ジョウ・マヤ
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ジョウ・マヤ(真野錠)(Joe Maya)
『忍者戦士飛影』の主人公。火星開拓民の少年で、幼い頃に父と日本から火星に移住してきた。
典型的な熱血タイプの性格で、口が悪くて短気。その性格が、原作でイルボラがエルシャンクから去る引き金にもなっているが、本質的には義侠心と友情に厚い面を持ちあわせる。
原作では火星での成人式にあたる16歳の誕生日に、エルシャンクが火星に現れるというトラブルに首を突っ込んでしまい、黒獅子にパイロットとして選ばれ、中盤からは飛影に乗り込みザ・ブーム軍と戦う。
当初こそ地球への憧憬やハザードの非道を訴える目的で地球に向かう為にエルシャンクを利用している側面があり、口の悪さもあってエルシャンク側とのトラブルも絶えなかったが、次第にロミナ姫を初めとしたクルーと信頼関係を築いていった。
ラストでは仲間達と共にラドリオ星の解放に協力する事を決意し、エルシャンクの真の力を解放した。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 初出演作品。黒獅子のガトリングランチャーが射程の長いP兵器なので、使い勝手はいい。一時離脱するものの最終的に自軍にいる為、主力で使っていける。特に必ず覚える魂の意味合いは大きく、終盤は獣魔の攻撃力と合わせてボスキラーとなる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- ルートによっては短期間参戦。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 能力は格闘、回避を中心に底上げされた。終盤、イベント発生後飛影に乗り換える。しかし、魂を覚えるパターンが減り、飛影自体の火力のなさ、回避力の大幅低下、合体ユニットを使用するには出撃2枠と、トップエースを張るのは厳しい。精神パターンによっては倉庫番になってしまう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 声が入った。また、忍者技能が追加されパイロット能力もエースクラスと遜色なくなり、最終的に搭乗する飛影も大幅パワーアップされた為、C2とは違って自軍最強パイロットの一角となる。グラフィックもよく合体攻撃もある。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- IMPACT以来実に10年ぶりの参戦。PVにて黒獅子に乗る姿が確認できる。10年前に続いて声付き参戦となる。音声の新規収録もされている。
パイロットステータスの傾向
能力値
参戦当初のCOMPACT2の第1部及び第2部から格闘重視リアル系の能力で命中と回避はやや高め。第3部、IMPACTでは見直され全体的に能力が上げられ格闘と回避が大幅強化された。
精神コマンド
COMPACT2第1部及び第2部では根性、熱血、魂を必ず覚えた。(第3部では覚醒を必ず覚える。)
特殊技能(特殊スキル)
主人公格故か援護はLv1止まり。精神コマンドが攻撃な為、援護でなく攻撃に中心になる事が多い。IMPACTでは忍者、反骨心を習得。忍者Lvはさすが主人公だけあって最高の9まで上昇。反骨心は黒獅子搭乗時こそ有効であるが、飛影搭乗後は被弾する事はまずないので不要になる。
パイロットBGM
- 「LOVEサバイバー」
人間関係
火星
- マツオ・マヤ
- 父。SRW未登場。ジョウとは対照的に真面目な人物で、ジョウの無謀を諫めたり、逆にジョウが反発する事もあったが、互いの絆は強い。
- レニー・アイ
- 幼馴染み。ジョウに好意を持っているが、当初は彼女の想いをまともに受け止めず、あくまでもやきもち焼きのうるさい幼馴染として接し、彼女の行動に対して遊んでいる節があったが、次第に彼女の想いも受け止めるようになる。
- マイク・コイル
- 弟分。
- ダミアン
- 火星の極冠に住む反火星軍集落の長の息子。意気投合し仲間になり、後に黒獅子を彼に譲る。
- ハザード・パシャ
- 当初から彼に反発し、作中における最大の憎むべき存在といえる。
エルシャンク
- ロミナ・ラドリオ
- 当初は彼女を利用していた面があったが、次第に信頼関係を築いていき、彼女から想いを寄せられる。
- シャフ
- ロミナ姫と同様に信頼関係を築いていったが、ジョウとロミナ姫の接近を危惧してジョウに釘をさした事も。
- ガメラン
- イルボラとは違い、終止味方関係にあったが、しばしばいがみ合っていた。
ザ・ブーム軍
地球
他作品との人間関係
スーパー系
- 藤原忍、パイ・サンダー
- IMPACTでの喧嘩相手。周囲からはジョウも含め「キャラが被っている者同士」と見做されている。
- ターサン博士
- 彼のワープビームによって地上へと向かうが、辿り着いた先は…。
- ギル・バーグ
- IMPACTのカワサキシティ戦では、ダンガイオーチームからの救出を拒んだ彼の散り際を見て「ある意味、男らしい奴なのかも」とシンパシーを寄せたが…。
ガンダムシリーズ
- アレンビー・ビアズリー
- IMPACTでは「悩める乙女コンビ」としてレニーとタッグを組んだ彼女の援護もあり、口喧嘩のシーンでは終始押されていた。
リアル系
- シーラ・ラパーナ、エレ・ハンム
- IMPACTにおいて、アルフィミィを始めとするアインストの策略によってバイストン・ウェルに飛ばされた際、二人の事を女王なのにお姫さまと呼んでしまい、レニーに「女王さまでしょ? ロミナ姫の事でも、考えてたんじゃないの?」と突っ込まれてしまう。また、他人に対して常に畏まりがちなロミナ姫に対しても、若いながら2人が凄まじい威厳を持っているように、もう少し彼女達のようになって欲しいと漏らしていた。
- イネス・フレサンジュ
- 「なぜなにナデシコ」に飛び入り出演した際、台本に無い乱暴な言葉を発した為、彼女から叱責される。
- ウリバタケ・セイヤ
- オモイカネへのデバック作業で、彼が製作したデータの飛影の登場に驚き、その手腕を評価するが最後まで本物である事には気付かなかった。
名台詞
- 「このロボットは俺の意志で動くフィードバックシステムになってるんだ! そうとわかれば…面白くなってきたぜ!」
- 第1話で黒獅子のコクピットに乗って無我夢中で応戦した際の台詞。この後水を得た魚のようにシャーマンを蹴散らしていく。
- (異星人が俺たちを利用しようってんなら、こっちも利用するまでだ…俺だってそれくらいの計算はしてるんだぜ)
- エルシャンクのクルーが翻訳機をまだ使えず話が通じない間、レニーが彼らに疑いの目を向けたことを受けての心理描写。
- 「俺の邪魔をする奴は、みんなスクラップにしてやる!」
- 初めて黒獅子で反撃する際の台詞。
- 「ちきしょう! 力のある奴の言う事を聞くのが大人なら俺は大人になんかなりたくねえ!」
- ハザードに攫われたロミナ姫を助ける事に反対し、「良い悪いだけでは判断できない事だって世の中にはあるんだ、お前も少しは大人になれ」と言う父マツオに反発したジョウの台詞。父親として心配した故の台詞だが、ジョウはますます反発して彼から平手打ちを食らう。
- 「そのメッシュの利いた頭に叩き込んどけ!」
- 火星の事情を知らないイルボラに対して言い放った台詞。
- 「自分達が生き延びる為だったら、地球人の命なんか奪っても構わねえってのか!だったら、ザ・ブーム軍の奴らと同じじゃねえか!」
- 6話より。ザ・ブーム軍を迎え撃つ為、武力を使ってゲリラ側の拠点を奪おうとするイルボラの強攻策に反発しての台詞。直後にマツオがたしなめたが、イルボラのジョウへの怒りが蓄積する事になる。
- 「無事な訳ねえだろ、救出できなかったんだから。あんた達が来てくれたおかげでこっちの生活はシッチャカメッチャカになっちまったぜ。ったくよ!」
- 9話ラストでジョウ達の両親の無事を問うロミナへの台詞。元々、口が悪いとはいえ、未だにジョウとレニーの親はハザード側に捕まっており、ジョウの偽らざる本心が表れている台詞で、ロミナも動揺する。
- 「戻ってこれねえんじゃねえか? 一度はザ・ブームに寝返ろうとした男だぜ、みっともなくってよ!」
- ガメランが戻ってきた際、イルボラが居なかった事を尋ねるロミナの返答にガメランが窮した際の台詞。流石にガメランの怒りを買い、元々イルボラが抜けた件で関係が悪くなっていたエルシャンクのクルーとも対立が深まってしまう。
- 「ロミナ姫が…一国の王女様が…兵士達に頭を下げたんだぜ…!」
「それに比べて俺達は…!」 - 15話より。イルボラの裏切りやザ・ブーム側の謀略でエルシャンク内部に生じた争いを収める為にロミナ姫が兵士達に頭を下げた事に衝撃を受けたジョウの台詞。それまであくまでもエルシャンク側を利用していた面があったジョウであったが、ここからロミナ姫らに対する感情が変わり始める。
- 「ちくしょう、何でみんな闘わないんだっ!!」
「みんな!立ち上がれっ!国が無くっても、帰る故郷はあるんだっ!!」
「ここで敵の誘いに乗ったら、宇宙のもくずになってしまうぞ!敵が受け入れると言いながら、こうして攻撃をしてくるのは、俺達を騙している証拠だっ!思い出せっ!故郷の家族を!みんなが無事に帰ってきてくれるのを、待ってるはずだっ!!」
「あきらめるな!最後の最後まで闘うんだっ!!みんなで、ロミナ姫を守ってやってくれっ!敵の罠に乗るんじゃないっ!みんな、闘うんだっ!」 - グラサンとハザードの謀略により、エルシャンクを去っていく兵士が続出し、残った兵士もその事実やラドリオ星が征服された現実で士気がガタ落ちする中、ザ・ブーム軍の猛攻をマイク、レニーと共に必死に抑えるジョウの台詞。これにグラサンとハザードは嘲笑するが、このジョウの必死の叫びに兵士達は心を打たれて戦う事を決意する。
- 「これだよ。可愛いとすぐペットにしようとする。人間の悪い癖だぜ。」
- 25話で北アメリカの自然に触れ、出会ったビーバーやスカンクをペットにしてみたいと言うレニーに呆れて。
- 「バカ野郎! 後悔すんのはてめえ達だぜ! 俺達を怒らせんなよな!」
- 26話でエルシャンク側に通信で降伏すべきだと通告してきたアネックス皇帝に対して
- 「自分の野望のために、人の命を虫けらのように扱いやがって…きさま人間じゃねえ!!」
「叩き斬ってやる…!」 - 30話より、ハザードに言い放った台詞。当時から10年ほど前の時代劇『破れ傘刀舟悪人狩り』の割と直球なパロディである。…まあこの回は全体的に『影の軍団』等の時代劇のオマージュ感が強かったのだが。
- 「ローニン! たとえ立場が違っても、お前は俺のかけがえのない親友だっ!」
- 32話でハザードの謀略によってローニンと決闘した際、追い詰められたローニンが自身の責任から自分を殺してくれと言うのに対し、彼を討つ事が出来ずに叫んだ台詞。
- 「俺の名はジョウ・マヤ! お前らをこの地球から叩き出す事に命を賭けている男だ。 いくぜ!」
- 34話でシャルムと対峙した際、紅影として名乗りをあげた彼女に対抗しての名乗り。
スパロボシリーズの名台詞
- 「俺は火星開拓基地からきたジョウ=マヤだ!身分証明ナンバー242-423321。火星から異星人の軍に追われてる!力を貸してくれ!」
- IMPACTの序盤で、宇宙科学研究所付近にエルシャンクごと降りてきた際にガンドール隊の指揮官である葉月長官への挨拶。井上氏のDVEで収録されている。
- 「どういうこったよ!自習室に入ってろってえのは!俺たちは火星から危機を知らせに来たって言ってるだろうがよ!」
「とにかく責任者を出してくれ!さっきのなんとか長官をよ!ローニンに連絡をとってくれるって話はどうなってんでえ!」 - 先の戦闘が終わった後、葉月長官が宇宙へ送ったHLVに搭乗したメンバーの安否を確認するべく、宇宙で活動しているロンド・ベル隊の指揮官であるブライト艦長と通信中なので、その間は自習室で待っててくれと言ったにも関わらずジョウだけは反発して、ファやクリスに食って掛かって。
レニーとマイクはなだめ役に入っていて「自分達は待てと言われれば待つし、騒いでいるのはジョウだけだ」と弁解すると「あ、てめえら!それじゃ俺だけ悪者かよ!」と不満げ。どうも自分がトラブルメーカーだという自覚はないらしい。 - 「子供から異星人までいるんだぜ?いまさら軍隊も何も無いもんだぜ」
- IMPACT序盤、私設軍隊であるコープランダー隊をガンドール隊へと組み込む事に躊躇する葉月長官へ発した進言。正論ではあるが、シローからは「君達がそれを言うか…」と呆れられていた。
- 「まさか別の世界から飛んで来ちゃいました、なんてのじゃないだろうな」
- IMPACT序盤で、バイストン・ウェルからオーラロードを通って東京へ出てきて、何て事情を説明しようか戸惑っているショウのダンバインに向って。当初は冗談のつもりだったのだが、ドンピシャだったと知ると流石のジョウも言葉を失ってしまった。
- 「ったく、どうしてこう姫っていう連中はタイミングが悪いんだ!?」
- ドレイク軍との戦闘開始寸前、戦場に姿を現したシーラを見て思わず吐いた悪態。
- 「あの野郎、気合が足りねえよ」
- バイストン・ウェルにまで出現したメカザウルスや百鬼メカに対し、救援に駆けつける気配すら見せない飛影へ悪態を吐く。ジョウ的にバイストン・ウェルは気合で行き来出来る場所らしい。
- 「バカ野郎っ!飛影っ!余計な時にくるんじゃねえ!」
- ジャブロー南部戦で飛影がアインストから発せられる音波の影響を受け、敵に廻ったものと思い込み思わず罵詈雑言を浴びせる。
- 「さすが飛影だぜっ!」
- 結局、飛影がアインストから何の干渉も受けていなかった事を知るや否や、舌の根も乾かぬ内にこんな事をのたまう。そりゃレニーも呆れます。
- 「ま、ダンガイオーチームはいろんな意味で恐ろしい格好だけどな」
- 異星人=恐ろしい格好という認識を抱いていた事を語るバーニィの発言を受けてのジョークだが、傍で聞いていたパイから怒りを買う事に。
- 「アルミニウムとかいう奴…あいつが、お前のコレをさらったのかよ?」
- キョウスケに対して「アルフィミィ」と言いたかったらしいが、レニーから「二文字しか合ってない」と突っ込まれる。
- 「…イルボラみたいだってか?けっ、冗談じゃねえ…」
- 憎しみのオーラ力に囚われたまま爆死した黒騎士の最期を目の当たりにして、イルボラを想起したマイクからの言葉を受け、不快感を露わにする。
- 「あのオッサン連中のやる事を真似してたら、命がいくつ有っても足りゃしねえぜ、ロミナ姫」
- 葉月やブライトに感化されたのか、自ら作戦を提案するロミナの張り切りぶりを見て苦笑する。
- 「けっ、こっちを惑わせようとしただけだよ。選択肢は戦うしかねえんだ。向こうが攻めて来る限りはよ!」
- ブッチャーが遺した人類への揶揄に、ジョウも苛立ちを抑えきれなかった様子。
- 「へっ、年増のオバサンが手負いになったところでよ!」
- ギャンドラー要塞内で追い詰められても尚、余裕の態度を崩さないディオンドラへの悪態。案の定、彼女の逆鱗に触れペースを乱す事に成功する。
- 「俺は食い意地が張ってるんじゃない。食にうるさいだけだ!」
「こら、マイク! チリソースの料理とゴマソースの料理を一緒の皿に盛るなよ!」 - UX第19話シナリオエンドデモにて食い意地に関しては九郎といい勝負ではとレニーに言われた際の反論。ジョウの声が『美味しんぼ』の主人公・山岡士郎と同じ井上和彦氏であることによる声優ネタである。ちなみに、任天堂携帯機シリーズでの『美味しんぼ』の声優ネタはこれで二度目である。