「カリ・ユガ」の版間の差分
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 武装・必殺技 === | === 武装・必殺技 === | ||
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:光の羽から無数のリヴァルナを射出、それらを合わせて一つの巨大な神僕とし、敵を攻撃させる。能力半減の効果があるが、至近距離の敵にはこれしか撃てないため、精神耐性持ちをこの距離からぶつけるのがベター。 | :光の羽から無数のリヴァルナを射出、それらを合わせて一つの巨大な神僕とし、敵を攻撃させる。能力半減の効果があるが、至近距離の敵にはこれしか撃てないため、精神耐性持ちをこの距離からぶつけるのがベター。 |
2013年4月14日 (日) 22:34時点における版
カリ・ユガ(Cari yuga/कलियुग)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:松井菜桜子
- 種族:神、あるいは悪魔
- 性別:外見上は女
- 年齢:それに意味はない
スーパーロボット大戦UXのラスボス。宇宙の可能性を閉じるために現れた、道明寺曰く「神にして悪魔」。
名前の由来であるカリ・ユガとは、インド哲学において循環すると考えられている4つのユガの最後の段階で、罪が4分の3を占めている。
彼女(と呼ぶのが正しいかは不明)の存在は『UX』の世界観そのものに密接に関連している。数多の並列世界とリンクし、そこからやって来た異邦人達が織りなす物語……というのが本作の基本だが、実はそこからして違う。実際には「マクロスF」「SDガンダム三国伝」「忍者戦士飛影」「聖戦士ダンバイン」の面々は並列世界の出身ではなく、終焉を迎えた前の宇宙から、「可能性の声」を聞いて「始まりのもとに集った」存在である。
『UX』の宇宙は、アーニー達をはじめ多くの人間が耳にした「集え、始まりのもとに」というフレーズが全てを示している。この宇宙は「すべての可能性が集う場所」であり、同じような戦い、同じような歴史を幾度も幾度も幾度も、それこそ数え切れなくなるほどに繰り返しているのだが、その中で起きた事象は少しずつ違い(例えばある周回では誰かが死に、次の周回ではその誰かが生き延びている)、それら「可能性」の積み重なりが連鎖し、本編の物語が始まっている。本作においてはこの繰り返しを「ユガ」と呼ぶ。
そして、戦いの果てに地球が行き着く可能性は多く存在する。その帰結の一つがマクロスの落下した地球であり、三璃紗であり、ショウ達の世界(バイストン・ウェル)であり、ヒトマキナの生まれた世界であり、バジュラの星であり、スクラッグの星であり、ラドリオ星であり、そして地球なのである。「声」に導かれた面子は、総じてこれら「可能性の未来」から「未来の過去」、つまりそれらの可能性の始まりであるUXの時代に降り立った面々である。即ち、かなり未来まで繁栄した場合もあれば、近々滅んでしまう可能性も存在している。それらの輪廻が繰り返される中で集約された魂の結晶こそが、オデュサイトを始めとする次元を超える意志を導く因子となる。
しかし、数多のループを繰り返す内にUXの面々が持つ無限の可能性は宇宙を圧迫、次なるユガへの輪廻を阻害するまでに至っていた。
カリ・ユガはその無限の可能性を、「混沌」へと還すことで次のユガを生み出すための存在である。
ノーヴル・ディランはこのカリ・ユガの存在に気づいており、無限の可能性を渾沌へ返すのではなく、一つに収束することで新たな未来へ導こうとしていたのである。
外見としては、無数の腕と蛇を象った光背、そして極光を纏う翼を持った女神であるが、大きさがあまりにも巨大。
翼を構成する羽の一つ一つは全てしもべたるリヴァルナであり、自身の攻撃は手に持った「浄化の槍」で行う。
ノーヴルを撃破したUXの前に現れ、その圧倒的な力で以ってすべての可能性を渾沌へ戻そうとしていたが「始まりのもとに集った」無数の命達の導きによって逆転され、最後はアーニーとサヤ、そして彼らの駆るオデュッセアの放った、魂の叫びたる一閃によって討滅された。
その後「前」からやって来た面々は元の世界、即ちこの世界がこれから辿る「可能性」の中の一つ、己の生まれた時代へと戻って行った。厳密には「未来の、自分たちと同じ存在が次の宇宙に飛んだ直後」辺りに転移することになる。
なお、このカリ・ユガとの戦い自体も何度か繰り返されている。司馬懿が記し、後に三璃紗にて「G記」と呼ばれるようになった書にはこのカリ・ユガのことが書かれており、これを裏返すと「前のループの司馬懿がカリ・ユガのことを書いた=前のループでもUXはカリ・ユガを倒した」ということになる。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦UX
- 前述の通りラスボスとして登場。自動回復はなく、最低クラスの運動性と3Lというサイズなので攻撃をかわされることはまずないが、ダメージが全く通らない。重厚な装甲とガード、カンストの底力、気力限界突破も相まって、削れば削るほど通らなくなっていく。極限まで行くと、10段階改造の武器+熱血ですら数千のダメージに留まってしまう。
- しかし、カリ・ユガ戦で一番厄介なのは、何と言っても武器。全ての武器に特殊効果が付与されており、その後で周囲のリヴァルナやライオットXの追撃を喰らうと呆気なく落ちてしまう。スペック低下無効と精神耐性を両方とも持つフェイ・イェンHDを戦術指揮に据えれば安心だが、それでも今作は味方のサイズが小さめの傾向にあるのもあって、サイズ差から来る途轍もないダメージだけはどうしようもない。おまけに、出現時に回りをライオットが囲っているため、近づくだけでも一苦労。アヴァターラを撃破する前に、主力ユニットを近くに集めて待ち伏せるべし。ラスボスとしては射程が短いので、最初は二十射程ボーナスで10以上にしたキャラで削るのもあり(固まっているとマップ兵器が飛んでくるが)。
- ちなみに、このユニットを見て真っ先に感じるのはその巨大さだろう。能力画面では顔どころか上半身がまるで映っておらず、MAP兵器や特殊コマンドに巻き込んで簡易戦闘にすると、一人だけユニットグラフィックが異様にデカい。攻撃演出からすると、リヴァルナがモビルスーツサイズとして、少なく見積もってもバイラル・ジンクラスか下手をするとそれ以上の大きさを持つと思われる。(勿論、バストサイズも歴代のオリキャラの中でもトップクラスの桁違い振りである)
パイロットステータス設定の傾向
能力値
回避は低いがそれ以外の能力は無茶苦茶な高さを持つ、正真正銘の怪物。それなりに改造や育成を施したキャラをぶつけないとまるで歯が立たない。
特殊スキル
- 2回行動、底力L9、援護攻撃L3、気力限界突破、カウンター、ガード、全体攻撃L3、指揮官L4
- 完全な耐久型のラインナップ。不幸中の幸いか、行動順番の関係で援護攻撃は死にスキル。高い技量ゆえ、カウンターがかなり厄介。底力L9とガード、素の装甲の硬さが合わさって凄まじい硬さを発揮する。
装備・機能
武装・必殺技
- 終末の光
- 身に纏った蛇から放った光を敵の真上で収束させ、打ち落とす。照準値・運動性低下の効果がある。
- 御使いの羽
- 光の羽から無数のリヴァルナを射出、それらを合わせて一つの巨大な神僕とし、敵を攻撃させる。能力半減の効果があるが、至近距離の敵にはこれしか撃てないため、精神耐性持ちをこの距離からぶつけるのがベター。
- 浄化の槍
- 手に持っている大槍を投擲して、敵を破壊する。MAP兵器版の方は気力・攻撃力低下、通常兵器版の方は射程・移動力低下と厄介極まりない。
特殊能力
- EN回復L
- オールキャンセラー
- 当然の如く所持。
移動タイプ
サイズ
- 3L
- 本作のユニットでもっとも巨大。
機体BGM
- 「ユガの終焉」
- 専用曲。イベント後は優先度が最低になり、味方の曲が優先されるようになる。
人間関係
版権作品との人間関係
- ナイア
- 幾度も幾度も時間を繰り返す状況を作った元凶といえる存在。自分の野望を達成するべくループを繰り返したのがそもそもの原因で、カリ・ユガが現れたのは、言うなれば彼女の後始末をつけるためである。
- ゴゴール、ショット・ウェポン他
- 声に導かれて集まった存在。その実体は、この世界で可能性を生み出し、育てるための必要悪として呼ばれたに等しい(スクラッグが来なければヒーローマンも生まれなかった、など)。
名台詞
対決・名場面など
関連機体
余談
- 歴代の作品において人造神やそれに近い存在がラスボスを務めた作品は多いものの、本物の神がラスボスとなった作品は本作が史上初である。クトゥルフ神話の神々が作品の重大要素となっている『機神咆吼デモンベイン』が参戦している影響だろうか?
- その設定は周回プレイを暗に指しているとも言え、ある種のメタ的なものとなっている。即ち周回で維持される隠し要素のフラグは「生存・参戦した可能性の魂の記憶」が呼び起こされた結果であり、ゲームにおける次の周回は世界にとっても次の(あるいは遥か先の)周回と言える。今際のナイアが口にしたように、ループを仕組んだであろうナイアすらこの輪廻に組み込まれている形となっている。
- 『UX』は、過去のスパロボにおけるオリジナル設定に似た要素が散見される。世界観でいえば『Z』の様に可能性の分裂→収束がループする世界で『MX』の様に肥大化した可能性の始末をつけるため、最終的に『D』の様に世界の破滅そのものを倒す戦いである。また、世界や可能性をつなぐヨグ=ソトースは『α』に出てきたアカシックレコードと同等とされ、旧作のように外部から持ち込まれた技術を使い、世界の危機に対抗するためにあえて負荷を与えている存在がいる。主人公機は『R』の様に時空移動機能があり『W』の様に父親キャラの手で宇宙の終焉を飛び越えてきた機体であり『K』同様、ヒロインが乗る機体との合体機構が存在し『L』の様に動力を二人で制御しなければならず暴走すれば甚大な被害を及ぼす可能性がある。また『A』の様にライバルとなるのは「主人公になり損ねたキャラ」である。『J』については残念ながら思いつかないが、これもまた「可能性の集約」と言えると思われる。
話題まとめ
資料リンク
リンク
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