「兜甲児 (真マジンガー)」の版間の差分

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(ページの作成:「== 兜甲児(Koji Kabuto) == *登場作品マジンガーシリーズ **真マジンガー 衝撃! Z編 *声優:赤羽根健治 *種族:地...」)
(相違点なし)

2012年7月16日 (月) 18:00時点における版

兜甲児(Koji Kabuto)


基本設定はこれまでの各メディア版から大きく変貌していないが、性格付けは原作漫画や現在の時代背景に併せた見直しが図られている。そのためもっと繊細な面や葛藤する場面も覗かせている。
声優も一貫して兜甲児役を務めた石丸博也氏から、本作より赤羽根健治氏に交代するなど、この辺りもTV版とは違う性格付けとなっている。

一番の違いは武器名の叫び方で、途中で区切るようにして叫ぶことが多い。

『真マジンガー』版は人間関係が永井氏の原作漫画、TV版3部作(劇場版)、OVA版とかなり異なる。それらについては個別記事を参照。

登場作品

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
スパロボ初の『真マジンガー』設定で登場。声付き作品では初の石丸博也氏が演じない兜甲児であり、同時に声優の赤羽根健治氏も本作でスパロボ初参加となった。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇

パイロットステータスの傾向

能力値

『真マジンガー』版の甲児も典型的なスーパー系の能力値で、回避は低いが格闘と防御が高い。

精神コマンド

破界篇

必中加速不屈鉄壁熱血突撃
加速があるので早く前線に出られる。光子力ビームを使う時に突撃が役に立つだろう。

再世篇

必中加速不屈鉄壁熱血勇気
突撃が勇気に差し替えられた。P射程は下がったが武器が増えたので火力は上がった。

特殊技能(特殊スキル)

底力戦意高揚気力+(ダメージ)
戦って当たっていると自然に気力が上がるのでエースボーナスを生かせるだろう。次元獣の気力低下に対し精神耐性をつけたい。再世篇ではP系特殊武器が増えたのでなおさら欲しい。

固有エースボーナス

気力130以上で、与ダメージ1.2倍
両編ともこれを実装。要するにアタッカーマジンパワーと同じと考えればいい。

人間関係

兜シロー
弟。
兜剣造
父。
兜十蔵
祖父。マジンガーZの製作者。風貌は漫画版準拠の怪異なものだが、それと相反するお茶目でファンキーな性格。孫達からは深く敬愛されている。
弓弥之助
光子力研究所の所長。
弓さやか
弓教授の一人娘。
錦織つばさ
『真マジンガー』では彼女が経営する温泉宿『くろがね屋』に居候する。中盤では重大な秘密が明らかに。
ボス
日本全国の番長を牛耳る不良少年。学生日本征服を掲げ、「影番」である甲児を狙って熱海に訪れる。原作漫画版や旧TVシリーズと異なり、甲児への仲間意識を抱くのは中盤以降とかなり遅い。
ヌケムチャ
ボスの子分として熱海に訪れ甲児を狙うが、後に彼の協力者となる。
剣鉄也
父・剣造の友人にして故人。彼の卓越したロボット操縦技術に敬意を払っていた。
Dr.ヘル
祖父である兜十蔵以来の仇敵。
あしゅら男爵
敵。祖父を殺した張本人である。自分の命をあらゆる作品で狙ってくる。外見も言動も原作通りだが…
ブロッケン伯爵
あしゅらが失敗続きの為、甲児を倒す為に来た幹部。
ピグマン子爵
幹部。一見、旧TVシリーズのデザインから最も掛け離れているように見えるが…。

他作品との人間関係

ダイナミック系

流竜馬 (OVA)
第2次Z 破界篇ではZEXISのメンバーとして世界中を転戦する事になった為、くろがね屋一同に代わって彼から格闘術の手ほどきを受ける。

スーパー系

竹尾ワッ太
第2次Z 破界篇の序盤で、パイロットとしては先輩格である彼からロボット操縦のノウハウを学ぶ。
明神タケル
第2次Z 破界篇では直接的な描写こそ無いが、竜馬と共に彼からも格闘術を教わっていたらしい。中盤では女将に厳しく叱責される彼を庇う場面も。
赤木駿介
ワッ太と同じくパイロットの先輩格。序盤、ロボット操縦免許を持つ赤木から操縦の指導を受けている。
飯塚
操縦技術について、彼から赤木&ワッ太とセットでヒヨっ子扱いされるが、後に「仮免保持者」として認められる。
ジョニー・バーネット
第2次Z 破界篇の暗黒大陸ルートでは竜馬カミナとの対決で獲った獲物を料理する。

リアル系

紅月カレン
第2次Z 破界篇序盤では、「もうひとつの日本」に対する劣等感を拭い切れない彼女へ、仲間として積極的にコミュニケーションを図る。
枢木スザク
第2次Z 破界篇中盤でZEXISに編入された彼を気遣い、気まずい関係であるカレンとの仲裁役を買って出る。
ゲイナー・サンガ
第2次Z 破界篇では、あしゅらへの復讐心に駆られ暴走寸前の自分を案じてくれた彼の気遣いを拒絶する。後に甲児は、その行為をサルードの牢獄内で猛省する事となる。

バンプレストオリジナル

クロウ・ブルースト
第2次Zでの良き兄貴分。破界篇中盤の日本ルートでは彼と共に、東海地区の機械獣軍団を撃破するが…。

名台詞

「やぁ、俺の名前は兜甲児。君と同じ、何の変わりもない普通の少年だ」
「でも、君がある日突然、人間以上の力を持ったら、君はそれをどう使う?」
「その力で、世界を滅ぼす悪魔になるか? それとも、世界を救う英雄になるか?」
「俺、兜甲児はその恐ろしい力をある日突然貰い受けてしまうのです。そしてその力とは…」
「恐るべき戦闘能力を秘めた戦闘ロボット…マジンガァーッゼェーーット!!
第1話冒頭で視聴者に問いかけた語り。これは永井豪の漫画版を踏襲している。
「こんな程度で日本征服なんて笑わせる…」
「うるせェ!お前も他人の顔を笑えねェようにしてやろうかあ!?ハハハ…!!」
第2話、十蔵博士の風貌を「スッゲー顔してやんの!」と侮蔑し嘲笑うボスにキレ、徹底的にブチのめし彼の顔面を踏み躙りながら、それはもう凶悪なツラ構えで発した台詞。
「能ある鷹はパンチを隠す!!」
第26話で大破したマジンガー軍団の中に隠された大量のロケットパンチ地獄王ゴードンに炸裂して。Dr.ヘルはこの台詞に呆れて「馬鹿か!」と吐き捨てる始末だった。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

破界篇

「君がもし、ある日無敵の軍団を率いる力を持ったとしたらどう使う?」
「その力で世界を滅ぼす悪魔になるか…。それとも世界を救って神になるか…」
「その答えは兜甲児と一緒に探そう」
第2次Z 破界篇中断メッセージより。
「何が、どうなっているんだよ!助けてくれよ!おじいちゃん!!」
同じく第2次Z 破界篇の中断メッセージより。女心を分からない甲児を十蔵は嘆いているだろう。
(あれは悪魔なんかじゃない…!神…全知全能の神だ…!何故だか分からないけど、そう思うんだ!)
第2次Z 破界篇序盤で、出現したマジンガーZの威容を目の当たりにしてのモノローグ。暗にゼウスとの繋がりを示唆したもの。
(くろがね屋の連中と同じ空気を感じるぜ)
第2次Z 破界篇序盤、初対面のゲッターチームが放つ徒ならぬ雰囲気を察してのモノローグ。
「そのよ…国同士の事をとやかく言うつもりは無いが、今はそれは無しにしようぜ」
「今はそういうのを越えて、戦わなくちゃならない敵がいるんだ」
第2次Z 破界篇中盤でZEXISに編入されたスザクを、蟠り無く「仲間」として受け入れた際の台詞。
「覚悟しろ、あしゅら男爵!汚い手を使ったお礼…そして、お前が襲った日本の人達の怒り、俺がこの手で返すぞ!」
第2次Z 破界篇の対サルード戦でジェットスクランダーを得て、あしゅらへと高らかに叩き付けた逆襲の啖呵。
「郷に入れば、郷に従えだ。ヤーパン流の男の友情を深めようぜ」
「俺だって混浴の方が嬉しいけどな」
「くろがね屋」での宴席で、ゲイナーへの感謝を込めて彼の背流し役を買って出る。
「や、やっぱりさ…ニアはシモンの為に作ったんだから、お前の口に一番合うんだろうさ」
誰もニアの手料理を食べようとしない事を不思議がるシモンへ、咄嗟に発した出任せ。
「パワーは竜馬さん達のゲッターより上か…!」
「暴走マシンは心の無い悪魔と同じだ!そんな奴に負けてたまるか!」
早乙女博士ゲッターチーム追撃の為に送り込んだ新型ゲッターを前にして、闘志を奮い立たせる。

再世篇

「くそっ…!くそぉぉぉっ!許せ、シロー、ローレライ!!」
第2次Z 再世篇序盤、兜家とハインリッヒ父娘との避けられない激突にやり場の無い感情を爆発させながら、ドナウα1へと挑む。
「頑張れよ~アルト!シェリルとランカの為にもしっかり逃げるんだぞ~!」
アッシュフォード学園の一大イベント「キューピットの日」に強制参加させられ、女学生達から必死に逃げ惑うアルトを他人事と楽しんで茶化す。
「…そんなに聞きたいなら教えてやる。あそこには鬼が住んでるんだよ」
「ああ、そうだ。血も涙も無い鬼女が、あのくろがね屋を仕切ってるんだ」
「インサラウムの皇子なんて目じゃないぜ。あいつは正真正銘の鬼だ…!」
ZEXISが日本に向かう最中、荒れ気味の甲児を訝しむ一同へ、つばさへの敵愾心を剥き出しにして心情を吐露する。
「お前にそんな事を言う資格があるのか、Dr.ヘル!」
「俺はお前の攻撃でおじいちゃんを亡くした!きっと他にも、そういう人はいっぱい居る!」
「それは全てお前の世界征服の野望の為だ!そんな奴に光子力を渡してたまるものか!」
あしゅら、ブロッケン、ピグマンと寵愛する部下を立て続けに失った事で、呪詛の念をぶつけてくるヘルを返す刀で斬り捨てた。
「またきっと何処かで会うだろうさ…その時は、敵か味方かは分からないけどな」
ゴードン撃破のどさくさに紛れて、姿を消したあしゅらを訝しむさやか達へ発した予感。敵か、味方か…何れにせよ彼との再会が果たされた時、兜甲児の運命は大きく変転する事となるであろう。

話題まとめ

資料リンク