「イヌイ・アサヒ」の版間の差分
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2024年6月20日 (木) 10:13時点における最新版
イヌイ・アサヒ | |
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漢字表記 | 乾 朝陽[1][2] |
外国語表記 | Inui Asahi[2] |
登場作品 | |
声優 | 赤羽根健治 |
デザイン | 渡邉亘 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 |
パイロット 主人公 |
プロフィール | |
---|---|
性別 | 男 |
年齢 | 18歳 |
所属 | アルファオメガ→ソレスタルビーイング→GGG(身元預かり)→H.I.A.W.D |
イヌイ・アサヒは『スーパーロボット大戦X-Ω』の主人公。
概要[編集 | ソースを編集]
超科学への道を志す18歳の青年。火星遺跡調査団アルファオメガに見習い考古学者として参加する。メガノイドの襲撃に際してシャッテ・ジュードヴェステンと共にヴァンアインに乗り込むことに。明朗快活かつ猪突猛進な性格の青年で、持ち前の明るさと父親譲りの正義感でピンチを乗り越えていく。
語尾に「~ッス」を付ける癖がある。
また、マジンガーやゲッターといった名だたるスーパーロボットと一緒に戦えることに感激して歓喜の涙を流したり、『アイドルマスター XENOGLOSSIA』絡みのシナリオでは高槻やよいや天海春香に取材で会った時にはアイドルに会えたことではしゃいだりと、割とミーハーな面がある。
シャッテのことは守るべき存在と思っているが、シャッテがスパロボ史上最高レベルのツンデレの上にアサヒが鈍いため恋愛関係には至っていない。最終的にはシャッテの母親であるクンにシャッテを託されるまでには至ってはいるが、本人の意識的には最後まで変わらなかった。
オルブロとの戦いやヴァンレイズの誕生を経て「シルシ」の適合者として「進化」をし始め、その影響により一度は得た『理解』の力を失い闘争本能を開放した「もう一人のアサヒ」の存在に支配されていくようになる。シャッテやホノカの助けもありその支配を退けるも、それは同時に「進化」の拒絶とも等しいものであり今度は自らの存在の消滅危機を迎える。しかしオウラとの戦いの中、真の『理解』の力に覚醒し究極の願望器・ヴァンオメガを誕生させるに至る。
オウラとの最終決戦にて自らが消える覚悟を決めヴァンオメガの真の力=XΩシステムを発動、オウラを打倒すると共に自らも消滅。だが、消滅した先の無の空間にて「もう一人のアサヒ」と分離したことでアサヒ自身は元の世界へ帰還、シャッテとホノカに迎えられた。
帰還後は『理解』と『願望』の力が使えなくなり、ヴァンオメガのXΩシステムも発動できなくなってたが、新たに飛ばされた世界にてそうなった本当の理由に気づいたことでXΩシステムを再び発動させることができるようになり、戦乱の裏で糸を引いていたナイアーラを撃破した。
以降の動向は不明だが、アルファオメガ解体後はなかなか出会う機会のなかったオリーヴ・オペールの旅路を見送っている。
もう一人のアサヒ[編集 | ソースを編集]
内なる存在。シルシの適合者として覚醒した事をきっかけにして生まれ、しばしば乗っ取られるようになる。
闘争本能が開放されており性格は非常に好戦的。そのため理解の力の妨げにもなりヴァンレイズが崩壊する原因にもなった。一方で適合者としての進化の証でもあり、このアサヒを否定することは元のアサヒ自身にとって存在の消滅を意味する。
オウラを倒し元のアサヒ共々消滅した後は自らが身代わりとなる形で分離し、元のアサヒを扉の向こう=元の世界へと還した。
通常のアサヒと区別して、ユーザーやゲーム内お知らせなどでは「闇堕ちアサヒ」などと呼ばれている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ヴァンアインのメインパイロットとしてゲスト出演。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。本作の主人公。メインクエストが主な出番となる。ヴァンアイン、ヴァンアイン・アルヴァ、ヴァンレイズ、ヴァンヴァルト、ヴァンオメガのパイロット。期間限定で、光武Xにも搭乗。
- 2016年10月のイベント「スパクロフェスティバル」にてボイス付きパイロットパーツが追加。
- ヴァンヴァルトは専用のパイロットパーツが存在するが、イラスト・ボイスは過去のものと共通であった。その後、それとは別に暴走状態の闇堕ちアサヒがイラストに使用された新たなパイロットパーツが実装され、ボイスも専用のものが新規収録された。
- スーパーロボット大戦DD
- 2021年5月の「スカウトイベント ヴァンアイン」で追加参戦。ヴァンアインのパイロット。
- メインパイロットということで、単独のカットインがある。また、初の戦闘フルボイスSRWのため、ボイスも新規収録されている。
- スーパーロボット大戦30
- 家庭用作品初参戦。音声新規収録。
- 2022年4月20日の無料アップデートにて追加参戦。追加ミッション「解錠されるは交錯の扉」にて登場。
- 今回はヴァンアイン搭乗時の状況で参戦。GGG預りで平行世界転移未経験の序盤から転移してきたようである。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「命中アップ」。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
- X-Ω(個人名義)
- X-Ω(複数名義)
-
- アサヒ/シャッテ名義
- 加速、熱血、信頼+
- アサヒ/シャッテ名義(パイロットパーツ装備時)
- 不屈、気合、共鳴
- ヴァンアイン(アサヒ/シャッテ)に装備可能。
- アサヒ/ホノカ名義
- 加速、熱血、絆
- アサヒ/ホノカ名義(パイロットパーツ装備時)
- 加速、勇気、閃き+
- ヴァンアイン・アルヴァ(アサヒ/ホノカ)に装備可能。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義
- 根性、閃き、勇気
- ヴァンレイズでのラインナップ。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義
- ド根性、閃き、勇気
- ヴァンオメガでのラインナップ。根性が強化される。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義(パイロットパーツ装備時)
- 奇跡、魂、再動
- ヴァンレイズに装備可能。メインパイロットに関わらず、全ての機体に装備できる。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義(パイロットパーツ装備時)
- 決意、奇跡、再動
- ヴァンオメガに装備可能。
- DD
- 直撃、我慢、熱血、覚醒、激闘、勇気
- 30
- 加速、根性、不屈、気合、熱血、勇気
- 見事なまでにスーパー系精神で、ヴァンアイン運用時はほぼほぼシャッテのサポートが必須になる。
特殊スキル(アビリティ)[編集 | ソースを編集]
- X-Ω
- パイロットの登録名が複数名義のヴァンアインとヴァンアイン・アルヴァ、ヴァンレイズのアビリティについてはそれぞれの該当ページを参照。
- ヴァンアイン(アタッカー)
アビリティ | 効果〈通常〉 | 効果〈アリーナ〉 | 備考 |
---|---|---|---|
底力 | HP1/3以下で、装甲大アップ、クリティカル率アップ | HP1/4以下で、装甲、命中率、クリティカル率40%アップ | |
援護攻撃 | HP2/3以上で、攻撃力アップ | HP2/3以上で攻撃力20%アップ | |
インファイト | 攻撃力、移動速度アップ | 攻撃力10%アップ、行動力アップ |
- 光武X(ディフェンダー)
アビリティ | 効果〈通常〉 | 効果〈アリーナ〉 | 備考 |
---|---|---|---|
二天一流の戦闘データ | 攻撃力、装甲、命中率、回避率大アップ | CRTダメ、装甲、命中率100%アップ、行動力800アップ | |
実はモギリ上手 | 防御時のダメージ軽減率大アップ | 防御確率100%、防御性能40%アップ | |
大神直伝即席剣術 | 味方全体の攻撃力、装甲、移動速度大アップ | 味方のCRT率、CRTダメ20%アップ | |
帝国華撃団の戦闘服 | 味方全体の受けるクリティカル攻撃以外のダメージを軽減、さらに装甲大アップ | 味方の装甲50%アップ、行動力300アップ |
- DD
- 闘争心(アサヒ)
- HPが増加する。全ての攻撃の与ダメ-ジが増加する。
- 起死回生(アサヒ)
- 攻撃力が増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度「強靭」がかかる(LV10で追加される)。
- 底力(アサヒ)
- HPが10%減少する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加する。
- アタッカー(アサヒ)
- 全ての攻撃の与ダメージ・命中率が増加する。気力上限が増加する。
- [Z]適合者
- 攻撃力・防御力・HPが増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度「熱血」(レベルが上がると「屈強」「直撃」も追加される)がかかる(LV5で追加される)。攻撃を命中させた時の気力上昇量が増加する(LV20で追加される)。
- 正義感(アサヒ)
- 気力が10上昇する毎に、防御力が増加する。移動力が増加する(LV20で追加される)。
- 30
- 適合者、底力L4、援護攻撃L1、闘争心L2
- 適合者は気力120以上で最終命中率・回避率が+20%される能力。
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 獲得経験値・獲得PP1.2倍、クリティカル率+30%
- 『30』で採用。
- クリティカル率上昇も強力だが、稼ぎ倍率増加が本分。「アサヒを使うと、お得だよ!」とでも言いたげな能力。
- ただ経験値は自己にしか作用せず、獲得資金には干渉せず、PPに関してもDLCを導入しなくても同倍率かつ同時期から利用できるトップエースの一角が存在するため、実際には出撃枠争いが激しい。
サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- シャッテ・ジュードヴェステン
- 火星遺跡調査団で出会った少女。彼女とともにヴァンアインを操縦する。好意を持たれている模様。
- 最終的に親公認の仲にはなったのだが、恋愛関係としては進展が見られないままであった。
- イヌイ・ホノカ
- 妹。彼女からは当たりが強いように見えて実際はブラコン気味。
- クン・インユェ
- 火星遺跡調査団の団長。シャッテの母親であり、師匠的存在。
- 倒すべき敵として決着を付けた後はヴァンレイズに取り込まれており、精神体として会話をしたり、アサヒを乗っ取って戦闘をしたりと、擬似的な協力関係になる。
- 最終決戦にてそれぞれ違うタイミングで命を賭していたが、互いに復活して再会。その際に彼女にシャッテを託される。
- オリーヴ・オペール
- 当初は同じアルファオメガ所属で面識もあったのだが、火星の襲撃事件から生存を知らないままニアミスを重ねていた。面向かって再会したのは最後のイベントシナリオ「さらに、その先へ」で、外宇宙へ旅立つソリスの面々の別れの挨拶の際に「地球へ帰ってきた際には、また食事会を開く」ことを約束している。
30[編集 | ソースを編集]
- レイノルド・ハーディン
- 声が似ているが、キャラクター性は大きく異なるため、ドライストレーガー合流時に共に弄られる。
版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
スーパー系[編集 | ソースを編集]
- 兜甲児
- 以前学会で会ったことがあり、版権作品キャラでは唯一物語開始前から交友関係がある。地味に中の人繋がりでもある。
- アサヒが火星で死亡したことになっていたため再会時には本物かどうか疑われたが、一緒に戦っていくうちに親友としてつるむようになる。
- なお、ストーリー第1章のリニューアル後は上記の描写はなくなり、死んだと思っていた旨を述べるのみとなっている。
- 獅子王麗雄、卯都木命
- シャッテとの仲を心配していた。
- 大神一郎
- 共に戦い帝都の平和を守った他、光武Xに搭乗する際には大神と同じ帝国華撃団の戦闘服を着用する。
- 李紅蘭
- 大神と同じく共に帝都の平和を守った。その後、自分達の時代に還ったはずがまたもや帝都に転移し、その原因が光武Xと光武Ωに残されたアサヒ達の霊力にあると判明。この霊力の除去とデータ収集も兼ねて、彼女の実験に突き合わされた。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- チャム・ファウ
- 復活したアサヒが力を使えない本当の理由に気づかせ、力を取り戻すきっかけとなっている。
名台詞 [編集 | ソースを編集]
X-Ω[編集 | ソースを編集]
- (聞こえるかよ…ヴァンアイン)
(お前、願望器なんだろ? だったら叶えてみろよ…。この俺の願望を…!)
「俺はアイツをぶっ倒して、シャッテと地球に帰る!」
「願望の扉を開きやがれ! ヴァンアインッ!」 - メインストーリー第1章「希望のトビラ」より。コウガイとの戦闘の最中、いつ倒れてもおかしくない極限状態の中でヴァンアインに願いをぶつける。この願いがヴァンアインに秘められた「Ωシステム」起動の契機となり、光り輝く。
- 最下段の台詞は、『DD』にて新規設定された必殺技「ヴォルシュリーセン」始動時の台詞として採用されており、この場面のリスペクトと思われる。
- (この温かな光は、俺にまた会いたいと願ってくれた仲間たちの…シャッテとホノカの願いの欠片…)
「そうか…。俺にはみんなの願いが宿っていたのか。だから、俺は今…」 - メインストーリー第26章より。力が残っていないことを悔やむアサヒに、チャムがアサヒの力を感じたことで、アサヒは自分の中にある何かに気づいた。
- 自らの命と引き換えにオウラを打倒したアサヒが帰ってきた本当の理由を悟る。アサヒに会いたいという仲間たちの願いが、彼を現世に引き留め生かしていたのだった。その願いへの自覚こそが、生還したアサヒが理解と願望の力を使うために必要だったものであり、究極の願望器ヴァンオメガは完全復活を果たす。
- 「聞いてくれ! 彼らは闘争の歴史を繰り返したりしない! もう、文明を滅ぼす必要はないんだ!」
- 上記の後の場面。月光蝶を発動させ暴走しようとしている2機のターンタイプに文字通り直接語り掛け、その場を収めることに成功した。しかし、ヴァンオメガの力の発揮こそが罠となり、全平行世界を滅ぼす混沌がナイアーラによって形作られてしまう……。
- 「今まで見守ってくれてありがとう。あなたの願いが叶うことを心から祈ってるッスよ!」
- 公式twitterで綴られた感謝の言葉[2]。5年半と長い間付き合い続けたプレイヤーへの、『X-Ω』としての最後の言葉であり、メインキャラクター達の大トリとして〆を飾った。
30[編集 | ソースを編集]
- 「お世話になる分は頑張ります。人出[3]が増えて、お得だよ! とでも思ってください」
- 加入ミッション「解錠されるは交錯の扉」より。「お得だよ!」はスパクロ担当Pであったオオチヒロアキ氏が「生スパロボチャンネル」でよく使っていた台詞である。なお、上述する通り『30』でアサヒを使うとPP獲得に長けているため「お得」である。ただ、『30』では出撃枠争いが激しいレベルで人手は足りているのが難だが…。
迷台詞 [編集 | ソースを編集]
- 「違うんス…。俺が地味なんじゃなくて周りが濃いだけなんス…」
- イベント「自由を我が手に」にて、『主人公なのに地味すぎる罪』で捕まりソリス刑務所送りにされた後のボヤき。実際、『X-Ω』でのオリジナル勢は濃すぎる面子ばかりである。
- 「ヘイヘイヘーイ!ヘイヘーイ!お前のスパクロバリってるー!」
- 『ポプテピピック』参戦PVでのポプ子に対しての煽り。PVテロップで補足されているが、アサヒは『ポプテピピック』イベントには一切関係ない。赤羽根氏が新録をしたからアサヒも喋った、くらいの関連だろう。
- ちなみに台詞は第1シリーズTVスペシャル冒頭のやり取りが元ネタ。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ヴァンアイン
- メインパイロット。
- ヴァンアイン・アルヴァ
- ヴァンアインの強化改修機。
- ヴァンレイズ
- ヴァンアイン・アルヴァとヴァンアウスが融合した機体。
- ヴァンヴァルト
- ヴァンレイズが崩壊した後、ヴァンアイン・アルヴァのパーツが変貌して誕生した機体。過去の搭乗機とは異なり、アサヒ単独で操縦する。
- ヴァンオメガ
- ヴァンヴァルトがヴァンクフト・ヴァンハイトと融合して誕生した機体。
- 光武X
- 『サクラ大戦』とのコラボイベント「流れよ我が涙」の最終決戦で搭乗。
- 続編イベント「失われた時を求めて」では実際にユニットとして実装された。
余談[編集 | ソースを編集]
- ソーシャル系ゲームの宿命か主人公でありながらユニット面における扱いは一早くメインSSR化したシャッテやホノカら女性パートナーの後塵を拝する状態であり、「スパロボチャンネル」においても担当声優の赤羽根健治氏がアサヒの不遇ぶりに対して愚痴をこぼすのが定番ネタと化していた。
- その後、2018年5月のアップデートにて追加された「ビギナーズオーダー」により、初心者用ミッションを順にこなしていくことで、誰でもアサヒ単独のSSR大器型ヴァンアインと、アサヒのボイス付きパイロットパーツが入手可能となった。
- ラストボスとの最終決戦で主人公自身の命と引き換えに倒す展開は『スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd』のケイジ・タチバナ以来である。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 【スパクロ】新規参戦『ガン×ソード』のダン・オブ・サーズデイやブラウニーの情報公開(オオチP情報局#32) 2019年4月30日閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 スーパーロボット大戦X-Ω公式の2021年3月18日のツイート
- ↑ 人手の誤字。
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