ロドニー・ジェスハ

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ロドニー・ジェスハ(Rodney Gesha)

シュテドニアス連合の将軍。非常にきついトロイア訛り(日本語に訳すとコテコテの大阪弁になる)を喋るのが特徴の飄々とした人物だが、この年齢で既に将軍の地位に昇り詰めていることからも分かるように、軍人としては非常に優秀。加えて強制魔法の「焔(ゲイン)」を使用したとはいえザムジードを操るなど、魔装機操者としての戦闘能力にも長けている。ちなみに、作中において全属性の魔装機に搭乗し得るのは彼のみである(炎:バフォーム、ジンオウ;風:ダイオン、ギオラスト;水:ギルドーラ;大地:ザムジード;無属性:ルジャノール改)。

シュテドニアス軍内では直属のエリス・ラディウス少尉を始め部下からの信頼も厚いが、国内で実権を握っているゾラウシャルド大統領らタカ派からは疎んじられている。また、LOE第二章で表舞台に立ったラセツからは、彼自身の優秀さも災いして露骨に邪魔がられており、ロドニーの所属する軍内派閥の長であるノボトニー元帥がラセツのクーデターに敗れたこともあって、一時は幽閉状態にまで追いやられる。

しかしそのような苦難の中にあっても、傍らには常にエリスの姿があった。彼女はロドニーに上官として以上の想いを抱いており、献身的に彼に尽くしていた。彼女の行く末が彼のその後をも決定づけることになる。

シュテドニアス脱出後、彼女が死んでいなかった場合は、洗脳された彼女と対峙する。洗脳から解き放つことができれば魔装機操者としてマサキ達と共闘、その後もエリスと共に歩んでいくことになる。しかし、実はロドニーには離婚歴があり、またマサキ達と合流早々にウェンディを口説く尻軽さも見せている。とはいえ、彼女が死亡した(あるいは脱出前に既に彼女が死んでいる)場合の意気消沈ぶりを見る限り、エリスの存在が彼にとって重要な意味を持っていることは確かであろう。

上記のような展開を経ない邪神ルートの場合、最後の最後で登場。出番がないかと思えば実は裏で相当強かに立ち回っていたようで、ラセツの国内での地盤を破壊した上で魔装機神操者たちに倒させる策士ぶりを見せ、ついでに大統領選に立候補するという(本人がそう言っているだけではあるが)。

魔装機操者となった場合の彼の専用機は、あろうことか今は亡き剣皇ゼオルートの愛機ギオラストであった。ギオラストのこの扱いに噴いた人は多いだろう。実際、マサキはかなり微妙そうな様子だった。

登場作品と役柄

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
マサキの章で対峙。シュテドニアス軍人の中でも良識派で、ヴォルクルス戦ではエリスと共にマサキ達と共闘する。CB版にて声が付いたが、彼の声を美形キャラを演じることの多い速水奨氏が演じたことに驚いたファンも多いであろう。一応速水氏は兵庫県の出身であり、関西弁キャラを演じることも多いのだが、ロドニーのようにコテコテの関西弁キャラを担当するのは珍しい。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第二章からの登場となるが、テューディルート・ラセツルート分岐の鍵を握るキーパーソン。エリスが生きていれば彼も合流し、そうでなければ2人とも仲間にならない。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
DS版でイベントカットが追加された。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
声の担当は引き続き速水氏。仲間になって数話後に、シュテドニアスを立て直すために政治家になることを決意し、アンティラス隊を脱退する。これで、氏の演じる政治家は地球のブライアンとあわせて2人目である。ギオラストはファングが受領している。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
立ち回りは概ねEXに準じる。シナリオ再現がフェイル/カークス打倒で終わりのため、残念ながら出番はそこまでとなる。戦艦に乗っていることが多く、戦力の整いきらない序盤で対峙するため数値以上に硬いイメージがある。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

シュテドニアスのパイロットの中ではかなり強い部類に入るが、味方としては中の上。一軍で十分に戦えるが、出撃枠を考えると無理をして使うほどでもない。

精神コマンド

精神コマンドは完全に戦闘系なので、機体をしっかり改造した上でサポートはエリスの精神コマンドで行いたい。

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ひらめき必中ド根性加速熱血鉄壁
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
ド根性、直感、加速、激励、魂、自由選択

特殊技能(特殊スキル)

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
気配察知、分身、再攻撃、底力、2回行動

パイロットBGM

「終わりなき戦い」
LOEにおける汎用戦闘BGM。

人間関係

エリス・ラディウス
EXの頃から常に戦場を共にしてきた部下。最終的に彼女と「上官-部下」の一線を越えられるかどうかがルート分岐の鍵。魔装機神IIでは晴れて彼女と夫婦になっている。
ズヴァイク・ノボトニー
軍における彼の派閥の領袖。
ラセツ・ノバステ
シュテドニアス軍内部における、ライバル的な存在。目的や性格はともかく、軍人としての能力はどちらも非常に優秀である。
マサキ・アンドー
戦場で出逢った敵軍兵ながら、最終的には認め合う存在に。彼からは「トロイア訛りのおっさん」と呼ばれる。
ミオ・サスガ
魔装機神隊の中では最も波長が合う人物。そのおかげか、ザムジードを無理やり操縦したことについても水に流してもらえた。
ウェンディ・ラスム・イクナート
マサキ達と合流した際、早々に口説きにかかる……が、EDではエリスへの取り繕いのため、思わず彼女を「月とスッポン」と言ってしまう。
アクレイド・バロム
軍人時代の同僚。シュウと同じくロドニーも彼を警戒している。
ひょっとこ仮面
ロドニー救出時に、シュテドニアス軍に囲まれたマサキ達の救援のため颯爽と現れた、トロイア訛りのきつい謎の人物。「お前○○だろ?」などと野暮ったいことを言ってはいけない。

他作品との人間関係

デューク・フリード
EXではリューネ達と合流するまではロドニーの所に世話になっており、シュテドニアス内にて地上人を追放する運動が起きた際も、彼だけはロドニーのおかげで無事に脱出できた。

名台詞

共通

「アホ!あのバケモンをなんとかせにゃ、わしらだけやのうて、本国までえらいことになるんや!それに、トロイアはわしの生まれ故郷やしな」
EX「邪神復活」にてマサキ達との共闘に異を唱えるエリスに対して。コテコテのトロイア訛りとは裏腹に、シュテドニアス軍において最も良識のある軍人である彼らしいセリフであろう。OGでもこのやり取りは健在。
「これにて一件落着や。ほな、わしらはいなしてもらうで。この次に会うときゃあ、敵同士や。ちいと、やりにくいけどな」
EX「邪神復活」にて、共闘してヴォルクルスの分身を殲滅した後の別れの言葉。マサキ達も彼と再び敵味方に分かれてしまうことを惜しんでいた。

戦闘台詞

「テュッティ、手伝うで。いや、別にやましい事はないで」/「テュッティ、わしが護ったる。言うとくけど、ナンパやないで」
援護台詞。テュッティはロドニーの好みのタイプであるようだ。続編で何事も起きなければよいのだが…。

スーパーロボット大戦EX

「あ、なんや?もう終わるつもりかいな。まあええわ、ちょうどわしも腹減っとったとこやさかいな。けつねうどんでも食うて寝てこましたろ」
PS版EXの中断メッセージより。…ラ・ギアスに「きつねうどん」などあるのだろうか。

魔装機神シリーズ

ミオ「もうかりまっか?」
ロドニー「ぼちぼちでんな」
#44「不穏な空気」において、2人の戦闘前セリフがこれ。ツーカーとはまさにこのこと。
「わ、わかったわい!!ラディウス……いや、エリス!!わしと茶ぁしばかへんけ!!」
#84「悲しみのエリス」における、彼の一世一代の告白シーン。この後無事洗脳は解け、エリスとめでたく結ばれることに。ちなみにこの後、彼の申し出により、エリスの彼への呼び方が「ジェスハ将軍」から「ロドニーさん」(本人は「ロドニー」が良かったらしいが、エリスが戸惑ってしまい「さん」付けにとどまった)になる。
「おう、見事にかたづけてくれたな。ご苦労さん。おっと、わしはお前らと戦うつもりはあらへん。
 さっきちょっと言い忘れた事があったからな。一言いうとこ思て。
 わし、今度大統領選に立候補すんねん」
#69「野望の終わり」にて。ラセツとの最終決戦時に唐突に登場して、最後にこのセリフ。美味しいとこどりである。

余談

速水氏はマシンロボ クロノスの大逆襲でも端役として関西弁を披露している。