バラン=シュナイル
バラン=シュナイル | |
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登場作品 | |
デザイン | 寺島慎也 |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
機体 ラストボス |
スペック | |
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分類 | 総司令官用機動兵器 |
生産形態 |
ワンオフ機(旧シリーズ) 少数生産機(OGシリーズ) |
全高 | 87.5 m |
重量 | 421 t |
開発 | ゴライクンル |
所属 | ゲスト(ゾガル) |
主なパイロット |
テイニクェット・ゼゼーナン イラドーヤ・クジューア |
バラン=シュナイルは『バンプレストオリジナル』の登場メカ。
概要
ゲストの太陽系方面遠征軍総司令テイニクェット・ゼゼーナンが、懇意にする武装集団ゴライクンルに製造と開発を依頼した機体。
巨大なモビルアーマーのような機体で、近・遠距離ともに強力な武器を装備している。4本の腕と両肩に装備された砲身が特徴的。地球産でないため、繋ぎは「=」である。
ゲイオスシリーズの頂点に君臨する戦闘兵器で、その砲撃能力はウユダーロ級制圧砲艦(宇宙から地表を攻撃できる砲撃能力を持つ)に匹敵するというまさに事実上の決戦兵器。また、広域指揮管制機としての機能や電子戦装備も持ち合わせているため、単騎で広範囲の戦場を制圧する事も可能とされる。この機体がロールアウトしたため、ゼゼーナンは当初の予定だったウユダーロ級の持ち込みを取りやめている。
が、OGシリーズにおいてはいかに強力な機動兵器と言えど、明確に人の手で造られ人が操縦しているような機体では、散々化け物ぞろいの相手と戦闘を繰り広げてきた鋼龍戦隊からの反応は「ウユダーロ級の方が見て見たかった」などと冷めたものだった(ジ・インスペクターでは遭遇しているのだが、ゲームでは鋼龍戦隊は未戦闘)。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。本作のラストボス。精神コマンド激怒が効かず、誘き出すこともできない。カラーリングはグリーン。
- まずシナリオ「特異点、崩壊」で敵として初登場するが、ここでは1ポイントでもダメージを受けた途端撤退し、次ターンにセティ率いる増援を呼び出す。HPが高いため一撃で倒すのは困難であり、また倒せたとしても資金は落とさない。
- 次に最終シナリオ「火星の決戦」において改めてラストボスとして登場、倒した途端ゲームクリアとなる。ここまで進んできたプレイヤーなら、面倒ではあっても負ける要素は皆無な位あまり強くない。機体スペックだけなら最強クラスではあるのだが、肝心のパイロットがそれに追い付いていないのである。真ゲッター2の移動力を上げ、地中移動で接近することで早期撃破も可能。
- ただしHPを減らすとド根性でHPを回復し、隠していた増援を呼び出すので注意。シュウと戦う選択をした場合、無謀にもネオ・グランゾンに死にかけの状態で挑んで瞬殺される(ちなみにこのときの戦闘シーンではBGMに「ヴァルシオン」が流れているが、その後自軍でネオ・グランゾンに挑んだ場合にようやく従来のラスボスBGMである「ARMAGEDDON」が流れる)。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- SFC版と同じ性能だが、最終面の仕様が変更された為、初期配置の敵を全て倒さないと戦えない様になっている。これによりライグ=ゲイオス複数機を含めたゲスト軍の精鋭を全滅させる必要があり、最終話の難易度が急激に上昇した。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ラスボスの座を奪われ、ストーリー途中で倒されることになる。第4次であまり強くなかったのを反省してかカラーリングを赤にイメチェン。脅威の運動性320が印象に残るユニットである。改造を施されて登場することや、HP回復(大)を所持していることもあって、機体のスペックはラスボス機ヴァルシオンをも上回る。さらにBGMも、ラスボスではなくなったものの「ARMAGEDDON」に置き換えられている。
- DCルートの場合は基地の上に陣取っているため、HP回復(大)に加えて基地の回復効果を得ており長期戦は不利。圧倒的な攻撃力・運動性・射程11を誇る。前作同様火星が決戦の舞台となるのだが、本作では火星も宇宙適応扱いのため要注意。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 2020年9月開催の第4回制圧戦「蒼き魔神」のボスユニットでゼゼーナンが搭乗。機体色はグリーンで武器名称は『OGシリーズ』に準拠している。バランスタイプ。
- 以前の制圧戦ボスユニットと比べて、特殊能力が2つに減った上に効果も自己強化のみと弱体化している。更に射程も通常攻撃、必殺技共に1~3と範囲が狭くなっている。
- 同じ必殺技を連続で使うことができない『DD』では攻撃のタイミングを間違えるとHP回復で詰んでしまう可能性があるが、逆に言うとここ以外注意すべき点はない。一気に畳みかけよう。
- 2021年2月開催のイベント「奈落への誘い」でもボスユニットとして登場。制圧戦時と違い、HP回復が無くなった代わりに戦闘が長引くとクリアが困難になる特殊能力で構成されている。
- 2022年8月開催のイベント「共闘戦」にて、『F完結編』の赤いカラーリングバージョンが登場。こちらは必殺技が高範囲MAP兵器のビッグバン・ウエーブになっている。なお、ハーザによるとファブールス文明のデータベースに残っていたものを再現したものらしい。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- ムーンクレイドルの決戦で登場。ゼラニオを撃沈した後、爆煙の中から威風堂々と現われる。今作では第4次と同じグリーンのカラーリングとなった他、戦闘アニメがフルアニメーション化した事で武装の詳細が判明する。厄介な特殊能力のピンポイント爆撃を所持する。だが、なんと致命的なことにこの時期の大ボス格なのに地形適応がA止まりでゼゼーナンの足を引っ張っており(一応高性能電子頭脳を装備しており多少フォローされている)、地形効果などの都合もありどうにも弱い印象になりがち。ただしHPが数十万に跳ね上がった上にムーンクレイドルの地形効果と自前の能力で、ターン毎にHPを40%も回復させてくるので長期戦は不利。態勢を整えて1ターンキルで終わらせるのが吉。今回はネオ・グランゾンに瞬殺されることはない(というより登場しない為交戦自体無い)。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 第42話「白光のゲートキーパー」にて、イラドーヤの搭乗機としてまさかの再登場。回復機能こそ削除されたがピンポイント爆撃は健在であり、前作の泣き所だった地形適応もSに上昇し、なかなかの強敵に。今作では大ボス格ではないものの、過去作を考慮してか唯一のHP20万台の敵である(大ボス格はHP30万以上だが、それ以外は幹部クラスでも10万台)。
- 自軍の初期配置付近に第3軍として増援で出現し、挟み撃ちにしてくる。SRPを狙う場合はフロラーガを撃墜する前に落とす必要があるため、状況的にもかなりの難敵となる。戦闘アニメが変更されていないため、月が召喚されるのはご愛敬。
- 今回はネオ・グランゾンが使用できるため、第4次以来の直接対決も実現可能。流石に瞬殺はできず、ネオ・グランゾンの性能低下や燃費の問題もあり、一対一では少々分が悪い。
- イラドーヤ曰く「少数生産されていた」らしく今後の再登場も考えられるが、ピンポイント爆撃の悪夢(しかも複数機による同時攻撃)がまたよぎる事になる…。
装備・機能
武装・必殺武器
OGMDでは武器名に「・」がついている。
- ロングレーザーブレード/ロング・レーザーソード
- 腕からブレードを発生させる。『第2次OG』では小型の腕からレーザーブレードを発生させ、斬撃のあと巨大なメインアームで殴りつけてくる。裏技抜きでこの武器の詳細を直に観賞したいとき、プレイヤーは90回近い攻撃を繰り返さなくてはならない。『OGMD』ではロング・レーザーソード明記となっている。
- 『DD』では通常攻撃に採用。斬撃属性。『OGシリーズ』のようにメインアームでの打撃は無く斬撃でのみで攻撃。
- ビッグバン・ウェーブ
- 自機広範囲型MAP兵器。『第2次OG』からは両腕にエネルギーボールを収束させ、地面に叩きつける演出になった。
- メガ・グラビトン・ウェーブ
- 強力な重力波を放つ。『第2次OG』からは大型の腕の砲口から重力波を放つ。イラドーヤ曰く「地球由来の技術」らしい。
- ギガドライバーキャノン / ツイン・ドライバー・キャノン
- 「ドライバー・キャノン」の強化型。『第2次OG』から「ツイン・ドライバー・キャノン」に変更(『第2次OG』は「・」がついていない)。メガ・グラビトン・ウェーブで相手を拘束した後上空に飛び上がり、そこから両肩の主砲で撃ち抜く。
- 『DD』では必殺技に採用。特殊属性。技の流れは『OGシリーズ』と同じだが、拘束技のメガ・グラビトン・ウェーブを放つ前に機体のバストアップカットインが入る。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- HP回復(大)
- 原理は説明されていないが、魔装機同様ナノマシンを使っていると考えるのが妥当か。ゼゼーナン機のみ所持し、『OGMD』のイラドーヤ機はオミットされている。
- ロボットブロック
- 攻撃低下・射程低下・移動不能・装甲低下をブロック。そこそこしぶといので「直撃」+「アーマーブレイカー」は必須。
- ピンポイント爆撃
- 専用能力。EP開始時、相手ユニットのうちランダム3機に現在HPの半分のダメージを与える。これで削られたところにビッグバン・ウェーブが来るとなかなか面倒なことになる。乗り手が持っていない2回行動を擬似的に行うような能力でもある。
- DD
- 第4回制圧戦
アビリティ 効果 ゲスト総司令官 与ダメージが12%増加する。気力120以上のとき、命中率・回避率が12%増加する。 HP回復 非ブレイク状態の場合、アクション開始時にHPを15%回復する。ブレイク状態の場合、アクション開始時にHPを5%回復する。
- 奈落への誘い
アビリティ 効果 ゲスト総司令官 与ダメージが増加する。気力上限が増加する。気力120以上のとき、命中率・回避率が増加する。必殺技命中時、攻撃力・照準値が減少する弱体効果を敵ユニットに付与する(敵ユニットが3アクション行動する間有効)。 底力 HPが25%減少する毎に、攻撃力・防御力が増加する。 気力+(命中) 攻撃命中時の気力上昇量が増加する。
- 第1⃣回共闘戦
アビリティ 効果 EA 気力上限が増加する。自分のアクション毎に、攻撃力・防御力・照準値・運動性が増加する。周囲4~7マス内の敵ユニットの攻撃力を減少させる。 能力ダウン(攻撃力・防御力・運動性) 気力140~160(LVが上がると必要気力が下がる)以上のとき、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・防御力・運動性を減少させる。 被ダメージ軽減率ダウン 戦闘時のみ敵ユニットの被ダメージ軽減率を減少させる。 2回行動 自分のアクション時に2回行動する。LV2以上で追加される。 気力+(ダメージ・命中) 被ダメージ時と攻撃命中時の気力上昇量が増加する。
移動タイプ
サイズ
- L
機体BGM
- 「ヴァルシオン」
- 『第4次』で採用。本作においてはヴァルシオン専用曲ではなく、多くのボス級ユニット戦で使用されている。
- 「ARMAGEDDON」
- 『F完結編』ではラスボスの座を奪われるも、こちらが採用された。
- 「時を越えて ver.OGII」
- 『第2次OG』における専用BGM。登場シナリオである「激震の白い大地」を通らなかった場合は「四龍の長」または「機人大戦」でこのBGMが登録される。ただしこれらの時は単なるマップBGMでしか使われないので、該当シナリオ限定で部隊BGMに設定するのも一興。
- 「ジェノサイドマシーン」
- 『第2次OG』の内部データ上ではこの曲が設定されている。『OGMD』のイラドーヤ搭乗版で正式に戦闘BGMとなった。
対決・場面
- vsネオ・グランゾン(第4次S)
- 上述の通り、ルートによってはネオ・グランゾンに瀕死の状態で挑みかかり、瞬殺される。無謀極まりない。一応そこそこの確率でネオ・グランゾンに攻撃を当てるが、200ダメージ程度しか与えられないため全く以て意味がない。
- vsマスターガンダム(東方不敗)(F完結編)
- 師匠を仲間にするフラグを立てていて、且つゲスト・ポセイダルルートの場合、師匠合流の際のイベント戦闘による石破天驚拳でHPを半分近く持っていかれる。(下手をするとそれで撃墜、ということも有りうる。なおDCルートの場合、食らい役はアマンダラが引き受けることになる)
また、イデオン攻略に取り組んでいる場合は、一度も戦闘機会がないままイデオンガンで木っ端微塵という可能性もあり、大幅に向上した性能を全く活かすことが出来ずに散る状況に陥りやすい。ゼゼーナンの徳のなさ故か、不憫な機体である。 - vs真ゲッター1(スーパーロボット大戦大事典掲載イラスト)
- 真ゲッター1相手に大敗してしまったらしく、頭を掴まれて首を引き抜かれそうになっている。正直どっちが悪役なんだかわからなくなるイラストである。というか、仮にもラスボスなのにこんな扱いを受けている(そしてあまり違和感がない)辺りがなんというか…。
- vsサイバスター(スーパーロボット大戦大事典掲載イラスト)
- サイバスターに腹部をディスカッターで刺されて爆発しかけている。SDのイラストになっている分、真ゲッターよりはマシだがそれがこの機体にとって慰めになっているのかどうかはゼゼーナンのみぞ知る。
関連機体
- ウユダーロ級制圧砲艦
- 本艦の砲撃能力を人型兵器で再現するというコンセプトの機体として本機が造られた。
- ゼイドラム
- 先行試作機。
ゲイオスシリーズ
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