概要
原作第41話「姿なき恐竜空爆隊」に登場した恐竜空爆隊の空母ともいえる巨大メカザウルスで、早乙女博士の分析によるとゲッター1の約7倍の全長と、約10倍の重量という桁外れの体躯[1]を誇る。
積乱雲[2]に紛れて行動し、全身から特殊なガスを発射してレーダーを攪乱させた上で早乙女研究所の空爆を目論む。両翼にゲッタービームの直撃にも耐える長距離砲、高熱を伝播させる事で敵の攻撃を無効化する下部爆弾槽には大量の爆雷を装備。艦橋部分には360度回転する対空レーザー砲を搭載し、ゲッター線強化ガラスのキャノピーにヒビを入れる程の高熱火炎も放射可能。その上、機体上部に有するカタパルトからは恐竜ジェット機編隊を出撃させるなど、空母をモチーフに据えた敵らしく重武装を極める。
第一次空爆で受けた被害の復旧作業に追われる早乙女研究所へ、確実なる止めを刺すべく早乙女ミチルを人質にしてバリア解除を要求するが各ゲットマシンに搭載された「雲拡散カプセル」で居場所を察知され、更には囚われていたミチルが内部で破壊工作を行なった事に因り徐々に弱体化していく。それでも尚ゲッターロボを寄せ付けぬ実力を見せるも、ミチルを救出された事で形勢は逆転した。最期はゲッター2のゲッタードリルで全身を貫かれた後、ゲッター1のトマホークブーメランで首を切断され爆散した。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦α外伝
- 中盤ではバット将軍、ガレリィ長官が乗り、恐竜帝国との最終決戦では恐竜兵士が乗ったものや、無人機が複数登場する。複数出てくる敵としてはメカギルギルガンの次にHPが高く、攻撃力も射程も優秀な強敵。分岐ルートで地上を選ぶと、バット将軍が原作通り積乱雲にまぎれての奇襲戦法でアイアン・ギアーを執拗に狙ってくる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- バット将軍、ガレリィ長官が乗る。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 竜魔帝王率いる地底帝国が無人機として使用する。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 百鬼帝国によって運用され、ヒドラー元帥が搭乗する事も。
装備・機能
武装
- 対空レーザー
- 艦橋部から放射する破壊光線。
- 大砲
- 咆哮と共に機体上部の大砲を発射する。
- 恐竜ジェット機
- 甲板から無数の戦闘機を発進させ、破壊光線で一斉攻撃させる。第2次α以降は全体攻撃。第3次αでは攻撃力低下の特殊効果を持つ。
移動タイプ
- 空・陸
- 飛行可能。
- L
機体BGM
- 「THE ARROW OF DESTINY」
- α外伝のみこの曲が優先BGMとして設定されており、同作での恐竜帝国の強大さを物語っている。
脚注
- ↑ ただし、台詞通りゲッター1のデータに基づくと「全高266m」「重量2200t」になるので、設定数値と齟齬が生じてしまう。
- ↑ 早乙女博士が積乱雲のメカニズムをゲッターチームへ解説するシーンは、原作漫画版に於けるそれから引用されている。