「黒のカリスマ」の版間の差分

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:[[レムレース試作型]]のテストのため、「黒のカリスマ」の姿のままパイロットとして登場。<br />ボイスチェンジャーを使用してジ・エーデルであることを隠し、[[013特命部隊]]を相手に試作機のテストを行った。
 
:[[レムレース試作型]]のテストのため、「黒のカリスマ」の姿のままパイロットとして登場。<br />ボイスチェンジャーを使用してジ・エーデルであることを隠し、[[013特命部隊]]を相手に試作機のテストを行った。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
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:3話のインターミッションでヒビキの見ている[[UN]]のオカルトフォーラムで、ハンドルネームとして使われていることが確認できる。UCW全体に混乱が広がった現象そのものを指す単語となっているが、反面ネット上では時代遅れのワードの様子。しかし、時獄篇において重要なキーワードである『太陽の時代』の初出は、オカルトフォーラム上の黒のカリスマによる書き込みであり、現時点で彼の事を、マヤ文明に取り憑かれた終末論者と断ずる事は出来ない。なお、書き込みが[[西条涼音|ある人物]]が豹変した際の語り口とよく似ている。
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:3話のインターミッションでヒビキの見ている[[UN]]のオカルトフォーラムで、ハンドルネームとして使われていることが確認できる。UCW全体に混乱が広がった現象そのものを指す単語となっているが、反面ネット上では時代遅れのワードの様子。しかし、時獄篇において重要なキーワードである『太陽の時代』の初出は、オカルトフォーラム上の黒のカリスマによる書き込みであり、現時点で彼の事を、マヤ文明に取り憑かれた終末論者と断ずる事は出来ない。なお、書き込まれた内容が[[西条涼音|ある人物]]が豹変した際の語り口とよく似ている。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==

2014年7月8日 (火) 21:15時点における版

黒のカリスマ(Black Charisma)

ZEUTHを始めとして様々な勢力や人物と接触し、時には情報・技術の交換を行い、また時には意味ありげな言葉で各組織の長を煙に巻く謎の人物。神出鬼没であり、ストーリー上重要な場面には必ずと言っていいほど姿を現す。

黒い甲冑にマントを羽織った姿をしており、声についても2種類のボイスチェンジャーを使用しているため正体は不明。その存在は情報端末UN上でも広く知られており、「黒のカリスマ」を騙る人物の流す様々な怪情報に大衆も踊らされ続けた。何らかの目的を持って暗躍している点、またUN上で広く活動を行っている点などから、作中では正体の候補として同じく水面下で様々に暗躍していたアサキム・ドーウィンエーデル・ベルナルらの名前が挙げられたが、いずれも確証を得るには至らなかった。

彼の正体は、本当に最後の最後・司令クラスター前での決戦時にようやく判明する。ZEUTHの面々とエーデル・ベルナルの前で明かされたその正体は、カイメラの技術顧問ジエー・ベイベルこと「ジ・エーデル・ベルナル」であった。彼は様々な勢力や人物と接触し、情報と技術を適度に与えることで多元世界を混乱に陥れ、彼らの一挙一動を傍観して楽しむことが目的であった。そのために正体を隠した姿が「黒のカリスマ」なのである。

しかしUN上で大衆を扇動していたのは必ずしもジ・エーデルというわけではなく、黒のカリスマのものとされる発言には彼自身の物ではないものが相当数あったようである。彼自身もまた、UN上に溢れる多くの一般人の意見交換から浮き彫りになる、無責任な不特定多数の集団心理の集合体(心理学的には集合無意識より数段階浅い、集団的無意識と呼ばれる領域)こそが真の「黒のカリスマ」であると述べており、この点を「自身はそれ(大衆の集団無意識)を体現して立ち回った存在」に過ぎず、「(黒のカリスマとは)ボクであってボクではない」と表現している。直接に世界を混乱に陥れる行動をとったのは確かに黒のカリスマの仮面を被ったジ・エーデルであったが、その混乱をより一層増幅していたのは、「黒のカリスマ」という器を与えられて形を為した、市民達自身の流言飛語だったのである。

実際、黒歴史の環はジ・エ-デルとは関係なく存在している。結局は世界に住む個々人の営みが積み重なって戦乱につながっているのだとも言える。

ジ・エーデル本人の詳細については「ジ・エーデル・ベルナル」を参照。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦Z
プロフィールは上記参照。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
レムレース試作型のテストのため、「黒のカリスマ」の姿のままパイロットとして登場。
ボイスチェンジャーを使用してジ・エーデルであることを隠し、013特命部隊を相手に試作機のテストを行った。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
3話のインターミッションでヒビキの見ているUNのオカルトフォーラムで、ハンドルネームとして使われていることが確認できる。UCW全体に混乱が広がった現象そのものを指す単語となっているが、反面ネット上では時代遅れのワードの様子。しかし、時獄篇において重要なキーワードである『太陽の時代』の初出は、オカルトフォーラム上の黒のカリスマによる書き込みであり、現時点で彼の事を、マヤ文明に取り憑かれた終末論者と断ずる事は出来ない。なお、書き込まれた内容がある人物が豹変した際の語り口とよく似ている。

人間関係

アサキム・ドーウィン
黒のカリスマの正体を知っている唯一の人物。「原理の力」を手に入れるべく行動を共にする。
シュラン・オペル
カイメラ隊の一人。彼に有益な情報を与え、UNによる情報戦を支えてきた。
ツィーネ・エスピオ
面識はあるが、その正体であるジ・エーデルについてまでは知らなかった。

他作品との人間関係

数多くの人物と接触しては、その行動を傍観して楽しんでいた。

ギルバート・デュランダル
多元世界構築前から接触。異星人の襲来、スカブコーラルの秘密などを伝えた。新地球連邦の情報を流して賢人会議派の糾弾に協力し、その見返りとして「ニュートロンスタンピーダー」の技術を受け取っている。また、黒歴史の真実を彼にもたらしている。
風見博士
ZEUTHの面々に彼が否定されたことを契機として接触。スカルムーン連合へ寝返るきっかけを作った。
ゼオ・ガットラー
黒のカリスマからもたらされた「ニュートロンスタンピーダー」を地球各地に設置して核爆発によって地球人類を滅ぼそうと画策していた。
ガガーン
ガットラーと同じく、黒のカリスマからニュートロンスタンピーダーの存在を伝えられていた。ガットラーの心理を看破した彼は、「ニュートロンスタンピーダー」のスイッチがガットラーの背中にあることを伝える。
フロスト兄弟
シャギアオルバの兄弟に「デスティニープラン」を立案したのはデュランダルであることを伝えた。同時に黒歴史の真実を彼らにもたらす。
グエン・サード・ラインフォード
グエンの野心はZEUTHに居たままでは満たされないことを説き、彼をパラダイムシティへと連れ出し、同時に黒歴史の真実を彼にもたらす。が、黒のカリスマの真の目的は、「メトロポリス」の下巻の行方を知る彼にそれを手に入れさせ、自身がそれを奪い取ることであった。
アレックス・ローズウォーター
グエンと彼の仲介役を務める。内心では父であるゴードンを謀殺しようとした彼を「親不幸者」と嘲笑していた。
天空侍斗牙
彼は利用されたわけではなく、パラダイムシティで黒のカリスマと対峙した際に「今日こそ正体と目的を明らかにしてやる」と言うニュアンスの発言で挑戦する。後述するが、黒のカリスマと同じような仮面を身につけていたロボットアニメの主人公を、斗牙役の福山潤氏が演じていたことによる声優ネタだろう。
ゼロ
現状、関わりは全くないが、黒のカリスマを連想させる人物なので、ZEUTHのメンバーから異常に怪しまれるという災難にあった。

名台詞

「救世の戦士…太極への旅人…法の守護騎士…因果律の番人…呪われた放浪者…何でも構いませんが、
黒のカリスマと呼びましょうか。」
デュランダルに名無しでは困るということで、自分で付けたネーム。デュランダルからは「芝居掛かった名前だな」と言われるが、プロレスファンの間では「俺だけ見てりゃいいんだよ」な某プロレスラーを指す用語である。あながち間違った評ではない。
「わかっていませんね。世界が安定すれば、人間はまた戦いを始めるだけですよ」
「つまり、無駄なんですよ。君達の戦いは」
黒歴史ENDルートより。時空修復で世界を救おうとするZEUTHに対して突きつけた台詞。正史ENDルートにおけるジ・エーデルと似たような発言であるが、前者の台詞は後者とは対照的にZEUTHのメンバーの戦意を徹底的に失わせてしまった。
「さあ、ZEUTH! 人間の醜さ、身勝手さ、怠惰さをたっぷり吸い上げたまえ!」
「そして、幕を開けよう! 新たな混沌の世界の!!」
黒歴史ENDルートにて、ZEUTHが時空修復を行う最中に突如カオス・レムレースに乗って現れた時の台詞。そして不完全な状態で時空修復を行ったZEUTHは…。
「仮面の男はみんな同じだよ。使命や義務に囚われて、自らの命を不自由にしている。だが、私は違う。私は全てから解き放たれた存在…完全な自由の体現者だよ」
スペシャルディスクでネオと戦闘した時の台詞。
ネオに限らず、他作品に登場する多くの仮面キャラが上の台詞に当てはまっているのが何とも皮肉な話である。

余談

人物としては全然方向性が違うが、サンライズのロボットアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の主人公の1人で、その関連作にも登場するキャラクター『ゼロ』に外見が酷似している。偶然なのかスタッフに何らかの意図があったのかは明言されていないが、先述の斗牙の台詞は意識していた可能性を感じさせる。そして、前述の通り第2次Zで実際にゼロが登場した際はZEUTHのメンバーから露骨に怪しまれてしまっている。

話題まとめ

資料リンク