Zクリスタル

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ZクリスタルZシリーズの設定のひとつで、スーパーロボット大戦シリーズで採用されているシステムのひとつ。

概要[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』で登場した事象制御デバイス。ゲーム発売前のPVでは、時獄篇で採用された「強化システム」の発展型として紹介されていたが、シナリオにおいても重要な役目を果たす。

そもそもZクリスタルとは、時獄戦役時からAGがジェニオンに組み込んだシステムで収集していた、人の意志と想いが形となったエネルギーコイン「Zチップ」を精錬・凝集・融合して造り上げた結晶体である。全体像は縦に長い翠色の多面体。Zチップはその特性上「人の意志」に反応してそれを受信・増幅する作用があり、時獄戦役ではこれによって力を失ったゼウス神を一時的に復活させ、時空修復においては人々の意志を伝播する役割を果たした。

クリスタルにはGRADEという覚醒段階が設定されており、Zチップを投入することでそれを吸収し、より高度な事象制御が行えるようになる。天獄戦争においてはマクロス・クォーターにAGが設置していたDトレーダーに新設され、ヒビキが戦闘中に収集してきたZチップで強化され続け、新地球皇国との決戦時に実戦投入されたソーラリアンに転送、その中枢システムとして機能するようになった。

このクリスタルとソーラリアンのシステムが揃うことで事象制御を限定的に行うことが出来るようになり、カオス・コスモスにおいては「悲しみの乙女」「傷だらけの獅子」「揺れる天秤」「いがみ合う双子」のスフィアと同調、マシンの意志を解放することにより真化融合を実現した。

このクリスタルの本質はいわば「生命の力=存在しようとする力を蓄えた電池」であり、超時空修復でその全てを使い果たして消滅している。

特殊システム「Zクリスタル」[編集 | ソースを編集]

天獄篇で追加されたDトレーダーの新メニュー。Zチップを支払うことでGRADEが上昇し、様々な効果を戦闘中に受けることが出来るようになる。詳細は次の通り。

GRADE 能力名 効果 必要Zチップ 備考
1 博識の魔眼 全ての敵ユニットに『偵察』がかかった状態になる 400 強化システム『システムUNS』と同効果
2 不滅の鉄鎖 PP開始時にタクティカルコンボが+1される 800
3 雌伏の臥龍 サブオーダーのボーナス値が以下のものに変化。
トレーニング:PP+30
パトロール:撃墜数+3
シミュレーター:経験値+750
資金調達:LV合計×450
1200 強化パーツ『おコンさんの仮面』開放条件
4 集結する霊子 マップクリア時、撃墜した敵機の数×5のZチップを入手 1600 強化システム『システムZCL』と同効果
強欲なる金腕 マップクリア時、敵に与えたダメージ総計の1/20を資金として入手 1600 強化システム『システムDME』と同効果
無双への道程 マップクリア時、撃墜した敵機の数÷4のPPを出撃パイロットが入手 1600
5 軍神の鼓舞 出撃時、全味方チームのタッグテンション+1、気力+5 2000 強化システム『システムTEU』と同効果
武神の護符 出撃時、全味方チームに『不屈』がかかる 2000
闘神の期待 出撃時、全味方パイロットのSP+20 2000

GRADE4と5は3つの効果から一つを選ぶことになる。推奨されるのは「集結する霊子」と「軍神の鼓舞」。

Zチップは元々纏めて稼げる手段が少ない上、天獄篇では「郁絵のおやつ」の売却値低下により稼ぎの効果が薄くなり、また本編におけるパーツ獲得数が減った関係上パーツの頭数を揃えるためにも前作以上にZチップ稼ぎが重要となっており、「集結する霊子」を選択することでZチップの獲得数底上げに役立つ。4周目に突入する頃にはZチップもかなり貯まっているので今度は「強欲なる金腕」に変更すると15段階改造に必要な資金を稼ぎやすくなる。

またGRADE5は事実上「軍神の鼓舞」一択となる。「武神の護符」は大半のステージで増援が来るため効果が薄く、「闘神の期待」も精神コマンドを1回余分に使える程度しか上がらないが、「軍神の鼓舞」ならばチームの両方がエースであれば、出撃した時点でタッグコマンド使用可能&初期気力110+特殊スキル・強化パーツ補正となり速攻がかけやすくなる。

注意点として、「集結する霊子」はクリア時のシステムメニューから参照できる総撃墜数に依存するため、アクエリオンEVOLEチェンジで敵機を撃墜したパイロットが交代してしまうとその分がカウントされなくなってしまう仕様である(仮に交代したパイロットが10機撃墜していたら、Zチップ50を損することになる)。クリア直前にはスパーダとゲパルトのパイロットを確認しておこう。

関連項目[編集 | ソースを編集]

Tacカスタマイズ / Magicカスタマイズ / TACマネジメント
V』『X』『T』における同系統システム。
AOSアップデート
30』における同系統システム。