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− | : | + | :初登場作品。第1話から登場し、ルート分岐後は地上編での[[母艦]]となる。序盤では戦艦にしてはHPが4000と低かったり、第11話から第13話にかけて行動不能になるイベントが起きたりと困った機体だが、中盤以降はHPが8000まで上昇、武装が強化されスーパーロボットにも見劣りしない戦力になる。 |
:最終面直前で離脱してしまうのが残念。重要な局面として[[ムー帝国]]があるマリアナ海溝標高-10,994mまで潜れる機能が発揮される。ついでながら[[安西エリ]]博士が初登場する場面でもある。ここでは水中戦になるが[[魚竜ネッサー]]は別行動のため、海Aの本機の独壇場となる。 | :最終面直前で離脱してしまうのが残念。重要な局面として[[ムー帝国]]があるマリアナ海溝標高-10,994mまで潜れる機能が発揮される。ついでながら[[安西エリ]]博士が初登場する場面でもある。ここでは水中戦になるが[[魚竜ネッサー]]は別行動のため、海Aの本機の独壇場となる。 | ||
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:SRWでは低燃費かつ強力な近接攻撃で本機の主力武器となる。『[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]]』のヴォーグアイ形態でこの武器を使うと、頭部と胴体でビッグホーンが同時装備になってしまう。 | :SRWでは低燃費かつ強力な近接攻撃で本機の主力武器となる。『[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]]』のヴォーグアイ形態でこの武器を使うと、頭部と胴体でビッグホーンが同時装備になってしまう。 | ||
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+ | :大空魔竜頭部をパーツとして使用する。 | ||
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2024年8月4日 (日) 12:21時点における最新版
大空魔竜 | |
---|---|
登場作品 | 大空魔竜ガイキング |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
機体 母艦 |
スペック | |
---|---|
全長 | 400 m |
重量 | 3,800 t |
動力 |
原子力 光子力 磁力 |
最高速度 |
|
飛行速度 | マッハ3 |
走行速度 | 200 km/h |
水中速度 | 120ノット |
装甲材質 | ゾルマニウム合金 |
開発者 |
大文字洋三 サコン・ゲン |
所属 | 大空魔竜戦隊 |
乗員人数 | 68名 |
主な搭乗員 |
|
大空魔竜は『大空魔竜ガイキング』の登場メカ。
この項目では頭部パーツが分離した形態についても説明する。
概要[編集 | ソースを編集]
宇宙からの脅威に備え、東西大学教授・大文字洋三博士が、若き天才科学者・サコン・ゲンの協力を得、国連管轄下の地球防衛機関の母艦として12年の歳月をかけて完成させた恐竜型の移動要塞。
大文字博士自身の発表した超金属ゾルマニウムで身を包み、多数の武装を内蔵し、深海から宇宙空間までも活動が可能で、しかも非公式には恒星間往復航行まで行い、ダリウス大帝率いる暗黒ホラー軍団の地球侵略に立ち向かう。
一見すると、とてもヒーロー側メカとは思えない凶悪な外観で[1]、某怪獣王そっくりの声で鳴き、悠々と大空を飛翔する。実に強烈なインパクトのあるメカである。
大空魔竜はそれ自体が強力な戦闘能力を有するが、機動戦力として主力戦闘用ロボット・ガイキングをはじめ、陸海空に対応するサポートメカとして剣竜バゾラー、魚竜ネッサー、翼竜スカイラーを搭載する。
頭蓋骨状の頭部はガイキングの合体パーツの一つであり、ガイキング出撃時は分離する。
また艦内には、航法・動力・武装などの戦闘母艦としての機能以外にも長期間の作戦行動も視野に置き、居住区・医療施設・生産工場等を備えており、さながら「空飛ぶ移動基地」といった印象を持つ。
これほどまでに地形適応や攻撃力に優れる万能な大空魔竜だが、実戦ではその巨体が災いして敵の攻撃や罠に晒されることも少なくなく、無敵とは言い難い。戦力としてはガイキングとの連携が不可欠であり、番組タイトル通り『大空魔竜ガイキング』のセットで最大の効果を発揮する。
指揮は大空魔竜戦隊の指導者でもある大文字博士自身が行い、メインパイロットは元米軍トップガンのピート・リチャードソン。乗組員は総勢68名である。[2]大文字博士の方針により、そのメンバーには超能力者が優先的に採用されている。
各形態[編集 | ソースを編集]
- 大空魔竜(頭部無し)
- ガイキングが出撃し、頭部パーツが分離した状態。頭部にはガイキングの必殺武器が装備されているため、分離時は大空魔竜の攻撃力は低下する。
- 大空魔竜(ボリューションプロテクト)
- 大空魔竜(頭部無し)が首と尾を繋げて丸まった防御特化形態。この状態での体当たりも必殺技になる。
- 大空魔竜(ヴォーグアイ)
- 大空魔竜(頭部無し)に新たな頭部「ヴォーグアイ」を装着した形態。
総評[編集 | ソースを編集]
大空魔竜はロボットアニメ史上、初めて主人公側が有した「母艦」でもある。[3]
後出の多くの作品でそのパターンが踏襲されるこの「母艦」という存在は、作品の主役たる大空魔竜隊が、たまたま巨大ロボットを有した私的団体による地球防衛ではなく、正式な国際機関として地球防衛を担っていることをアピールしている。
更に、日本所在の「研究所」を拠点とする関係上地球防衛の戦いでありながら、その舞台は研究所の存在する日本国内中心とならざるを得なかったそれ以前のロボット作品に対し、拠点そのものが移動する『大空魔竜ガイキング』ではその戦闘の舞台は地球全域から宇宙にまで拡がっており、まさに地球防衛に相応しいスケールを演出することに成功した。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦α
- スーパー系男ルートでは、第1話「悪を断つ剣」から登場する。ガイキング同様、複数回のパワーアップイベントがある。最初はガイキングがいると一部の武装が使用不可能(全体攻撃含む)な形態になって装甲が低下。終盤手前に発生する先述のイベント後からは、遠距離武器が1つ減るが全体攻撃が格闘・長射程・高攻撃力と大幅に強化され、寧ろガイキングを出撃させた方が強くなる。なお地上に降ろせるのに何故か移動タイプが空専用になっている。
- 今作あたりから全体的に母艦の戦闘面での活躍が期待できるようになったが、スーパー系並の攻撃力。追加武装のジャイアントカッターはサンアタック以上の攻撃力を持つのにサイズ補正も加わるので、強力なボスキラーとなってしかも燃費が異常に良い。また終盤手前には合体攻撃火車カッター、全体攻撃ヴォーグアイの追加と、更なる大火力と対集団火力が得られる。ガイキング出撃形態時に変形できるボリューション形態は、武器が限定されるもののP1-6もあり、装甲が最大3000と異常なほど堅牢、まさに不沈艦である。
- 全体的に射程が長く、必要気力も低めで、援護攻撃があり、パイロットが2人、おまけに全ての地形適応がA、最終的には全体で見て頭一つ抜けた存在と言える。但し通常形態だと武装が格闘と射撃に分かれているため育成がやり辛く、また移動力5なので他戦艦系よりも一歩遅れる。母艦としては珍しく移動後攻撃が充実している上に覚醒を習得するため、スーパーロボットの様に敵陣に切り込んでいく使用方法も可能。ビートの超能力は回避も上昇させるが、ベラ艦長ほどの回避がなければ集中も覚えないため、専ら命中・クリティカル補正用になっている。
- 作中では恐竜帝国のメカザウルスに間違えられてしまう場面も。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- αナンバーズの母艦では唯一の恒星航行艦であり[4]、外宇宙へと出立する場面が追加される。そのデザイン故に柿崎速雄が「どこの異星人の船だ」と驚くシーンも。
- 相変わらずバランスのいい武装で、覚醒による突貫もお手の物。しかも全適応Aである(今作の海マップは少量だが)。バリア貫通はミラクルドリルのみでジャイアントカッターには無く、B兵器が無いのでPS装甲相手が苦手。バトル7よりも攻撃力は低いが、援護攻撃に組み込めて継続的に火力を出す点においては随一の性能。
- ガイキングを出している場合はHP・装甲が少し下がって武装が変化するが、前作と同じくその状態の方が格闘属性が増えてALL武器の攻撃力が高くなる。射程6あるハイドロブレイザーが無くなるがレーザー砲も同射程である。ヴォーグアイの射程は3-8あるが、武器15段階改造の場合はローエングリンよりも攻撃力が低くなる。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。第1話から登場し、ルート分岐後は地上編での母艦となる。序盤では戦艦にしてはHPが4000と低かったり、第11話から第13話にかけて行動不能になるイベントが起きたりと困った機体だが、中盤以降はHPが8000まで上昇、武装が強化されスーパーロボットにも見劣りしない戦力になる。
- 最終面直前で離脱してしまうのが残念。重要な局面としてムー帝国があるマリアナ海溝標高-10,994mまで潜れる機能が発揮される。ついでながら安西エリ博士が初登場する場面でもある。ここでは水中戦になるが魚竜ネッサーは別行動のため、海Aの本機の独壇場となる。
- なお、第1話で登場するなり剛健一からボアザン星の戦艦に間違えられてしまう上にその後も何度か異星人の戦艦扱いされる。2020年12月4日の生スパロボチャンネルでは寺田プロデューサーもこの扱いに苦情を入れたが、「スカールークを見た後に大空魔竜を見たら同類にしか見えないだろう」と言われて納得するしかなかったというエピソードが語られた。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。『新』本編未登場のヴォーグアイ装備形態も登場している。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
本体武装[編集 | ソースを編集]
- レーザー砲
- 通常時は首の付け根の両脇にある砲塔から、ボリューションプロテクト形態では首と接続した尻尾から発射。
- ボリューション形態単独では唯一の武装で、攻撃力は高くはないが移動後射程6という性能を持つ。
- 後部機関砲
- 冷凍光線
- ミサイル
- 速射ミサイル
- 大型ミサイル砲
- 首の下部から出現する砲門からミサイルを発射。ミサイル系の武器は現在『新』でのみ採用。
- ドラゴンカッター
- 主翼から回転カッターを飛ばす。主翼そのものも鋭利な刃物になっている。
- ビッグホーン
- 胴体部の射出口から二本の角[5]を突き出して、相手を串刺しにする。また、ヴォーグアイ使用時はその頭部に合体し、牙としても使用される。
- 強力な武装なのだが射出口が完全に塞がってしまうため、展開中はガイキングパート1、パート2を発進させることができなくなるという欠点がある。
- SRWでは低燃費かつ強力な近接攻撃で本機の主力武器となる。『新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク』のヴォーグアイ形態でこの武器を使うと、頭部と胴体でビッグホーンが同時装備になってしまう。
- ミラクルドリル
- 射出口からドリル部分を三連結して、両脚へと繋いで貫く。地中を掘って進むことも可能な万能武器だが、実は原作を数えてみると飛び道具としての使用が圧倒的。
- ジャイアントカッター
- 底面からゾルマニウム鋼の刃を展開させ、切り裂く。
- 『新』では真横に突っ込んで行く(刃の向きに垂直)ので違和感があるが、αシリーズでは真上から落ちてくる演出になった。戦艦サイズの刃物が降ってくる迫力は斬艦刀を彷彿とさせる。
- ゼウスミサイル
- 第28話「宇宙までとどけ ゼウスミサイル」で登場した大空魔竜最大最強の兵器。その威力はスパイダーズ彗星、つまり彗星を破壊するという最大級の破壊力を誇る。SRW未登場。
- 名前の元ネタはギリシア神話の主神「ゼウス」。
頭部武装[編集 | ソースを編集]
- ガイキング頭部
- ガイキングの胴体となる頭部。
- ザウルガイザー
- 頭部から二色の螺旋状の光線を放つ。
- αシリーズではヴォーグアイが追加されるまで本艦唯一の全体攻撃。
- ハイドロブレイザー
- 頭部から50万温度の火球を放つ。ガイキングの必殺技として有名だが、大空魔竜にしてみれば強力な武器の一つに過ぎない。
- ヴォーグアイ
- 原作最終話手前になって登場した、まさに最終兵器。
- 『新』では没ユニットとして、スペシャルディスクでその姿を見ることができる。
- αシリーズでは追加武器で、ガイキングが出撃している(つまり頭部パーツが無い)時に使用可能。強力な「サンダーアイ」で敵を薙ぎ払う全体攻撃。
- サンダーアイ
- 両目部分から発射する強力な光線。
- スクリューレーザー
- これもヴォーグアイの追加武装の一つ。
- 新スペシャルディスクで見ることができる。
合体攻撃[編集 | ソースを編集]
全てツワブキ・サンシローのガイキングと大空魔竜側から使える。
- 火車カッター
- フェイスオープン状態のガイキングが、ボリューション状態の大空魔竜を抱え込み、ガイキングのデスファイヤーで機体全体を包み込んで回転しながら体当たりするという何とも豪快な必殺技。
- ジャイアントカッター逆さ斬り
- ガイキング (後期型)が、大空魔竜を抱え込み、大空魔竜のジャイアントカッターを自らの「武器」として使うというとんでもない必殺技。『第3次α』で追加。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 変形
- 大空魔竜(ボリューション)に変形する。武装が対空レーザーと合体攻撃の火車カッターのみになるが、装甲値が上昇する。
- 構造的には大空魔竜の首と尾を丸めるだけなので、原作ではガイキングを搭載している際にも可能。
- 分離
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- 2L
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「大空魔竜ガイキング」
- 全ての参戦作品に採用されているOP主題歌。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガイキング
- 大空魔竜頭部をパーツとして使用する。
艦載機[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 『テレビマガジン』をはじめとする一部の児童書籍では、ガイキングではなく大空魔竜を主役メカとして捉えて特集を組むものも有り、扱いの比率もガイキングのそれを大きく上回るものであった。