「アストラナガン」の版間の差分

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スパロボ的な可能性としてはα世界とOG世界の技術力の差が挙げられる。そもそもアストラナガンは地球のテクノロジーや高性能機のデータをバルマーの技術でブラッシュアップして造られた機体なのだが、OGではそれが可能な状況がエアロゲイター側になく(技術自体は人間の改造が主で、機体は元々あるものや捕獲機を使用)、地球側の技術もL5戦役当時は試作機・旧式の改造機がほとんどだったため、開発の参考にするようなデータはなかったと思われる(そもそもイングラムの行動原理が違い、アストラナガン開発の動機自体も存在しない)。
 
スパロボ的な可能性としてはα世界とOG世界の技術力の差が挙げられる。そもそもアストラナガンは地球のテクノロジーや高性能機のデータをバルマーの技術でブラッシュアップして造られた機体なのだが、OGではそれが可能な状況がエアロゲイター側になく(技術自体は人間の改造が主で、機体は元々あるものや捕獲機を使用)、地球側の技術もL5戦役当時は試作機・旧式の改造機がほとんどだったため、開発の参考にするようなデータはなかったと思われる(そもそもイングラムの行動原理が違い、アストラナガン開発の動機自体も存在しない)。
  
バルマーに取っては、イングラム亡き今も非常に特別な存在らしく、第3次αではベルグバウを利用して復活が試みられたほか、OG世界のユーゼスはヒュッケバインMk-II三号機を元にデッドコピー機を開発している。
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バルマーに取っては、イングラム亡き今も非常に特別な存在らしく、第3次αではベルグバウを利用して復活が試みられたほか、OG世界のユーゼスはデッドコピー機を開発している。
  
 
ちなみに、「アストラナガン」の名前はスペインの銃器メーカー「アストラ」とソビエト(ロシア)の銃器メーカー「モシン・ナガン」の名前を組み合わせたもの。
 
ちなみに、「アストラナガン」の名前はスペインの銃器メーカー「アストラ」とソビエト(ロシア)の銃器メーカー「モシン・ナガン」の名前を組み合わせたもの。

2012年12月14日 (金) 13:31時点における版

アストラナガン(Astranagant)

スーパーロボット大戦α』に初登場した、全身が漆黒で覆われた究極の機動兵器。エアロゲイターとして認識され、地球側の識別コードはAGX-15「ブラック・エンジェル」。

イングラムが、ゼ・バルマリィ帝国地球ラ・ギアスバイストン・ウェルの技術を結集して作り上げたもので、SRX計画すらアストラナガンのための実験であったとまで言われている。

主動力源は量子波動エンジン、装甲材質はズフィルード・クリスタルが使われ、更には平行世界からエネルギーを取り出せるティプラー・シリンダーと呼ばれる特殊機関も搭載しており、その力で空間移動、平行世界への転移、タイムトラベルまでもが可能(これらが可能なことからクロスゲート・パラダイム・システムも組み込まれていると思われる。なお製作中にユーゼスからシステムを組み込んだか聞かれたイングラムの回答は「ご想像にお任せしましょう」)。兎にも角にも、本機はシュウ・シラカワの開発したグランゾン並に謎の多い機体である事は確かである。目的はともかく、結果として似たような性能を持つグランゾンを凌ぐ能力を有すが、シュウ曰く両者(この場合はおそらくグランゾンではなくネオ・グランゾンのほうであろう)が1対1で戦えば因果律が捻じ曲がり、宇宙が崩壊するという。

OGシリーズにおいてエアロゲイターに復帰したイングラムは本機ではなくR-GUNリヴァーレに搭乗するため、現在のところ『ディバインウォーズ』を除いてOGシリーズには登場していない機体。その理由について公式に言及されたことはないが、「あらゆる平行世界の中で一機しか存在しない」、「オリジナルの(SHO世界の)意識を宿したイングラムにしか呼び出せない」という裏設定がある、といった諸説があるが、現時点では俗説・予想の範疇を出ない。

この中には「GBAの性能では黒色がうまく表現できない」というものもあるが、同じく黒い機体であるゲシュペンストがいるため、この可能性は低いと思われるが、やはり真意は定かではない。OGのもとになったドラマCDでは、「リュウセイ達が見てすぐにイングラムだとわかるように」との理由でリヴァーレが採用された経緯があり、これをそのまま引き継いでいるためだと思われる。

スパロボ的な可能性としてはα世界とOG世界の技術力の差が挙げられる。そもそもアストラナガンは地球のテクノロジーや高性能機のデータをバルマーの技術でブラッシュアップして造られた機体なのだが、OGではそれが可能な状況がエアロゲイター側になく(技術自体は人間の改造が主で、機体は元々あるものや捕獲機を使用)、地球側の技術もL5戦役当時は試作機・旧式の改造機がほとんどだったため、開発の参考にするようなデータはなかったと思われる(そもそもイングラムの行動原理が違い、アストラナガン開発の動機自体も存在しない)。

バルマーに取っては、イングラム亡き今も非常に特別な存在らしく、第3次αではベルグバウを利用して復活が試みられたほか、OG世界のユーゼスはデッドコピー機を開発している。

ちなみに、「アストラナガン」の名前はスペインの銃器メーカー「アストラ」とソビエト(ロシア)の銃器メーカー「モシン・ナガン」の名前を組み合わせたもの。

登場作品と操縦者

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
イングラム・プリスケン専用。最終話以外は撤退してくれるが、少ないターン数ながらも倒せるチャンスはある。適当に相手をしていれば問題ないが、最終話では特定の説得フラグを満たしていないと真っ向から戦う羽目になる。無視しても耐えられるなら問題ないが、そうでない場合は悲惨な結果に。逆に、説得フラグを満たしている場合は味方となり、HP40000という、スパロボに登場する人型兵器では高い方のHPをもつ自軍ユニットとなる。ちなみに、スポット込みでこれを超えるのはMXの真聖ラーゼフォンと第3次αのナシム・ガンエデンのみ。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
初登場時にキャラデモが用意された。追加ルートでは最終シナリオ前には改造出来てしまう…が出撃時にリセットされてしまうため改造しても意味なし。ほとんどの武器攻撃力が底上げされているが、インフィニティ・シリンダーの攻撃力のみマイナス修正を受けているため最大火力は落ちた。ネオ・グランゾンと究極の兵器同士が交えられるのは現段階ではこの作品のみ。
スーパーロボット大戦α外伝
いつのまにか未来世界に漂着して、ブラックボックスのままアウルゲルミルに取り込まれていた。本作では終始一貫して「ブラックボックス」と呼ばれていたため、アウルゲルミルの戦闘アニメでその正体が明かされた時、度肝を抜かれたプレイヤーも多いだろう。メイガスによると「回収時のブラックボックスは損傷が激しくほとんど原型をとどめていなかった」らしく機体の一部と時空間跳躍機能はマシンセルで何とか修復できたようだが、本来黒一色だった機体色もマシンセルの影響かやや白身を帯びており、T-LINKフェザーの色も若干薄くなるなど、機体そのものも変化してしまった(詳しくはイングラムの項参照)。搭乗していた筈のイングラムは一体どうなってしまったのか。時系列的に考えると、イングラムが単身霊帝に挑み、敗れて体を喪ったあとのことだと思われる。
第3次スーパーロボット大戦α
クォヴレー編プロローグに、クロスゲートから半壊したアストラナガンが出てくる。かと思えば、いきなり機体ごと主人公を喰っていた。アウルゲルミルに組み込まれた事で新たに機体からイミルアームによく似た触手を展開できるようになり、この触手はヴァルク・ベンを捕食する際に使用された。融合したヴァルク・ベンがベルグバウに変異する際、アストラナガンに残っていたイングラムの精神も、ヴァルク・ベンに搭乗していたアイン・バルシェム(後のクォヴレー・ゴードン)に取り付いており、彼の身体にはバルシェム・シリーズのオリジネイターの証である「刻印」が刻まれ、イングラムの遺志を継ぐ者となるに至った。ちなみに融合の方法は「ゼロ距離でアキシオン・キャノンとインフィニティ・シリンダーを同時撃ち、分解されたヴァルクを諸共再構成する」という無茶極まりないものであった。ユニットアイコンはαのものに白を混ぜた感じになっている。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
第1話冒頭で閉鎖空間でディス・アストラナガンとの禁断の対決を演じる(恐らくはイメージだと思われる)。その後互いの最強兵器が衝突し、空間の藻屑となるが…。その後セプタギンとの戦いでイングラムが自我に目覚め、アストラナガンを召還し、SRXセプタギンから救出する。
第2次スーパーロボット大戦OG
イングラムが既にいないため当然の如く未登場だが、ユーゼスの「忌憶」の中の存在「黒き天使」としてシルエットが登場。

装備・機能

武装・必殺武器

フォトン・バルカン
頭部に2門装備。バルマーの人型機動兵器にも同名の武器が装備されている。
T-LINKフェザー
翼から緑色に発光しているエネルギーを、フェザーとして打ち込む。打ち込まれたフェザーは激しく発光し爆発を起こす。
Z・O・ソード
ゾル・オリハルコニウム製の剣。パイロットの念動力により自在に形状を変化させる事ができ、敵の意表を突く攻撃も可能。天上天下無敵剣と同じものだと思っていいが、ビジュアルはまるで違う。無敵剣より強いとSRXの立場が無くなる為だろう。ゲームバランス的な問題か。トロニウムがないので威力が低いのかも知れない。
ガン・ファミリア
イングラムのダミー・ファミリアを、リボルバー型の念動兵器として再生させたもの。ファンネルやハイ・ファミリアと運用方法は似ているが、手数が尋常ではない。
アトラクター・シャワー
重力散弾を広範囲に発射するマップ兵器。着弾指定型のマップ兵器のため、非常に使い勝手が良く、雑魚殲滅、資金稼ぎ等様々な用途に活用出来る。
アキシオン・キャノン
宇宙に漂うダークマターの構成物質であるアキシオンを目標にぶつけ、ブラックホール並の超重力空間へのワームホールを発生させて問答無用で叩き落す。残酷非道だが、次のものに比べれば…。ちなみに本当のアキシオンは物質との結合が非常に弱いので"ぶつける"ことは不可能である。後にシヴァーが開発したヴァイクランには、この武装を元にした兵装「べリア・レディファー」が搭載されており、戦闘演出もアストラナガンのものと殆ど同じである。
インフィニティ・シリンダー
両腕を翳し、十字のエネルギーを形成。そして、10個の中性子星を目標の周りで回転させることで超光速の時間逆行により対象を「存在する前」の状態に戻し、最初から存在しなかったことに歴史も人々の記憶も修正されて完全に消滅する。イングラムが男性主人公だったスーパーヒーロー作戦でも、クロスゲート・パラダイム・システムで因果律の乱れを抑えないかぎり時間を遡った物は時空の修復力でこうなるという説明があった。ちなみにアイン・ソフ・オウルもまったく同じ原理。
αではイベントでR-1がこれを食らう。どういう原理で耐えたのか非常に気になるところであるが……おそらく直撃はしなかったのだろう。これに限らず、防御が不可能と思われる武器は、スパロボでは枚挙にいとまがない(ブラックホールクラスターしかり、終焉の銀河しかり、ゴルディオンクラッシャーしかり)。どんなすごい攻撃も純粋な数値に直されてしまうゲームシステムの宿命である。
イミルアーム(仮)
第3次αにてアイン・バルシェムの搭乗したヴァルク・ベンを拘束する際に使用した触手状の武器。アウルゲルミルのイミルアームに酷似。機体から計4本展開する形で使用する。本来のアストラナガンには存在しない筈だが、未来世界にてアウルゲルミルに取り込まれた事で生み出したのだろうか。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動させる。Z・Oソードで攻撃を払う。
HP回復(大)
ズフィルード・クリスタルによる強力な自己修復。だが、後に霊帝との戦いに敗れた際にはあまりにも強力攻撃のためか、機能しなかったようだ。破片一つでもパイロット毎修復出来るというのも怪しい(OG2のジュデッカは出来たが)。
EN回復(大)
ボスお約束の能力。ENの残量を気にする必要が無い。
念動フィールド
念動力によるバリアフィールド。当時の念動フィールドはパイロットの念動力レベルに左右されず、一定のダメージを必ず無効化できたので、それなりに強力だった。強度はかなりのようで、半壊状態でヴァルク・ベンのキャノンを受けても全く怯まなかった。
分身
高い能力に加え、一定確率で完全回避が約束される。

移動タイプ

飛行可能。

機体BGM

「虚空からの使者」
敵バージョンのイングラムのテーマ。ジュデッカズフィルードのボス固定BGMより優先される。唯一の例外がユーゼスのジュデッカで、彼のBGM「THE ARROW OF DESTINY」が優先される。

関連機体

アウルゲルミル
未来世界に跳躍してしまった際、この機体に取り込まれた。機能不全に陥ったズフィルード・クリスタルに代わり、マシンセルで機体の修復が行われ、アンセスターの戦力として利用される事に。
ヴァルク・ベン
融合した相手。
ベルグバウ
新たに生まれ変わった姿。能力はかなり落ちたが、それでも強い。
ディス・アストラナガン
オリジナルを元にしたパーツとディス・レヴを組み込まれたベルグバウ。真の意味でアストラナガンが生まれ変わった姿。
R-GUNリヴァーレ
OG版アストラナガンその1…だが、武装関連以外は全くの別物。
DiSRX
ディス・アストラナガンとSRXが融合した機体。
ブラックオックス
モデルになった機体その1。
ガリルナガン
OG版アストラナガンその2。OG2ndに登場したユーゼス製のデッドコピー。翼の形状がミソ。

余談

  • 「黒いライバルメカ」と言うお題で、寺田氏と杉浦氏が相談し合って作り上げたのだが、杉浦氏によれば相談の内容は「黒くて、2本角があって、翼があって、目が赤くて…」といったものでしかなかったらしい。ブラックオックス(『太陽の使者 鉄人28号』)+ギャオス(『ガメラ』)のイメージだったとのこと。
  • 識別コードである「ブラック・エンジェル」の他、αのシナリオタイトルでも「漆黒の天使来たりて」と呼ばれたりしているが、この名称はギリアム・イェーガーの異名である(より正確には「漆黒の堕天使」)。
    また、黒いボディに赤い目がゲシュペンストと共通している。