「尸空」の版間の差分

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;「獣の血か…」<BR/>「水の交わりか…」<BR/>「風の行方か…」<BR/>「火の文明か…」
 
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:それぞれ葵、エレメント、シモン、ガンダム&ノリコとの戦闘時。「尸獄門」の時と同じく全く抑揚がない上、こちらは内容すらなくただ呟くだけである。
 
:それぞれ葵、エレメント、シモン、ガンダム&ノリコとの戦闘時。「尸獄門」の時と同じく全く抑揚がない上、こちらは内容すらなくただ呟くだけである。
;「禁断の領域に踏み込んだか…」
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:対[[ニュータイプ]]。「太陽の輝き」への導き手たる彼らの見る世界は、サイデリアルにとって踏み込んではならない領域らしい。
 
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;「[[ゼウス神|光の神]]を味方につけたか」
 
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:対ヒビキ。「いがみ合う双子」のリアクターとなったヒビキには、尸空から見ても妙な部分があるようだが……。ミスリルルート13話でもC.C.がヒビキを見て「お前は何だ?」とその本質そのものを問うており、[[ハーデス神]]の言も考えると、ヒビキ自身が通常の人間ではない可能性が高い。
 
:対ヒビキ。「いがみ合う双子」のリアクターとなったヒビキには、尸空から見ても妙な部分があるようだが……。ミスリルルート13話でもC.C.がヒビキを見て「お前は何だ?」とその本質そのものを問うており、[[ハーデス神]]の言も考えると、ヒビキ自身が通常の人間ではない可能性が高い。

2014年8月31日 (日) 03:35時点における版

尸空(しくう / Shiku)

謎の組織「サイデリアル」の「鬼宿」に属する青年。オレンジのサングラスと赤いシャツ、黒いコート、白いネクタイを着用している。「死の使い」と形容されるほど陰鬱で不気味な雰囲気をまとう。

12のスフィアの一つ、かに座のスフィア「沈黙の巨蟹」のリアクターであり、ガドライト同様サード・ステージに移行している。ただし、ガドライトと異なり本編開始のかなり前から既にその領域に達しており、反作用を全く受けていない。
寡黙な性格であり、戦闘においても感情を表に出すことなく淡々と任務を遂行する。表情の変化もない。登場シーンでのSEからすると剣術を使うらしい。スフィアの力によるものか、戦闘中は凄まじい殺気を放つ。

本編開始以前に部隊を率いてジェミナイを急襲・滅亡させ、脱出してきていたガドライトをサイデリアルに回収。その後何があったかは不明だが、組織の命令に背いたアンナロッタを処刑すべく地球を訪れ、ガドライト敗北の後に彼女を抹殺。その後、時獄の崩壊直前にZ-BLUEの前に現れ、刃を交えた後、その強さゆえに地球人が滅びることになる、と告げて姿を消した。

組織の全貌や目的、尸空自身の背景も含め詳しいことは一切不明。ヒビキが「血塗られた目」を発症することからすると「テンシ」に関係する何者かであるのは確かである。なお、彼が連れている機体はジェミニスのものとは異なり「イドム」という謎の回路が制御している。

なお「鬼宿」とは星宿の二十八宿の一つ。またはかに座の中心領域のことで、中国の思想では死者の魂が集う場所とされている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
担当声優の坂口氏は本作でスパロボ初参戦(氏が演じたスパロボ出演キャラは「死闘!暗黒大将軍」の超人将軍ユリシーザーだが、2014年現在声の収録はされていない)。
第49話終了時、第54話/第53話に「???」名義で顔を出した後、エピローグで対決。3ターンの時間制限つきだが1ターン目から動き、本人の強さもガドライトよりは御し易いので撃墜は難しくない。ただし、機体の能力でSPが回復しなくなるため、攻撃を始めたターンで撃墜すべし。また、別に倒す必要も無く4ターン目でイベントが発生して終了となる。
天獄篇に先んじての前哨戦的扱いであり、詳細は一切判明しない。表情の変化はまるでなく、顔グラフィックは初期のものに加えて身を引いたようなもの、正面向きのものとそれに影のかかったものの4つしかない。
なお、本編ではエピローグまで「???」名義だが、それより前にプレイできるボーナスシナリオ「ラスト・デイ」で名前バレしている

パイロットステータス設定の傾向

能力

回避が低い以外は総じて高水準。アンチスパイラルに比肩するが機体で劣る。地形適応はオールSだが、尸逝天がオールAなので総合適応はA止まり。

精神コマンド

偵察直感狙撃直撃
ラインナップは射撃よりのスピード型。「偵察」があるのは「時獄の監視者」だからだろうか。

特殊技能(特殊スキル)

 底力L8 カウンターL9 気力+ボーナス 精神耐性 精密攻撃 2回行動 マルチターゲット
恐るべきことに「極」と「精密攻撃」を両方所持。クリティカルが出ようものならスーパー系ですら一撃で落とされる可能性があるため対処は怠らないように。しかし撃墜(撤退)後にヒビキが言う様に、これでも全力でない可能性が…。
ちなみに尸逝天に「対精神攻撃」があるため、「精神耐性」が半分死んでいる。
耐久力はガドライトに匹敵し、瀕死時の尸逝天の装甲は4572と旧シリーズのボス並みに達する。

固有エースボーナス

時獄篇
気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「必中」がかかる
ガドライトと同じボーナス。劇中ではハードモードでもレベル75(=撃墜数75)で登場する為、実際には習得しない。もし習得していたら、回避不能の「骸怨」が襲ってくるところ。

パイロットBGM

「尸魂の徒」
専用曲。弦楽器の主旋律とバックコーラス、そしてAメロ~サビで入る低くしゃがれた声がダークで陰鬱な雰囲気をかもし出し、尸逝天のデザインと本人の抑揚のない台詞とあいまって異様に不気味。

人間関係

アンナロッタ・ストールス
何らかの命令に背いた彼女を処刑している。その一方で、彼女の部下たちは任務に関係ないという理由で敢えて殺さずに気絶させてもいる(仮に部下達に子供が出来たとしても、完全母性遺伝故にジェミナイドの特徴は受け継ぐ事が出来ない。そういった点から、生かしておいてもジェミナイドの滅亡は確定である)。
命令の内容は不明だが、状況からすると子を身ごもった⇒ジェミナイド再興の可能性が出て来たことだと思われる。
ガドライト・メオンサム
部下。かつて彼らジェミナイドの母星であるジェミナイを部隊を率いて滅ぼし、リアクターである彼を組織に迎えている。彼にとって尸空は母星を滅ぼした仇敵でもある。
ヒビキ・カミシロ
「いがみ合う双子」のリアクターとなって間もない彼を「まだサイデリアルに迎えるには足りない」とあしらう。その一方、戦闘台詞では「お前は何だ?」と違和感を覚えている様子。

版権作品との人間関係

時獄篇の時点では立ち回りの問題で、版権作品のキャラクターとは殆ど関わっていない。

シャア・アズナブル
特異点化によって見るようになった未来のビジョンで尸空と尸逝天を見たらしい。

名台詞

戦闘台詞

「獲物だ、骸怨」
「取り憑け、骸怨」
「骸怨」使用時の台詞。
「魂をもらう」
開始台詞のひとつ。汎用であり、なんでもない台詞のようだが、アサキムが同様の台詞を何度も口にしていたこと、ガドライトの戦闘台詞を考えると……。
「お前達は、やりすぎた」
同じく開始台詞の一つ。Z-BLUEがエタニティ・フラットを覆し、アンチスパイラルを打倒したことはサイデリアルの「天意」に反するらしい。
「やはりな」
「やめておけ」
「そうか…」
「死を望むか」
「お前達に未来はない」
「………」
被弾時。ダメージの状況に関わらず尸空はこんな調子であり、動揺の欠片すら見せない。まるで感情そのものをどこかに忘れたかのように単調である。
「なるほど…希望と絶望か…」
「これでは声はかからんだろう」
ヒビキからの被弾時。
「代われ」
「俺の番か」
「指令を遂行する」
「では…」
こちらは反撃時。
「お手上げか…」
反撃不能時。文面だけだと普通だが、ボイスの調子はまるで他人事のような口ぶりである。
「絶…陰…亜…業…」「獄…終」
「死出の門だ」「旅立て、永遠へ」
「開け、尸獄門」「滅」
「尸獄門」使用時の真言。3パターンあるがどれも低く単調で情動を感じさせない。
「獣の血か…」
「水の交わりか…」
「風の行方か…」
「火の文明か…」
それぞれ葵、エレメント、シモン、ガンダム&ノリコとの戦闘時。「尸獄門」の時と同じく全く抑揚がない上、こちらは内容すらなくただ呟くだけである。
「なるほどな、そういう事か…」
「禁断の領域に踏み込んだか…」
ニュータイプ。「太陽の輝き」への導き手たる彼らの見る世界は、サイデリアルにとって踏み込んではならない領域らしい。
光の神を味方につけたか」
対甲児。
「まさかゲッター線とはな…」
対ゲッターロボ。
「妙だな…お前は何だ?」
対ヒビキ。「いがみ合う双子」のリアクターとなったヒビキには、尸空から見ても妙な部分があるようだが……。ミスリルルート13話でもC.C.がヒビキを見て「お前は何だ?」とその本質そのものを問うており、ハーデス神の言も考えると、ヒビキ自身が通常の人間ではない可能性が高い。
「お前が新たないがみ合う双子のリアクターか」
こちらは別パターン。尸空の戦闘台詞でもっとも長い。
「こういう結果になったか」
「これで俺の仕事は終わりだ」
撃墜時。落とされたことに何かを感じている風はなく、まるで事実を確認するかのように淡々としている。

インターミッション

「無駄な抵抗はやめておけ」
「いがみ合う双子…ガドライト・メオンサム…」
「お前を迎えに来た」
「ラスト・デイ」クリア時、大部隊を率いてジェミナイに現れて。ジェミナイを襲った理由は結局不明のままだったが、ガドライトの身に起きた事態と「いがみ合う双子」を考えると、リアクターとしての覚醒を加速させるためだったのかも知れない。
ちなみにこの時点で名前バレしている。
「悪い酒だな。俺も一杯もらおう」
「俺がここに来た理由はひとつしかない」
「ジェミナイド最後の女、アンナロッタ・ストールスを処刑するためだ」
初登場時。突然の来訪に狼狽するガドライトをよそに、淡々とジェミナイド滅亡の宣告を下す。
図鑑の解説を見るに、処刑宣告の原因はアンナロッタ自身にあると見るべきだが、現時点ではその「命令違反」の内容は不明。
「………」
「運命は変わらんよ。人の手では」
「だが、もし…それが起きるなら…」
パラダイムシティにて、一世一代のネゴシエイトに臨むロジャーを見て。人の手では変えられない運命と、それを可能とすることの意味……その先にあるものを知りつつ、箱庭の街から運命を決する交渉を見守る。
「殺してはいない。俺の任務はアンナロッタ・ストールス…お前の処刑だけだ」
「完全母系遺伝の種族・ジェミナイド…。その最後の生き残りの女…。お前を処刑すれば、その血は絶える」
「これが天意に背いたお前達の末路だ」
58話クリア時、アンナロッタの前に現れての処刑宣告。完全母系遺伝とは、どんな交配の組み合わせでも必ず女性側の遺伝子が優先される遺伝形態であり、要は母親がジェミナイドでなければ子供はその特徴を受け継げないということ。これにより、ジェミナイドは完全なる滅亡を迎えることが確定してしまった。
「天意」については不明だが、恐らくはアンナロッタが身ごもった、つまりジェミナイドの子孫を残そうとしたことが直接の原因と思われる(原因が任務放棄ならばガドライトが真っ先に殺されている)。
この時部下たちには気絶させた以外全く手を出していない(どの道滅ぶのならその場で殺しても問題ない)。最初の台詞から見ると任務に忠実と言うよりは、アンナロッタを処刑するよう指令を受けたのでそうしただけであり、これ以前に遭遇したガドライトや、ジェミニス隊員については何も言われていないから何もしなかった……つまり、「指令の内容をそのまま実行するだけしか出来ない」とも取れる。
「…さて…」
「機を見て、もう一つの任務を遂行する…」
アンナロッタを抹殺した直後に。その「任務」とは……
「俺を感じたか…。お前が新しいスフィア・リアクターだな」
「未熟だな…。その程度では、俺達と肩を並べるにはまだかかりそうだ」
ヒビキを評していわく。俺と言うあたり、サイデリアルには尸空以外にもスフィア・リアクターがいる事は確実。
現在登場しているのは牡羊座双子獅子座乙女座天秤座山羊座水瓶座の7つで、残りのスフィアはアサキムの持つ正体不明の一つを除くとあと三つなので、単純に考えると尸空を含めて最大4人いる計算になるが…(魚座・射手座・牡牛座・蠍座のうち3つ+尸空の蟹座)。
「…仲間という言葉は似つかわしくないが、同じ組織の一員ではある」
「俺の名は尸空。サイデリアルの鬼宿に属する」
「ついでにお前には伝えておこう。俺は『沈黙の巨蟹』のリアクターでもある」
Z-BLUEと対峙して、あまりにもあっさりと自分がスフィア・リアクターであることを明かす。サイデリアルとは? そして『沈黙の巨蟹』の力とは?
「決まっている」
「3分で任務を遂行する。行くぞ」
部隊を展開して。新たなリアクターを擁し、エタニティ・フラットを覆し、「シンカ」の道をひた走り、Zの終局に立つ存在……Z-BLUEの力を見極めるべく、死を齎す巨蟹が動き出す。
「静止した生命…時の牢獄…。確かにつまらん世界だろうな…」
「だが、それは楽園と言ってもいい。そこから脱する事を選んだのを後悔するんだな」
初戦闘時。エタニティ・フラットによる緩慢なる破滅を「楽園」と言い切っており、今後Z-BLUEに、地球に、いや宇宙に何が起こるのかを知っている様子。
尸空「お前の中の希望と絶望…。それがいがみ合う双子のスフィアの力を引き出しているか…」
「だが、まだまだだ。俺達に迎えるには、お前はまだ足りない」
ヒビキ「いつまでも、そんな余裕を見せていられると思うなよ!」
尸空「…性分だ」
ヒビキ「やるぞ…! お前を倒して、血塗られた目の真実を解き明かしてやる!」
尸空「後悔するぞ…」
ヒビキとの戦闘前会話。知れば確実に後悔する、知らない方が良かったと嘆くことになる。サイデリアルに属する「資格」とは、そして「テンシ」の真実とは果たして……。
「…なるほどな」
「…お前達は弱くはない」
「だが、それ故に滅びることになる」
去り際。力を持ってしまったがゆえに地球人は滅びると宣告し、「沈黙の巨蟹」は姿を消す。果たして、Z世界の行き着く先にある「天獄」とは何なのか……

搭乗機体・関連機体

尸逝天
専用機。生き物の死骸で凝り固まったようなナニカ。少なくとも機械という範疇ではないのは見た目でわかる。

余談

  • 搭乗機の尸逝天はかに座中心領域が名の由来だが、本人も「尸」の「空」と同じくかに座の中心領域が由来となっている。