「ブルーヴィクター」の版間の差分

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**ちなみに、宇田歩P曰く「[[ブルーティッシュドッグ]]の例がある様に、ブルーヴィクターの『ブルー』とは『青い』という意味ではありません」との事である。
 
**ちなみに、宇田歩P曰く「[[ブルーティッシュドッグ]]の例がある様に、ブルーヴィクターの『ブルー』とは『青い』という意味ではありません」との事である。
 
***なお、ブルーティッシュドッグの「ブルー」は「ブルーティッシュ」(Brutish、「野蛮」)の一部である。
 
***なお、ブルーティッシュドッグの「ブルー」は「ブルーティッシュ」(Brutish、「野蛮」)の一部である。
**所持している武器「ブリューナク」を元にして、ブリューヴィクターだと発音しにくいのでブルーにしたことが、攻略本での宇田Pへのインタビューで明らかにされている。ちなみにブリューナクとはケルト神話に登場する「勝利を齎す槍」であり、投げると雷光を放って敵を撃つ。
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**所持している武器「ブリューナク」を元にして、ブリューヴィクターだと発音しにくいのでブルーにしたことが、攻略本での宇田Pへのインタビューで明らかにされている。ちなみにブリューナクとは[[ケルト神話]]に登場する「勝利を齎す槍」であり、投げると雷光を放って敵を撃つ。
 
***……と、されているが、実際の所「ブリューナク」と言う名前は1990年代の日本で付けられた、独自の名前である可能性が高い。原典のケルト神話においても確かにそういった武器は存在するのだが、名前は登場せず、しかも槍ではない。
 
***……と、されているが、実際の所「ブリューナク」と言う名前は1990年代の日本で付けられた、独自の名前である可能性が高い。原典のケルト神話においても確かにそういった武器は存在するのだが、名前は登場せず、しかも槍ではない。
 
**「ブルー」の名を持ちながらカラーリングが「赤い」キャラクターの前例として、[[マシンロボ クロノスの大逆襲]]の[[ブルー・ジェット]]がおり、彼もアンソロジーコミックではそれを頻繁にネタにされていた。
 
**「ブルー」の名を持ちながらカラーリングが「赤い」キャラクターの前例として、[[マシンロボ クロノスの大逆襲]]の[[ブルー・ジェット]]がおり、彼もアンソロジーコミックではそれを頻繁にネタにされていた。

2015年10月10日 (土) 18:26時点における版

ブルーヴィクター(BrioVictor)

謎の組織デストルークに所属する自律型のスーパーロボット。組織の命に従い、幾度となくファルセイバーを付け狙う謎の存在。デストルークが地球近海で回収した謎の槍を武器としており、それを投擲しての射撃戦を得意とする。

「デストルークの守護者」を自称し、組織の障害となる者は容赦なく斬り捨てる。しかし、ファルセイバーと戦う中で謎のフラッシュバックを起こしているほか、行動時間に制限があり長時間の戦闘が行えないという弱点がある。

その正体は、ファルセイバーがミケーネ帝国との戦いで失った四つの至宝の一つ、「力の至宝」から造り出されたかりそめの存在。ディボーティーがファルセイバーを討つ手駒として作り出した存在であり、人格や記憶は全て作り物であった(作り出されたのが本編が始まってからであるため、当然ファルセイバーはブルーヴィクターの存在を知らなかった)。

だが、人格の元になったのが力の至宝に残留していたファルセイバーの思念であったことと、元々ファルセイバーの一部であった至宝から生まれた存在であるため、彼同様次元の守人としての資格を持つ。当初はデストルークの守護者としてファルセイバーを狙っていたが、何度も激突するうちに至宝に刻まれた使命の記憶が流れ込み、最終的には人格制御の枷を振り切ってデストルークを離反。

この可能性を考慮したディボーティーは裏切りに備え、調整を受けなければ機体が崩壊するよう仕込んでいたが、行き倒れているところをジェイアークに回収され、コロニーを襲撃した合体原種との戦いに出現。バルギアスとの戦いで斃れたファルセイバーの代わりにユキと世界を守るべく、限界を迎えてなお戦おうとしているところに現れたヨウタと融合。一時的に力を取り戻し、あらためて次元の守人としての使命を奉じることとなった。この時装甲の黒かった部分が白く変色している。

その後はヨウタとユキの新たなパートナーとしてブライティクスで戦っていたが、ディボーティーの調整を受けず限界だったのを二人との融合で強引に補完していたため、オウストラル島での戦いでついに戦闘不能に陥ってしまう。しかし、島の遺跡に変化していた「生命の至宝」によりファルセイバーが復活し、さらに合体により本来の姿であるグリッターファルセイバーへと戻ったことによって4人分の生命のリンクが発生、デストルークの枷から完全に解放された。

背部ウイングユニットはファルセイバーのそれとサイズこそ違うがディテールは同様で、両者が同一の存在であることを示している。なおこのウイングは高速機動時には折りたたまれる。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
オリジナルライバル機。登場は12話から。
ファルセイバーとの因縁を強調して来る割に思考ルーチンが通常の敵と変わらないので、HPの高いユニットの方へ向かいがち。登場ステージでは必ずファルセイバーとのイベント戦闘があり、大抵撤退又は撃破時にファルセイバーのHPを大幅に削ってくるため、撤退後にファルセイバーが撃破されないように注意が必要。中盤、イベントにより気力300の状態で襲い掛かってくる。まともにダメージが通らない上に一撃が重くなり、HPも50000越えとこの時点ではかなり厄介な敵である。
第28話から第35話の途中までファルセイバーに代わりヨウタの搭乗機として参入するが、改造は引き継がないので注意。第35話でファルセイバーが復帰した後も自身がメインパイロットとなって引き続き残るため、改造しておくのは無駄にならない。ファルセイバーと違いSP回復効果を持たない代わり火力で勝るほか、射撃メインとなるので立ち回りの変化に気をつける必要がある。ちなみにファルセイバーとは必殺武器の射程が全く噛み合わない為相性は最悪(ブルーヴィクター側に射程ボーナスがあるため同時に撃てないわけではないが、意味は薄い)。「強襲」が使えるため、単独で使うならばギラーガ改ガンダムAGE-1グランサ法術士ニューなどと組むといいだろう。射程ボーナスを得ればフレイムスラストが射程4になるのと、ファルセイバーと違い空が飛べるため進撃戦に強いのが売り。
ただ、実際は第35話で反則性能を持つグリッターへの合体が解禁される為合体要員になりがち。資金に余裕のない序盤はヨウタの養成で第28話以降を乗り切り、ファルセイバー復帰後は合体要員として運用するのがベター。一番の利点は「養成できるサブパイロット」になることなので、SP系のアイテムを温存しておきたいところ。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

ブリューナク
デストルークが回収した槍。
唯一にして最大の武器で、穂先を展開することで銃砲として使用可能。また真ん中から分割することで二本の剣にもなる。これを虚空から召喚して攻撃する。また、ブルーヴィクターの本体とも言えるアイテムであるため、非戦闘時は触覚などの感覚がリンクしている。
ヴィクターブリット
ブリューナクの先端を展開、銃砲に変形させて連射する。
フレイムスラスト
召喚したブリューナクを二本の剣に分割、炎を纏わせて切り裂く。攻撃力低下効果付き。
リライアブルスロウ
ブリューナクを投擲、軌道を遠隔制御して正確に敵を貫く必殺技。実は格闘武器。
第29話のイベント戦闘では合体原種に対して使用し、ジェイクォースよろしく原種核を抜き出した。
エクスプローシブピアース
味方時に追加される必殺技。肩アーマーを分離・接続して巨大なボーガンに変形、ブリューナクを番えて射出、確実に敵を貫く。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
オールキャンセラー
敵時のみ。
力の至宝
味方時のみ。気力130以上で与ダメージ1.1倍。
輝煌合体
第35話で追加。ファルセイバーと合体しグリッターファルセイバーとなる。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

BX
直感狙撃闘志強襲熱血
射撃型スーパー系の典型。「強襲」のおかげで実質苦手レンジがないのが大きい。グリッターファルセイバー時はサブになるが、戦闘系のコマンドを一手に担う形になるのでSP系のアイテムを優先的に回したい。「狙撃」があるので短めの射程もある程度補える。

特殊スキル

BX
底力援護攻撃全体攻撃カウンター

機体BGM

「デストルークの守護者」
専用曲。
「次元の守人ブルーヴィクター」
味方時の専用曲。

人間関係

ファルセイバー
ターゲットとなる「次元の守人」。本来は彼の一部であり、ともに次元の守人の資格を持つ。
グリッターファルセイバー
合体形態。
ディボーティー
創造主。
ヨウタ・ヒイラギ
ファルセイバーを喪った彼と融合し、新たなパートナーとなる。
ブルーディスター
量産型と呼べる存在。しかし、守人としての敵であるデストルークの完全な手駒であり、同時に自身の存在を侮辱する機体でもあるため、強い敵愾心を抱いている。

他作品との人間関係

ソルダートJ戒道幾巳トモロ0117
デストルークの支配を脱した際に力尽きたところを、彼らの乗るジェイアークに保護された。リーダーであるソルダートJとは戦士として交流していく。
闘士ダブルゼータ
自身と同じく、ジェイアークに保護された者。お互いに一人の戦士として認め合っていく。
マーダル

名(迷)台詞

「俺はディボーティー様に造られたデストルークの守護者…ブルーヴィクター」
第12話「それぞれの決意」に於ける初登場時の台詞(DVE)。この後、ファルセイバーに攻撃を掛けてくる。
「ジュピターX……俺に力を……ファルセイバーを討つ力を!!」
第24話「青い巨神と赤い巨人」で撃墜された際。無限力で持ち直し「魂」がかかった状態でなおも向かってくる。
ちなみに、よく見ると回復・魂発動時にそれぞれ気力-150と表示されている。これは、処理の都合で気力300の状態から本来の気力上限まで下げようとした結果と思われる(偵察や脱力をかけても同様の表示になるが、実際は即座に300に戻っている)。脱力・偵察を使わずにこのイベントを見た場合、「力を求めているのに弱体化するのか」と驚くことだろう。おそらく、精神コマンド発動の処理時、常に気力変動に対する上下限超えの修正処理が発生しているためと思われる。
「た、斃れるつもりはない…お、俺に斃れることは……許されない……!」
「もう奴は……ファルセイバーはいない……。俺が……彼女を守り、世界を……守りぬかなくてはならない……! この身に刻まれた使命にかけて……!」
第28話「友」より。限界を迎え、デストルークの猛攻を受けてなお、ブルーヴィクターは倒れない。いなくなったファルセイバーの代わりにユキと世界を守らねばならない、と突き進む中、そこにヨウタが現れ……。
「お前も今ある運命を切り拓こうというのなら…俺の名を呼べ!」
その直後のDVE。片や使命を果たすために、片や約束を守るために、そしてファルセイバーの意志を受け継ぐために、次元の守人と強い意志を持つ少年は一つとなった。
実は第1話でのファルセイバーのDVEと同じなのがポイント。
「協力するよう頼まれた。これも俺の使命を果たすことに繋がる」
「俺達は元を同じとする存在だ。似通った部分もあるだろう」
第29話「再会、そして別れ」にてナデシコからシャクヤクに資材を搬出している時の台詞。ファルセイバーとは別の方向で真面目な男である。
ブルーヴィクター「こちらの動揺を誘っているなら無駄だ。俺達はそんな言葉に惑わされない」
ユキ「でも今の言葉…冗談でも言っちゃいけなかったね…!」
ヨウタ「俺達の前で、ファルセイバーを冒涜したらどうなるか、覚悟はできてるんだろうな!」
第35話「devil cross kaiser」より。キバとの戦闘前会話。
1度死亡したファルセイバーをネタに挑発してきたキバに対して。
「所詮はイミテーション。いくら繰り出そうと無駄だ……!」
第35話にてブルーディスター全滅時のコメント。守人としての存在を否定する「デストルークの守護者」を自身のレプリカが実行する様は、ブルーヴィクターにとっては非常に不愉快であったらしい。
「…必要ならば、触れていい」
「む…まだ汚れが残っているようだ。すまないが掃除の続きを頼めるか?」
中断メッセージにて。ユキがブルーヴィクターの槍の手入れ(掃除)を行うも、当人にとってはそれがくすぐったく、一度は「必要ない」と拒否したが、その言葉を受けてうなだれるユキの姿を見たことで、上記の台詞で訂正した。
ブルーヴィクターとファルセイバーが元々は同一の存在であったことを如実に表すエピソードであり、その様子を見ていたヨウタも「ブルーヴィクターもユキには甘いぜ」と苦笑していた。

余談

  • Web番組『スパロボチャンネル』第2回にて、ブルーヴィクターの声を演じた置鮎氏から「名前はブルーヴィクターなのに、なんで『赤い』の?」とツッコまれている。
    • ちなみに、宇田歩P曰く「ブルーティッシュドッグの例がある様に、ブルーヴィクターの『ブルー』とは『青い』という意味ではありません」との事である。
      • なお、ブルーティッシュドッグの「ブルー」は「ブルーティッシュ」(Brutish、「野蛮」)の一部である。
    • 所持している武器「ブリューナク」を元にして、ブリューヴィクターだと発音しにくいのでブルーにしたことが、攻略本での宇田Pへのインタビューで明らかにされている。ちなみにブリューナクとはケルト神話に登場する「勝利を齎す槍」であり、投げると雷光を放って敵を撃つ。
      • ……と、されているが、実際の所「ブリューナク」と言う名前は1990年代の日本で付けられた、独自の名前である可能性が高い。原典のケルト神話においても確かにそういった武器は存在するのだが、名前は登場せず、しかも槍ではない。
    • 「ブルー」の名を持ちながらカラーリングが「赤い」キャラクターの前例として、マシンロボ クロノスの大逆襲ブルー・ジェットがおり、彼もアンソロジーコミックではそれを頻繁にネタにされていた。
  • 彼を演じる置鮎龍太郎氏はこれでバンプレストオリジナルとしては7人目。ブルーディスターを含めると8人演じている事(無限のフロンティアを含めると11人)になる。
    • 次点として速水奨氏と石田彰氏(各5人)。水谷優子氏(4人)が続くが、その3名の演じた役が多いのは演じたコピー別世界の同一人物が多い事も関連している。そんな中、ブルーディスターを含めずとも無関係のキャラで10役もの人数を達成した置鮎氏は一つの快挙と言える。