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石川賢氏はインタビューで「エンペラーは[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が[[真ゲッタードラゴン]]に進化した後、最終進化を遂げたもの」と解説している。変形形態がライガー、ポセイドンを象っているのはそれを裏付けるものだが、厳密にはさらに[[真ゲッターロボ]]とも融合している。この際に人類は外宇宙に出られず(太陽系毎遮断されていた)、範囲内でゲッターのもたらす進化に適応しており、宇宙進出の準備段階を踏まえていた。本来これらの出来事はゲッター聖ドラゴンの項で描かれる予定であったらしいが、石川氏の死で実現しなかった。 | 石川賢氏はインタビューで「エンペラーは[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が[[真ゲッタードラゴン]]に進化した後、最終進化を遂げたもの」と解説している。変形形態がライガー、ポセイドンを象っているのはそれを裏付けるものだが、厳密にはさらに[[真ゲッターロボ]]とも融合している。この際に人類は外宇宙に出られず(太陽系毎遮断されていた)、範囲内でゲッターのもたらす進化に適応しており、宇宙進出の準備段階を踏まえていた。本来これらの出来事はゲッター聖ドラゴンの項で描かれる予定であったらしいが、石川氏の死で実現しなかった。 | ||
− | エンペラーはチェンゲの時点では惑星より大きい程度だったが、最終的には「アーク」での描写のように[[太陽系]] | + | エンペラーはチェンゲの時点では惑星より大きい程度だったが、最終的には「アーク」での描写のように[[太陽系]]に匹敵するサイズにまで至るとされている。発表当時はロボット作品史上最大のロボットであり、スパロボに間接的に登場している機体では2012年7月現在、未だに最大のロボットである。<br />なお、作中の台詞によると、ゲッターチェンジは「エンペラーチェンジ」、[[ゲッター1]]に相当する形態の名称は「'''ゲッターエンペラー1'''」とのこと。ただし変形が終了したらしたらで、合体した際に発生するビッグバン級の超エネルギーの放出により敵はほぼ全滅している。 |
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2012年9月6日 (木) 22:17時点における版
ゲッターエンペラー(Getter Emperor)
『真ゲッターロボ (原作漫画版)』や『真 (チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』に登場する、遥か未来(2500年後)に製造された超巨大な最強最後のゲッターロボ。巨大戦艦型ゲットマシン3機によって構成されている。
搭乗人物は不明だが、ゲッター軍団と言語による意思疎通を行っていた際の声は流竜馬のものと同じであった。
ゲットマシン一つが惑星クラスの大きさで、ゲッタービーム一撃で惑星ごと敵勢力を吹き飛ばす。防御面では、あらゆる攻撃に対して効果を発揮するゲッター線シールドを備える。また、ムサシなど指揮系統の人間はクローンのような予備肉体が用意されており、死亡した場合は新しい肉体が記憶を引き継いで戦線復帰する。
他にも機体の手で時空跳躍の亜空間入り口を握り潰そうとするなど、物理的にありえないアクションを見せている。3機合体時にはビッグバンを引き起こす程のゲッター線が発生するなど超ド級のスケールで、現在も進化し続けているらしい。なお宇宙空間に出てしまった以上、陸海空が存在しないため、どの形態がどのような性能を持っているのかは全く不明。
単純な空間把握ではない知覚能力を持っており、何者かが時間移動をするとそれを感知できるらしい。また、ゲッターとの縁が深い拓馬にも精神的に接触していたような描写がある。エンペラーと深い縁を持つ拓馬が相手ならば、全宇宙規模での探査なども可能な様子を見せていた。
目的
未来の地球人類は「ゲッター線に選ばれた」と考えており、このゲッターエンペラーを使って全宇宙を支配しようとしている(無論、ゲッター側の真意は不明)。このため歴代ゲッターロボに比べると正義の味方的な立ち位置になく、特に『アーク』でのエンペラーは悪役であるような印象さえ受ける。
ファンの間では、石川氏が執筆した『真説・魔獣戦線』のラスボス「時天空」を倒すために、ゲッターが作られたという見方もされている。その作品では高次元精神体である神々が、無限という最早大きさでは測れない時天空を攻撃・消滅させるために創リ出したのが、原始的な肉体を進化させていく人類である。それらが多種多様な進化を果たしていく事で兵器を扱うようになり、宇宙を消滅させる機械の化け物などと関わっていく事が予見されているといった描写がある。余談だが、多種多様な兵器の中には『虚無戦記』のラ・グースの存在を示唆する台詞もある。
石川賢氏はインタビューで「エンペラーはゲッターロボGが真ゲッタードラゴンに進化した後、最終進化を遂げたもの」と解説している。変形形態がライガー、ポセイドンを象っているのはそれを裏付けるものだが、厳密にはさらに真ゲッターロボとも融合している。この際に人類は外宇宙に出られず(太陽系毎遮断されていた)、範囲内でゲッターのもたらす進化に適応しており、宇宙進出の準備段階を踏まえていた。本来これらの出来事はゲッター聖ドラゴンの項で描かれる予定であったらしいが、石川氏の死で実現しなかった。
エンペラーはチェンゲの時点では惑星より大きい程度だったが、最終的には「アーク」での描写のように太陽系に匹敵するサイズにまで至るとされている。発表当時はロボット作品史上最大のロボットであり、スパロボに間接的に登場している機体では2012年7月現在、未だに最大のロボットである。
なお、作中の台詞によると、ゲッターチェンジは「エンペラーチェンジ」、ゲッター1に相当する形態の名称は「ゲッターエンペラー1」とのこと。ただし変形が終了したらしたらで、合体した際に発生するビッグバン級の超エネルギーの放出により敵はほぼ全滅している。
原作における扱い
- 真ゲッターロボ (原作漫画版)
- 未来世界でゲッターエンペラーによって無差別攻撃された昆虫型の異星人が、ゲッター研究所の過去の姿である早乙女研究所を攻撃。そして、フルパワーの真・ゲッター1で敵宇宙船を叩き、未来へとタイムスリップ。その姿に流竜馬や神隼人は驚愕するも、隼人はその存在に少なからず惹き付けられ、逆に竜馬はゲッターを降りる決心をする。
- 真 (チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日
- 真ドラゴンのシャインスパークでインベーダーの次元断層に突撃を敢行した際に、別次元の世界で巨大インベーダーと戦闘を繰り広げるゲッターエンペラーが率いるゲッター軍団の姿があった。竜馬、隼人、弁慶はここからは自分達が始末をつけると言って戦乱の渦に飛び込む。
- ゲッターロボ アーク(未参戦)
- 主人公たちがゲッター線によって遥か未来で遭遇。
登場作品
スパロボにはユニットとしては未参戦だが、作品によっては真・ゲッター1や真ドラゴンの「(真)シャインスパーク」のカットインでその姿を見る事ができる。また敵の組織やある一部の人間に、その存在をなんらかの形で知られており、敵意を剥き出しにされるケースが多い。
- スーパーロボット大戦D
- 真ドラゴンが「シャインスパーク」を使用すると、背景に登場する。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 真・ゲッター1が「真・シャインスパーク」でとどめを刺す際、背景に登場する。
- スーパーロボット大戦W
- 真・ゲッター1が「真・シャインスパーク」を使用すると、背景に登場する。また、ザ・データベースは別の世界でチェンゲの真ゲッターと戦い、そこからこの機体の情報を得ていたらしい。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- インベーダーとの最終決戦にて、『真(チェンジ!!)ゲッター』の最終話のワンシーンを再現した一枚絵にて、エンペラー艦隊が登場。背景のみの登場となっていた今までとは違い、艦隊での登場で「何か」と戦っている様子。再世篇の状況からみれば恐らくバアルに分類される何かの可能性がある。ちなみにこのイラストでは奥にポセイドン(エンペラー3)、手前にライガーの意匠を持った別形態(エンペラー2)が飛んでいる。
ちなみにPS版「ゲッターロボ大決戦」では、早乙女博士が開発した宇宙戦艦型ゲッターという設定であり、クロスオーバー含めた登場作品で唯一味方として使用可能。
名場面
ゲッターエンペラーに立ち向かう昆虫人の艦隊をゲッタービームで消し飛ばす際「まかせろ、月ごとふっ飛ばしてやる!」と発言しており、その声は流竜馬の声そのものだった。
なお、この月は地球の月に比べて遥かに大きいにも拘らず本当に消し飛んだ。
関連機体
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