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『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』に初登場した、[[ディバイン・クルセイダーズ]](以下、[[DC]])の[[アーマードモジュール]]。『[[リオンシリーズ]]』の雛形。言うなれば、OGシリーズ版の[[ザク]]に相当する機体。認識コードはDCAM-004だが、[[L5戦役]]の後に[[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]に制式採用され、RAM-004に変更された。
 
『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』に初登場した、[[ディバイン・クルセイダーズ]](以下、[[DC]])の[[アーマードモジュール]]。『[[リオンシリーズ]]』の雛形。言うなれば、OGシリーズ版の[[ザク]]に相当する機体。認識コードはDCAM-004だが、[[L5戦役]]の後に[[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]に制式採用され、RAM-004に変更された。
  
[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]が独自に開発し、DCと関係の深いイスルギ重工が生産を担当している。また、ほぼ全ての機体に「学習オートマトン利用による[[EOT]]と従来型機位制御との統合(Learning-automation Integtated EO-technology and cONventional maNeuvering)」システム、略して『LIEOonN(リィオーン)』あるいは『LIEON(リオン)』システムが搭載されている。
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[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]が独自に開発し、DCと関係の深いイスルギ重工が生産を担当している。また、ほぼ全ての機体に「学習オートマトン利用による[[EOT]]と従来型機位制御との統合(Learning-automation Integtated EO-technology and cONventional maNeuvering)」システム、略して『LIEOonN(リィオーン)』あるいは『LIEON(リオン)』システムが搭載されている。機体設計は[[F-32シュヴェールト]]をベースとしており、小型化した[[テスラ・ドライブ]]を搭載している為、[[DC戦争]]当時においては、連邦軍を相手にその高い空戦能力で翻弄した。単純な構造である為に生産コストが安く、費用対効果が高い為、色々とカスタマイズされ、大量のバリエーションを生み出し、量産された名機である。
  
[[F-32シュヴェールト]]をベースとしており、外見はどちらかというと手足の生えた戦闘機。ただし、小型化した[[テスラ・ドライブ]]を搭載している為、当時の連邦軍の量産[[パーソナルトルーパー|PT]]である[[量産型ゲシュペンストMk-II]]を、その高い空戦能力で翻弄した。また、単純な構造である為に生産コストが安く、費用対効果が高い為、色々とカスタマイズされ、大量のバリエーションを生み出し、量産された名機である。直接の後継機は存在しないが、カスタム機のうち[[バレリオン]][[ガーリオン]]が独立採番されており、技術そのものは[[プロジェクトTD]]へと受け継がれた。ちなみにソニックブレイカーを使うだけの出力は保持しているが、装甲やフレームの問題で使用できない模様([[アーマリオン]]がリオンに比べて重装甲になったのはこのため)。
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しかし、「手足の生えた戦闘機」という人型機動兵器を目指した機体としては発展途上ある為か、ソニックブレイカーを使うだけの出力は保持しながらも装甲やフレームの問題で使用できず<ref>[[アーマリオン]]がリオンに比べて重装甲になったのはこの為である。</ref>、攻撃面に欠け、特に近接戦闘能力は不得意であるという問題点があり、[[エアロゲイター]]を始めとする異星人勢力を相手には、連邦側の運用する[[量産型ゲシュペンストMk-II]]を始めとした[[パーソナルトルーパー|PT]]と比べると、性能不足が否めなかった。この為、異星人勢力等に対抗できるだけの力を得るには、発展型と言える[[バレリオン]][[ガーリオン]]の完成まで待たねばならなかったが、技術そのものは[[プロジェクトTD]]へと受け継がれている。また、後に本機も直接的な後継機として[[レリオン]]が開発される事になっている。
  
他にも、[[テンザン・ナカジマ]]が強引に受領したテストタイプのタイプT、武装強化型で[[リョウト・ヒカワ|リョウト]]が搭乗したタイプF、近接戦闘用に機動力を高めたタイプV、宙間戦闘用に強化された[[コスモリオン|タイプC]] 、陸上戦闘用に強化された[[ランドリオン|タイプL]]、水中戦闘用に強化された [[シーリオン|タイプS]]、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]』のOG1シナリオでリョウト機のタイプFを改造した[[アーマリオン]]がバリエーション機として存在するが、本項では『DCAM-004 リオン』及びその直接の派生機についてのみ記載する。タイプC、タイプL、タイプS等については、'''[[リオンシリーズ]]'''のページ及び、各機体のページを参照されたし。
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他のリオンタイプのバリエーション機には、[[テンザン・ナカジマ]]が強引に受領したテストタイプの「'''タイプT'''」、武装強化型で[[リョウト・ヒカワ|リョウト]]が搭乗した「'''タイプF'''」、近接戦闘用に機動力を高めた「'''タイプV'''」、宙間戦闘用に強化された「[[コスモリオン|タイプC]]」 、陸上戦闘用に強化された「[[ランドリオン|タイプL]]」、水中戦闘用に強化された 「[[シーリオン|タイプS]]」、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]』のOG1シナリオでリョウト機のタイプFを改造した「[[アーマリオン]]」が存在する。
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本項では『DCAM-004 リオン』及びその直接の派生機についてのみ記載する。タイプC、タイプL、タイプS等については、'''[[リオンシリーズ]]'''のページ及び、各機体のページを参照されたし。
  
 
=== バリエーション機 ===
 
=== バリエーション機 ===

2020年8月20日 (木) 07:58時点における版

リオン
外国語表記 Lion
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 空戦型アーマードモジュール
リオンシリーズ
型式番号 DCAM-004(RAM-004)
全高 20.1 m
重量 32.9 t
浮揚機関 テスラ・ドライブ
基本OS LIEON
開発者 フィリオ・プレスティ
製造 イスルギ重工
所属 ディバイン・クルセイダーズ
ノイエDC
地球連邦軍
など
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スペック
(タイプT)
分類 空戦型アーマードモジュール
型式番号 DCAM-004T
全高 20.1 m
重量 32.7 t
浮揚機関 テスラ・ドライブ
主なパイロット テンザン・ナカジマ
テンプレートを表示
スペック
(タイプF)
分類 空戦型アーマードモジュール
型式番号 DCAM-004F
全高 20.1 m
重量 36.8 t
浮揚機関 テスラ・ドライブ
主なパイロット リョウト・ヒカワ
テンプレートを表示
スペック
(タイプV)
分類 空戦型アーマードモジュール
型式番号 DCAM-004V
全高 20.1 m
重量 37.1 t
浮揚機関 テスラ・ドライブ
テンプレートを表示

リオンは「OGシリーズ」の登場メカ

概要

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』に初登場した、ディバイン・クルセイダーズ(以下、DC)のアーマードモジュール。『リオンシリーズ』の雛形。言うなれば、OGシリーズ版のザクに相当する機体。認識コードはDCAM-004だが、L5戦役の後に地球連邦軍に制式採用され、RAM-004に変更された。

DCが独自に開発し、DCと関係の深いイスルギ重工が生産を担当している。また、ほぼ全ての機体に「学習オートマトン利用によるEOTと従来型機位制御との統合(Learning-automation Integtated EO-technology and cONventional maNeuvering)」システム、略して『LIEOonN(リィオーン)』あるいは『LIEON(リオン)』システムが搭載されている。機体設計はF-32シュヴェールトをベースとしており、小型化したテスラ・ドライブを搭載している為、DC戦争当時においては、連邦軍を相手にその高い空戦能力で翻弄した。単純な構造である為に生産コストが安く、費用対効果が高い為、色々とカスタマイズされ、大量のバリエーションを生み出し、量産された名機である。

しかし、「手足の生えた戦闘機」という人型機動兵器を目指した機体としては発展途上ある為か、ソニックブレイカーを使うだけの出力は保持しながらも装甲やフレームの問題で使用できず[1]、攻撃面に欠け、特に近接戦闘能力は不得意であるという問題点があり、エアロゲイターを始めとする異星人勢力を相手には、連邦側の運用する量産型ゲシュペンストMk-IIを始めとしたPTと比べると、性能不足が否めなかった。この為、異星人勢力等に対抗できるだけの力を得るには、発展型と言えるバレリオンガーリオンの完成まで待たねばならなかったが、技術そのものはプロジェクトTDへと受け継がれている。また、後に本機も直接的な後継機としてレリオンが開発される事になっている。

他のリオンタイプのバリエーション機には、テンザン・ナカジマが強引に受領したテストタイプの「タイプT」、武装強化型でリョウトが搭乗した「タイプF」、近接戦闘用に機動力を高めた「タイプV」、宙間戦闘用に強化された「タイプC」 、陸上戦闘用に強化された「タイプL」、水中戦闘用に強化された 「タイプS」、『OGS』のOG1シナリオでリョウト機のタイプFを改造した「アーマリオン」が存在する。

本項では『DCAM-004 リオン』及びその直接の派生機についてのみ記載する。タイプC、タイプL、タイプS等については、リオンシリーズのページ及び、各機体のページを参照されたし。

バリエーション機

リオン・タイプT

OG』(及び『OGS』のOG1シナリオ)で、テンザン・ナカジマが最初に乗っていたテストタイプの機体。

カラーリングは彼のパーソナルカラーである黄色。調整中のため不安定とされるが、ゲーム中では通常のリオンと変わらない性能を持っている。ディバイン・ウォーズでは白いアイビス機とスレイ機も登場した。

リオン・タイプF

リオンのバリエーションの一種で、武装面を中心に性能を強化されている。リョウト機は、搭乗者もろともハガネ隊に鹵獲され、後にリョウトがDCを裏切りハガネ隊に編入された。元々高かった空戦能力を更に強化してある為、非常に高い回避性能を持つ。

自軍に編入された場合、運動性の高さに加えて空が飛べて、空の地形適応もSというだけでも強力なのに、初期攻撃力は低いが固定武装の改造費用が安く、改造を施すと攻撃力が飛躍的に伸びる事に加え、Wゲージが多く武装の拡張性も非常に高い為、使い方次第では化ける機体である。『第2次OG』ではラ・ギアス事件封印戦争時ではこのタイプへモデルチェンジしており、次世代機レリオンへ交代している。

リオン・タイプV

近接戦闘用に強化されたタイプで、肉弾戦用の武器が追加されている他、機動性もタイプF並みに強化されている。総合的な強さはシリーズでも随一で、ガーリオン並みの強さを誇る。

脱出装置

SRWの代表的なお約束の一つである「高性能な脱出装置」だが、このリオンは射出座席という生々しい、そして巨大ロボットの搭載機器としては非常にレアな脱出装置が搭載されている[2]敗北が許されないわけでも超性能のワンオフ実験機でもないただのやられメカという事を考えれば地味に恐ろしい仕様である。しかも、『OG1』のL5戦役ではその優れた生産性を活かし、地球側の主戦力の一つとして急ピッチで大量生産されている事も考慮するとATを彷彿させなくもない(流石にあれよりはかなりマシだが)。

実際、アラドは『OG2』にてイルムから脱出装置が作動していたら爆風で死んでいたと告げられている。この時は脱出装置が作動しなかったことがかえって幸いし、コクピットブロックごと吹き飛ばされた(≒カプセル型の脱出装置と同じ状態?)ために運良く助かっている(『RoA』では圧潰したコックピットブロックに挟まれていたせいで通常なら内蔵破裂を起こしてもおかしくない衝撃を受けており爆発炎を肺が吸わなかった事もある)。

登場作品と操縦者

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
汎用アーマードモジュール。主に敵機として大量に戦線に投入される。キョウスケ編ではイベントでのみ、ゼンガー・ゾンボルトが乗る場面がある。リュウセイ編ではリョウト機のタイプFが運用可能。機動力が高い上、デフォルト武装のレールガンが長射程・多弾数に加えてそこそこの威力と中々優秀な武器で、Wゲージも豊富なため強化すると便利。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
序盤戦の敵という特徴上、敵ではない。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
GBA版でリオンが配置されていた場所には、その地形に適応したバリエーション機が配置されている。それぞれの地形適応がSなので、強くなったといえる。
スーパーロボット大戦OG外伝
時代遅れの間に合わせの機体というべき扱い。ゲーム中ではNPCにとっては脅威なので、素早く倒そう。
第2次スーパーロボット大戦OG
灰色のタイプVのみ登場。既にリオンシリーズの世代交代が進んでおり、旧式機なのだが、ノイエDCなどの経済基盤の弱い組織には有りがたい機体なのかまだ現役である。ゲストルイーナが鹵獲した機体も登場するが、敵ではないだろう。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ

装備・機能

武装・必殺武器

固定武器

マシンキャノン
胸部に二門、本機の唯一の内蔵兵装。
レールガン
左腕に内蔵されたメインウェポン。高い空戦能力を予備弾倉の重量で失う事が無いように、軽い弾頭を高速で射出するレールガンがメインウェポンに選ばれた。
ホーミングミサイル
右腕にオプション装備として装着。

換装武器

アサルトブレード
腕に装着する実体剣。自軍で運用する場合は換装武器

移動タイプ

テスラ・ドライブによりデフォルトで飛行可能。

サイズ

M

関連機体

リオンシリーズ
バリエーションが多いので、同リンク先参照のこと。
アーマリオン
本機のうち、タイプFを元に設計・改造した機体。
バルキリー
αシリーズにおけるDC参画企業がEOTを用いて開発した飛行兵器。出典はマクロスシリーズ

脚注

  1. アーマリオンがリオンに比べて重装甲になったのはこの為である。
  2. 現実の射出座席は非常に危険なシロモノで、リオンの射出座席も熱線や鉄塊の飛び交う現実以上に危険な空に身一つで放り出される点は変わっていない(某クイズ番組よろしくボッシュートを思い浮かべればいい)。戦闘機ならまだしも、ロボットにこの射出座席機構を採用したのは何かの冗談かと紛うほどである。