「レオン・三島」の版間の差分

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:「イツワリノセンジョウ」にてグレイスにミンメイを自身のもとに連れて行き、彼女の歌をDr.ヘルの科学力でフォールド波に変換してバジュラを操ってカイルスを苦しめた。
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:今作ではDr.ヘルと手を組み、「イツワリノセンジョウ」にてグレイスにミンメイを自身のもとに連れて行き、彼女の歌とそれをフォールド波に変換する装置によりシェリルとランカの歌をかき消してカイルスを苦しめた。
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:しかし、ミンメイにそれを逆手にとってバジュラのコントロールを解除しただけでなく、3人の歌姫がそれぞれの歌を高め合った事で形勢逆転されてしまう。
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2014年8月16日 (土) 18:26時点における版

レオン・三島(Leon Mishima)

マクロス・フロンティア船団の行政府の大統領首席補佐官。ハワード・グラスの右腕で、秘書官のハワードの娘キャシーとは恋仲(TV版のみ)。若年齢ながら参謀の地位に付き、その手腕を見込まれて補佐官となった。単なる政治家でなく、軍関係との癒着も強く、その知略と野心をもってフロンティア船団の支配力を強めていく。
そして、マクロス・ギャラクシー船団グレイス・オコナーを利用し、暗躍。遂にフロンティア内部のバジュラ騒乱に乗じてハワードを暗殺し、自ら代理文官としてフロンティア船団を指揮するに至った。しかし、ハワード暗殺を目撃したキャシーに裏の顔を暴露され、バジュラとの最終決戦中に逮捕・拘禁されてしまった。

小説版では彼が野心を持ち得た経緯が書かれている。辺境惑星出身の貧乏家族だったようで、中央大学における恵まれた若き秀才へのコンプレックスから「マクロスの王(マクロスを指揮することは統合軍の憧れ)」になることを望んだと思われる。

劇場版では、ギャラクシー船団幹部がフロンティア船団の乗っ取りを実行に移そうとした機先を制してギャラクシーの工作員を皆殺しにし、スパイ容疑でシェリルグレイス・オコナーの身柄を拘束する。その後、ギャラクシーの計画を横取りする形で銀河支配の野望を抱き、フロンティア船団をバジュラ本星に降下させるが、土壇場でギャラクシー船団幹部にバトル・フロンティアを乗っ取られ、ブリッジに突入してきたブレラ・スターンに撃ち殺された。

登場作品と役柄

いずれもNPC

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
今作ではあまり『マクロスF』のストーリーが進まないため終始裏で暗躍するのみ。DECとフォールド・システムとの取引でカラミティ・バースの一因を作り、バジュラのデータとフォールド・クォーツの取引でグレイスが次元の壁を隔てた通信を可能にさせてしまう等、ある意味自ら敵を増やしているようにしか見えないような重大なミスをしでかしている。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
今回も野心家として描かれてはいるが、ハワード暗殺やクーデターなどの非道な所業を起こす事は無い。また、オズマキャシーに裏の顔を暴かれて「お灸をすえられる」も、ZEXISに協力する代わりに二人に見逃されるので逮捕・失脚されることも無い。そのため、Lや原作に比べればまだ救われている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
フロンティア船団に立ち寄った時にちょっとだけ登場。オズマやキャシーから「余計なことをしたら前作の悪事をばらす」という旨の発言で釘を刺されてはいるが……

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
概ね原作準拠。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のロード・ジブリール共々「結局はの掌の上で踊らされているに過ぎない野望だけが大きい小悪党」として描写され、原作通りの道化ぶりを演じる。退場の展開もほぼ原作通りだが、死亡しない分だけジブリールよりはマシと言えるかもしれない。
スーパーロボット大戦UX
劇場版設定で登場。概ね原作準拠の扱いだが、フロンティア政府の行動が原作の状況と照らし合わせると、原作以上にあくどく描かれている為、ハワードを上手く丸め込み、そのフロンティア政府を牛耳る三島も原作以上に非情且つ悪辣な策士として描かれている。ある意味では、ハザードヘスターと並ぶ、本作での悪役ポジションの権力者の象徴の一人と言える。
終盤には人類軍と手を組みバジュラ本星を手中に収めようとするも、原作通りバジュラ本星にてギャラクシー船団の謀反に遭い、ブレラに射殺された。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
今作ではDr.ヘルと手を組み、「イツワリノセンジョウ」にてグレイスにミンメイを自身のもとに連れて行き、彼女の歌とそれをフォールド波に変換する装置によりシェリルとランカの歌をかき消してカイルスを苦しめた。
しかし、ミンメイにそれを逆手にとってバジュラのコントロールを解除しただけでなく、3人の歌姫がそれぞれの歌を高め合った事で形勢逆転されてしまう。

人間関係

キャサリン・グラス
大統領補佐官であり、恋仲。のちに彼女にとっての仇となる。次第に野望に傾倒していく三島から心は離れ、亀裂は大統領暗殺で決定的になる。一方、劇場版では赤の他人。
ハワード・グラス
マクロス・フロンティア船団の大統領。三島は内心ハワードを排除したいと思っており、TV版では彼を暗殺して自ら支配者となった。一方、劇場版ではハワードを手に掛けることはしないが、彼を完全に丸め込んでいる。
グレイス・オコナー
TV版では協力者であるが、互いに信用してない。一方、劇場版では当初からシェリル共々常に監視しており、のちにスパイ容疑で拘束している。
ランカ・リー
世の中を知らないランカを巧みな話術で懐柔させてしまう。
ルカ・アンジェローニ
劇場版では彼の姉と婚約し、脅迫する。
ブレラ・スターン
劇場版では彼に殺害される。

他作品との人間関係

マクロスシリーズ

熱気バサラ
第2次Z再世篇では彼の歌もランカ同様、対バジュラ作戦の「兵器」として利用しようと企む。
ガムリン木崎
第2次Z再世篇では彼にFIRE BOMBERの身元引受人となったグレイスのボディガードを依頼する。
レイ・ラブロックビヒーダ・フィーズミレーヌ・フレア・ジーナス
第2次Z再世篇中盤で彼等にグレイスを引き合わせる。
リン・ミンメイ
CCでグレイスに彼女を誘拐させ、彼女の歌を利用してバジュラを制御するが…。

ガンダムシリーズ

ギルバート・デュランダル
Lでは協力関係にあり、彼にゼントラーディ因子などの情報を提供した。ハワードを暗殺してフロンティア船団の実権を掌握した後は、ハワードが彼と結んだ協定を破棄し、一方的に彼との協力関係を打ち切る。
アレハンドロ・コーナー
第2次Z破界篇序盤に彼と会談し、バジュラの詳細について訊ねられる。彼も三島と同じく「誰かの掌の上で踊らされているに過ぎない野望だけが大きい小悪党」という点が共通した人物である。
レディ・アンキラ・ヤマトアスラン・ザラ
第2次Z再世篇中盤でフロンティア船団に訪れた彼女等と略式会談を行なうも、キラとアスランからはすぐにその狭量さを見抜かれている。
デカルト・シャーマン
UXでは中盤の対バジュラ掃討作戦において、地球連邦軍からの援軍として彼を作戦に参加させる。

リアル系

ヘスター・ギャロップ
UXでは終盤に手を組むが、最後は共にバジュラ本星にてギャラクシー船団とショットに謀殺されてしまう。
ショット・ウェポン
UXではバジュラを制御する為に彼の助力を得るが、最後はギャラクシー船団と密かに結んでいた彼にも謀反を起こされる事に。

スーパー系

アポロ
第2次Z破界篇では、彼から「キノコみたいな頭」と評される。声のせいか、その性格のためか、レオンについて気に入らない様子。しかも、再世篇ではアロウズのキノコ頭の指令官と同様の存在とされている。
シルヴィア・ド・アリシア
第2次Z破界篇では(レオンの声優は彼女の兄であるシリウスと同じく杉田智和氏なので)声は素敵と評しているが、やはりレオンが気に入らない様子。
ハザード・パシャ
UXでは終盤に彼と手を組む。

バンプレストオリジナル

カルロス・アクシオン・Jr.
第2次Z破界篇ではDECを受け取る見返りに、フォールド・システムの設計図を渡すという裏取引を行う。これが後にカラミティ・バースを引き起こす一因になるとは本人も気づいていなかっただろう。

その他

オータム・フォー
ACE:Rでは自身の野望を、彼女によって尽く叩き潰された。

名台詞

「僕のターンだ…」
ついにフロンティア船団の頂点に立ち、命令を下すことに高揚感を覚えた。

スパロボシリーズの名台詞

「フフ…トレーズ・クシュリナーダ閣下が失脚されたというのに、貴女の仕事熱心さは変わりませんね」
第2次Z再世篇中盤の会談で、挨拶もそこそこに次の視察地へ向かおうとするレディ・アンに皮肉を発し、瓦解寸前のOZの現状を嘲笑う。
「ここで芸術論をかわすつもりはありませんよ」
第2次Z再世篇での「ランカ・アタック」に対するバサラからの非難と、彼を擁護するガムリンの反論を冷たく一蹴する。
「う…ごふっ!」
UXブレラに撃たれた際の台詞。同作で散々使用された「ごふっ」というフレーズだが、一先ず三島のこの台詞で打ち止めとなる。
「バ、バケモノどもが…! 銀河を…手にするのは、この…」
UXにて、自分が人類軍諸共ギャラクシー船団の掌で踊らされていた事を知り、それでもなお抵抗を試みようとするも、直後にブレラに止めを刺されてしまう。

余談

キノコみたいな頭がファンの間でネタにされ、あろうことかマクロス30(SRW未参戦)では「三島産キノコ」なるアイテムも登場している。また、上位互換として「獅子印 三島産キノコ」というアイテムも登場するが、これは三島のレオン=獅子にひっかけたものだと思われる。