FDXチーム
FDXチームとは、『OGシリーズ』に登場する部隊。
概要
地球連邦軍の特殊作戦部隊。南欧方面軍アビアノ基地を拠点としている。「FDX」の意味は、「Fallin' Deceased X」の略。チームロゴは黒い翼の生えた棺桶の上に鳥の頭蓋骨が黒い外套をまとったものがあり、さらにその上に黒い羽と「KRAHE IN DEN SARG」という文字がある不気味なもの。制服はFDXチームのロゴのついた灰色の上着と白いベレー帽。普段は全身を隠す黒の外套に身を包んでいる。コールサインはフューネラル。
本来は「FDXプロジェクト」達成のためのチームだが、地球連邦軍が少数精鋭の特殊部隊を欲したため任務にあたりながらFDXプロジェクトにも貢献している。ダニエル・インストゥルメンツのカスタマイズしたパーソナルトルーパーやアーマードモジュールを運用する。パイロットは自由に武装を選ぶことができず作戦に合わない武装で出撃を余儀なくされることもある。戦死扱いで軍籍を失ったパイロットや敵軍方の転向者で構成されている。
作戦時はPTキャリア、クレーエによって戦場に運ばれ厳密に定められた作戦終了時刻に帰還プログラムが作動して機体は自動操縦になり人間の操縦では実現不可能なほど精密なスケジュールに従ってクレーエに回収される。作戦終了後の報告は基地司令のカルロに直接行う。
非正規部隊だったがミッション・ハルパー後、自分のできることを考えたカルロ・サッキの手により第7特殊作戦PT部隊として正式に認められた。士官室はコルヴォニード内に設けられていたがインスペクター事件後はアビアノ基地に移された。
修羅の乱終盤でコルヴォニードが修羅によって撃沈され、ヴェスナー達も赤の兄弟を率いるグレダス・ミモザを道連れにして壊滅したと思われた。
その後、封印戦争で連邦軍基地をルイーナから守るために出撃した第13特殊作戦PT部隊の元にクレーエの鳴き声が響いているが詳細は不明。少なくともヴェスナーとリェータについては生存が確認されており、封印戦争後に第13特殊作戦PT部隊に配属されている。
人物
- ヴェスナー・スケリット
- 隊長。コードネームはフューネラル1。元第14PT部隊小隊長。階級は中尉でインスペクター事件後は大尉。砲撃支援担当。
- リェータ・ウィーバー
- コードネームはフューネラル2。元地球連邦軍のパイロット。階級は少尉。近接戦闘担当。
- オーセニ・ホドロフスキ
- コードネームはフューネラル3。元コロニー統合軍のパイロット。階級は中尉。近接防御担当。インスペクター事件終盤にて戦死。
- ジマー・ホルム
- コードネームはフューネラル4でインスペクター事件後はフューネラル3。元DCのパイロット。階級は少尉。補給と機密保持担当。
- ラルカ
- サポートロボット。作戦の成功確率などの計算やクレーエの操縦担当。
- ウタパル・アヴァリ
- インスペクター事件後にFDXチームに配属された元ノイエDCのパイロット。コードネームはフューネラル4。修羅の乱終盤にて戦死。
- ナンシー・カートライト
- 元FDXチーム隊員。ガーダイド2号機のパイロット。FDXチーム初出撃の際、戦死。
関連人物
- ダン・ワッツ
- FDXプロジェクトの責任者。
- ゴート・コットー
- FDXチームの支援艦コルヴォニード艦長。
- カルロ・サッキ
- アビアノ基地の司令官。後にFDXチームを正規部隊にする。
- フィリップス・コール
- 第13特殊作戦PT部隊隊長。初陣で部下を全て失い絶体絶命の危機に陥るがクレーエの声を聞いた。OGMD時点で生存しているならば、彼が現在のリェータ、ヴェスナーの上司になっているものと思われる。
運用兵器
いずれも拡張性を重視している。
- ゲシュテルベン / ゲシュテルベン改
- 量産型ゲシュペンストMk-IIの改造機。インスペクター事件後、ゲシュテルベン改に改修される。
- ガーダイド
- ガーリオンの改造機。
- コルヴォニード
- 原子力空母を改装した大型艦。その任務はFDXチームの支援に限定されている。修羅の乱末期に撃沈した。
- クレーエ
- 高速飛行PTキャリア。FDXチームを戦場に運ぶ。
- 降下ポッド
- ゲシュテルベンやガーダイドが収納された降下ポッド。棺桶型。
- 多目的ユニット
- 降下ポッドとともに投下される多目的ユニット。十字架型。簡易トーチカや電子妨害、武器供給を行う。
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