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:対ヒビキ。「いがみ合う双子」のリアクターとなったヒビキには、尸空から見ても妙な部分があるようだが……。ミスリルルート13話でも[[C.C.]]がヒビキを見て「お前は何だ?」とその本質そのものを問うており、[[ハーデス神]]の言も考えると、ヒビキ自身が通常の人間ではない可能性が高い。 | :対ヒビキ。「いがみ合う双子」のリアクターとなったヒビキには、尸空から見ても妙な部分があるようだが……。ミスリルルート13話でも[[C.C.]]がヒビキを見て「お前は何だ?」とその本質そのものを問うており、[[ハーデス神]]の言も考えると、ヒビキ自身が通常の人間ではない可能性が高い。 | ||
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:ヒビキからの被弾時。現状ではサイデリアルにも呼ばれないだろうと判断しているが、天獄篇で何らかの形で「資格」を満たした時、場合によってはヒビキを迎えるべく動く可能性が高い。 | :ヒビキからの被弾時。現状ではサイデリアルにも呼ばれないだろうと判断しているが、天獄篇で何らかの形で「資格」を満たした時、場合によってはヒビキを迎えるべく動く可能性が高い。 | ||
2015年3月29日 (日) 17:09時点における版
尸空(しくう / Shiku)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:坂口候一
- 種族:不明
- 性別:男
- 年齢:不詳(壮年)
- 所属:サイデリアル「鬼宿」
- 資格:スフィア・リアクター(「沈黙の巨蟹」)
- キャラクターデザイン:大籠之仁(スタジオG-1 NEO)
謎の組織「サイデリアル」の「鬼宿」に属する男。オレンジのサングラスと赤いシャツ、黒いコート、白いネクタイを着用している。「死の使い」と形容されるほど陰鬱で不気味な雰囲気を纏っている。性格も寡黙そのものであり、戦闘においても感情を表に出すことなく淡々と任務を遂行する。
12のスフィアの一つ、かに座のスフィア「沈黙の巨蟹」のリアクターであり、ガドライト同様サード・ステージに移行している。ただし、ガドライトと異なり本編開始のかなり前から既にその領域に達しており、一見反作用を全く受けていない。
本編開始以前に部隊を率いて惑星ジェミナイを急襲・滅亡させ、脱出してきていたガドライトをサイデリアルに回収。その後何があったかは不明だが、組織の命令に背いたアンナロッタを処刑すべく地球を訪れ、ガドライト敗北の後に彼女を抹殺。その後、時獄の崩壊直前にZ-BLUEの前に現れ、刃を交えた後、その強さゆえに地球人が滅びることになる、と告げて姿を消した。
組織の全貌や目的、尸空自身の背景も含め詳しいことは一切不明[1]。ヒビキが「血塗られた目」を発症することからすると「テンシ」に関係する何者かであるのは確かである。なお、彼が連れている機体はジェミニスのものとは異なり「イドム」という謎の回路が制御している。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 担当声優の坂口氏は本作でスパロボ初参戦[2]。
- 第49話終了時に「???」名義で顔を出した後、エピローグで対決。3ターンの時間制限つきだが1ターン目から動きだす為、撃墜はそこまで難しくはない。ただし、機体の能力でSPが回復しなくなるため、攻撃を始めたターンで撃墜すべし。また、別に倒す必要も無く4ターン目でイベントが発生して終了となる。
- なお、本編ではエピローグまで「???」名義だが、それより前にプレイできるボーナスシナリオ「ラスト・デイ」で名前バレしている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
回避が低い以外は総じて高水準。能力値はガドライトを上回り、アンチスパイラルに比肩するが両名には機体と特殊スキルで若干劣る。地形適応はオールSだが、尸逝天がオールAなので総合適応はA止まり。勿論強い事には強いが、前述の2人よりは多少楽。ただし時獄篇で撤退した後にヒビキが言うには「まだ全力でない」可能性が高く、尸逝天共々天獄篇で本領発揮と思われる。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 極 底力L8 カウンターL9 気力+ボーナス 精神耐性 精密攻撃 2回行動 マルチターゲット
- 大ボス恒例の「極」は言うまでもなく、今までボトムズ系のキャラのみが所持していたZシリーズ仕様の「精密攻撃」がとにかく脅威。クリティカルが出ようものならスーパー系ですら一撃で落とされる可能性があるため対処は怠らないように。尸逝天に「対精神攻撃」があるため「精神耐性」が半分死んでいるが、総じて優秀なラインナップ。
固有エースボーナス
- 時獄篇
- 気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「必中」がかかる
- ガドライトと同じボーナス。劇中ではハードモードでもレベル75(=撃墜数75)で登場する為、実際には習得しない。もし習得していたら、回避不能の「骸怨」が襲ってくるところ。
パイロットBGM
- 「尸魂の徒」
- 専用曲。「しこんのと」と読み、意訳すれば「死者の同胞」といったところか。
- 弦楽器の主旋律とバックコーラス、そしてAメロ~サビで入る低くしゃがれた声がダークで陰鬱な雰囲気をかもし出し、尸逝天のデザインと本人の抑揚のない台詞とあいまって異様に不気味。
人間関係
- アンナロッタ・ストールス
- 何らかの命令に背いた彼女を処刑している[3]。
- ガドライト・メオンサム
- かつて彼らジェミナイドの母星であるジェミナイを部隊を率いて滅ぼし、リアクターである彼を組織に迎えている。彼にとって尸空は母星を滅ぼした仇敵でもある。
- ヒビキ・カミシロ
- 「いがみ合う双子」のリアクターとなって間もない彼を「まだサイデリアルに迎えるには足りない」とあしらう。その一方、戦闘台詞では「お前は何だ?」と違和感を覚えている様子。
- アウストラリウス
- 新地球皇国の皇帝。
- 尸刻
- 副官。
- ストラウス
- 彼と同時期に地球に侵攻した。
版権作品との人間関係
時獄篇の時点では立ち回りの問題で、版権作品のキャラクターとは殆ど関わっていない。
名台詞
文面だけだと分かりづらいが、感情そのものをどこかに忘れたかのように淡々としており、情動を感じさせない台詞が多い。
戦闘台詞
- 「魂をもらう」
- 開始台詞のひとつ。汎用でありなんでもない台詞のようだが、アサキムが同様の台詞を何度も口にしていたこと、ガドライトの戦闘台詞を考えると……。
- 「お前達は、やりすぎた」
- 同じく開始台詞の一つ。Z-BLUEがエタニティ・フラットを覆し、アンチスパイラルを打倒したことはサイデリアルの「天意」に反するらしい。
- 「獣の血か…」
「水の交わりか…」
「風の行方か…」
「火の文明か…」 - それぞれ葵、エレメント、シモン、ガンダム&ノリコとの戦闘時。どれも全く抑揚がない上、ただ呟くだけである。
- 「なるほどな、そういう事か…」
「禁断の領域に踏み込んだか…」 - 対ニュータイプ。「太陽の輝き」への導き手たる彼らの見る世界は、サイデリアルにとって踏み込んではならない領域らしい。
- 「まさかゲッター線とはな…」
- 真ゲッターロボとの戦闘時。
- 「妙だな…お前は何だ?」
- 対ヒビキ。「いがみ合う双子」のリアクターとなったヒビキには、尸空から見ても妙な部分があるようだが……。ミスリルルート13話でもC.C.がヒビキを見て「お前は何だ?」とその本質そのものを問うており、ハーデス神の言も考えると、ヒビキ自身が通常の人間ではない可能性が高い。
- 「なるほど…希望と絶望か…」
「これでは声はかからんだろう」 - ヒビキからの被弾時。現状ではサイデリアルにも呼ばれないだろうと判断しているが、天獄篇で何らかの形で「資格」を満たした時、場合によってはヒビキを迎えるべく動く可能性が高い。
インターミッション
- 「無駄な抵抗はやめておけ」
「いがみ合う双子…ガドライト・メオンサム…お前を迎えに来た」 - 「ラスト・デイ」クリア時、大部隊を率いてジェミナイに現れて。ジェミナイを襲った理由は結局不明のままだったが、ガドライトの身に起きた事態と「いがみ合う双子」を考えると、リアクターとしての覚醒を加速させるためだったのかも知れない。ちなみにこの時点で名前バレしている。
- 「俺が来た理由は一つしかない」
「ジェミナイド最後の女、アンナロッタ・ストールスを処刑するためだ」 - 本編での初登場時。突然の来訪に狼狽するガドライトをよそに、淡々とジェミナイド滅亡の宣告を下す。図鑑の解説を見るに、処刑宣告の原因はアンナロッタ自身にあると見るべきだが、現時点ではその「命令違反」の内容は不明。
- 「運命は変わらんよ。人の手では」
「だが、もし…それが起きるなら…」 - パラダイムシティにて、一世一代のネゴシエイトに臨むロジャーを見て。人の手では変えられない運命と、それを可能とすることの意味……その先にあるものを知りつつ、箱庭の街から運命を決する交渉を見守る。
- 「殺してはいない。俺の任務はアンナロッタ・ストールス…お前の処刑だけだ」
「完全母系遺伝の種族ジェミナイド…。その最後の生き残りの女…。お前を処刑すれば、その血は絶える」
「これが天意に背いたお前達の末路だ」 - 第58話「いがみあう双子」クリア時、アンナロッタの前に現れての処刑宣告。完全母系遺伝とは、どんな交配の組み合わせでも必ず女性側の遺伝子が優先される遺伝形態であり、要は母親がジェミナイドでなければ子供はその特徴を受け継げないということ。これにより、ジェミナイドは完全なる滅亡を迎えることが確定してしまった。
- 「天意」については不明だが、原因が任務放棄ならばガドライトが真っ先に殺されているハズなので恐らくはアンナロッタが身ごもった(ジェミナイドの子孫を残そうとした)事が原因と思われる。
- なお、この時部下たちには任務に関係ないという理由で敢えて殺さずに気絶させてもいる[4]が、最初の台詞から見ると任務に忠実と言うよりは、アンナロッタを処刑するよう指令を受けたのでそうしただけであり、これ以前に遭遇したガドライトや、ジェミニス隊員については何も言われていないから何もしなかった。つまり、「指令の内容をそのまま実行するだけしか出来ない」とも取れる。
- 「俺を感じたか…。お前が新しいスフィア・リアクターだな」
「未熟だな…。その程度では、俺達と肩を並べるにはまだかかりそうだ」 - ヒビキを評していわく。俺達と言うあたり、サイデリアルには尸空以外にもスフィア・リアクターがいる事は確実。
- 現在登場しているリアクターは牡羊座・双子座・獅子座・乙女座・天秤座・山羊座+1・水瓶座の8つで、残りのスフィアはあと4つなので、単純に考えると尸空を含めて最大4人いる計算になる(魚座・射手座・牡牛座・蠍座のうち3つ+尸空の蟹座)。
- 「…仲間という言葉は似つかわしくないが、同じ組織の一員ではある」
「俺の名は尸空。サイデリアルの鬼宿に属する」
「ついでにお前には伝えておこう。俺は『沈黙の巨蟹』のリアクターでもある」 - Z-BLUEと対峙して、あまりにもあっさりと自分がスフィア・リアクターであることを明かす。果たしてサイデリアルの「鬼宿」とは、そして「沈黙の巨蟹」の力とは……
- 「3分で任務を遂行する。行くぞ」
- 部隊を展開して。新たなリアクターを擁し、エタニティ・フラットを覆し「シンカ」の道をひた走り、Zの終局に立つ存在……Z-BLUEの力を見極めるべく、死を齎す巨蟹「尸逝天」が動き出す。
- 「静止した生命…時の牢獄…。確かにつまらん世界だろうな…だが、それは楽園と言ってもいい。そこから脱する事を選んだのを後悔するんだな」
- 初戦闘時。エタニティ・フラットによる緩慢なる破滅を「楽園」と言い切っており、今後地球はおろか宇宙に何が起こるのかを知っている様子。
- ヒビキ「やるぞ…! お前を倒して、血塗られた目の真実を解き明かしてやる!」
尸空「後悔するぞ…」 - ヒビキとの戦闘前会話の末尾。知れば確実に後悔する、知らない方が良かったと嘆くことになる。サイデリアルに属する「資格」とは、そして「テンシ」の真実とは……
- 「…なるほどな」
「…お前達は弱くはない」
「だが、それ故に滅びることになる」 - 去り際。力を持ってしまったがゆえに地球人は滅びると宣告し、「沈黙の巨蟹」は姿を消す。そして、アオの星にさらなる戦乱が襲い掛かる……。
搭乗機体・関連機体
- 尸逝天
- 専用機。生き物の死骸で凝り固まったようなナニカ。少なくとも機械という範疇ではないのは見た目でわかる。
余談
- 搭乗機の尸逝天はかに座中心領域が名の由来だが、本人も「尸」の「空」と同じくかに座の中心領域が由来となっている。
- 「鬼宿」とはかに座の中心領域にある、星宿の二十八宿の一つで、万事進むに大吉とされる吉方位。中国の思想では死者の魂が集う場所とされている。この中には「鬼」「積尸気」「灌」「外厨」「天記」「天狗」「天社」の7つの星官が存在している。
脚注
<references>/
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