「虎龍王」の版間の差分

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| 読み = こりゅうおう
 
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=== 単独作品 ===
 
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:武装のラインナップは『第2次α』と同等で、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』にはあった「ファングミサイル」「参式爆連打」がなく、「ヴァリアブル・ドリル」は「タイラント・オーバー・ブレイク」の演出内でのみ使用する。
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:ミッション「我等二敵ナシ」をクリアするまでは「龍王破山剣・逆鱗断」が使えないため、序盤は虎龍王がボス殴りのメインになる。相変わらず空適性が苦しいため、強化パーツで補填しておきたい。
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:その他にも射程が短い、ブリットの[[エースボーナス]]が使いにくいと苦しい要素が多い。運用には愛が必要な機体となっている。
  
 
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:なんと第18話終了時に'''サラッと手に入る'''。イベント無しで虎龍王が参入するのは初。
 
:なんと第18話終了時に'''サラッと手に入る'''。イベント無しで虎龍王が参入するのは初。
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:シナリオでは(テキストだけの進行だったが)[[バラルの園|かつての因縁の跡地の地下]]を[[グルンガスト参式|参式]]と一緒にドリルで調査するという役目も(参式のほうは調査時のパイロットが誰だったかは明言されていない)。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
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:戦闘シーンは少ないが、[[アインストレジセイア]]を追い詰め、[[ツヴァイザーゲイン]]を猛撃でKO(ある意味ゲーム再現)するなど活躍している。
 
:戦闘シーンは少ないが、[[アインストレジセイア]]を追い詰め、[[ツヴァイザーゲイン]]を猛撃でKO(ある意味ゲーム再現)するなど活躍している。
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==== 武器 ====
 
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;ファング・ミサイル
 
;ファング・ミサイル
:虎龍王の口から牙の形をしたミサイルを射出する。第2次α以降はオミットされたがOG2ndにて復活。格闘属性でしかも有射程の全体攻撃なので、実は龍虎王の「龍王移山法」より使いやすかったりする。
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:口から牙の形をしたミサイルを射出する。
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:『第2次α』以降はオミットされたが『OG2nd』にて復活。格闘属性かつ有射程の全体攻撃なので、基礎威力こそ低いが龍虎王の「龍王移山法」よりも使いやすい。
 
;ランダム・ストライク「参式爆連打」
 
;ランダム・ストライク「参式爆連打」
:虎龍王の腕と脚との連撃。[[グルンガスト参式]]から継承した技。実は技自体は参式より先に登場している。[[第2次α]]以降はオミットされたがOG2ndにて復活。
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:拳と蹴りを交えた格闘術で、[[グルンガスト参式]]から継承した技。実は技自体は参式より先に登場している。『第2次α』以降はオミットされたが『OG2nd』にて復活。
 
;ソニック・シャウト「虎王咆哮」
 
;ソニック・シャウト「虎王咆哮」
:咆哮による衝撃波で攻撃。本来は虎王機の技なので、虎龍王でも使用可能。OGS以降はソニック・ジャベリンへの繋ぎで使用している。
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:咆哮による衝撃波で攻撃。本来は虎王機の技なので、虎龍王でも使用可能。『OGs』以降はソニック・ジャベリンへの繋ぎで使用している。
 
;タイガー・ナックル「虎王飛拳」  
 
;タイガー・ナックル「虎王飛拳」  
:虎龍王の腕を射出する。参式のブーストナックルの機能を取り込んだものであり、燃費や射程の面で主力になる。
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:虎龍王の腕を射出する。参式のブーストナックルの機能を取り込んだものであり、燃費や射程の面で主力になる。作品によっては発射後に虎の顔状のオーラを纏い、命中の瞬間に敵機に噛みつくこともある。
 
;ランダム・スパイク
 
;ランダム・スパイク
:虎龍王の得物であるヌンチャクによる連撃を浴びせる。この技の異称は『虎龍王・連挺乱打』。第2次OGではコンビネーション攻撃対応武器であり、これのためにブリットは参式では意味のない連続攻撃スキルを初期習得している。
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:虎龍王の得物であるヌンチャクによる連撃を浴びせる。この技の異称は『虎龍王・連挺乱打』。『OGs』では正拳突きを、『30』では廻し蹴りを最後に叩き込んで吹っ飛ばす。
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:『第2次OG』ではコンビネーション攻撃対応武器であり、これのためにブリットは参式では意味のない連続攻撃スキルを初期習得している。
 
:本来ヌンチャクは中国拳法の武器ではなく、琉球古武術の武器である。ブルース・リーが『燃えよドラゴン』で使用して以来有名となった。
 
:本来ヌンチャクは中国拳法の武器ではなく、琉球古武術の武器である。ブルース・リーが『燃えよドラゴン』で使用して以来有名となった。
 
;ヴァリアブル・ドリル「虎爪回転圏」
 
;ヴァリアブル・ドリル「虎爪回転圏」
:虎龍王の拳が回転し、ドリル状の手刀で貫く。ドリル・アタッカーの機能を利用していると思われる。α以外では単体武器としては登場せず、タイラントオーバーブレイクのトドメに使用される。OG2ndではついに演出ですら使われなくなってしまった。
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:虎龍王の拳が円錐状に変形して高速回転、ドリルとなった手刀で敵機を貫く。参式のドリル・アタッカーの機能を利用していると思われ、『OG2』ではこれの存在が虎龍王と龍虎王が参式の機能を内包していることを確認できる決め手となった。『α』以外では単体武器としては登場せず、タイラント・オーバー・ブレイクのトドメに使用される。『OG2nd』ではついに演出ですら使われなくなってしまったが、『α』準拠設定で参戦している『30』で演出に復活している。
 
;ソニック・ジャベリン「虎王神速槍」
 
;ソニック・ジャベリン「虎王神速槍」
:虎龍王の得物の槍で、敵を滅多刺しにする。必殺技の際はランダム・スパイクから変化させて使うことが多い。
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:虎龍王の得物の槍。穂先は通常の槍とは異なり薙刀状であるため、刺突のみならず斬撃も可能。通常時は術で縮小して格納、もしくは携帯しているらしく、『30』では掌に収まる小ささから術で拡大して使用する演出がある。必殺技の際はランダム・スパイクから変化させて使うことが多い。
:なお実際にはジャベリンは投擲用の槍であり、振り回して使うものではない。また外見はジャベリンではなく青龍偃月刀(つまり厳密に言うと槍ですらなく刀剣)だが、この武器は宋代以降に成立したものである。ランダム・スパイクといいこれといい、虎龍王は外界の情報には敏感なのかもしれない。
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:なお実際にはジャベリンは「投擲用の槍」を指す名称であり、振り回して使うものではない。また外見は青龍偃月刀(つまり厳密に言うと槍ですらなく刀剣)だが、この武器は宋代以降に成立したものである。ランダム・スパイクといいこれといい、虎龍王は外界の情報には敏感なのかもしれない。
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==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;タイラント・ブレイク  
 
;タイラント・ブレイク  
:参式爆連打、ランダム・スパイク、ソニック・ジャベリン、ヴァリアブル・ドリルを次々と繰り出す乱舞技。
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:参式爆連打、ランダム・スパイク、ソニック・ジャベリン、ヴァリアブル・ドリルを次々と繰り出す連続攻撃。
 
:各種動作は既存武器の流用。実装は『α』のみ。
 
:各種動作は既存武器の流用。実装は『α』のみ。
 
;タイラント・オーバー・ブレイク「虎王乱撃」
 
;タイラント・オーバー・ブレイク「虎王乱撃」
:タイラント・ブレイクを上回る速度で繰り出す乱舞技。
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:強化パーツ無しで陸適正Sであるため場合によっては龍虎王の「逆鱗断」よりも高威力だが、空適応がBであるため使い分けが寛容。
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:強化パーツ無しで陸適正Sであるため場合によっては龍虎王の「逆鱗断」よりも高威力だが、空適応がBであるため使い分けが肝要。
:参式を取り込む以前、つまり『オリジナルバージョン』の流れは、ランダム・スパイクによる猛撃の後、左アッパーで吹き飛ばすというシンプルかつ豪快なもの。
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:参式を取り込む以前、つまり『原流』は、ランダム・スパイクによる猛撃の後、左アッパーで吹き飛ばすというシンプルかつ豪快なもの。
 
:『α』では「タイラント・ブレイク」とは接近動作、動作の残像付与、動作量アップ、ヴァリアブル・ドリル前のカットイン追加はあれど構成そのものは同一。
 
:『α』では「タイラント・ブレイク」とは接近動作、動作の残像付与、動作量アップ、ヴァリアブル・ドリル前のカットイン追加はあれど構成そのものは同一。
 
:『第2次α』『GBA版OG2』では参式爆連打とヴァリアブル・ドリルが単独武器から外されたものの構成は同様。
 
:『第2次α』『GBA版OG2』では参式爆連打とヴァリアブル・ドリルが単独武器から外されたものの構成は同様。
:『OGS』以降ではようやく固有のグラフィックを与えられるようになった。
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:『OGs』以降ではようやく固有のグラフィックを与えられるようになった。
:『OGS』では2連パンチで打ち上げ→追いかけてランダム・スパイクで追撃して地面に叩き落とし→ソニック・ジャベリンで落下しつつ連続突き→追いついた所に連続パンチで押し込みながら地面を掘り進み→最後にヴァリアブル・ドリルを繰り出して地中で爆発、という構成となった。
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:虎龍王の脚力を活かした「身分身の術」という体術で、高速移動して残像を形成する。元々は龍虎王の術であり、符を介して龍虎王から授けられた。その為、この術を譲渡した龍虎王は使用する事が出来ない(伝授したのではなく術自体を移動させている)。
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:龍虎王より授けられた「身分身の術」で残像を形成する。伝授したのではなく術自体を移動させているため、龍虎王はこれを使用する事が出来ない。
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:「龍虎王伝奇」にて移動の顛末が描かれている。
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:『30』では残像を形成せず、その場から消え去って攻撃をやり過ごしてから再出現するという、従来作の「分身」とは趣が異なる演出となっている。
 
;[[念動フィールド]]
 
;[[念動フィールド]]
:[[グルンガスト参式]]の機能を継承した物。ブリットの[[念動力]]も相当な水準になるが、どちらかというと[[虎龍王]]は回避する機体なので出番は少なめ。
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:[[龍虎王]]とへ分離変形する。
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;[[分離]]
 
:[[龍王機]]と[[虎王機]]へと分離する。現在、実装しているのはαとOG2ndのみ。
 
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===

2023年5月14日 (日) 12:53時点における最新版

虎龍王
読み こりゅうおう
外国語表記
北米版OGシリーズ
Hu Long Wang
30
KoRyuOh
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン 宮武一貴
初登場SRW スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 四神の超機人
頭頂高 49.9 m
重量 158.0 t
動力 五行器
装甲材質 護符
MMI T-LINKシステム
別形態 龍虎王
開発者 古代の中国人(αシリーズ)
バラル(OGシリーズ)
主なパイロット ブルックリン・ラックフィールド
クスハ・ミズハ
テンプレートを表示

虎龍王は『スーパーロボット大戦α』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

中国・山東地区にある遺跡から発掘された超機人。虎王機が本体、龍王機が胴体になって合体した姿。元々は「百邪」と呼ばれる悪魔や妖怪と戦う為に古代人が作り出した半生体兵器だと言われている。

発掘時には機能の大半を失っており、機能の欠陥部分をグルンガスト参式で補っている。そのためコクピットは参式の仕様のままで、「T-LINKシステム」もそのまま使える。このT-LINKシステムより念動力を用いた意思疎通や機能が使える。

主に地上&接近戦が得意。作品によっては、龍虎王よりも最大火力が高い事がある上に分身があるのでこっちをメインとして使われる事も。

分離せずに形態を変化する場合、ゲームでは合体真言を使用しているが、ジ・インスペクターでは「順逆転身」の掛け声で変形する。ちなみにOGクロニクルとアニメでは瞳がある。

構成機体[編集 | ソースを編集]

虎王機
本体を構成。
龍王機
胴部を構成。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦αDC
スーパー系パートナー専用メカ。クスハによるとかわいい顔をしている、らしい。接近戦用の機体で、分身できる点が強み。運動性はそこらのMSより高いが、機体サイズとパイロットの回避値の低さの問題で思ったほど避けない。ユニットはもちろん武器の改造状態も龍虎王と連動しており、例えば逆鱗断を改造するとこちらのタイラント・オーバー・ブレイクも強化されるため、片方を重点的に改造する必要はない。いろいろ武器があるがタイガーナックルとタイラント・オーバー・ブレイクを鍛えれば事足りる。なお、本作の虎龍王には後続作品とは異なり念動フィールドがなく、代わりに分身があるという差別化になっている。ちなみにグルンガスト参式のパーツを取り込んだという表現か、参式爆連打が武装として登録されている。
スーパーロボット大戦α外伝
直接の登場はしないが、龍虎王共々没データとして存在する。
武器性能・機体性能共にα外伝準拠になっている等の調整が施されている。登場する予定でもあったのだろうか。
第2次スーパーロボット大戦α
中盤にて加入。主人公クスハのパートナーとして、パイロットはブリットが担当する。扱いやすい接近戦武器と移動力強化、援護攻撃により使い勝手が大きく増した。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
シーズンパス「DLC1」にて追加参戦。龍虎王への変形も可能。
武装のラインナップは『第2次α』と同等で、『α』にはあった「ファングミサイル」「参式爆連打」がなく、「ヴァリアブル・ドリル」は「タイラント・オーバー・ブレイク」の演出内でのみ使用する。
ミッション「我等二敵ナシ」をクリアするまでは「龍王破山剣・逆鱗断」が使えないため、序盤は虎龍王がボス殴りのメインになる。相変わらず空適性が苦しいため、強化パーツで補填しておきたい。
その他にも射程が短い、ブリットのエースボーナスが使いにくいと苦しい要素が多い。運用には愛が必要な機体となっている。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
蚩尤塚(しゆうづか)で発見され、クスハとブリットの正しき強念に呼応して操縦者に選ぶ。射程は短いが、それ以外の面では使い勝手が良い。武器改造の上昇幅が龍虎王より高い為、攻撃力は龍虎王よりも高くなる。サイズは大きいが、高い運動性に分身を併せ持ち、パイロットが念動力を所持しているので全く気にならない。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
OG2シナリオに準拠。ゲームシステムの変更に伴い、龍虎王が更に一対多の戦闘に特化したので、こちらは一対一の戦闘に特化しているといえる。OG2.5では、残念ながら使用できない。
スーパーロボット大戦OG外伝
再び復活したが、クスハとブリットは他の汎用機に乗り換え可能という仕様である。ただし、他のパイロット(他のα主人公達など)を本機に乗り換えさせる事は出来ないので、二人を降ろすことは基本的にないだろう。攻撃力の逆転現象はここでようやく修正。
第2次スーパーロボット大戦OG
第2次α同様虎王機がバラルに操られてしまうものの、40話より無事参戦。低燃費で使い勝手の良い武装は健在であり、また最大射程が6に伸びている。その代わり攻撃力が大幅に下がってしまったものの、ブリットのインファイトがあるので実質的な火力はそれほど低いというわけではない。ただ、装甲は低く、運動性も「特機としては」高いレベルなので、迂闊に突っ込まないように。また、タイラント・オーバー・ブレイクの演出が変更されている。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
なんと第18話終了時にサラッと手に入る。イベント無しで虎龍王が参入するのは初。
シナリオでは(テキストだけの進行だったが)かつての因縁の跡地の地下参式と一緒にドリルで調査するという役目も(参式のほうは調査時のパイロットが誰だったかは明言されていない)。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
戦闘シーンは少ないが、アインストレジセイアを追い詰め、ツヴァイザーゲインを猛撃でKO(ある意味ゲーム再現)するなど活躍している。

関連作品[編集 | ソースを編集]

超機人 龍虎王伝奇
龍虎王と異なり第一部にのみ登場。文麗が乗り込む。
アイドルマスター シンデレラガールズ
2017年12月に開催されたOGシリーズとのコラボイベント『スーパーロボット大戦CG -奏鳴の銀河へ-』にて登場。
搭乗するパイロットはミウ(矢口美羽)。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武器[編集 | ソースを編集]

ファング・ミサイル
口から牙の形をしたミサイルを射出する。
『第2次α』以降はオミットされたが『OG2nd』にて復活。格闘属性かつ有射程の全体攻撃なので、基礎威力こそ低いが龍虎王の「龍王移山法」よりも使いやすい。
ランダム・ストライク「参式爆連打」
拳と蹴りを交えた格闘術で、グルンガスト参式から継承した技。実は技自体は参式より先に登場している。『第2次α』以降はオミットされたが『OG2nd』にて復活。
ソニック・シャウト「虎王咆哮」
咆哮による衝撃波で攻撃。本来は虎王機の技なので、虎龍王でも使用可能。『OGs』以降はソニック・ジャベリンへの繋ぎで使用している。
タイガー・ナックル「虎王飛拳」
虎龍王の腕を射出する。参式のブーストナックルの機能を取り込んだものであり、燃費や射程の面で主力になる。作品によっては発射後に虎の顔状のオーラを纏い、命中の瞬間に敵機に噛みつくこともある。
ランダム・スパイク
虎龍王の得物であるヌンチャクによる連撃を浴びせる。この技の異称は『虎龍王・連挺乱打』。『OGs』では正拳突きを、『30』では廻し蹴りを最後に叩き込んで吹っ飛ばす。
『第2次OG』ではコンビネーション攻撃対応武器であり、これのためにブリットは参式では意味のない連続攻撃スキルを初期習得している。
本来ヌンチャクは中国拳法の武器ではなく、琉球古武術の武器である。ブルース・リーが『燃えよドラゴン』で使用して以来有名となった。
ヴァリアブル・ドリル「虎爪回転圏」
虎龍王の拳が円錐状に変形して高速回転、ドリルとなった手刀で敵機を貫く。参式のドリル・アタッカーの機能を利用していると思われ、『OG2』ではこれの存在が虎龍王と龍虎王が参式の機能を内包していることを確認できる決め手となった。『α』以外では単体武器としては登場せず、タイラント・オーバー・ブレイクのトドメに使用される。『OG2nd』ではついに演出ですら使われなくなってしまったが、『α』準拠設定で参戦している『30』で演出に復活している。
ソニック・ジャベリン「虎王神速槍」
虎龍王の得物の槍。穂先は通常の槍とは異なり薙刀状であるため、刺突のみならず斬撃も可能。通常時は術で縮小して格納、もしくは携帯しているらしく、『30』では掌に収まる小ささから術で拡大して使用する演出がある。必殺技の際はランダム・スパイクから変化させて使うことが多い。
なお実際にはジャベリンは「投擲用の槍」を指す名称であり、振り回して使うものではない。また外見は青龍偃月刀(つまり厳密に言うと槍ですらなく刀剣)だが、この武器は宋代以降に成立したものである。ランダム・スパイクといいこれといい、虎龍王は外界の情報には敏感なのかもしれない。

必殺技[編集 | ソースを編集]

タイラント・ブレイク
参式爆連打、ランダム・スパイク、ソニック・ジャベリン、ヴァリアブル・ドリルを次々と繰り出す連続攻撃。
各種動作は既存武器の流用。実装は『α』のみ。
タイラント・オーバー・ブレイク「虎王乱撃」
タイラント・ブレイクを上回る速度で繰り出す渾身の乱舞攻撃。
強化パーツ無しで陸適正Sであるため場合によっては龍虎王の「逆鱗断」よりも高威力だが、空適応がBであるため使い分けが肝要。
参式を取り込む以前、つまり『原流』は、ランダム・スパイクによる猛撃の後、左アッパーで吹き飛ばすというシンプルかつ豪快なもの。
『α』では「タイラント・ブレイク」とは接近動作、動作の残像付与、動作量アップ、ヴァリアブル・ドリル前のカットイン追加はあれど構成そのものは同一。
『第2次α』『GBA版OG2』では参式爆連打とヴァリアブル・ドリルが単独武器から外されたものの構成は同様。
『OGs』以降ではようやく固有のグラフィックを与えられるようになった。
『OGs』では2連パンチで打ち上げ→追いかけてランダム・スパイクで追撃して地面に叩き落とし→ソニック・ジャベリンで落下しつつ連続突き→追いついた所に連続パンチで押し込みながら地面を掘り進み→最後にヴァリアブル・ドリルを繰り出して地中で爆発、という構成となった。
『OG2nd』『MD』ではソニック・ジャベリンまでは同じ構成だが、最後は身分身の術による猛攻[1]の後、落下地点に先回りしてアッパーで〆、に変更。今回復活の際に参式のパーツが消えたのか、ヴァリアブル・ドリルが完全に消えてしまっている。
『30』では初手が拳の二連撃であること以外は『第2次α』での流れをほぼ踏襲。トドメのヴァリアブル・ドリルも復活した。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動する。
HP回復(小)
基本的には回避で対応する機体だが、運悪く被弾した分の帳尻を合わせてくれる。
EN回復(小/中)
OGシリーズではカスタムボーナスで追加されるが、『30』では初期所持かつカスタムボーナスで一段階強化される。
分身
龍虎王より授けられた「身分身の術」で残像を形成する。伝授したのではなく術自体を移動させているため、龍虎王はこれを使用する事が出来ない。
「龍虎王伝奇」にて移動の顛末が描かれている。
『30』では残像を形成せず、その場から消え去って攻撃をやり過ごしてから再出現するという、従来作の「分身」とは趣が異なる演出となっている。
念動フィールド
グルンガスト参式の機能を継承した物。ブリットの念動力も相当な水準になるが、HP回復同様本機は回避で対応する機体なので出番は少なめ。
分離変形
龍王機虎王機へと分離、あるいは龍虎王に変形する。『α2』『OG2』『OGS』では分離は未実装。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

空を飛べず、水中戦も不得手だが、その分、地上戦に特化している。

サイズ[編集 | ソースを編集]

L

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

EN回復(小)装備
『OG2』『OGS』『OG外伝』。Eセーブも合わせれば毎ターンタイラントオーバーブレイクを撃つこともできる。
特殊能力「EN回復(中)」装備
『第2次OG』『OGMD』。龍虎王よりも燃費が良いため、継戦能力は抜群。
EN回復(小)がEN回復(中)になる。
『30』。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

雀武王
龍虎王伝奇にて。
ペルゼイン・リヒカイト
OG2「龍虎覚醒」より。参式のパーツと2人の操者を得て目覚めた超機人は、2つの形態による連続攻撃でアインストの使者を圧倒した。
鋳人
OGクロニクル「竜幡鳳逸之士」及びOG外伝の該当シナリオ「折れない心」より。危機に陥ったクスハとブリットを虎王機・龍王機の分離状態で救出、その後虎龍王に合体、怒涛の攻撃で鋳人を撃破する。
ツヴァイザーゲイン
ジ・インスペクターより。麒麟・極を使い分身してきたツヴァイに対して、虎龍王は身分身の術で対抗。なんとそのまま分身したツヴァイに大きな損害を与えてしまう。仮にもボスキャラの必殺技をあまりに呆気なく打ち破った(そもそも身分身の術はゲームでは攻撃ではない)この展開に唖然とした視聴者も多かった。この後、ゲシュペンスト・タイプRVがあっさりツヴァイの攻撃で中破してしまったのでなおさら印象に残る。

関連機体[編集 | ソースを編集]

雷虎
虎龍王を模した鋼機人。
真・龍虎王 / 真・虎龍王
生まれ変わった真の超機人。
雀武王 / 武雀王
四神の超機人の一つ。
真・龍王機
上位の超機人。宿敵。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 虎龍王、龍虎王共にOGシリーズでも第2次α以降の様にクスハ・ブリットの専用機となったが、本来αではどの主人公でも搭乗できた機体であるため、他のα主人公搭乗による活躍を見たかったというプレイヤーも少なからずいる。が、もはやその機会は無いと見るのが妥当だろう。
  1. ジ・インスペクターでツヴァイサーゲインの分身に対抗したシーンの再現。