーウェン君!」
早乙女・コーウェンと共に真ドラゴンに自分たちの遺伝子を注入した際、コーウェンから「君の遺伝子が僕の身体に逆流してる!」と言われた際の台詞。もはや別の行為に及んでいるようにしか解釈しようのないこのシーンは、ただただおぞましい。
「さあ受け入れるのだ!我らの魂を!そして、更なる高みへと、進化の階段を共に登ろうではないか!」
最終話にて、コーウェンと同時に言った台詞。人類とインベーダーは共にゲッター線の恩恵を受けて生きてきた事を語り、ゲッターチームに対して自分達の存在を受け入れさせようとするが、彼らからは当然拒絶されてしまう。
「ば、馬鹿な!なぜ拒む!」
上述の台詞の後、ゲッターチームに拒否されて。ここからゲッターチーム怒涛の反撃が始まる。
「我が種族は永遠なりィィィッ!!」
ファイナルゲッタートマホークに両断された際の断末魔。スパロボでも最期の断末魔として使われている。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

「馬鹿な!何故、勝てない!?我等は太虚の因子を持ち、ゲッター線に祝福された選ばれし種ではないのか!」
第3次Z天獄篇インベーダールート54話「閃光!!次元の果て!」より。自分達はゲッター線に選ばれし種であり、人類に敗北する事などありえないとするが、竜馬からは「お前達が勝手に他の生き物を滅ぼそうとしたから反撃をくらっただけだろうが!」と反論される。
「黙れ、黙れっ!どちらにしてもお前達も終わりだ!この宇宙を太虚が満たす!そうなれば、宇宙自体が滅ぶ!」
同上。自分達が敗れても、間も無く「太虚」が満ちて宇宙自体を滅ぼすと反論するが、その直後...。
「お前は早乙女!その姿!ゲッター線に取り込まれたか!」
真化できない我等を笑いに来たか!何故だ!何故、我々は真理を掴めない!?」
「それは!何だ!?」
同上。直後、目の前にゲッター線と同化した早乙女博士が現れる。歪んだ真化を遂げたコーウェンとスティンガーは、早乙女博士に「真化の真理」とは何か問う。その答えは『他者を理解し、受け入れ...そして、共に未来に生きること』。それを表現するために三つの心を一つにするマシンとして、ゲッターロボを造った事を明かす。
(ゲッター線を研究していた時、僕達は夢を分かち合い、将来を分かち合い、そして、未来を分かち合った!)
(それこそが宇宙に生きるための力!)
(もう僕達に、飢えも破壊の衝動もない…)
真理を理解したコーウェンとスティンガーは、早乙女博士の導きで「太虚」から解放され、として最期を迎えた。

携帯機シリーズ

「そ、そうとも!己の選択を、悔やむがいい!」
Dで絶命寸前に言い遺した台詞。ペルフェクティオの存在への警告。

単独作品

「おお、あの粒子の輝きは…」
コーウェン「そうだね、スティンガー君。あの男の計画も動き出した、という事なのだろうね」
イベント「激闘!!地獄王ゴードン!」にて、重陽子ミサイルを撃墜したガンダムエクシアを見て。GN粒子を見て、イオリア計画が本格的に動き出したことを察している。