ハーデス神

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ハーデス神(God Hades)

死者の国を治める冥府の王。ゼウスの後任として地球を任される。ゼウスと異なり地球人類抹殺に賛同しており、手を組んだゴーゴン大公と共に裏切り者であるゼウスを抹殺しようと企む。

ケドラの記憶の世界ではその世界に入り込んできたあしゅら男爵をトリスタンと偽り、不意打ちを仕掛けてゼウスの片腕を斬り落とすも、助けに来たマジンガーZの繰り出したロケットパンチで両目を潰され、さらにゼウスの斬り落とされた自らの腕を使ったロケットパンチを食らって敗れる。
この戦いで身体を失うも炎のような精神だけの姿となって生き延び、「闇の帝王」として復活することを言い残してバードス島と共に海に消える。
なお、本来の世界でも若干の差異(マジンガーZがいるか否か)はあれども同じ顛末で敗れている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
直接は登場していないが、26話のシナリオデモで甲児の見た過去のビジョンで、ゼウスと戦っている姿が見られる。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
内海賢二氏の死去後の作品だが、氏の生前収録された音声が使用されている。本作では原作における暗黒大将軍の立ち位置を担っており、登場時にはその圧倒的過ぎる力と威圧感で自軍を完全に圧倒するという見せ場があるが、運命受諾ルートでは自分が呼び出したインベーダーに無視されるという屈辱を味わう羽目になる。
撃破されると肉体を失ってエネルギー体になるという演出が組まれているが、このエネルギー体がまんま闇の帝王である。更に最期の台詞の時の顔グラフィックもこのエネルギー体となっている。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
原作同様、ケドラの記憶の世界にてゼウス神を追い詰めるも、カイルスに阻まれて戦闘になる。
最終的には4体のマジンガーのロケットパンチをモロに喰らい、ゼウスにトドメを刺されてしまう。

パイロットステータス設定の傾向

能力

回避以外は全ての能力が高い。しかも攻撃面に至ってはアンチスパイラルをしのぐ本物の怪物。

精神コマンド

第3次Z時獄篇
必中鉄壁直撃気迫
ラインナップは典型的なスーパー系。

特殊スキル

第3次Z時獄篇
底力L4、気力+ボーナスマルチターゲット戦意高揚ガード精神耐性2回行動
攻防共に全く隙が見当たらない。気力補強の二つが強力なため、「脱力」での弱体化は諦めてひたすら攻撃するのが正しい。なぜか底力だけはレベル4と低く、しかもカンストはレベル75(普通のミケーネ神は1レベルでカンスト)。

固有エースボーナス

気力130以上で、与ダメージ1.2倍
第3次Z時獄篇
要するにアタッカーである。実際には習得しないが、もし持って現れたら手が付けられないところである。実は兜甲児と全く同じボーナス。

人間関係

真マジンガー 衝撃!Z編

兜甲児
ケドラの記憶の世界に入り込んだ甲児の駆るマジンガーZに阻まれてしまう。
ウラヌス
ゼウスよりさらに高い位に立つ大神。
ゼウス
ハーデスと同格のミケーネ三大神。地球人を守ろうとするゼウスに戦いを挑むが敗北、いずれ闇の帝王として復活すると言い残してバードス島とともに沈んでいった。
ポセイドン
ミケーネ三大神。『Zマジンガー』では物語に関わる比重も大きいが、『真マジンガー』では出番は少ない。
勇者ガラダブラ

他作品との人間関係

ボン太くん
決戦ステージで彼を見て狼狽。何に対してそんなに驚いたのだろうか。
熱気バサラ
時獄篇にて彼の力の正体を見抜き、アニマスピリチアについても既知であることが判明。
ヒビキ・カミシロ
スフィアを持たない彼とジェニオンから太極の力の一部を感じ取っている。

スパロボシリーズの名台詞

「いいだろう、人間! お前達がシンカの道を歩むというなら、それをワシに見せてみろ! それこそが奴らにとって最大の反逆だからな!」
「この星を時空の檻に隠そうとした者達だ……奴らにほえ面をかかせるためにも、貴様達の力を確かめてやる!」
「冥府の王ハーデスが命じる! オリュンポスの勇者ガラダブラよ! その魂を今一度、我に捧げよ!!」
「その通りだ、人間共よ! この銀河を舞台とした神と悪魔の戦いに人間など、何の意味も持たんのよ!」
第3次Z時獄篇・運命受諾ルート第50話「神殺しの魔神」にて、自らインベーダーを呼び出し、自分達とバアルの戦いに人間など無意味な存在だと嘲笑するハーデスだったが、当のインベーダーからは完全に無視されてしまい……
「こやつ、太極の欠片の持ち主か!? いや、違う……」
「だが、確かに奴らの力の一端を感じる……いったい何なのだ、貴様は!?」
ヒビキに対して。この時のジェニオンはいまだ「いがみ合う双子」を得ていない状態であったが、ハーデスはその乗り手から太極の使徒たる「御使い」の力、即ちスフィアの力の一部を感じ取っている。また、ミケーネ神たちもヒビキを見て「お前の存在で全てが繋がった」と述べている。この意味は……。
「違うぞ、ゼウス! 神とは全てを統べる存在であり、それが許される存在なのだ!」
「現に奴らはそう振舞っている! 神の使いの名の下に!」
ゼウスとの戦闘前会話より。Zシリーズにおいて「神」=太極なのはほぼ確定だが、そうであるならばその使いたる「奴ら」はサイデリアルで間違いないだろう。
ちなみにこの会話は「神殺しの魔神」だと普通に見られるが、「光の闘神Z」ではゼウスとハーデスの位置が離れている上途中でゼウスが撤退してしまうので少々難しい。
「ぬううッ!? なぜ、貴様がここにいる!?」
「まだ自らの使命に目覚めていないか! ならば勝機はある!」
竜馬との戦闘前会話。周囲を徹底的に見下し神を名乗るハーデスも、永遠の戦いに身を投じた竜馬が相手ならば勝ち目がないらしい。今作の竜馬は徹底して人間の側にいるが、別の可能性で竜馬が飛び込んだ戦場には、ハーデスが足元にも及ばないほどトンデモな連中が星の数ほどいるので……。しかもあくまで「勝機はある」なので現状の竜馬でもハーデスが絶対に勝てるわけではないらしい。
バサラ「神だか何だか知らないが、俺の歌を聴けぇぇぇぇぇ!!」
ハーデス「こやつ…! まさか、伝説のアニマスピリチアか!」
バサラ「ゲペルニッチみたいな事、言ってんじゃねえよ! そんな事より、俺のサウンドに魂を重ねろ!!」
ハーデス「ぬううっ! このような男まで集められるとはこの星ではいったい何が起きているんだ!」
時獄篇におけるバサラとの戦闘前会話。アニマスピリチアについても把握しているが、それが地球にあることは彼にとっても驚きに値するらしく、今後の展開における重要な鍵となるのかもしれない。
「それこそが宇宙の生まれ変わる周期! その時、バアルは宇宙の生命を……霊子を消すために大量発生する!」
敗北し、最後に自軍へと向けた言葉。バアルを含めた世界の真実はこの段階では明かされず、何も知らない自軍達では災厄には打ち勝てないと叫ぶ。

スパロボシリーズの迷台詞

「ぬうう…! これはどういう事だ!?」
「神殺しの魔神」にて、自らが呼び出したインベーダーが自分達ミケーネを無視してZ-BLUEのみを攻撃するのを目の当たりにして。
この直後、甲児と竜馬からは「インベーダーにとってミケーネよりも自分達の方が危険」だと一笑に付され、ヒビキからは「プライドを傷つけられた裸の王様」と揶揄される屈辱を味わう羽目になり、憤慨する事態になった。
「オ、オッサンだと!」
第3次Z時獄篇での終盤のとの戦闘前会話。特異点の力を利用しようとするハーデスに対し、「強面のオッサンじゃノーサンキュー」とバッサリ桂に切り捨てられた事に憤慨して。…なんか別世界宿敵みたいな反応である。
「ば、馬鹿な! お前が相手にしているのは、冥府の王ハーデスなのだぞ!」
「し、信じられん! これが人間がたどり着いたシンカの形か!」
「ならば、我が力の全てで相手をする! 神が人に…いや動物に負けるなどあってはならないのだ!」
第3次Z時獄篇「神殺しの魔神」/「光の闘神Z」におけるボン太くんとの戦闘前台詞。動揺のあまりボン太くんを人間が辿り着いたシンカの形と評するのがなんともはや……。ガラダブラも「人類の文明の究極の形」と評していた辺り、似たもの同士なのか?