ZONE
ZONE(Zodiac Of New Energy)
『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』に登場する施設。
聖インサラウム王国の戦略拠点というべき施設であり、再世篇における同国の戦略はこれを設置・防衛することが基本となっている。 形状は巨大なレンズ状の物体で、レンズの部分には膨大なDECが使われている。周辺地域の次元力を抽出する装置であり、稼働すると周辺の全ては次元力を奪われ、白い砂となって崩壊し、後には死の大地が残る。
抽出される次元力によって「絶対次元断層」という障壁を張っており、ZONE本体の位相を障壁の内と外で微妙にずらすことで全ての攻撃を受け付けなくなる。また、抽出した次元力は機動兵器の動力や「次元過重弾」という攻撃兵器に使用される。「絶対次元断層」は理論的にはD・フォルトと同じであるらしく、ケビン・マクラーレンが提供した情報ではD・フォルト100枚分を突破する火力を一時間継続して与え続ければZONEを破壊できる[1]。
唯一の弱点は構造そのもので、「次元力を抽出する」という機構であるため、太陽に集約された黄道十二星座の次元力を抽出・放射しているスフィアの共鳴者が機体ごと突入することで、抽出機構がそちらに向けられ、停止してしまう。ただし、突入すると外部からの干渉はほぼ不可能となり、同規模の次元力を操る手段がないと救出は不可能。終盤ではトライア・スコートが瞬間的に次元力を打ち込むことでZONEのチューニングを乱し、干渉を可能とする「ZONEブレイカー」を開発している。これにはカルロスを通じてガイオウから齎されたリヴァイヴ・セルがキーとなっている。
元々はアンブローン・ジウスが破界の王との戦いにおいて勝利するために建造した装置で、インサラウムの地脈に沿って設置されていた。しかし、未熟な次元科学ではZONEを制御できず、暴走によってインサラウムは死の大地と化してしまった。
一度停止すると通常そのままだが、外部から次元力を打ち込むことで再起動が可能。現状、確実に停止しているのはガイオウが破壊した1基のみであり、地球に設置された残る4基はZONEブレイカーによって機能不全を起こしたのみ。また火星の1基はアサキムを封印した状態で稼働している。
マイクロZONE(Micro Zodiac Of New Energy)
その名の通り、ZONEを機動兵器に搭載可能なレベルに小型化して装備パーツとしたもの。1戦闘での使用制限あり効果も限定的だが、次元力を奪いすぎて物質を破壊してしまうことはない。開発者はおそらくあの人。
登場作品
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 物語中盤、アサキム・ドーウィンは「知りたがる山羊」を制御する術を求めてこれに突入。その結果、内部に流れているオリジン・ローに触れることに成功し、それによってスフィアを御する術を手に入れている。同様の現象は同じくZONEに突入したセツコ・オハラとランド・トラビス、そしてスフィアの共鳴によって(=オリジン・ローによって)ヴァイオレイションが解かれたエスター・エルハスにも起こっている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- アクシズにおける次元修復の際、アンプ代わりにされた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 火星のZONEに封印されたアサキム・ドーウィンが放たれたほか、別世界のインサラウムに設置されたZONEも登場した。
関連キャラクター
- アンブローン・ジウス
- 発案者にして設置の責任者。
- アイム・ライアード
- 完全なZONEの理論を齎した。
- ユーサー・インサラウム
- セツコ・オハラ ランド・トラビス アサキム・ドーウィン
- ZONEに突入して停止させた。なお、アサキムのみ別の目的。
- クロウ・ブルースト
- ZONE停止の切り札と目されていたが、全て割り込まれており、彼が突入することはなかった。
- ガイオウ
- ZONEを破壊した。
- 人造次元獣ルーク・アダモン
- 通称「門番次元獣」。ZONEから抽出した次元力を利用する機能を持ち、ZONEの防衛を行う。
脚注
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