楽しみのテンプティ

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楽しみのテンプティ
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 大和田仁美
デザイン 大籠之仁
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
種族 御使い
性別
年齢 1億2000万は超えている
髪型 ツインテール
所属 御使い
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楽しみのテンプティは『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

御使いの一人にして、楽しみを司るモノ。桃色の髪をツインテールにした少女の姿をしている。明神タケル曰く「無邪気に悪意をバラ撒く存在」。

最初は「ティティ」の名前で避難民に紛れ込み、Z-BLUEヒビキ・カミシロ達と交流していた。「父と兄を時空震動で亡くし、その後に母が精神障害を起こし、母の事を嫌いになりたくなかったがために家を出た」とZ-BLUEには説明していたが、これらは全て作り話であり、ヒビキが同情しやすいようにしていただけであった。

第3新東京市跡でのレナード・テスタロッサとの戦いで、マクロス・クォーターへの攻撃に巻き込まれて死亡、遺体は宇宙葬となったが、その全ては偽りであり、御使いとして銀河殴り込み艦隊の前に現れる。

全ての行為を遊びと捉え、全力でそれを「楽しむ」。当初は導く行為そのものを楽しんでいたが、自らの決定で他の生物が右往左往するのが面白くなり、現在では力を振るうこと自体を楽しんでいる。1万2000年前のアドヴェントの追放も、「御使いが一人減るのが楽しそうだったから」というそれだけの理由で賛同した。

惑星エス・テランにおける決戦で怒りのドクトリンと共にプロディキウムに搭乗し、Z-BLUEの前に立ちふさがる。かつてインベーダーバアルと位置づけたのと同様に自分達に刃向かう地球人をバアルとして抹殺しようとするが、真化融合を果たした彼らの前に敗北。逆に自分達こそが「真のバアル」だと断じられ、その事に激昂するも数多の銀河を自分達の身勝手な理屈で破壊してきた行為こそが消滅しようとする力を自覚なく強めてしまった事を指摘され動揺する。

ゼロギアスに更に追い詰められていた所を本性をあらわしたアドヴェントに生贄になる事をドクトリン共々強要されてしまい、必死に許しを請うが聞き入れられず、そのまま至高神Zを生み出す為の生贄として吸収され、その精神は消滅した。

あらゆる事象を余裕を持って「楽しんでいた」彼女ではあったが、自分達が敗北し命の危機に晒されるという想像もしていなかった事態に完全に余裕を失って狼狽、更に同じ御使いであるアドヴェントに弄ばれた末に生贄にされる事になり、最期は生の「楽しみ」では無く死の「恐怖」を味わいながら消えるという自業自得な末路を迎えてしまった。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
初登場作品。担当声優の大和田仁美氏は当作品でスパロボ初参加。
中盤で「ティティ」名義で登場し、味方をかき乱していく。その後、第41話で一時退場。いつの間に退場したのか分かり難いが、この話のDトレーダーで判明する。この話はアマルガムとの戦いに決着がつき、宗介かなめを取り戻して新たな戦いに向かうという明るい場面なのだが、この関係でトレーダーに入った途端に「咲いて散る」が流れるので盛大に「上げて落とした」形になる。
あらためて第51話にて怒りのドクトリンと共にDVE付きで登場。61話でドクトリンと共にプロディキウムに乗り込んで直接対決となるが、パイロット登録はなし。
なお、第58話、61話ではエル・ミレニウムに同調して襲ってくるため、戦うと戦闘台詞が発生する(破界篇・再世篇の早乙女博士や、ワイズマンと同じ台詞要員)。

人間関係[編集 | ソースを編集]

喜びのアドヴェント
1万2000年前に「楽しそう」という理由で追放したが、至高神再誕に必要なヘリオースを持つアドヴェントの帰還を認めた。しかし、彼は自分を追放した御使い達に怨みを抱いており、至高神Zを生み出す生贄として吸収された。
また、御使いには同胞を手にかけるという概念がなければそれ以前に嘘をつくというのもあり得ないとされている為、サクリファイやアサキムを取り込んだ彼のついた嘘を鵜呑みにしてしまい、疑いもなく信用してしまった。
怒りのドクトリン
同胞。彼とコンビを組んで行動している。最後は揃ってアドヴェントに吸収された。
哀しみのサクリファイ
同胞。
エルーナルーナ・バーンストラウス
スフィア・リアクターの中では一番のお気に入りだった。
ヒビキ・カミシロ
アドヴェントが入れ込んだ「いがみ合う双子」のリアクターとして興味を抱き、「ティティ」という避難民を装い接触。レナードの攻撃で死亡したように見せたのも、再会した時に驚く顔が見たかったからという理由。

版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ハーデス神トワノ・ミカゲ宇宙魔王ズール皇帝
至高神ソルを唯一の神としている御使いにとって彼らは、神気取りの愚か者であるが、傍から見れば両者とも精神構造は身勝手かつ自己中心的な為、お互いに人のことは言えない。
レナード・テスタロッサ
アマルガムとの決戦時に彼のマクロス・クォーター居住区への攻撃で自らの死を装い、Z-BLUEの元を去った。
金田正太郎
中央大陸ルートではゲシュタルトに「面白そう」という理由で彼のVコンを渡している。
ハマーン・カーン
宇宙ルートでは、Z-BLUEに参加してまだ日も浅かったからか、ヒビキと談笑していたテンプティに得体の知れない違和感を感じていた。
熱気バサラ
彼の歌は嫌いらしく、第61話での戦闘前会話では彼に対しその歌をやめろと発言している。
これは御使いが「消滅しようとする力」の側に立つ、歪んだ真化を遂げた存在であり、「存在しようとする力」=「生命の力」を体現しているバサラの歌と反発するため。

名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

戦闘中[編集 | ソースを編集]

「逃げようとしたって無駄だよ!ほら!」
プロディキウム搭乗時における「天より遣われし者」使用時の台詞。

シナリオデモ[編集 | ソースを編集]

「…つまらないな、ヒビキ…」
「でも、本当の事だよ。もっとヒビキはすごい子だと思ってたのに、がっかりだ」
第32話「太極」より、意識を失ったヒビキを見て。ヒビキのためにその身を案じるのではなく、自分の「楽しさ」のためにヒビキを見ている、ティティより年上に見えるはずのヒビキを「あの子」と年下のように呼んでいる、という時点でティティの違和感に気付いたプレイヤーも多いだろう。とはいえ、深読みすれば心を鬼にして、あえて「ヒビキはそんなつまらない子じゃない。頑張れ」と言っているようにも感じたりもするがそれはただの間違った深読みにすぎなかった。
「でも、テンプティ達はじゃないよ。そんな大それた存在じゃないもの」
「自分の事を神だって思い込んでる自惚れ屋なんて陳腐で滑稽なだけなのよね」
第51話「運命への出航」より。ドクトリン同様「神とは至高神ソルであり、自分達はそうではない」と言ってはいるが、その傲慢極まる行いは彼女の言う「陳腐で滑稽」がそのままブーメランになっている。
「結局、あんた達は中途半端なんだよね。人以上でありながら、人の部分が残りすぎてる」
「そんなあんた達が、天翅を名乗るのはおかしいよ。だから、堕天翅の名前がお似合いだ」
マクロス・クォータールート第53話「愛憎のラビリンス」より。よく見ると、人の部分が「残っている」といっており、天翅は元人間であった可能性をうかがわせる。
「せっかくゲッター線の力を受けたってのにあんた達と来たら、本能のままに自分達以外の種を攻撃するしかないんだから」
「あんた達は永遠に飢える破壊魔…どれだけ力を持とうと真化する事は出来ず、結局は『神』にはなれない」
「だったら、あんた達にお似合いの役は『悪魔』…つまりはバアルってわけ」
真ゲッタードラゴンルート第54話「閃光!! 次元の果て」より。天翅が堕天翅と呼ばれるようになったのも、インベーダーがバアルとされたのも、御使いの仕業である。しかし、「本能のままに自分達以外の種を攻撃する」という点は御使いにもしっかりと当てはまっており、やはり自分達が彼らと同類になってしまっている事は全く自覚していないようだ。
「それとも、あれかな? 自分達のちっぽけな自尊心さえ満足すれば、宇宙なんてどうなってもいいって思ってる?」
第61話、ドクトリンに一方的に世界を滅ぼす真のバアルと認定され、反論するZ-BLUEに対して。この時点でZ-BLUEの面々は真のバアルが誰なのか気づいていたが、最早対話は意味を成さない事を理解した。
「ご…ごめんなさい! ごめんなさい、アドヴェント! 1万2000年前のことは許して!」
「あ、ああああああああああああっ!!!」
第61話、プロディキウム撃破後に戦場に現れたアドヴェントに生贄にされる事で命乞いをするも、彼に一蹴された挙句、新たなる至高神の誕生の生贄にされる直前の断末魔。
自身の「楽しみ」のためにアドヴェントを追放し、幾多の銀河をも滅ぼした彼女に待っていたのは、御使いの存在を根底から覆す裏切りと「恐怖」に怯える最期であった。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

エル・ミレニウム
テンプティが同調して操る事で強化された個体が出てくる。テンプティは真化融合と同じだと言うが、実際は一方的に支配しているだけの状態であり、真化融合に比べると強化率は大幅に劣る。
プロディキウム
至高神ソルを再誕させる為に必要な神器の一つ。ただしテンプティは乗っているのだが、見学しているだけ。
至高神Z
アドヴェントが完成させた新たな至高神。この為に生贄として捧げられる事になる。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 名前の由来は「誘惑」を意味する「temptation」。