ズワウス
ズワウス | |
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外国語表記 | Zwauth |
登場作品 | New Story of Aura Battler DUNBINE |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
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分類 | |
全長 | 13メット(約13 m) |
パイロット | ラバーン・ザラマンド |
ズワウスは『New Story of Aura Battler DUNBINE』の登場メカ。
概要
バイストン・ウェルの破壊神ズワウスと同じ名を持つ漆黒のオーラバトラー。
黒騎士ラバーン・ザラマンド(バーン・バニングスの転生)が操縦する。
ズワァースをベースに製作された機体で外見も基本的にズワァースと似てはいるが、コウモリのような翼や長い尻尾を持ち、他のオーラバトラーとは異なり虫というより悪魔やドラゴンのような禍々しい姿になっている。全長も13mほどとオーラバトラーとしては最大級の巨体を持つ。完全に白兵戦用に作られており、巨体故パワーも強く、自在に動く尻尾も武器となる。
登場作品と操縦者
原作では完全な敵であるがサーバインと同じく、登場回数は少なく基本的におまけとしての登場なので、味方ユニットとして使用することができる場合が多め。原作に沿った出番は『COMPACT3』のみ。本来のパイロットであるラバーンも同作でしか登場しないが、『COMPACT2』『OE』『BX』では前世のバーンが乗るクロスオーバーがある。それ以外では味方ユニットなので、聖戦士なら誰でも乗れる。なお、バーンがズワウスに乗る作品ではサーバインはフラグを満たさないと登場すらしないという共通点がある(ズワウスと対決出来ない事以前に、名前や影も登場しない)。その意味では地味に優遇されていると言えなくもない。
『第4次』から『COMPACT3』まで基本的に同じイラストをベースにしたグラフィックをしているが、実は全部敵側用(右向き)となっている。手前側の腕にシールドがない、つまり手前側の腕は右腕なので敵側用というわけである。原作のように当初は敵で登場する予定だった可能性がある。
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- シルキー・マウから貰える隠しユニット。ダンバイン、サーバインとの三択になる。サーバインより若干運動性が劣るが、HPが高く装甲が厚い。しかし、実はビルバインと比較すると若干装甲が劣り、運動性が同じ。移動力もウイングキャリバーに変形したら負ける。
- だがHPは味方オーラバトラー中トップで当然オーラバリアも標準装備。さらに機体性能とHP回復(小)との相性も良いことから、実はスーパーロボットも驚きの打たれ強さを秘めている。 また本作は改造限界の関係から運動性や限界反応が横並びになりがちなので、さほどマイナス点でもない。このため強化パーツは運動性アップ系よりもアーマー系のほうが好相性という変り種。充分に改造を施した上でショウを乗せて気力が140超になれば、単騎でライグ=ゲイオス複数と殴り合っても互角以上に戦えるほどの恐るべき戦闘力を発揮する。鉄壁を持つガラリアを乗せるのも手。
- この場合、余ったビルバインは長射程武器を活用させる形でマーベルを乗せて運用させよう。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 『第4次』と同じ扱いだが、オーラバトラー共通の変更点としてオーラ斬りとハイパーオーラ斬りがエネルギー消費式になった。
- スーパーロボット大戦F、スーパーロボット大戦F完結編
- サーバイン同様、没データとしてのみ存在する。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 黒騎士が最終決戦時に搭乗。シーラやショット曰く、遺跡の壁画に描かれていたオーラバトラーとのこと。このステージクリア時に、第1部でバイストン・ウェルルートを通ると本機、通らないとサーバインが手に入る。残念ながら妖精はついてこない上に、移動力が5と低く使いにくい。リアル系では高めの耐久力も回避が前提ではあまり意味が無いので、微妙。攻撃力はサーバインと同等なので十分強いのだが。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 本来のパイロットであるラバーンが搭乗。自軍で使うことはできない。ボス系ユニットではあるが、HPが低いのであまり強くない。
- 転移のタイミングのせいで、ズワァースより先にこちらと戦う事になる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 今回は『機甲界ガリアン』の舞台である惑星アーストの谷から発掘される。当初は「黒邪の機甲兵」と呼称されており、『ガリアン』視聴者からは「まさか邪神兵か?(ガリアンOVAでの敵機)」とミスリードを、原作未見のプレイヤーからは登場作品の勘違いを招くことになった[1]。
- 出現当初は味方NPCとして登場し、敵を片っ端から切り伏せていくため、必然的に「前に出て敵を引き寄せ、反撃で撃墜する」というループが発生し、経験値をゴッソリ奪われてしまう。質の悪いことに同作ではHPが高い機体を狙うアルゴリズムにも拘らず、NPC時の本機はボス仕様でありHP5万オーバー。下手すれば勝手に先陣を切って、敵陣の中心で全ての雑魚NPCを狩って帰って行くというある意味、敵より厄介な存在。しかも大抵自軍より敵に近い位置に出現するため、プレイヤーは何としても経験値の奪取に努めることになる。
- しばらく中の人が不明のまま自軍を助け続けていくが、その正体はなんと物語開始前に一度討ち取られた『SDガンダム外伝』の魔王サタンガンダムことブラックドラゴンの「魂」の器。復活に必要な自身の魔力が封じられた「炎の剣」を奪取する前に騎士ガンダムが倒されないよう、度々自軍に味方していたのだった。
- その後、第33話でネオブラックドラゴンとして分離すると同時に黒騎士が譲り受け、以後は敵として立ちはだかりハイパーオーラ斬りが解禁される。なお通常のオーラマシンと違い命に関わるレベルでオーラ力を強く取り込んでいる(黒騎士曰く吸って糧としている)ようで、黒騎士がそれに苦しむ様子もちょくちょく見られる(だからといって弱体化するわけでもないが)。
- 武装面は従来通りにオーラソード関連の三種だけだが、サーバイン同様に射程が大幅伸張。これらの射程は同作でハイパー化したオーラバトラーであるハイパーレプラカーン、ハイパーライネック両機と全く同一であり、本作に登場しないハイパーガラバに代わる位置づけとも見ることができる。
- 隠し要素の条件を満たせば味方として参入するが、残念ながらサーバインとの合体攻撃は用意されていない。その代わり、サーバイン共々オーラバトラーとしては抜きん出た性能を有しており、単機でも十分な火力が期待できる。サーバインがショウ専用機であるのと同様に、本機はバーン専用機になっている。
- 実は本作の黒幕であるジスペルが「境界」から抜け出すべく、700年後のバイストン・ウェルからサーバイン共々呼び寄せ、自らの力を与えた分身とし、「境界」の外と繋がるアンカーとして利用していた事が判明する。
単独作品
- スーパーロボット大戦リンクバトラー
- エンディング後に、自由なリンクバトルへの改革を進めた礼として闇のリーグからプレゼントしてもらえる。
- スーパーロボット大戦64
- トッド・ギネスを仲間にするときにルートによってこの機体かサーバインが手に入る。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 3章13話サブシナリオ「亡国の聖戦士」にてダンバインと一騎打ちする形で登場。今作ではドン・ハルマゲが召喚した黒騎士に与えたもの。その後幾度となくダンバインと交戦し、黒騎士の怨念とそれを増幅するドン・ハルマゲの魔力により、原作では存在しなかったハイパー化の形態を発現する。SPの増加で効果が上昇するオーラバリアと「必中」でも無効化できない分身、気力増加効率を上げるスキル版黒騎士により、戦闘が長引けば長引くほどしぶとくなる。「オーラキャノン」に「対空」特性が付いているため、地上ステージではできるだけ空を飛ばず戦いたい。突破攻撃を持つため包囲しても安心できず、要注意ユニットである…ものの、「オーラ斬り」や「ハイパーオーラ斬り」を持たず最大攻撃力が低いのが救い。
- 必中が弱体化した今作では、分身の無効化方法が気力低下しかない。時期的に本機相手に使えるのはココアやC.C.の脱力、パトランプ。特に最終決戦時には地形や連続ミッションの関係上出撃できるのはC.C.のみとなるので注意が必要。
- スーパーロボット大戦T
- 今回は終始敵。久々に本来のパイロットであるラバーンが乗る。
- 今作ではショット曰く「私の最高傑作にして、最後のオーラバトラー」であり、オーラロードを開くことも可能なほどの力を秘めている。
- 何と通常のオーラ斬りがオミットされ、オーラソードとハイパーオーラ斬りだけと言うとんでもない構成になっている。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 巨体だけあって、剣以外を使ったパワーも高く、劇中では尻尾も武器として使っていた。
- 『BX』ではオーラソードの戦闘アニメで尻尾を使用している。
武装
- オーラキャノン
- 股間に2門装備。
- 『OE』で実装。「対空」特性付き。
- 盾
- 左腕に装着。形状はズワァースのものに似ている。
- オーラソード
- オーラバトラーの標準装備。形状はズワァースのものに似ている。
- 気力が上がるまでのメインウェポン。『OE』では「押出」の特性が付いているので、援護防御できないためHPの低いユニットで近づくときは注意したい。また突破攻撃版も存在する。
必殺技
- オーラ斬り
- オーラ力を纏った剣で敵を斬る。命名はチャム・ファウ。攻撃力に対するEN消費を考えると、ハイパーオーラ斬りの方が有効だと言える。
- ハイパーオーラ斬り
- 強大なオーラ力を纏った剣で敵を斬る。命名は同じくチャム・ファウ。これを使えるようになってからがズワウスの本領発揮なので、気力上げは急務である。
- 『BX』ではブラックドラゴン憑依時は使用不可。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- シールド
- シールド防御を発動。
- オーラバリア
- 原作にて核爆発の直撃を防ぎきった。
- 分身 / オフ・シュート
- 『BX』ではオフ・シュートとして搭載。
- HP回復・小 / HP回復L1
- EN・MP回復L1
- 『BX』でブラックドラゴン憑依時の能力。
移動タイプ
サイズ
機体ボーナス
- BX
-
- 初期段階:装甲値+100 HP+500
- 第二段階:装甲値+150 HP+750 運動性+5
- 第三段階:装甲値+200 HP+1000 運動性+10
- 最終段階:装甲値+200 HP+1500 運動性+20 EN+50
- 耐久系のボーナス。
カスタムボーナス
- 「ハイパーオーラ斬り」の攻撃力+300、射程+2、命中+30。
- 『T』で採用。
機体BGM
- 「戦火の爪あと」
- TVシリーズの劇中BGM。『OE』では「戦火の爪あと(part1)」表記で採用。『BX』ではNPC時・黒騎士搭乗時のBGMとして使われている。
- 「ダンバインとぶ」
- TVシリーズのオープニングテーマ。『BX』ではバーン搭乗時のBGMとして使われている。
パイロットステータス
能力値
バーンの能力値とほぼ同じ(防御と回避がそれぞれ+10、-10されているだけで他はすべて同じ)。…というか、黒騎士と同一である。
特殊スキル
- BX
- オーラ力L9、底力L9、全体攻撃L3、インファイトL5
- レベル1で上記の技能をすべて最高レベルで習得しているというどこぞの忍者のような無茶苦茶っぷり。ネオブラックドラゴンの技能なのだろうか。その割には復活後は版権の都合上オーラ力とインファイトが消滅するのは器の力だったからとも言えるが…。
対決
スパロボシリーズの名場面
- 黒邪の機甲兵、目覚める
- 『BX』第14話「無重力の谷」にて、マーダル軍に囚われたS.M.Sを救出するための陽動役を引き受けた騎士ガンダムは体力を消耗し、ピンチに陥る。ウィンドウの奇策で増援の人馬兵は壊滅するも、ハイ・シャルタット率いる飛甲兵の部隊が現れ、再び窮地に陥る。
- 勝利を確信したザバが騎士ガンダムを討ち取ろうとしたその時、『黒邪の機甲兵』として発掘されたズワウスがまるで騎士ガンダムを護る様に姿を現し、オーラソードの一撃を持ってザバの乗る機体を破壊した。そしてマーダル軍をS.M.Sと騎士ガンダムの協力者達と共に撤退に追い込んだ後、語る事はないと言わんばかりに疾風のごとく戦場から飛び立っていった。
- 黒邪の魂・恐怖の正体
- 『BX』第33話「AEU戦線」にて、ビショット軍を打ち破ったブライティクス。だが、そこに現れたのは、今までこちらに力を貸しておきながら、直前の宇宙での戦いでいきなり騎士ガンダムに牙をむき、炎の剣を奪い去った『黒邪の機甲兵』ズワウス。そのコクピットには先ほど倒したはずの黒騎士がショウへの憎悪を放ちながら座していた。
- 機甲兵と思っていた機体がオーラバトラーであり、それに黒騎士が乗っている事に驚愕するブライティクスだが、感受性の強い者達は黒騎士の怨念のオーラとは別の念をズワウスの内に感じる。そしてその傍に現れたのは、ジオン族のドラゴンベビー。ドラゴンベビーがズワウスに炎の剣を捧げ、父ブラックドラゴンの復活に必要な物は全てこの場に揃ったと宣言した次の瞬間、黒邪の機甲兵は「良くやった」と喋る。
- ブライティクスが驚きに包まれる中、その声に何かを確信した騎士ガンダム。何が起こるのか…緊張に包まれる戦場。再びズワウスが喋り出す。
- 「今こそ我が魂は甦る…。この偽りの肉体を捨て去り…真なる我が身体…ブラックドラゴンへと!!」
- 次の瞬間、肉体の器・ドラゴンベビー、魔力の器・炎の剣、そして魂の器・ズワウスに封じられていた力が負の感情満ちる戦場の中で融合し、スダ・ドアカワールドの魔王・ネオブラックドラゴンが姿を現した。