サーベラス・イグナイト
サーベラス・イグナイト | |
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登場作品 | |
デザイン | 青木健太 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦MX |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | TEアブソーバー |
型式番号 | YTA-08BW |
全高 | 22.1 m |
重量 | 65.4 t |
動力 |
TEエンジン 各関節部の駆動用の補助電池 |
MMI | ダイレクト・フィーリング・コントロール |
開発者 | ミタール・ザパト |
パイロット |
サーベラス・イグナイトは『スーパーロボット大戦MX』の登場メカであり、リアル系の後半の主役メカ。
概要
ツェントル・プロジェクトの「TEアブソーバー」試作6号機・サーベラスを基に作られた、同プロジェクトの試作8号機。
TEエンジンは新型のものを採用する事で出力が安定した。更に性能も向上し、異空間からエネルギーを取り出すバリアフィールド「TEスフィア」を展開できるようになった。また、追加武装ユニット「イグナイト・パーツ」が装着されている。前部の場合は近接格闘主体の「フィギュアW」、後部の場合は後方射撃主体の「フィギュアB」と、装着箇所の前後を入れ替える事で機体の特性を変更、別の機体として運用を可能にする柔軟性を持つ。なお、フィギュアWのパーツ装着状態をフォームG、フィギュアBのパーツ装着状態をフォームSと呼称する。
イグナイト・パーツは、ガルムレイド・ブレイズの「ヒオウ」と「ロウガ」のように無人戦闘機としての使用もできるが、作品中では使われておらず、前述の使い方に留まっている。
ある意味「ATX計画」のコンセプトを1機にまとめたような機体で、本機の武装である「イグナイト・パイク」はアルトアイゼンのリボルビング・ステークと酷似しており、更に類似性が深まっている。
なお、本機の変形コンセプトは、後にツェントル・プロジェクト最後の機体となる「MODEL-X(10号機)」ことガルベルスに利用される事になる。
機体名は、地獄の番犬ケルベロスの英語発音に加え、英語で「点火」という言葉が付けられた。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦MX(PORTABLE)
- 初登場作品。サーベラスの後継機で、サーベラスを近距離戦と遠距離戦にそれぞれ特化させた2つのフォームを持つ。雑魚を蹴散らすのには、射程が長いフォームSの方が有効。反面、対ボス戦では必殺武器の火力や射程面のクセの少なさが光るフォームGが有効。なお、サーベラスに搭乗している段階でヒューゴを射撃寄りに育てていると、こちらに乗り換えた時に泣きを見る(全く無駄ではないが、武装の傾向からフォームSに任せるほうが合理的)。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- ツェントル・プロジェクトがガイアセイバーズに関わった為、エルデの陰謀によりガルムレイド・ブレイズと共に敵として登場し、鋼龍戦隊がそれらを鹵獲して手に入る(同時にヒューゴが復帰)。同時加入なのでどちらを使うか迷うところ。
- ブレイズ共々地形適正がやや悪化、フォームに応じた地形適応の悪さについてはA-アダプターで解消しよう。空戦格闘・対ボス向けのフォームG、陸戦砲撃・対雑魚向けのフォームSという具合に武装の特性は近い。ブレイズと比較した場合、火力では若干劣るが経戦能力で勝っている。また最大射程で優るがS側の最低射程に問題がある。加えてALL武器がフォームSの最強武器にしかないため、雑魚狩りは得意だが高耐久の敵にはあまり強くない。アクアにヒット&アウェイが無いと適切な運用は難しいだろう。
- 敵仕様の武装は二つしかないが、この二機のパイロットであるAI0・Mはレベルが味方と連動している特別仕様(数値は味方平均レベル+10)の為、技量がリシュウよりも高い場合もある。
- 『MX』の戦闘アニメをそのまま発展させた感のあるフォームSに対し、フォームGのアニメはモーションからがらりと変わったものが目立つ。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 地上ルート4話から登場。ほぼ、前作と同じ性能。
装備・機能
飛行可能になり、性能も一回り強化された。改造はサーベラスから引き継ぐ為、早めに改造しておいても損はしない。強化パーツのスロット数も3つと健在な為、改造以外の拡張性も高い。HPや装甲を改造しておくと、フォームSならばTEスフィアを効果的に使える。
武装・必殺武器
変形によって射程の穴を無くす事が出来る万能ユニットだが、裏を返すと変形無しでは射程に穴が生まれるという弱点がある。フォームGでは遠距離戦が苦手で、フォームSでは懐に潜り込まれた時に使えない武器が多い。ヒューゴ、アクア共に最強武器を積極的に使いたいならEセーブ、通常戦闘を重視するならBセーブがあると心強い。
フォームG
- Hoミサイル・ランチャー
- 両足に内蔵された小型ミサイルポッド。支援攻撃、ダブルアタック可能な射撃武器。射程がそこそこ長く、反撃でも使える。また、建物を破壊する事も可能。
- レイガン・ポッド
- 有線式の兵装ポッド。移動後に使用可能だが射程は短い。実弾兵器だったマシンガン・ポッドと異なりエネルギー兵器。ガンファイトを覚えさせていた場合、最も恩恵を受けられる武器。ポッドの設置位置が脚部に変更された。
- コーティング・ソードTeX
- 最も燃費の良い武器だが、射程が1で固定なので使いにくい。機体にエネルギー流を纏うエフェクトも健在で、一部のプレイヤーからは「オーラ斬り」と呼ばれることもある。第2次OGで設置位置が両腕部である(2本備える)ことが明らかになった。同作では連続攻撃対応武器であり、敵をまとめて撃墜したいなら世話になる(2人乗り機体なので、経験値やPPの獲得量が多いため)。
- イグナイト・パイク
- 敵に杭を撃ち込む武装。Bセーブで弾数を増やしておくと、比較的気軽に使える。アルトアイゼンのリボルビング・ステークに酷似している。
- ターミナス・キャノン
- 武器としては登場しないが、MXのケルベロス・ファングの演出で使用。サーベラスでは頭部をボディに沈めて展開していたが、こちらは肩に担ぐようにする。
- ケルベロス・ファング
- 機体をTEエンジンで引き出した超高エネルギーで包み、超高速で敵をかく乱。ゼロ距離まで接近して左右のイグナイト・パイクを撃ち込んだ後、零距離からターミナス・キャノンを発射し、敵を消滅させる。第2次OGでは変形を駆使した連続攻撃になり、ターミナス・キャノンを使わなくなった。射程は短いが、近距離での援護攻撃で使用する分には使い勝手が良い。強化パーツで射程を延ばせば、フォームSのケルベレイド・バスターよりも援護攻撃向き。
フォームS
- コーティング・ソード
- サーベラスの同名の武装と同じ。射程1で固定な上に格闘武器なので、使用頻度は低い。第2次OGではフォームG同様に連続攻撃に対応しているが、素直にフォームGに任せたほうがいいだろう。
- レイガン・ポッド
- フォームGのものと同じ。アクアにガンファイトがあるので、移動後にかなりの射程の長さで攻撃できる。射撃武器では唯一P属性。
- ラディカル・レールガン
- 見た目はかつてのサーベラスと変わらないが何故かフォームSのみの武装になった。支援攻撃、ダブルアタック可能な射撃武器。元来の射程の長さがアクアのガンファイトで延びるので使いやすい。また、射程1に攻撃できる唯一の射撃武器でもある。反撃、ダブルアタック、援護攻撃……と、使用頻度が高いので、Bセーブが無いと弾切れを起こす可能性が高い。
- ターミナス・スマッシャー
- 両肩のキャノン砲(イグナイト・パーツのもの)から、収束したターミナス・エナジーによる砲撃を行なう武装。主に援護攻撃用で、反撃で連発するにはEN消費が大きい。射程1~2には撃てない点には要注意。
- ケルベレイド・バスター
- 両腕に装備したバレル砲と肩に展開したターミナス・キャノンによる一斉射撃。放たれる三本の砲火はまさしく地獄の番犬の名に相応しい。
- 最大射程は4~11と長いが、反面、射程1~3には攻撃できないという欠点があり、長射程の割には思うように援護攻撃に使用できない。援護を受ける側も長射程の武器を使う時には重宝する。
- 『MX』では強化パーツ・ガンファイト・「狙撃」を組み合わせることで最大射程18にも及び、ラスボスすら射程外から一方的に嬲り殺せる。無強化の射程ではEVA零号機も互角だが、強化パーツの数の差でサーベラス・イグナイトの方が上回り『MX』最長射程を誇る。
- 『第2次OG』のトロフィー「狙撃王」の獲得はこの武器で狙うのが最も楽(射程11+3で獲得条件の14に到達するので、高性能レーダーを2つ装備して射程+のアビリティを付ければ良い)。
特殊能力
- 剣装備
- コーティング・ソード(TeX含む)による切り払いを行なう。
- 変形
- フォームGとフォームSに自由に変形可能。ガルムレイド・ブレイズ以上に変形によるフォームの使い分けが重要。
- TEスフィア
- ターミナス・エナジーを機体周辺に展開するバリアフィールド。装甲が厚いフォームSの方が有用。主に援護防御の際に恩恵を得られる。ただし、援護防御は上書きする技能の候補なので、それほど重要ではない。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 個別コマンド「変形」が「移動」実行後に使用可能
機体BGM
- 「The Watchdog of Hell」
- ヒューゴがメインパイロットのフォームGの時のBGM。
- 「Dancing Blue」
- アクアがメインパイロットのフォームSの時のBGM。ガルムレイド・ブレイズ(Sフォーム)と共通。
関連機体
余談
- 機体の前後反転でタイプの違う2形態に変形するというギミックは、後にガンダムシリーズにも採用された機体が登場した。
- 勘違いされがちだが実際に前後が反転している部分は頭部と下半身のみで、上半身(胸部と両腕)はパーツの展開と組み換えで変形している。『第二次OG』のケルベロス・ファングで敵に背を向けて着地→上半身のみを回転させてフォームSに変形しつつ攻撃、という工程が(かなり高速ながら)行われている。
- 設定画では巡航形態と思しき戦闘機型の形態が掲載されている。こちらはガルムレイドの車形態同様、初期案と思われる。
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