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*本艦のように「ドリルを用いて地中に潜ることができる機体・戦艦」は昔から特撮やアニメ等に枚挙に暇がないほど多く登場するが、本来ドリルという物は、実在するドリルを使えば判るとおり「ドリル刃の外径と同じ直径の穴を直線的に掘る」ことしかできない。さらに現実的に言うとドリルは対象物の硬度などで食い込んで掘削できず固定となった場合はドリルではなく本体側が回転してしまう為、結果的にドリルよりも大きく固定する者(物)が必要になる他に地中へ潜る場合掘削した土砂や岩石を後部に排出する機構が必要となる。本艦のデザインは艦橋など超大型回転衝角の外径からはみ出している部分が多く存在し、実際に地中に潜ろうとしてもその部分に引っかかってそれ以上進めなくなるはずである。スパロボオリジナルの機体・戦艦としては珍しく科学考証の部分を無視して外見のインパクト重視でデザインされている。 | *本艦のように「ドリルを用いて地中に潜ることができる機体・戦艦」は昔から特撮やアニメ等に枚挙に暇がないほど多く登場するが、本来ドリルという物は、実在するドリルを使えば判るとおり「ドリル刃の外径と同じ直径の穴を直線的に掘る」ことしかできない。さらに現実的に言うとドリルは対象物の硬度などで食い込んで掘削できず固定となった場合はドリルではなく本体側が回転してしまう為、結果的にドリルよりも大きく固定する者(物)が必要になる他に地中へ潜る場合掘削した土砂や岩石を後部に排出する機構が必要となる。本艦のデザインは艦橋など超大型回転衝角の外径からはみ出している部分が多く存在し、実際に地中に潜ろうとしてもその部分に引っかかってそれ以上進めなくなるはずである。スパロボオリジナルの機体・戦艦としては珍しく科学考証の部分を無視して外見のインパクト重視でデザインされている。 | ||
**一応、無理矢理に科学考証するならば、艦体を覆っているEフィールドによって、ドリルで穿った岩盤を砕いていると考える事は出来る。即ち、艦体をEフィールドが覆う事で、超大型回転衝角の外経からはみ出している部分を気にせずに掘り進む事が出来る……という考え方である。実際、イベントで衝角を使う際はEフィールドの展開指示が出ている他、『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』のオープニングカットではその描写なので、その方法で掘削しているのだろう。 | **一応、無理矢理に科学考証するならば、艦体を覆っているEフィールドによって、ドリルで穿った岩盤を砕いていると考える事は出来る。即ち、艦体をEフィールドが覆う事で、超大型回転衝角の外経からはみ出している部分を気にせずに掘り進む事が出来る……という考え方である。実際、イベントで衝角を使う際はEフィールドの展開指示が出ている他、『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』のオープニングカットではその描写なので、その方法で掘削しているのだろう。 | ||
− | *[[ハガネ]]が[[ヤマト]]、[[ヒリュウ改]]が[[ナデシコ]] | + | *[[ハガネ]]が[[ヤマト]]、[[ヒリュウ改]]が[[ナデシコ]]を思わせることになぞらえ、この艦のモデルは東宝の特撮[[映画]]『海底軍艦』をはじめ、東宝特撮映画に幾度か登場した戦艦「轟天号」だといわれている。 |
*ドリルのエクスカリバーという名称はアーサー王伝説でのアーサー王が持つ剣の名称で、よく[[騎士ガンダム|石に突き刺さり選ばれし者にしか引き抜くことができない]]と語られるが、これはエクスカリバーではないとも言われる他にエクスカリバーには複数の謂れがある。おそらくクロガネの場合は石に突き刺さる意味のエクスカリバーからきているとみられる。 | *ドリルのエクスカリバーという名称はアーサー王伝説でのアーサー王が持つ剣の名称で、よく[[騎士ガンダム|石に突き刺さり選ばれし者にしか引き抜くことができない]]と語られるが、これはエクスカリバーではないとも言われる他にエクスカリバーには複数の謂れがある。おそらくクロガネの場合は石に突き刺さる意味のエクスカリバーからきているとみられる。 | ||
2024年5月24日 (金) 15:43時点における最新版
クロガネ | |
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外国語表記 | Kulogwane |
登場作品 | |
デザイン | 宮武一貴 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION |
SRWでの分類 |
機体 母艦 |
スペック | |
---|---|
分類 | スペースノア級万能戦闘母艦参番艦 |
コールサイン | アイアン3 |
全長 | 552 m |
推進機関 |
ロケットエンジン×8 テスラ・ドライブ |
装甲材質 | 超抗力金属 |
開発 | 地球連邦軍 |
所属 | 地球連邦軍 → ディバイン・クルセイダーズ → クロガネ隊 |
主な搭乗員 |
|
クロガネは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍が開発したスペースノア級万能戦闘母艦の参番艦。連邦軍でのコールサインは「アイアン3」。しかしDC戦争時にディバイン・クルセイダーズ側の旗艦として使用されていたため、公に出すには問題があるとされており、公式には存在しないことになっている。
艦首モジュールとして「超大型回転衝角(対艦対岩盤エクスカリバードリル衝角)」を装備したドリル戦艦。戦艦としては奇異とも言えるその姿は、見る者を圧倒する。この衝角は全てを穿つ一撃必殺の武装であると共に、地中の潜行を可能にしている。主に対要塞戦にその能力を発揮する。
船体色は赤・黒・金のいわゆる「トロンベカラー」で、エルザム(レーツェル)が艦長を務めることもあるが、特に彼の専用艦として用意されたわけではないようである。『THE ANIMATION』のクロガネ乗組員は、修羅達よりも世紀末っぽい人達が多数乗っていた。
なお、クロガネ(クロガネ隊)のクルーは全員エルザムの人望の下に集った者達であり、ラストバタリオンの生き残りとみられる(と言うより、OG1のクロガネクルーは「LB兵」である)。また、彼の料理が振る舞われる事にもつられている……のも一つの理由らしい(この点はエルザムも否定していない)。
L5戦役で使用された後、極東基地で改修が行われていた。その後、ミッション・ハルパーに先んじてレーツェルが受領し、彼の合流以後は何処かに秘匿されていた。しかし、オペレーション・プランタジネット直後にシュウがこれを出撃させ、ハガネの代わりとして戦隊に与えた。その後の戦いでは 鋼龍戦隊の旗艦を一時ハガネの代役として務め、もう一人の艦長であるレーツェルの指揮の下、何処かに姿を消した。
この艦の乗組員は基本的に軍籍がないため、お尋ね者として扱われている。極東支部では捕獲のための部隊が組まれたほどであるが、修羅の乱では諸々の事情により、戦隊の協力者として扱われている。
なお、バルトール事件以後、実質的な艦長を務めているレーツェルからは、搭乗機同様「トロンベ」として扱われている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
2018年現在、OGシリーズでは最後まで使えるのはOG1リュウセイ編とOG2のみで、それ以外の作品ではスポット参戦か期間限定の加入に留まっている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 2022年9月のイベント「悪を断つ剣」にてユニットアイコンのみ登場。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 両方のルートで登場。アイドネウス島突入作戦時にエルザムが艦長を務め、敵として登場する。リュウセイ編のみ、物語終盤にダイテツとテツヤがハガネからこちらに乗り換える。キョウスケ編では「裏切りの銃口」「亡霊、過去より来たりて」でのスポット参戦のみ。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- L5戦役後は伊豆基地の地下ドックで補修作業がなされ、レーツェルを艦長としてミッション・ハルパー前に伊豆基地を離れた。ハガネ大破時にクロガネが代わりを勤め、レーツェルに託されたテツヤが、ダイテツの遺志を継ぐ形で艦長代理を務め、リーのシロガネをネビーイーム付近の宙域で討ち取った。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 基本的にはGBA版と同じだが、シロガネを討ち取る事は出来ず、撤退させるに留まっている事から今後の伏線かとユーザーに考えられ、実際に『第2次OG』であの男が名を変え再登場した。OG2.5ではレーツェルが再び艦長を務めた。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 2.5版に準拠して序盤戦でレーツェルが艦長。第23話から離脱する。遂にただの汎用台詞ではなくクロガネ用の戦闘台詞でレーツェルが「トロンベ」と発言した。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 艦長はクルト・ビットナーが務める。今回はレーツェルは艦長にならない。使える機会はたったの4話。改造資金は還ってくるので改造するしないはプレイヤーの自由。なお今回、敵対勢力であるガイアセイバーズの旗艦エア・クリスマスの最強武装が突撃技なのだが、残念ながらクロガネとの対決はなし。ただし終盤で再度参加するシナリオも想定していたのか、そのエア・クリスマス他、終盤のボスに対する特殊セリフがクルトの没セリフとして残っている。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- クルトが前作から引き続き艦長を務める。今回使える機会は第17話と月ルート第30話から第33話まで。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- 出番は少なめで、超大型回転衝角は使わなかった。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 地中から現れて、アースクレイドルの丙壁を破るため超大型回転衝角を使用。
- スーパーロボット大戦OGクロニクル
- 「エルピスの亡霊」「Let,s Dance!」に登場。実際に戦闘した前者では、強化バレリオンの攻撃で中破する憂き目を見た。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
- 3巻で登場……がその宇宙海賊のようなクルーの面々に驚いたファンも多いと思われる。ちなみにOGクロニクルでのクロガネクルーは彼らとは全く別人であった。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
超大型回転衝角の存在により、戦艦にもかかわらず接近戦に強い。反面、射撃武器はシロガネと大差ない。衝角の消費ENが非常に高いので、多用するならEセーブが欲しい。
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- 対空機関砲
- 敵機に接近された際に対空迎撃を行う為に使用する機関砲。火力も使用頻度も低い。
- チャフグレネード
- 相手の命中率を下げる特殊効果を持ったグレネード弾。
- 艦首魚雷
- 艦首に装備された長射程の魚雷。地形適応の低さを強化パーツで補えば、優秀な武器。『DW』および『OGS』ではなんと先端がドリルになっている。
- ホーミングミサイル
- 敵を追尾する為、高い命中補正を誇る。艦首魚雷に隠れて目立たない武装。
- 連装副砲
- 主に反撃の際、敵のHPを削る事を目的に使用する副砲。
- 連装衝撃砲
- 本艦のメインウェポン。OGSではALLW(全体攻撃・ダブルアタック可能)なので、非常に使い勝手が良い。
- 超大型回転衝角(対艦対岩盤エクスカリバードリル衝角)
- 艦首モジュールとして装備された、対艦格闘戦や障害物の破砕に適した超大型のドリル。本艦を体現する武装であり、この武装無しに本艦は語れない。ドリル部分が目を引くが、その後部に装備された大型回転ノコギリも凶悪さを醸し出している。『OGS』では、牽制射撃を行なって敵の動きを封じ込めた後で突撃する。また、この衝角を用いて地中を潜行することも可能である。射程があるP武器なので積極的に攻め込むことができ、援護攻撃にも向くが、非常に燃費が悪い。戦艦ではかなり珍しい格闘武器。ちなみに、エルザム・レーツェル搭乗時に出てくる一般兵の声優は、クォヴレー役の泰勇気氏。また、艦長が誰であっても使用する時は必ず「全速前進、クロガネ、突撃~~~!!」と叫ぶ。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- エネルギーフィールド(Eフィールド)
- 全属性のダメージを一定値軽減するバリア。しかし消費ENが高く、集中砲火を浴びればあっという間にEN切れを起こす。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
- 空・海・地中
- SRWでは「ドリル機体=地面に潜れる」的位置づけがなされることが多いが、クロガネもまた地中に潜ることが可能。地面に潜れる戦艦は極めて希少。なお武装として使う分の気力を満たさなくとも有効。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- LL
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- 装甲値+20%
- 元々の装甲が厚い事に加え、ダイテツ、テツヤ、エイタがひらめきや不屈を覚えないので、かなり有効な固有ボーナスである。
- 武器「超大型回転衝角」の消費EN-15
- 『第2次OG』はこちら。
- 武器「超大型回転衝角」の攻撃力+200、地形適応を「S」に変更
- 『OGMD』はこちら。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「鋼の箱舟」
- 基本BGM。
- 「鋼の箱舟 Var.M」
- テツヤが艦長時のデフォルトBGN。
- 「Trombe!」
- エルザム(レーツェル)が艦長時の専用BGM。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 鋼VS鉄
- OG1『冥王の島』より。アイドネウス島DC司令部の目の前に急浮上し、ここまで温存してきたトロニウム・バスターキャノンを発射しようとするハガネだったが、そこへクロガネが迫る。超大型回転衝角の直撃を受けながらもバスターキャノンを撃つが、その一撃は司令部を反れてしまった。
- 鉄VS白金
- OG2(またはOGSのOG2シナリオ)『己の信じるもののために』における、テツヤとリーの一騎討ち。
クロガネを追い詰めたかに見えたシロガネだったが、不用意にもクロガネの懐に潜り込んでしまい、艦首超大型回転衝角によって敗北。テツヤはダイテツの無念を晴らす事に成功した。
関連艦船[編集 | ソースを編集]
- シロガネ
- スペースノア級万能戦闘母艦の壱番艦。標準の艦首モジュールは、機動兵器の積載量を増強する格納庫と追加カタパルト。
- ハガネ
- スペースノア級万能戦闘母艦の弐番艦。
- リーンホースJr.
- 『機動戦士Vガンダム』に登場する戦艦。艦首にビームラムという突撃用兵装を持っており、超大型回転衝角と同様に使用される。
余談[編集 | ソースを編集]
- 本艦のように「ドリルを用いて地中に潜ることができる機体・戦艦」は昔から特撮やアニメ等に枚挙に暇がないほど多く登場するが、本来ドリルという物は、実在するドリルを使えば判るとおり「ドリル刃の外径と同じ直径の穴を直線的に掘る」ことしかできない。さらに現実的に言うとドリルは対象物の硬度などで食い込んで掘削できず固定となった場合はドリルではなく本体側が回転してしまう為、結果的にドリルよりも大きく固定する者(物)が必要になる他に地中へ潜る場合掘削した土砂や岩石を後部に排出する機構が必要となる。本艦のデザインは艦橋など超大型回転衝角の外径からはみ出している部分が多く存在し、実際に地中に潜ろうとしてもその部分に引っかかってそれ以上進めなくなるはずである。スパロボオリジナルの機体・戦艦としては珍しく科学考証の部分を無視して外見のインパクト重視でデザインされている。
- 一応、無理矢理に科学考証するならば、艦体を覆っているEフィールドによって、ドリルで穿った岩盤を砕いていると考える事は出来る。即ち、艦体をEフィールドが覆う事で、超大型回転衝角の外経からはみ出している部分を気にせずに掘り進む事が出来る……という考え方である。実際、イベントで衝角を使う際はEフィールドの展開指示が出ている他、『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』のオープニングカットではその描写なので、その方法で掘削しているのだろう。
- ハガネがヤマト、ヒリュウ改がナデシコを思わせることになぞらえ、この艦のモデルは東宝の特撮映画『海底軍艦』をはじめ、東宝特撮映画に幾度か登場した戦艦「轟天号」だといわれている。
- ドリルのエクスカリバーという名称はアーサー王伝説でのアーサー王が持つ剣の名称で、よく石に突き刺さり選ばれし者にしか引き抜くことができないと語られるが、これはエクスカリバーではないとも言われる他にエクスカリバーには複数の謂れがある。おそらくクロガネの場合は石に突き刺さる意味のエクスカリバーからきているとみられる。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 乗艦したのはL5戦役のみだが、名目上はインスペクター事件を通して艦長として扱われている。
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