「バルディオス」の版間の差分

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== バルディオス(Baldios) ==
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{{登場メカ概要
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| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|宇宙戦士バルディオス}}
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| デザイン = {{メカニックデザイン|佐藤元}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
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| SRWでの分類 = [[機体]]
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}}
  
*[[登場作品]][[宇宙戦士バルディオス]]
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{{登場メカ概要
*分類:[[スーパーロボット]]
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| タイトル = スペック
*全高:100m
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| 分類 = [[分類::スーパーロボット]]
*重量:900t
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| 全高 = 100 m
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*[[動力]]:重水素核融合エンジン、反重力エンジン、亜空間推進エンジン
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| 動力 = [[動力::重水素核融合エンジン]]<br />[[動力::反重力エンジン]]<br />[[動力::亜空間推進エンジン]]
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| 開発者 = [[開発::エラ・クインシュタイン]]
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*メカニックデザイン:佐藤元
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;【メイン】
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:[[パイロット::マリン・レイガン]]
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;【アシスト】
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:[[パイロット::ジャック・オリバー]]
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:[[パイロット::北斗雷太]]
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'''バルディオス'''は『[[宇宙戦士バルディオス]]』の主役メカ。
  
[[S-1星]]から[[マリン・レイガン|マリン]]が持ち込んだパルサバーンを改造したニュー・パルサバーンと、[[地球]]製のバルディ・プライズとキャタレンジャーの3機のメカが[[合体|チャージ・アップ]]して完成する、地球とS-1星の科学力が生み出した[[スーパーロボット]]。
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== 概要 ==
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[[S-1星]]から[[マリン・レイガン]]が持ち込んだパルサバーンを[[改造]]したニュー・パルサバーンと、[[地球]]製のバルディ・プライズとキャタレンジャーの3機のメカが[[合体|チャージ・アップ]]して完成する、地球とS-1星の科学力が生み出した[[スーパーロボット]]。
  
陸海空と戦う場所を選ばず、[[アルデバロン軍]]の[[アルデバロンメカ|メカ]]と同様に亜空間への突入が可能である。
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[[陸]][[海]][[空]]と戦う場所を選ばず、[[アルデバロン軍]]の[[アルデバロンメカ]]と同様に亜空間への突入が可能である。
  
オリバーはパルサバーンというベースがあったとはいえ、地球とS-1星のメカを組み合わせたロボットが短期間で生みだされたことに疑問を抱いていた。それは二つの星が元々同じ星であった、つまりパルサバーンとキャタレンジャー・バルディプライズを生みだした技術が同じ系統であったことが理由であった。
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[[ジャック・オリバー]]はパルサバーンというベースがあったとはいえ、地球とS-1星のメカを組み合わせたロボットが短期間で生みだされたことに疑問を抱いていたが、これは地球とS-1星をめぐる終盤の展開への重要な[[伏線]]となっている。
  
ソノラマ文庫から刊行された小説版(未放映に終わったTV版終盤のプロットに基づいている)では、終盤でキャタレンジャーが大破、雷太が戦死し、最終決戦を目前にして合体不可能になる。
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ソノラマ文庫から刊行された[[小説|小説版]](未放映に終わったTV版終盤のプロットに基づいている)では、終盤でキャタレンジャーが大破。[[北斗雷太|雷太]]が戦死し、最終決戦を目前にして合体不可能になる。
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=== 構成機体 ===
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;ニュー・パルサバーン
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:マリンの父レイガン博士の形見でもある宇宙艇パルサバーンを、[[エラ・クインシュタイン]]博士が改造したもの。バルディオスの上半身へと変形する。
 +
:なお作中では改造後も変わらず「パルサバーン」と呼ばれ続けた。非常に紛らわしいが「バル」サバーンではなく「パル」サバーンである。
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;キャタレンジャー
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:元々BFSの主力兵器であった巨大戦車。パルサバーンと共に改造を受け、バルディオスの左足への変形機構を組み込まれた。
 +
;バルディプライズ
 +
:同じく元々BFSの主力兵器であった巨大戦闘艇。やはり改造を受け、バルディオスの右足への変形機構を組み込まれた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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=== [[Zシリーズ]] ===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
 +
:初登場作品。機体[[サイズ]]が2Lという事もあって、数値以上に攻撃力は高い。特に、攻撃力と命中率が高いサンダーフラッシュが強力。だが、高い攻撃力の反面、燃費は極端に悪いので[[EN]]改造と[[Eセーブ]]は必須。P武器は全体的に射程が短かったり、燃費が悪い大技だったりと癖が強いので、長射程の亜空間ビームやサンダーフラッシュ主体なら[[ヒット&アウェイ]]も欲しい。また、バルディロイザーが追加される事を考えると、[[再攻撃]]も選択肢に入る。
 +
:その他の特徴として、移動に[[海]][[地形適応|適応]]があり、機体やマリンの地形適応も海Aなので、単機なら海に沈めて戦う事も可能。なお、原作のTVアニメ版のバッドエンドを反映してなのか、パイロットの3人は誰一人[[幸運]]を覚えない上に、[[精神コマンド]]の分担にも難がある。
 +
:しかしながら、『Z』でも特に派手な戦闘アニメが多い。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
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:物語中盤から[[ゴッドシグマ]]と共に加入。前作の最大武装のバルディロイザーが削られている以外は特に変化はないので、前作同様に使用すれば良い。小隊制でなくなった分、海適応が活かしやすくなった。
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
:やはり使い勝手は変わらない。中盤からはバルディロイザーが解放されるので、ボスキラーにもなり得る火力を持つ。
 +
:以降のZシリーズには未参戦だが、『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では[[Z-BLUE]]に参加していない旧[[ZEUTH]]・[[ZEXIS]]のメンバーと共に、[[翠の地球]]で[[サイデリアル]]と戦っている設定となっている。
  
=== [[Zシリーズ]] ===
+
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:[[サイズ]]2Lという事もあって、数値以上に攻撃力は高い。特に攻撃力と命中率が高いサンダーフラッシュが強力。だが、高い攻撃力の反面、燃費は極端に悪いのでEN改造と[[Eセーブ]]は必須。P武器は全体的に射程が短かったり、燃費が悪い大技だったりと癖が強いので、長射程の亜空間ビームやサンダーフラッシュ主体なら[[ヒット&アウェイ]]も欲しい。また、バルディロイザーが追加される事を考えると、再攻撃も選択肢に入る。その他の特徴として、移動に海適応があり、機体やマリンの地形適応も海Aなので、単機なら海に沈めて戦う事も可能。なお原作のTVアニメ版のバッドエンドを反映してなのか、パイロットの3人は誰一人[[幸運]]を覚えない上に、[[精神コマンド]]の分担にも難がある。Zでも特に派手な戦闘アニメが多い。
+
:2018年3月より実装。SSRアタッカー。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]
+
:2020年4月のイベント「私たちが生きる明日」にて大器型SSRシューターが実装。
:物語中盤から[[ゴッドシグマ]]と共に加入。前作の最大武装のバルディロイザーが削られている以外は特に変化はないので前作同様に使用すれば良い。小隊制でなくなった分、海適応が活かしやすくなった。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
 
:やはり使い勝手は変わらない。中盤からはバルディロイザーが解放されるのでボスキラーにもなり得る火力を持つ。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
+
=== 武装・[[必殺武器]] ===
=== 武装・攻撃手段 ===
+
==== 武装 ====
 
;ショルダーキャノン
 
;ショルダーキャノン
:両肩に備えられたキャノン砲。PLA武器だが、威力が低く小隊員としての運用には向かない。さらに射程が3と短いのも問題。
+
:両肩に備えられたキャノン砲。合体前はパルサバーンのエンジンである。
 +
:PLA武器だが[[射程]]が3しかなく、威力が低いため小隊員としての運用には向かない。
 +
:『X-Ω』ではシューター版の通常攻撃に採用。
 
;バルディミサイル
 
;バルディミサイル
:脚部に装填されたミサイルを発射する。[[Z]]ではトライチャージ武器。
+
:脚部に装填されたミサイル。
 +
:『Z』ではトライチャージ武器。『第2次Z』ではシステムの変更を受けて通常武器になり、マリンのカットインが追加された。
 
;パルサーベル
 
;パルサーベル
:胸部エムブレムの下部に収められた剣で攻撃。非常に紛らわしいが、ニュー・パルサバーンの機体の一部が使われるためか、「バル」ではなく「'''パル'''」サーベルである。P武器だが[[射程]]が1~2と短い。
+
:胸部エムブレムの下部に収められた剣。一度だけ、槍に変形させて投げ付けたことがある。非常に紛らわしいが、「バル」ではなく「'''パル'''」サーベルである。
 +
:『Z』では、P武器だが[[射程]]が1~2と短い。戦闘アニメが対空・対地で変化することに併せ、原作の様々なシーンを再現した戦闘アニメが豊富に用意されている。[[トドメ演出]]では亜空間から再出現。[[切り払い]]にも用いられており、納刀モーションは必見の出来。
 +
:『X-Ω』ではアタッカー版の通常攻撃に採用。
 +
:;パルサーベル・ドリンギング
 +
::パルサーベルを伸ばして敵を打ち上げ、二刀流状態で柄同士を繋ぎ合わせて回転させながら突撃する技。パワーアップ時に追加される。
 +
::[[トドメ演出]] では敵機を真っ二つに引き裂く。威力は高いが消費ENは高く、なおかつ射程1。
 
;亜空間ビーム
 
;亜空間ビーム
:額から亜空間エネルギーを応用したビームを放つ。別名「バル・ビーム」。こちらはパルではない。格闘系の長射程武器。
+
:額から亜空間エネルギーを応用したビームを放つ。別名「バル・ビーム」。こちらはパルではない。普段は一条の光線を放つ技だが、リング状の光線として描かれた回もある。
;パルサーベル・ドリンギング
+
:コバルト文庫版の小説には「威力は高いがエネルギーの消耗も激しいため、多用は禁じられている」とある。
:パルサーベルを伸ばし、二刀流で攻撃。パワーアップ時に追加される。P武器だが射程が1で固定なので、強化パーツをつけても射程が延びない。威力は十分だが燃費は悪い。
+
:格闘系の長射程武器。美麗なリアルカットインが拝める。
 +
;バルディ・カッター
 +
:両足に付いた刃を射出し、ブーメランのように回転させながら敵を切り裂く。
 +
:ゲーム未登場。
 +
;バルディ・クラスター
 +
:左腰に収納された鎖分銅。
 +
:ゲーム未登場。
 
;サンダーフラッシュ
 
;サンダーフラッシュ
:敵の目の前に亜空間移動で接近し、胸部から膨大なエネルギーを放出する格闘系の必殺武器。[[Z]]では強力な[[全体攻撃]]で、命中率補正が+50%と非常に高い。いきなり目の前に瞬間移動されては避けようがないので、妥当なのだろう。燃費はかなり悪く、EN対策は必須。
+
:亜空間移動後、敵の至近距離でワープアウトし、胸部から膨大なエネルギーを放出する格闘系の必殺武器。
 +
:『Z』では長射程の[[全体攻撃]]。フルカラーから白黒の線画に変わるマリンのカットインが入るのも特徴。反動が大きいのか、[[トドメ演出]]ではバルディオスの巨体が大きく吹っ飛ぶのが印象深い。その攻撃方法故か命中率補正が+50%と非常に高い。燃費はかなり悪く[[EN]]対策は必須。『第2次Z』では単体攻撃となり、『破界篇』ではバルディロイザーが使用不能のためこれを最強武器として戦い抜くことになる。
 +
 
 +
==== 必殺技 ====
 +
;サンダーフラッシュ・フルパワー
 +
:亜空間ビーム・バルディミサイル・ショルダーキャノン・パルサーベル・サンダーフラッシュを使った一斉攻撃。
 +
:Zシリーズでは非採用だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|破界篇]]』のOPムービーにてそれらしき技を放っているシーンがある。
 +
:武装としては『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』で初採用。アタッカー版の必殺スキル。
 
;バルディロイザー
 
;バルディロイザー
:全身からエネルギーを放出しながら敵機めがけて[[特攻]]、さらに敵の内部で[[分離|チャージ・オフ]]、離脱しつつ引き裂くというバルディオス本体にとっても危険な技。原作では、バルディオスの破壊と引き換えに攻撃力を得る自爆技である。射程1~3のP武器で、止めにも援護にも扱いやすいが燃費が非常に悪い。イベントで追加される隠し武装。再攻撃に使用した日には戦艦でも大破は確実。<br />原作が打ち切られた為に映像化されず、ソノラマ文庫の小説版でのみ登場した幻の技で、映像化されるのは[[Z]]が初となる。挿入されるニュー・パルサバーン、バルディプライズ、キャタレンジャーの[[カットイン]]はDVD-BOX版パッケージも担当した大張正己氏が担当している。再世篇では最大射程が2に下がり、若干使いづらくなっているが攻撃力は健在。また、シメとなる花の演出にアフロディアのカットインが追加。なお、Sサイズの[[ムゲ・ゾルバドス|ムゲ帝王]]はまだしも、'''SSサイズの[[ピグマン子爵]]の内部にも突入出来てしまう'''。
+
:全身からエネルギーを放出しながら敵機めがけて[[特攻]]、さらに敵の内部で[[分離|チャージ・オフ]]、離脱しつつ引き裂くというバルディオス本体にとっても危険な技<ref>発動直後の時点で、溢れ出すエネルギーによって装甲が剥離し始めている。</ref>。いわゆる、バルディオスの破壊と引き換えに攻撃力を得る[[自爆|自爆技]]である。
 +
:実は原作が[[打ち切り|打ち切られた]]為に映像化されず、ソノラマ文庫の小説版でのみ登場した幻の技であり、'''映像化されるのは『Z』が初'''となる。
 +
:射程1~3のP武器で止めにも援護にも扱いやすいが、燃費が非常に悪い。イベントで追加される隠し武装。[[再攻撃]]に使用した日には[[戦艦]]でも大破は確実。挿入されるニュー・パルサバーン、バルディプライズ、キャタレンジャーの[[カットイン]]はDVD-BOX版パッケージも担当した大張正己氏が担当している。
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世篇]]』では最大射程が2に下がって若干使いづらくなっているが、攻撃力は健在。また、[[トドメ演出|シメとなる花の演出]]に[[ローザ・アフロディア|アフロディア]]のカットインが追加。かなり唐突な追加となったが、男ばかりでは絵面が濃すぎたためだろうか。
 +
:なお、Sサイズの[[ムゲ・ゾルバドス|ムゲ帝王]]はまだしも、'''SSサイズの[[ピグマン子爵]]の内部にも突入出来てしまう'''。
 +
:『X-Ω』ではシューター版の必殺スキルに採用。
 
;3D-バルディ
 
;3D-バルディ
:ゲーム未登場。26話でドリンギングと共に追加された新攻撃で、亜空間突入の応用で分身しながら攻撃する([[ラインバレル]]のオーバーライドに似ている)。
+
:ゲーム未登場。第26話でドリンギングと共に追加された新攻撃で、亜空間突入の応用で分身しながら攻撃する(イメージ的には[[ラインバレル]]のオーバーライドに近い)。
 +
;ベストリンガー
 +
:ゲーム未登場。ドリンギング、3D-バルディと共にパワーアップ時に追加された技。全身にエネルギーを纏い敵に突っ込む。
 +
 
 +
==== その他(アニメ未登場) ====
 +
;バルディ・ガード
 +
:専用の盾。放送当時発売された玩具『戦闘合体トリプルクロス』やプラモデル、BRAVE合金版など一部商品に付属していた<ref>『トリプルクロス』付属のものは[[ガンダム|中央に十字星の付いた赤い盾]]だが、それ以外のものは星のデザインが若干異なる。</ref>ほか、本作品の主題歌レコードのジャケットなどにも描かれているが、本編では未登場であり、コバルト文庫版の小説で名前が言及されたのみ。なお玩具では「パルシールド」という名称だった。
 +
:SRWにも未登場であり、バルディオスは[[シールド防御]]を行えない。
 +
;バースト・ソーサー
 +
:設定画と挿入歌「立て!バルディオス」内で言及されているのみ。設定画では大型の光線砲とされている。
 +
;レーザー・ボウガン、ハンドカッター、ブーメラン、トンファ、ヌンチャク
 +
:いずれも設定画のみで本編未登場に終わった武装。レーザーボウガンはプラモデルとBRAVE合金に、ブーメランとヌンチャクは『戦闘合体トリプルクロス』に付属。
 +
;パルアックス、ナックル、十字手裏剣、六方手裏剣、パンチミサイル
 +
:『戦闘合体トリプルクロス』に同梱されていた武器。パンチミサイルは所謂[[ロケットパンチ]]。
  
=== 特殊能力 ===
+
=== [[特殊能力]] ===
;[[切り払い]]
+
;剣装備
:パルサーベルで切り払う。
+
:パルサーベルで[[切り払い]]を発動。
 
;[[分身|亜空間突入]]
 
;[[分身|亜空間突入]]
:[[気力]]130以上で発動。移動時に地形や敵の影響を無視し、敵の攻撃を25%の確率で完全に回避。
+
:[[気力]]130以上で発動。移動時に[[地形]]や敵の影響を無視し、敵の攻撃を25%の確率で完全に[[回避]]。
 +
 
 +
=== 移動タイプ ===
 +
;[[空]]・[[陸]]・[[海|水]]
 +
:[[飛行]]可能。
 +
:原作での初合体戦闘が水中戦だったためか、貴重な水中移動が可能なスーパーロボットでもあり、S-アダプターとの相性が完璧。
  
=== フル改造ボーナス ===
+
=== [[サイズ]] ===
;特殊能力「亜空間突入」の気力制限解除
+
;2L
:第2次Zで実装。地形の影響と分身能力が使い放題になるため、立ち回りがしやすくなる。
+
:
 +
 
 +
=== カスタムボーナス ===
 +
;特殊能力「亜空間突入」の[[気力]]制限解除
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』で実装。移動時の[[地形]]影響無視と[[分身]]能力が使い放題になるため、立ち回りがしやすくなる。
  
 
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
66行目: 142行目:
 
:EDテーマ。パルサーベル・ドリンギングのイベント戦闘で流れる。
 
:EDテーマ。パルサーベル・ドリンギングのイベント戦闘で流れる。
  
== 対決・名場面 ==
+
== 名場面 ==
 +
;第38話『雷太よ 明日を救え!!』(TVアニメでは未制作。ソノラマ文庫版の小説で実現)
 +
:亜空間要塞アルゴルの撃破には成功したものの、かつて大国が世界中に仕掛けた[[核ミサイル]]の発射機能を敵に奪われてしまったバルディオスチームは、3機に分離して各地のミサイル破壊に向かう。
 +
:しかし雷太の駆るキャタレンジャーが[[ゼオ・ガットラー|ガットラー]]の乗る[[戦艦]]スピリット・ガットラーIIに襲われた。分離状態のキャタレンジャーは戦艦の敵ではなく、ボロボロにされてしまう。
 +
:辛うじて他の2機が駆け付けたことで合体に成功、最後の武器であるバルディロイザーによって敵艦の撃破には成功したが、キャタレンジャーは力尽きた雷太を乗せたまま海へと墜落していった…。
 +
:更にガットラー自身は生き延びており、核ミサイルも発射され、地球は放射能で汚染されてしまった。そう、'''雷太の死は無意味になった'''のである。
 +
 
 +
== スパロボシリーズの名場面 ==
 
;VS[[人工太陽]]
 
;VS[[人工太陽]]
:「舞い降りる太陽」にて。原作では実現しなかった対決。亜空間フィールドで身を守る人工太陽に為すすべがないZEUTH。ソルグラヴィオンの攻撃でフィールドの除去には成功したものの、修復能力を備えた人工太陽を稼働までに撃破することは不可能だった。窮地でマリンが選択したのは、バルディオスの最終兵器「バルディロイザー」の使用。失敗すれば撃破しても命がないというその攻撃を、3人は躊躇なく敢行する。亜空間突入の一瞬の後、再合体したバルディオスのコクピットで3人が見たものは、爆炎を上げて砕け散る人工太陽だった。
+
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第44話「舞い降りる太陽」にて。原作では実現しなかった対決。亜空間フィールドで身を守る[[人工太陽]]に為すすべがない[[ZEUTH]]。[[ソルグラヴィオン]]の攻撃でフィールドの除去には成功したものの、修復能力を備えた人工太陽を稼働開始までに撃破することは不可能だった。
 +
:窮地で[[マリン・レイガン|マリン]]が選択したのは、バルディオスの最終兵器「バルディロイザー」の使用。失敗すれば人工太陽を撃破しても自らの命がないというその攻撃を、マリン達は躊躇なく敢行する。亜空間突入の一瞬の後、再合体したバルディオスのコクピットで彼等が見たものは、爆炎を上げて砕け散る人工太陽、そして'''救うことのできた明日'''だった。
 
;対[[スピリットガットラー]]
 
;対[[スピリットガットラー]]
:総統ガットラーの座する、アルデバロン旗艦との決戦。地球に生きる人々の怒りを力に、バルディオスはアルデバロンとの最終決戦に臨む。
+
:『Z』第54話「魂の凱歌」にて。総統[[ゼオ・ガットラー|ガットラー]]の座する、アルデバロン旗艦との決戦。[[地球]]に生きる人々の怒りを力に、バルディオスは[[アルデバロン軍]]との最終決戦に臨む。
 +
 
 +
== 関連機体 ==
 +
;キャタレンジャー2号機、バルディプライズ2号機
 +
:建設中のBFS第2基地に配備されていたが、第18話でアルデバロン軍の攻撃により基地ごと破壊された。SRW未登場。
 +
;ガムジャード
 +
:バルディオスの能力を元に、世界連盟軍が開発した巨大戦闘ロボット。長剣が主武装で、2体の敵ロボットをあっさりと破壊して見せたが、それはアルデバロン軍の作戦に過ぎず、用済みと見なされた後は[[戦闘空母]]の体当たりによって叩き潰された。
 +
:[[月影剛士|月影長官]]曰く「性能は高いが、乗りこなせる者がいない」。SRW未登場。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*バルディオスの顔は玩具の金型の都合で[[ガンダム]]によく似ており、寺田Pは当時大流行だったガンプラが品薄で買えず、仕方なくバルディオスのプラモを買っていったという苦い思い出があることを明かしている。
+
*顔が[[ガンダム]]によく似ている。
*漫画『プラモ狂四郎』にもバルディオスのプラモが出てきたことがある。
+
**このためか、[[漫画]]『プラモ狂四郎』にもバルディオスのプラモデルが登場した事がある。
 +
**佐藤元氏がキャラクターデザインを担当した[[プレイステーション]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『THE 銭湯』には、同じく佐藤氏がデザインした作品のパロディキャラが複数登場するが、その中に「'''ダムガン'''」という名のロボットがいる。その名とは裏腹に、'''外見はどう見てもバルディオスである'''。
 +
*『Zシリーズ』においては、同時参戦した[[ゴッドシグマ]]とのクロスオーバーが多く見られる。「3機合体で変形合体機構もほぼ同一」「最強必殺技が突撃技」「3人のパイロットの性格もよく似ており、そのうち一人は[[声優:玄田哲章|声優が同じ]]」「未来からの侵略者と戦う」など共通点も多く、2機同時に登場して味方入りするシチュエーションもあるなど、兄弟メカさながらの扱いを受けている。
  
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
*<amazon>B0019717GY</amazon>
+
<amazon>B0019717GY</amazon>
<!-- == 話題まとめ == -->
+
{{DEFAULTSORT:はるていおす}}
<!-- *[[namazu:バルディオス]] (全文検索結果) -->
 
== 資料リンク ==
 
 
[[category:登場メカは行]]
 
[[category:登場メカは行]]
 
[[category:宇宙戦士バルディオス]]
 
[[category:宇宙戦士バルディオス]]
{{DEFAULTSORT:はるていおす}}
 

2024年7月23日 (火) 19:16時点における最新版

バルディオス
登場作品 宇宙戦士バルディオス
デザイン 佐藤元
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 スーパーロボット
全高 100 m
重量 900 t
動力 重水素核融合エンジン
反重力エンジン
亜空間推進エンジン
開発者 エラ・クインシュタイン
所属 ブルーフィクサー
パイロット
【メイン】
マリン・レイガン
【アシスト】
ジャック・オリバー
北斗雷太
テンプレートを表示

バルディオスは『宇宙戦士バルディオス』の主役メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

S-1星からマリン・レイガンが持ち込んだパルサバーンを改造したニュー・パルサバーンと、地球製のバルディ・プライズとキャタレンジャーの3機のメカがチャージ・アップして完成する、地球とS-1星の科学力が生み出したスーパーロボット

と戦う場所を選ばず、アルデバロン軍アルデバロンメカと同様に亜空間への突入が可能である。

ジャック・オリバーはパルサバーンというベースがあったとはいえ、地球とS-1星のメカを組み合わせたロボットが短期間で生みだされたことに疑問を抱いていたが、これは地球とS-1星をめぐる終盤の展開への重要な伏線となっている。

ソノラマ文庫から刊行された小説版(未放映に終わったTV版終盤のプロットに基づいている)では、終盤でキャタレンジャーが大破。雷太が戦死し、最終決戦を目前にして合体不可能になる。

構成機体[編集 | ソースを編集]

ニュー・パルサバーン
マリンの父レイガン博士の形見でもある宇宙艇パルサバーンを、エラ・クインシュタイン博士が改造したもの。バルディオスの上半身へと変形する。
なお作中では改造後も変わらず「パルサバーン」と呼ばれ続けた。非常に紛らわしいが「バル」サバーンではなく「パル」サバーンである。
キャタレンジャー
元々BFSの主力兵器であった巨大戦車。パルサバーンと共に改造を受け、バルディオスの左足への変形機構を組み込まれた。
バルディプライズ
同じく元々BFSの主力兵器であった巨大戦闘艇。やはり改造を受け、バルディオスの右足への変形機構を組み込まれた。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。機体サイズが2Lという事もあって、数値以上に攻撃力は高い。特に、攻撃力と命中率が高いサンダーフラッシュが強力。だが、高い攻撃力の反面、燃費は極端に悪いのでEN改造とEセーブは必須。P武器は全体的に射程が短かったり、燃費が悪い大技だったりと癖が強いので、長射程の亜空間ビームやサンダーフラッシュ主体ならヒット&アウェイも欲しい。また、バルディロイザーが追加される事を考えると、再攻撃も選択肢に入る。
その他の特徴として、移動に適応があり、機体やマリンの地形適応も海Aなので、単機なら海に沈めて戦う事も可能。なお、原作のTVアニメ版のバッドエンドを反映してなのか、パイロットの3人は誰一人幸運を覚えない上に、精神コマンドの分担にも難がある。
しかしながら、『Z』でも特に派手な戦闘アニメが多い。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
物語中盤からゴッドシグマと共に加入。前作の最大武装のバルディロイザーが削られている以外は特に変化はないので、前作同様に使用すれば良い。小隊制でなくなった分、海適応が活かしやすくなった。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
やはり使い勝手は変わらない。中盤からはバルディロイザーが解放されるので、ボスキラーにもなり得る火力を持つ。
以降のZシリーズには未参戦だが、『第3次Z天獄篇』ではZ-BLUEに参加していない旧ZEUTHZEXISのメンバーと共に、翠の地球サイデリアルと戦っている設定となっている。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年3月より実装。SSRアタッカー。
2020年4月のイベント「私たちが生きる明日」にて大器型SSRシューターが実装。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

ショルダーキャノン
両肩に備えられたキャノン砲。合体前はパルサバーンのエンジンである。
PLA武器だが射程が3しかなく、威力が低いため小隊員としての運用には向かない。
『X-Ω』ではシューター版の通常攻撃に採用。
バルディミサイル
脚部に装填されたミサイル。
『Z』ではトライチャージ武器。『第2次Z』ではシステムの変更を受けて通常武器になり、マリンのカットインが追加された。
パルサーベル
胸部エムブレムの下部に収められた剣。一度だけ、槍に変形させて投げ付けたことがある。非常に紛らわしいが、「バル」ではなく「パル」サーベルである。
『Z』では、P武器だが射程が1~2と短い。戦闘アニメが対空・対地で変化することに併せ、原作の様々なシーンを再現した戦闘アニメが豊富に用意されている。トドメ演出では亜空間から再出現。切り払いにも用いられており、納刀モーションは必見の出来。
『X-Ω』ではアタッカー版の通常攻撃に採用。
パルサーベル・ドリンギング
パルサーベルを伸ばして敵を打ち上げ、二刀流状態で柄同士を繋ぎ合わせて回転させながら突撃する技。パワーアップ時に追加される。
トドメ演出 では敵機を真っ二つに引き裂く。威力は高いが消費ENは高く、なおかつ射程1。
亜空間ビーム
額から亜空間エネルギーを応用したビームを放つ。別名「バル・ビーム」。こちらはパルではない。普段は一条の光線を放つ技だが、リング状の光線として描かれた回もある。
コバルト文庫版の小説には「威力は高いがエネルギーの消耗も激しいため、多用は禁じられている」とある。
格闘系の長射程武器。美麗なリアルカットインが拝める。
バルディ・カッター
両足に付いた刃を射出し、ブーメランのように回転させながら敵を切り裂く。
ゲーム未登場。
バルディ・クラスター
左腰に収納された鎖分銅。
ゲーム未登場。
サンダーフラッシュ
亜空間移動後、敵の至近距離でワープアウトし、胸部から膨大なエネルギーを放出する格闘系の必殺武器。
『Z』では長射程の全体攻撃。フルカラーから白黒の線画に変わるマリンのカットインが入るのも特徴。反動が大きいのか、トドメ演出ではバルディオスの巨体が大きく吹っ飛ぶのが印象深い。その攻撃方法故か命中率補正が+50%と非常に高い。燃費はかなり悪くEN対策は必須。『第2次Z』では単体攻撃となり、『破界篇』ではバルディロイザーが使用不能のためこれを最強武器として戦い抜くことになる。

必殺技[編集 | ソースを編集]

サンダーフラッシュ・フルパワー
亜空間ビーム・バルディミサイル・ショルダーキャノン・パルサーベル・サンダーフラッシュを使った一斉攻撃。
Zシリーズでは非採用だが、『破界篇』のOPムービーにてそれらしき技を放っているシーンがある。
武装としては『X-Ω』で初採用。アタッカー版の必殺スキル。
バルディロイザー
全身からエネルギーを放出しながら敵機めがけて特攻、さらに敵の内部でチャージ・オフ、離脱しつつ引き裂くというバルディオス本体にとっても危険な技[1]。いわゆる、バルディオスの破壊と引き換えに攻撃力を得る自爆技である。
実は原作が打ち切られた為に映像化されず、ソノラマ文庫の小説版でのみ登場した幻の技であり、映像化されるのは『Z』が初となる。
射程1~3のP武器で止めにも援護にも扱いやすいが、燃費が非常に悪い。イベントで追加される隠し武装。再攻撃に使用した日には戦艦でも大破は確実。挿入されるニュー・パルサバーン、バルディプライズ、キャタレンジャーのカットインはDVD-BOX版パッケージも担当した大張正己氏が担当している。
再世篇』では最大射程が2に下がって若干使いづらくなっているが、攻撃力は健在。また、シメとなる花の演出アフロディアのカットインが追加。かなり唐突な追加となったが、男ばかりでは絵面が濃すぎたためだろうか。
なお、Sサイズのムゲ帝王はまだしも、SSサイズのピグマン子爵の内部にも突入出来てしまう
『X-Ω』ではシューター版の必殺スキルに採用。
3D-バルディ
ゲーム未登場。第26話でドリンギングと共に追加された新攻撃で、亜空間突入の応用で分身しながら攻撃する(イメージ的にはラインバレルのオーバーライドに近い)。
ベストリンガー
ゲーム未登場。ドリンギング、3D-バルディと共にパワーアップ時に追加された技。全身にエネルギーを纏い敵に突っ込む。

その他(アニメ未登場)[編集 | ソースを編集]

バルディ・ガード
専用の盾。放送当時発売された玩具『戦闘合体トリプルクロス』やプラモデル、BRAVE合金版など一部商品に付属していた[2]ほか、本作品の主題歌レコードのジャケットなどにも描かれているが、本編では未登場であり、コバルト文庫版の小説で名前が言及されたのみ。なお玩具では「パルシールド」という名称だった。
SRWにも未登場であり、バルディオスはシールド防御を行えない。
バースト・ソーサー
設定画と挿入歌「立て!バルディオス」内で言及されているのみ。設定画では大型の光線砲とされている。
レーザー・ボウガン、ハンドカッター、ブーメラン、トンファ、ヌンチャク
いずれも設定画のみで本編未登場に終わった武装。レーザーボウガンはプラモデルとBRAVE合金に、ブーメランとヌンチャクは『戦闘合体トリプルクロス』に付属。
パルアックス、ナックル、十字手裏剣、六方手裏剣、パンチミサイル
『戦闘合体トリプルクロス』に同梱されていた武器。パンチミサイルは所謂ロケットパンチ

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
パルサーベルで切り払いを発動。
亜空間突入
気力130以上で発動。移動時に地形や敵の影響を無視し、敵の攻撃を25%の確率で完全に回避

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。
原作での初合体戦闘が水中戦だったためか、貴重な水中移動が可能なスーパーロボットでもあり、S-アダプターとの相性が完璧。

サイズ[編集 | ソースを編集]

2L

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

特殊能力「亜空間突入」の気力制限解除
第2次Z』で実装。移動時の地形影響無視と分身能力が使い放題になるため、立ち回りがしやすくなる。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「あしたに生きろバルディオス」
OPテーマ。
「マリン、いのちの旅」
EDテーマ。パルサーベル・ドリンギングのイベント戦闘で流れる。

名場面[編集 | ソースを編集]

第38話『雷太よ 明日を救え!!』(TVアニメでは未制作。ソノラマ文庫版の小説で実現)
亜空間要塞アルゴルの撃破には成功したものの、かつて大国が世界中に仕掛けた核ミサイルの発射機能を敵に奪われてしまったバルディオスチームは、3機に分離して各地のミサイル破壊に向かう。
しかし雷太の駆るキャタレンジャーがガットラーの乗る戦艦スピリット・ガットラーIIに襲われた。分離状態のキャタレンジャーは戦艦の敵ではなく、ボロボロにされてしまう。
辛うじて他の2機が駆け付けたことで合体に成功、最後の武器であるバルディロイザーによって敵艦の撃破には成功したが、キャタレンジャーは力尽きた雷太を乗せたまま海へと墜落していった…。
更にガットラー自身は生き延びており、核ミサイルも発射され、地球は放射能で汚染されてしまった。そう、雷太の死は無意味になったのである。

スパロボシリーズの名場面[編集 | ソースを編集]

VS人工太陽
Z』第44話「舞い降りる太陽」にて。原作では実現しなかった対決。亜空間フィールドで身を守る人工太陽に為すすべがないZEUTHソルグラヴィオンの攻撃でフィールドの除去には成功したものの、修復能力を備えた人工太陽を稼働開始までに撃破することは不可能だった。
窮地でマリンが選択したのは、バルディオスの最終兵器「バルディロイザー」の使用。失敗すれば人工太陽を撃破しても自らの命がないというその攻撃を、マリン達は躊躇なく敢行する。亜空間突入の一瞬の後、再合体したバルディオスのコクピットで彼等が見たものは、爆炎を上げて砕け散る人工太陽、そして救うことのできた明日だった。
スピリットガットラー
『Z』第54話「魂の凱歌」にて。総統ガットラーの座する、アルデバロン旗艦との決戦。地球に生きる人々の怒りを力に、バルディオスはアルデバロン軍との最終決戦に臨む。

関連機体[編集 | ソースを編集]

キャタレンジャー2号機、バルディプライズ2号機
建設中のBFS第2基地に配備されていたが、第18話でアルデバロン軍の攻撃により基地ごと破壊された。SRW未登場。
ガムジャード
バルディオスの能力を元に、世界連盟軍が開発した巨大戦闘ロボット。長剣が主武装で、2体の敵ロボットをあっさりと破壊して見せたが、それはアルデバロン軍の作戦に過ぎず、用済みと見なされた後は戦闘空母の体当たりによって叩き潰された。
月影長官曰く「性能は高いが、乗りこなせる者がいない」。SRW未登場。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 顔がガンダムによく似ている。
    • このためか、漫画『プラモ狂四郎』にもバルディオスのプラモデルが登場した事がある。
    • 佐藤元氏がキャラクターデザインを担当したプレイステーションソフト『THE 銭湯』には、同じく佐藤氏がデザインした作品のパロディキャラが複数登場するが、その中に「ダムガン」という名のロボットがいる。その名とは裏腹に、外見はどう見てもバルディオスである
  • 『Zシリーズ』においては、同時参戦したゴッドシグマとのクロスオーバーが多く見られる。「3機合体で変形合体機構もほぼ同一」「最強必殺技が突撃技」「3人のパイロットの性格もよく似ており、そのうち一人は声優が同じ」「未来からの侵略者と戦う」など共通点も多く、2機同時に登場して味方入りするシチュエーションもあるなど、兄弟メカさながらの扱いを受けている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 発動直後の時点で、溢れ出すエネルギーによって装甲が剥離し始めている。
  2. 『トリプルクロス』付属のものは中央に十字星の付いた赤い盾だが、それ以外のものは星のデザインが若干異なる。

商品情報[編集 | ソースを編集]