トライダーG7
トライダーG7 | |
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外国語表記 | Tryder-G7[1] |
登場作品 | 無敵ロボ トライダーG7 |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | スーパーロボット |
全長 |
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全高 |
57 m
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全幅 |
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重量 | 777 t |
動力 | 核動力 |
出力 | 5700万馬力 |
最高速度 |
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飛行速度 | マッハ7.7 |
装甲材質 | 新金属ガバールニウム → 鋼鉄 |
OS | マイクロソフト社製 |
開発者 | ナバロン博士 |
製造 | 三葉工業 |
所属 | 竹尾ゼネラルカンパニー |
パイロット | 竹尾ワッ太 |
トライダーG7は『無敵ロボ トライダーG7』の登場メカ。同作品の主役ロボットである。
この項目では変形形態である「トライダー・コスミック」についても説明する。
概要[編集 | ソースを編集]
機体概要[編集 | ソースを編集]
竹尾ゼネラルカンパニーの前社長だった竹尾道太郎が、ガバール星から逃亡してきたナバロン博士を助けた際に、お礼として貰ったスーパーロボット。道太郎の死後は息子の竹尾ワッ太が操縦することとなった。
分離・変形・合体を駆使することで7つの形態を取ることができ、あらゆる地形に適応可能となっている。
装甲に関しては、佐々木勝利監督の話によると「ガバールニウムはガバール帝国の金属である為補充が効かず、現在ではその殆どが唯の鋼鉄に置き換わっている」との事で、つまり最初に作られた状態からかなり劣化してしまっている模様。また維持費や稼働コストも高いらしく、それが竹尾道太郎が事故死をする遠因(小さな会社を守るために、きつくて危険でも少しでも報酬の高い仕事を多く受けざるを得なかった)となっていたり、ワッ太が「(こなした仕事の回数の割には)うち、儲かってないなぁ」とぼやく一因になっている。それでも他の地球製ロボットの追随を許さない性能を誇り、帝国のメカロボットに対抗できる唯一の戦力として、防衛業務を委託されることとなった。
スーパーロボットのお約束として顔が付いているが、時折片目をつぶったり歯を食いしばったりと表情豊かでユーモラスな表現がされている。
変形形態[編集 | ソースを編集]
- トライダー・コスミック
- 宇宙航行形態。主に宇宙での仕事や、普段の高速移動の際にこの形態をとる。
- トライダー・シャトルと合体することで星間航行形態「トライダー・フォートレス」となることも可能で、こちらは月や火星への出張に用いられる。
- トライダー・イーグル
- 高速飛行形態。
分離形態[編集 | ソースを編集]
合体形態[編集 | ソースを編集]
- トライダー・ビーグル
- トライダー・シャトルから射出されたトライダー・キャタピラと合体した戦車形態。
- トライダー・フォートレス
- トライダー・コスミック形態でトライダー・シャトルと合体した形態。
その他[編集 | ソースを編集]
発射台は普段は公園になっており、平常時は公園のオブジェとして頭半分がせり出している。公園には他にシーソー、滑り台、ブランコ、タコ滑り台が設置されており、発進時には砂原郁絵のアナウンスで人払いが行われる。さらに発進後、トライダーの頭があった部分には噴水が出現して穴埋めをするようになっている。
操縦は簡単らしく、第34話では風邪をひいてグロッキー状態となっていたワッ太に変わって妹のサチ子が指示を受けながら操縦していた[2]。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- SDかつ2Dのスパロボシリーズ初参戦。トライダーセイバー二刀流、ダイターン3やザンボット3との合体攻撃が実装されている。中盤では厚井、ジュリィ、リーロンらの手により改造が施され、新兵器追加のみならず従来までの武装も威力が向上する。今回は初登場時には他のシリーズと違いまだスポンサーが付いていない為、ENの最大値と武器の弾数が少ない貧乏仕様となっている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 新たな合体攻撃「3・3・7拍子」が加わり、火力に磨きがかかった。本作ではザンボット3との意外な関連性がある。本作でも初登場時には貧乏仕様(今回はザンボット3も)になっている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- コスミック形態がオミットされ、常にG7形態での運用となった。またザンボットとダイターンが不在の為合体攻撃も全削除と、火力面ではかなりの逆風。DLCシナリオではついにダイ・ガードとの直接対決が実現する。(トライダーは敵側)
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- ザンボットとダイターンが復帰し、合体攻撃も復活。「ウィング・カッター」が武装として追加されたほか、中盤で装甲を梅本から提供されたガバールニウムに変更する事でパワーアップする。前作の鬱憤晴らしとばかりに大幅な上方修正がされた。セイバーがあるのに剣装備ではないので無敵ロボ3体の中ではやや柔な印象がある。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦T
- 地球ルート第12話で参戦。同話では原作の映像を流用した出撃シーンがある。新たにシャトルとの合体攻撃が追加された。
- 参戦当初は若干火力不足に悩まされるが、第23話で武装追加・火力向上が為されて一気に一線級の火力を出せるようになる。
- 欠点はワッ太が防御系の精神を覚えるのが相変わらず遅い点。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。第2話から参戦。最初期から活躍し、第5話ではベスパとの戦いに参加できるが、大空魔竜と一緒に地上に残留する。ジャベリンで雑魚を倒して気力を上げ、ボス級にはバードアタックを当ててやろう。ワッ太の熱血習得が比較的早いため、前半の撤退ボスであるグロテクターやスカールークなどの撃破には重要なユニット。武器改造は必須だが社長技能で資金稼ぎしやすいのも利点。中~後半にかけて息切れ感はあるが、一軍を落ちるほどではない。しかし、隠しシナリオ「狂気の力」ともなると、さすがに一線を張るのは難しい。
- 最初は変形できず、途中でコスミックとビーグルに変形可能になるが、G7の改造データは変形形態には影響を及ぼさない。前者は移動用の形態と割り切ればよいが、後者は使い道が無い。隠しシナリオ前には一度会社に戻っており、公園からの発進デモ「トライダー発進」がある。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦GC
- 第1話からほぼ全てのシナリオで使用可能。『新』になかったビームキャノンなどが初登場。また戦闘デモ中にカンパニーの面々が通信で喋ってくるようになった。イベントでは大気圏突入時、燃え尽きそうになったドラグナーチームを救助する場面も。
- HPはほかのスーパー系より高めだが、それ以外の能力は若干心もとない上に変形以外の特殊機能もない。ワッ太共々じっくり育成していきたい。射程3で高火力、燃費にも優れたジャベリンが非常に頼りになる。
- スーパーロボット大戦XO
- 『GC』と同様だが、中盤で新武装トライダールアーが追加、それに合わせて全ステータスと全武装の威力が上がるなど強化される。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
武装[編集 | ソースを編集]
- バルカンミサイル
- 両手の指から発射される小型ミサイル。雑魚メカロボット程度なら一発で木端微塵にしてしまう。
- トライダー・ビーグルが唯一使用できる武器だが、『第2次Z』ではビーグル形態がないためかG7で使用する。
- トライダー・ミサイル
- G7では左右の腰からせり出して発射。専務が「ミサイルは高いんですから」と言ってくる。
- コスミック時は前翼や両肩部から発射。
- 『GC』ではG7形態では大型の単発ミサイル2発だが、トライダー・コスミック形態では小型ミサイルを連射している。『第2次Z』ではコスミック形態でしか使用できない。『第3次Z』ではコスミック形態をとらないため、再びトライダーG7の武装となった。
- トライダー・カッター
- 円盤状の手投げ武器。両脇腹部に収納。
- トライダー・ルアーとカッター2つを合わせる事でヨーヨーのように扱う事も出来る。
- トライダー・チェーン
- フック付きの鎖。左脚部に収納。
- 『第2次Z』では投げつけて動きを止めた後蹴り飛ばす。
- トライダー・ビーム・キャノン
- 第26話から登場した拳銃型の片手持ちビーム砲。右腹部に収納。ワッ太の射撃はテレビで見た西部劇を参考にしているとのこと。
- 『第2次Z』、『T』では追加武装。
- トライダー・セイバー
- 二挺の実体剣。両手に持ち相手を捌く。両脚部に収納。ワッ太曰く二刀流は大門先生の直伝らしいが、剣道の公式大会で二刀流は大学生以上でないと認められていない。……実は実戦剣術だったのか?
- 『第2次Z』、『T』ではビームキャノン同様追加武装。『第3次Z』では全体攻撃属性。
- トライダー・ジャベリン
- 十字槍。投擲しての攻撃も行う。右脚部に収納。
- 『GC(XO)』では気力が必要な分射程があって強力。『第2次Z』では気力が不要になった分威力は落ちた。『第3次Z』ではアシスト武器。
- トライダー・ルアー
- 釣り竿。
- 初実装の『XO』では特殊なマップ兵器で、威力は極小だがユニットサイズがS~Lまでのユニット(敵・味方問わず)をトライダーの隣のマスに強制移動させることができる。なおサイズが2L・3Lのユニットに対して使用すると逆にトライダーの方が敵の隣に強制移動させられる。
- 『第2次Z再世篇』では追加武装で登場。こちらは通常武器で運動性ダウンの特殊効果を持つ。
必殺技[編集 | ソースを編集]
- トライダー・バード・アタック
- 胸のシンボルから発生する鳥の形のオーラを身に纏い突撃する、トライダーG7の最強技。第16話ではトライダーの10倍以上のサイズがあるメカロボット・サンダー(SRW未登場)すら一撃で真っ二つにした。原作ではほぼ全話において使用され、必ず敵に止めを刺してきた文字通りの必殺技である。
- 『新』では命中時に敵の内部メカが両断されるカットインがある[3]。『第2次Z』以降ではトドメ演出として敵が両断されて爆発するようになった。『T』では突撃前にトライダーの内部構造が透けて見え、各部の発光が消えて胸部に集中するカットがある。
- ウィング・カッター
- 第45話にて使用。イーグル形態に変形し主翼で敵を切り裂く。スパロボでは『第3次Z天獄篇』で追加。
合体攻撃[編集 | ソースを編集]
- Wわんぱくアタック
- ザンボット3との合体攻撃。敵機の両サイドを取った後、ザンボット・バスターとトライダー・カッターをトスジャグリングの要領で投げ合いながら敵機に投げつける。そのうちにトライダー・ジャベリンやらチェーンやらザンボット・グラップやらブローやら、飛び交う武器が大型化しながら増えていくというまさにわんぱく攻撃。とどめは無敵ロボの十八番、両サイドからのコンビネーション・クラッシュ(飛び蹴り)で仕留める。威力の割にEN消費がかなり軽いので使いやすい。
- ワッ太と勝平があらかじめ特訓して編み出したとシナリオで語られている。
- 3・3・7拍子
- 『第2次Z再世篇』で追加された合体攻撃。ダイターン、ザンボットとの変形・分離を交えた連続攻撃。
- 本式の337拍子のリズムでカットイン(槍→手裏剣→剣→戦闘機攻撃→戦車攻撃→小型戦闘機攻撃→車輌攻撃×2→水中形態攻撃→銃→翼→脚撃→拳)が入る。
- 演出上でトライダーの全形態(G7→コスミック→ビークル→ホーク→モビル→マリン→イーグルの順)が登場している。
- ザンボット3・ダイターン3・トライダーG7の各機の数字と、応援の定番・三三七拍子とを引っ掛けた秀逸な技名である。
- 劇中ではワッ太の小学校の運動会の応援合戦の練習をヒントに編み出された。
- 無敵コンビネーション
- ダイターン3とザンボット3との無敵合体攻撃。サン・アタック、ムーン・アタック、バード・アタックの順番で各無敵ロボの必殺技が横一列順番で炸裂し、とどめは連続クラッシュして太陽・月の大穴と十文字に引き裂く。演出がかなり派手である。サンアタック込みのせいか装甲ダウンの特殊効果あり。
- 社員一斉攻撃
- 『T』にて実装。トライダー・シャトルとの合体攻撃。最初にトライダーが攻撃し[4]、次にシャトルのミサイル連射、厚井の乗る作業ポッド[5]のビームの後、木下が生身を晒して爆弾をばら撒く[6]。最後は郁絵のカットインがお茶を敵パイロットのウインドウにこぼして〆。
- なお、戦闘アニメーションをボタン押しっぱなしで早送りすると、郁絵自身にお茶がかかる。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
特殊能力としての分離は持っていない。
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- 変形
- 7段階変形するが、変形可能なのはG7に加えてトライダー・コスミックとトライダー・ビーグルのみ。
- ビーグルは合体の分類だからか『第2次Z』ではコスミックにしか変形できない。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- L
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- 「トライダー・バード・アタック」の攻撃力+300、射程+2
- 『第2次Z』で採用。ワッ太が勇気を習得するまで足が遅めなので、位置取りが容易になるのはありがたい。
- 「トライダー・セイバー」と「トライダー・バード・アタック」の射程+2
- 『第3次Z』、『T』で採用。『第3次Z』ではALL武器だが射程1の「セイバー」が格段に扱いやすくなり、ワッ太のエースボーナス早期獲得に大変役立つ。『T』では「セイバー」が追加武装なので、追加前は「バード・アタック」のみ適用される。また同作では「セイバー」の射程がデフォで2まであるため、4まで伸びる事になる。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- トライダーG7のテーマ
- OP曲。『T』の限定版は歌付きもある。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- トライダー・シャトル
- トライダーのオプション装備でもあるシャトル。トライダー・ビーグルの履帯部分「トライダー・キャタピラ」を収納している他、トライダー・コスミックと合体することでトライダー・フォートレスとなる。
- アサヒ3号 / 偽トライダーG7
- 第41話「がんばれ!ポンコツロボット」に登場。竹尾道太郎の旧知の仲であるメザシ工業の馬之助とさくら夫婦が製造したブリキの玩具然としたロボット。
- 外装を取り付ける事でトライダーに似せているが、本物と比べてかなり角ばった不格好なデザインとなっており当然変形は出来ない。武器は格闘の他、ツルハシやピコピコハンマーなど。
- 竹尾ゼネラルカンパニーの仕事を横取りする形で月面へと出かけるが、仕事がメカロボットからの防衛とは全く知らなかったためメカロボット・デビロイドの戦闘でピンチに陥った所を本物のトライダーに助けられた。
- 一応、戦闘はそれなりに健闘しておりオンドロンを困惑させていた。何気に数少ない敵対しない味方側の偽物ロボットである。SRW未登場。
SRWでの関連機体[編集 | ソースを編集]
- ザンボエース
- 『第2次Z再世篇』ではナバロンがこの機体をもとにトライダーを作り上げた。
- ティラネード
- 『T』の主役機で、VTXユニオンにより作られた試作機。トライダーとシャトルを参考に『人型機と支援機の連携』をコンセプトとして開発された。
余談[編集 | ソースを編集]
- 当時クローバー社より発売されていた玩具では頭部のモビル及びマリン形態はカットされており、代わりにシャトル単品とトライダー・フォートレス形態を合わせて7形態扱いとなっていた。
- 後期の発進シーンの起動画面によく見ると"FORTRAN","by Microsoft"と表示されており、トライダーG7は実在するMS-DOS上のFORTRANプログラムで動いていると冗談としてネタにされる事がある。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 設備のご案内、無敵ロボ トライダーG7、2022年3月8日閲覧。
- ↑ 移動中のコスミック状態のみであり、戦闘ではワッ太が操縦していたがやはり風邪で調子が出ず苦戦していた。
- ↑ ただし、この仕様のためスペシャルディスクのカラオケモードでズドールに攻撃しているカットでは構図的に回避されている事になってしまう。
- ↑ トライダーの動きやコクピットの様子は第13話で今迄のトライダーの攻撃パターンをコンピューターで予測してきたズルチン相手に、予測できない動きで対抗した物。
- ↑ 第9話で使用した機体。「レーザー砲や磁力線は寄せ付けない」特製で、磁力線で動けなくなっていたトライダーのピンチを救っている。
- ↑ ゲーム画面の天井に張り付いているのは第7話でワッ太に(学校の宿題として)頼まれてシャトル内の資材で自作した「電磁石を利用した磁力靴」を装備している為。
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