リムル・ルフト
リムル・ルフト(Riml Luft)
敵方のニーに惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の情報を極秘裏に流していた。その為、召喚されたトッドに父に手を貸さないよう懇願したり、ショットの開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。
何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰う為、オーラバトラーに乗って無理な戦闘をすることもあった。
その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・ルーザと共にビショットのゲア・ガリングにいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの裏切りを父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの暗殺を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。
その後、バイストン・ウェルにおいて、レムル・ジルフィードとして転生する。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初出演作品。マサキの章、シナリオ「野望、渦巻く」で仲間になる。幸運を持つが、仲間になるのが終盤で能力的にも突出する物が無い為、活躍できる場面があまり無い。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- ガラリアを仲間にしないルートでなおかつ、フォウを仲間にしてシナリオ「ト-タル・バランス」に来た時にニーを出撃させると、敵陣付近から強奪したライネックに乗って登場。
もっとも、聖戦士技能が無いという、オーラバトラーのパイロットとして致命的な弱点を持つ為、ベンチ確定だが。なお、なぜか味方キャラの中で唯一エンディングで後日談が語られない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためかセシリー・フェアチャイルドとカロッゾ・ロナの会話に加わる。2段階改造されたボチューンに乗ってくるが、マーベルなどに機体を奪われることが多い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- リィナと一緒にコマンダー・ミレーヌに捕まっているが倒すと仲間になる。再動か補給を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 上記のシナリオが削られたため、第3部でエレと一緒にいる。初期乗機はビアレス。補給を持つがSPが異様に低いので使えない。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 特別条件もなく仲間になる。が、強さは相変わらずで、愛無くして使用することは無いだろう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ビアレスに乗って敵扱いで出撃したところをニーで説得すれば仲間になる。ニーを使ってなくても強制出撃なので安心。
貴重な捨て身を覚えるキャラだが、装甲が薄いABで使う為にはお膳立てが必要なので微妙と言わざるを得ない。
今回は聖戦士技能もハイパーオーラ斬りが使えるレベル3までは上がる為、ベンチを抜ける為の最低条件だけは何とかパスしたといえる。
味方に加わった時点で激励を使えるので、プレイヤーの愛情次第ではそれなりに役に立つ可能性も。
まあ、他にもっと使えるサポートキャラが何人もいるので、余程の愛情が無い限りは使われないだろう。 - スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 捨て身の代わりに期待を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。妖精と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。
パイロットステータスの傾向
能力値
全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に技量が低い。作品によってはオーラ斬りをする事ができないので攻撃面は期待できない。
精神コマンド
愛を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、COMPACT3以外は他の作品のように修理・補給のユニットが無い為、その為に出撃機会があるかは微妙。
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
- ルーザ・ルフト
- 母。しかし最終的には彼女に殺されてしまう。
- ドレイク・ルフト
- 父。
- バーン・バニングス
- ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
- ニー・ギブン
- 恋人。ロミオとジュリエット的関係。
- ミュージィ・ポー
- リムルの音楽教師。後にオーラマシンのパイロットになる。
- ショウ・ザマ
- ピンチの際にはニーと並んで呼ぶなど頼りにしている。ショウにしてみれば足を引っ張られたこともあったが。
名台詞
- 「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」
- 負傷したリムルに責任を感じたショウが見舞いにポロポーズという花を摘んできた際の台詞。
- 「女として母は父以上に許せぬ存在だからです!」
- 母を討つ決意を父に告げた時の台詞。
- 「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
- 母ルーザを討つべく短剣で迫ったときの台詞。だが…
余談
実母に拳銃で眉間を撃ち抜かれるというリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野監督をして、「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすればよかった」と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。