アールフォルツ・ローム・ハルハラス
アールフォルツ・ローム・ハルハラス アールフォルツ:A0012M | |
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外国語表記 | Ahlforz Rohm Halharris |
登場作品 | |
声優 | 中田譲治 |
デザイン | 渡邉亘 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 |
ガーディム人 アンドロイド (A0012M) |
性別 | 男 |
髪色 | 白金色 |
所属組織 | 超文明ガーディム |
所属部隊 | ガーディム第8艦隊 |
役職 | 司令官 |
アールフォルツ・ローム・ハルハラス / アールフォルツ:A0012Mは『スーパーロボット大戦V』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ガーディム第8艦隊の司令官。白金色の長髪と屈強な体格が特徴の男性で、第8艦隊を率いて「超文明ガーディムの再建・復興」を目論んでいる。
第一印象は理知的で落ち着いた雰囲気の指導者然とした性格に見えるが、実際はガーディム人以外の種族を「猿」「劣等種族」と蔑んで呼び、他種族と分かり合う発想そのものを持たない冷酷無比の人物。「ガーディム人は宇宙で最も優れた種族で、それ以外は平等に価値がない」という前提を絶対に曲げようとせず、ガーディム人以外を徹底的に見下して決して対等には扱わない凝り固まった思想と価値観で完全に自己完結しており、説得にあたった地球艦隊・天駆も「傲慢過ぎて話が通じない」と評している。
傲慢と差別意識の権化のような人物だが、元々このような思考はガーディムの為政者や指導者には共通したもので、彼に限ったことではない。ただ逆を言えば、この思考や性格こそが超文明ガーディムを表現しているといっても過言ではない。戦争や虐殺行為、他星への侵略を「作業」「矯正」とまで言い切る。
作中では主力艦スリニバーサを本拠地とし、部下のジェイミーやグーリー、エージェント達を使ってガーディム再建の為のデータ収集を行っており、あまり自ら姿を現すことはない。だが物語終盤、ガーディムの存在した大マゼランで版図を広げる大ガミラス帝星を「矯正」すべく、ガミラス本星の帝都バレラスに向かう。
デスラーが帝都に向けて、第二バレラスの633工区を落下させる瞬間に出現。「指導者に見捨てられるような民ならば消去も当然」とし、633工区直撃の瞬間まで帝都に住むガミラス人を皆殺しにしようとする。更に、地球をガーディムの新たな母星にする野望と、その為にヤマトを狙っていた事を明かす。バレラスやガミラス人を守ろうとする地球艦隊・天駆と激突するが敗れ、スリニバーサ諸共撃沈される。
しかしバレラスの戦いで死亡したと思われたが生き延びており、地球艦隊・天駆を追って地球近海に再び現れる。だが、アールフォルツの顔半分からは機械部分が露出しており、彼自身もアンドロイドだった事が判明。これによりガーディム第8艦隊は生きたガーディム人は存在しないアンドロイドのみの集団だった事が判明する。彼の正式名称は「アールフォルツ:A0012M」というアドミラルタイプのアンドロイドで、過去に存在していたオリジナルのアールフォルツのデータから製造された。
アールフォルツ:A0012Mはアンドロイドとしては非常によく出来ており、これは「本物と寸分違わぬアンドロイドを作り出せる」というガーディムの技術力の高さを物語っているように見えるが、見方を変えれば「ロボット(機械)で再現できてしまう程に人間性の欠如が末期的である」とも捉える事ができる。
アールフォルツ(オリジナル)[編集 | ソースを編集]
3000年前、当時のイスカンダルと大マゼラン銀河の支配を賭けて争っていたアールフォルツ本人。旗艦バースカルで指揮を執っていた。
自身を模したアールフォルツ:A0012M(以下A0012Mと表記)が、ナデシコのボソンジャンプ関連の解析データや、ヤマトの波動エンジンと次元制御技術の解析データを用いてタイムホールを開き、それを通って現代の地球近海に出現する。A0012Mからこれまでの戦闘データを受け取るが、「自分と同じ顔のアンドロイドが存在するなど許されない」という理由だけで用済みとなったA0012Mをスリニバーサ諸共破壊した。その傲慢さとエゴは、自身を模したA0012M以上に酷く醜く歪んでいる。A0012M達が起動しようとしたシステム・ネバンリンナの存在も不要としており、自らが生きてさえいればガーディムの再建も簡単だと豪語している。
次元融合で滅びかけている地球をガーディム再建のために「使ってやる」べく侵略を開始し、地球艦隊・天駆と対決(この時は人員が貴重なため、無人機を繰り出している)。彼等の戦力に押し止められるが、更なる戦力増強の為にタイムホールから第8艦隊の本隊を呼び出す。その戦力で地球艦隊・天駆を圧倒しようとするが、この瞬間に旧ガーディム人を「害悪」と判断したシステム・ネバンリンナが起動(正確には、最初のタイムホールが開いた時点でエージェントを本隊側に送り込んでいた)。第8艦隊の人員はネバンリンナの端末であるエージェント達の手で皆殺しにされ、その際にネバンリンナによってガーディム人の遺伝子を採取される。最後に生き残ったアールフォルツは、もはやネバンリンナにとって用済みの存在であり、バースカルの動力炉を欲したネバンリンナの手でバースカルを破壊されて死亡した。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。第49話ではアールフォルツ:A0012M、最終話ではオリジナルのアールフォルツと交戦する事になる。
- 最終話ではラスボスの前座なので、余力を残しながら戦うように。
- スーパーロボット大戦T
- エキスパンション・シナリオにて復活して登場。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ジェイミー・リータ・スラウシル
- 部下。アールフォルツ:A0012Mは彼女のデータから、コマンダータイプのアンドロイドを製造した。
- グーリー・タータ・ガルブラズ
- 部下。アールフォルツ:A0012Mは彼のデータから、ソルジャータイプのアンドロイドを製造した。
- ネバンリンナ
- オリジナルのアールフォルツはその傲慢さと差別意識が災いし、彼女に「害悪な存在」として判断されてしまう。最期は彼女の手により、バースカルを破壊されることで殺害されてしまう。
- 叢雲総司、如月千歳
- サブ主人公になった側に、かつてのイスカンダルの暴挙を見せつけることでガーディムへと招き入れた。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- アベルト・デスラー
- 困難ルートの最終話では、地球艦隊・天駆だけでなく彼とも対峙する。第8艦隊が行方不明になった経緯を目の当たりにするという収穫を得たが、一方でアールフォルツの醜い人間性に心底呆れ果てていた。
名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ガンダム…。兵器にしては少しばかり華美だな」
- ガンダムタイプとの戦闘時。それを言ったらスーパーロボット等はどうなるのやら。
- 「ふも…。ガーディムでは失われた概念…」
- ボン太くんとの特殊戦闘台詞。どんな概念なのか。
- 「これは…悪い夢か…!?」
- 自軍に撃破された際の台詞。A0012M、オリジナル共に同じリアクションを見せている。
アールフォルツ:A0012M[編集 | ソースを編集]
- 「我々は、ガミラスの矯正のためにここに来た。 だが、指導者に見捨てられるような愚かな民ならば、消去も当然だろう。そしてそれは、あくまで超文明ガーディムが成さねばならないのだよ」
- 第49話より。ガミラス本星での地球艦隊・天駆とガミラス艦隊の決戦中に堂々とスリニバーサで乗り込み、首都バレラスを爆撃しながらデスラーに一方的な宣戦を布告、デスラーとガミラス帝国に住む人間を粛清すると堂々宣言。さも自分達の行為が常識的行動だと言わんばかりに第二バレラスが首都に落下するという危機的状況の最中に嬉々としてガミラス人の虐殺を決行せんとした。
- なお天駆の面々に対しては(上から目線ではあるが)避難を促すような気遣いの様な言動をしてみせている。
- 「ますます面白い…!テロン人というものは、実に興味深い研究対象だ!」
- 同上。グーリーとしての自我を取り戻したソルジャーを見て。直前にバレラスを守る為に闘う彼等を見て「想像以上に興味深い」と評しているが、このあたりネバンリンナが関係しているのだろうか?
アールフォルツ(オリジナル)[編集 | ソースを編集]
- 「お前の役目…超文明ガーディム再建はこの私が降臨した事で成ったと言えよう。つまり、お前は用済みなのだよ。何より、ガーディム最後の戦力である第8艦隊司令のアールフォルツ・ローム・ハルハラスと同じ顔のアンドロイドなど、許される存在ではないのだ」
- 最終話より。アールフォルツ:A0012Mの開いたタイムホールによって現代に呼び寄せられた事を把握するや否や、A0012Mをスリニバーサごと撃墜。功労者である筈のアンドロイドにこう言い放つ。
- 「これがガーディムなのだよ、約3000周期後の世界のテロン人。この合理性が理解できないとは時が経とうと知的生命体の思考というのは進歩が見られぬようだな。つまり、我々ガーディム人こそが時代を超えて、この宇宙の覇者足る資格を持つと言い換えてもいいだろう」
- 同上。傲慢極まる理屈でA0012Mを破壊した事を非難されて。アンドロイドを上回るエゴに満ち溢れた発言であり、これが自身とガーディムを破滅に追いやることになる。
- 「ガミラスなど、我々がいない間に生じた青カビのようなものだ。超文明ガーディム再建の暁には、君を追放したガミラスとイスカンダルを平定し、大マゼランを今一度、我々のものとしよう」
- 困難ルートで追加される、デスラーに対しての宣戦布告。当のデスラーもこの傲慢極まりない態度に心底呆れ果てたらしく、真っ向から切り捨てていた。ちなみに「大マゼランを今一度、我々のものと」としているが、イスカンダルと覇権をかけて争って敗れたとするならそもそもガーディムが大マゼランを支配できていたわけでないのにそう語るあたりも、彼の傲慢さが見て取れる。
- 「お、お前達!私のバースカルに何をする!?」
「やめろぉぉぉぉぉぉっ!!」 - エージェントに殺害される際の断末魔。「ネバンリンナが無くとも、自らが降臨したことでガーディム再建は成った」と嘯いた男が招いたのはガーディムの再建などではなく、そのエゴをネバンリンナに見限られての旧ガーディムの完全なる滅亡であった。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 名前の由来は、フィンランドの数学者「ラース・ヴァレリアン・アールフォルス」だと思われる。
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