Iフィールド

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Iフィールド(I Field)

宇宙世紀ガンダムシリーズ』の技術の根幹となる理論。

ミノフスキー粒子が充満している中で発生する電磁フィールド。この技術の応用により核融合炉の縮小化、メガ粒子の圧縮、ミノフスキークラフトバリアフィールドなどに用いられる。

主にバリアフィールドの別名で呼ばれている。Iフィールドを発生させると機体表面に電磁波の障壁となり、メガ粒子ビームを防御する。『∀ガンダム』では「Iフィールドドライブ(I.F.B.D.)」と呼ばれる駆動システムにも使われている。また、∀の場合はビームだけでなく実弾にも効力があるため、実態は宇宙世紀200年代以降にマン・マシーン(モビルスーツの大幅発展形)の標準装備とされている「Iフィールドバリア」に近いと考えられる。ただ、これはあくまで実弾を防ぐ事ができるだけで、MSに作用する様な力場を持っている訳ではない。このため、∀のものは更に進んだ別の技術であると言える。

シリーズでの効果

射撃ビームのみを無効化ないしは軽減する効果がある。 かつてのスパロボではオールレンジ攻撃系のビーム兵器は実弾属性のため、Iフィールドを無力化して攻撃を与えることが可能であったが、『機動戦士ガンダムSEEDシリーズ』の世界における、実弾を防ぐ装甲「フェイズシフト装甲」によって軽減されてしまうことになり矛盾を抱えた設定となったが、2008年に発売された『スーパーロボット大戦Z』ではビーム属性とバリア貫通の属性を持つようになり、矛盾が解消された。

α以降からνガンダムとその派生機、クロスボーン・ガンダムX3は原作でも特殊なIフィールドを使用していたためか、通常よりダメージ軽減効果の高い固有のIフィールドを装備している。

また強化パーツで追加効果を発生することが可能。

登場作品での効果

第2次スーパーロボット大戦G

ビーム兵器を完全防御。

SFC版第3次第4次の効果の折衷であるが、本作では第4次以降でビーム兵器扱いされている武装がビーム兵器でない場合(主に武装名が「○○メガ粒子砲」の場合)があるので注意。

SFC版第3次・SFC版EX

「ビーム」と名の付くものを無効化。

ゲッタービーム光子力ビームVレーザーなども含むが、グレイターキンなどの使うフォトンビーム砲だけは例外的に非ビーム扱い。

第4次第4次S・PS版第3次・PS版EX

ビーム兵器によるダメージを2000まで無効化。

敵では、ドクーガの3大戦艦バンドックメカギルギルガンネオ・グランゾンも装備している。今作はバリア系がビーム専用の3種類しか存在せず、最上級のオーラバリアオーラバトラー専用であるため、その他の機体は実質Iフィールドが最上級バリアである。

FF完結編64COMPACTCOMPACT2A

ビーム兵器によるダメージを2000軽減。消費EN 10。

スーパーロボット大戦αDC版α

Iフィールド
ビーム兵器によるダメージを2000軽減。消費EN 10。
Iフィールド(νガンダム)(DC版では「IフィールドΔ」)
ビーム兵器によるダメージを2500軽減。消費EN 10。必要気力110。

スーパーロボット大戦α外伝

ダメージバランスが変化したためか、効果がαの半分以下にまで弱体化した。

Iフィールド
ビーム兵器によるダメージを850軽減。消費EN 10。
Iフィールド(νガンダム
ビーム兵器によるダメージを950軽減。消費EN 10。必要気力110。

第2次スーパーロボット大戦α

Iフィールド
ビーム兵器によるダメージを850軽減。消費EN 10。
IフィールドΔ / IフィールドX3
ビーム兵器によるダメージを900軽減。消費EN 10。必要気力110。

第3次スーパーロボット大戦α

小隊を保護する広域バリアとして指定。

Iフィールド
ビーム兵器によるダメージを850軽減。小隊ではビーム兵器によるダメージを450軽減。消費EN 10。
IフィールドΔ
ビーム兵器によるダメージを1000軽減。小隊ではビーム兵器によるダメージを500軽減。消費EN 10。必要気力110。

スーパーロボット大戦Z

Iフィールド
ビーム兵器によるダメージを1000軽減。消費EN 10。
IフィールドΔ
ビーム兵器によるダメージを1500軽減。消費EN 10。必要気力110。

RD

ビーム兵器によるダメージを1000軽減。消費EN 5。

IMPACTMX

Iフィールド
ビーム兵器によるダメージを850軽減。消費EN 5。
Iフィールド(νガンダム
ビーム兵器によるダメージを900軽減。消費EN 5。必要気力110。

スーパーロボット大戦COMPACT3

ビーム兵器によるダメージを2000まで無効化。消費EN 10。

GCXO

ビーム兵器によるダメージを1300軽減。消費EN 10。

主なユニット

ビグ・ザム
ガンダムシリーズでは初めて搭載。ただし放送当時はIフィールドの設定がなく強力な磁界を張ってビームを曲げたことになっている。この磁界は機体周辺のみであり、至近距離によるビームは効果がない。シリーズによってはビームコートになっている。
ガンダム試作3号機 / ノイエ・ジール
両機とも搭載した超大型機体。3号機はウェポンコンテナ「オーキス」に設置。
サイコガンダム / サイコガンダムMk-II
機体表面に発生させることが可能。至近距離のビームにも対応できる。
クィン・マンサ
両肩のバインダーに内蔵。
Ex-Sガンダム
脚部の脛の「リフレクター・ビット」に内蔵。それを射出してビーム兵器を反射させて攻撃を行う。また、胸部にも装備されており、バイタルエリアにビームが着弾する際に発生するようになっている。
α・アジール
ゲームでは搭載されている事が多いが、劇中ではビームで損傷する場面も存在しており、実際には搭載されているかは不明。
νガンダム / Hi-νガンダム / 量産型νガンダム
複数の「フィン・ファンネル」を立体状に展開して、ビーム粒子によるIフィールドバリアを実現。
ゲームでは通常のIフィールドより効果が高いことがあり、「IフィールドΔ」と表記される場合もある。
ちなみに原作や『EVOLVE』だと実はビームだけではなくファンネル本体も弾いている。
ラフレシア
こちらも機体表面に発生させることが可能。
クロスボーン・ガンダムX3
両腕の掌から発生させる。持続時間は片腕105秒、冷却期間は片腕120秒。両腕で連続使用を行った場合は合計210秒使えるが、片腕の冷却が終わらないため、その後15秒間は完全に使用不可となる。発生器の小型化も実現している。原作ではビームサーベルをも防げるが、SRWでは無視。参戦しない第3次αではビームサーベルにビーム属性が付いた。
V2アサルトガンダム / V2アサルトバスターガンダム
両肩の追加パーツに内蔵。
コアファイター (V2)
α及びα外伝では小型戦闘機群の中で唯一装備している。
∀ガンダム / ターンX / スモー
「Iフィールドドライブ(I.F.B.D.)」の効果によりIフィールドと空中浮遊の効果がある。
ゲームの表記は「Iフィールド」。
ソレイユ / アルマイヤー
戦艦では初の搭載。
ビルゴ / ビルゴII / メリクリウス
宇宙世紀の機体ではないが、プラネイトディフェンサーが独立した特殊能力になる以前はIフィールドで代用されていた。
ガンダムデスサイズヘル / ガンダムデスサイズヘルカスタム
こちらも宇宙世紀の機体ではなく、プラネイトディフェンサーの応用によるものなので本来は違うのだが、独自の特殊能力にならない作品ではIフィールドやビームコートなどで代用されている。