「メカザウルス」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(3人の利用者による、間の3版が非表示)
1行目: 1行目:
メカザウルス(Mecha Saurs)とは、『[[ゲッターロボ]]』及び『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』に登場する兵器。
+
メカザウルスとは、『[[ゲッターロボ]]』及び『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』に登場する兵器。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[恐竜帝国]]が使用する、生身の恐竜を生体[[改造]]した巨大戦闘ロボット。マグマの中を移動出来る強靱さを持つ。
+
[[恐竜帝国]]が使用する、生身の[[恐竜]]を生体[[改造]]した巨大戦闘ロボット。マグマの中を移動出来る強靱さを持つ。
  
外見は恐竜や爬虫類に近いものが殆どであるが、そうでない物も少なくはない。SRWには[[ゲラ]]を除いて恐竜・爬虫類型のメカザウルスしか登場していないが、原作ではアンモナイト型のバジ、狼型のウルといった到底恐竜にも爬虫類にも見えないものもそれなりの数が登場しており、実質的には「古生物全般」をモチーフにしているともいえる。
+
外見は恐竜や爬虫類に近いものが殆どであるが、そうでない物も少なくはない。SRWには[[ゲラ]]を除いて恐竜・爬虫類型のメカザウルスしか登場していないが、原作ではアンモナイト型のバジ、狼型のウル、ナメクジ型のヌメといった到底恐竜にも爬虫類にも見えないものもそれなりの数が登場しており、実質的には「古生物全般」をモチーフにしているともいえる。
  
 
基本的には有人機であり、[[恐竜兵士]]と[[キャプテン]]の複座で操縦している。多くのメカザウルスのコクピットは頭部にあるらしく、頭部を破壊されて爆発する最後が多い。少数ながら無人機や自動操縦が可能なメカザウルスも登場した。
 
基本的には有人機であり、[[恐竜兵士]]と[[キャプテン]]の複座で操縦している。多くのメカザウルスのコクピットは頭部にあるらしく、頭部を破壊されて爆発する最後が多い。少数ながら無人機や自動操縦が可能なメカザウルスも登場した。
18行目: 18行目:
  
 
== SRWでの扱い ==
 
== SRWでの扱い ==
SRWでは本元の恐竜帝国は滅多に登場しない割に、メカザウルスだけは登場するケースが多いため総じて性能はスーパー系敵ユニットの中でも控えめであることが多い。
+
[[恐竜帝国]]があまり登場しない影響もあってか、[[スーパーロボット|スーパー系]]の敵ユニットの中でも控えめの性能であることが多く、「射程が短い」「対空性能が低い」といった弱点を持つユニットも多い。また、宇宙適応が低い(無い)設定にされていることも多い。
  
ゲームでは基本的に格闘戦に特化していることが多く、SRWでは飛行ユニットに対して不利なため、大概空から攻撃すれば苦戦しないのも特徴。
+
なお、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で[[帝王ゴール]]が登場するまでは'''[[無敵戦艦ダイ]]もメカザウルスとして扱われていた'''。
 
 
SRWでは宇宙で運用できない場合が多いが、実際は原作の劇中で宇宙空間でも活動しているものもいたので、宇宙での運用にも支障はないようである。
 
  
 
;[[旧シリーズ]]
 
;[[旧シリーズ]]
:[[恐竜帝国]]が登場しなかった為、[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]等の組織が運用していた。
+
:[[恐竜帝国]]は登場せず、さまざまな敵組織が戦力として運用している。
 
;[[αシリーズ]]
 
;[[αシリーズ]]
:[[スーパーロボット大戦α|α]]では[[Dr.ヘル一派]]が運用しており、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]序盤にて「恐竜帝国が残した工場をDr.ヘル一派が接収した」ことが語られる。なお、メカザウルス工場はオートメーション化されており、[[Dr.ヘル]]に放棄されて無人になった後もメカザウルスが生産されていた。
+
:[[スーパーロボット大戦α|α]]』では[[Dr.ヘル一派]]が運用している<ref>『α外伝』序盤で「恐竜帝国が残した工場をDr.ヘル一派が接収した」ことが語られている。</ref>。なお、メカザウルス工場はオートメーション化されており、[[Dr.ヘル]]に放棄されて無人になった後も生産されていた。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では恐竜帝国、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では恐竜帝国と[[ミケーネ帝国]]、『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』では地底帝国が運用している。
:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]][[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では恐竜帝国が登場するため、他の作品よりも手強くなっている。特に無敵戦艦ダイの性能はどちらも圧巻。
+
:恐竜帝国が本格的に扱われた『α外伝』以降は性能が全体的に上昇している。特に[[無敵戦艦ダイ]]は[[帝王ゴール]]専用機として大ボスの性能に引き上げられたため、過去の作品とは完全に別モノである。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
:Dr.ヘル一派が運用。しかし[[ブロッケン伯爵]]が「恐竜帝国が残したロボット」と述べるだけで、詳しい経緯は語られない。そもそも[[恐竜帝国]]の動向についても劇中では解説されない。
+
:詳しい経緯は語られないが、Dr.ヘル一派が運用している。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
:恐竜帝国壊滅後、地上に取り残されたメカザウルスを[[百鬼帝国]]が接収して運用している。
 
:恐竜帝国壊滅後、地上に取り残されたメカザウルスを[[百鬼帝国]]が接収して運用している。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:第一章から多数登場する。基本的に陸戦になるという事もあり、やはりゲーム的にはやられ役に近い。
+
:第一章から多数登場する。基本的に陸戦になることもあり、扱いとしてはやられ役に近い。
  
 
== スパロボに登場したメカザウルス ==
 
== スパロボに登場したメカザウルス ==
77行目: 75行目:
 
;[[キャプテン]]
 
;[[キャプテン]]
 
:[[恐竜帝国]]の戦士で、メカザウルスのパイロットを務める。[[恐竜ジェット機]]や歩兵の部隊も引き連れることがあり、人間社会で言うところの「騎士」に相当する。基本的に[[貴族]]から選ばれるが、特殊能力を買われて地竜族や氷竜族が起用されることもある。SRWでは[[キャプテン・ラドラ|ラドラ]]や[[キャプテン・ザンキ|ザンキ]]などが登場している。
 
:[[恐竜帝国]]の戦士で、メカザウルスのパイロットを務める。[[恐竜ジェット機]]や歩兵の部隊も引き連れることがあり、人間社会で言うところの「騎士」に相当する。基本的に[[貴族]]から選ばれるが、特殊能力を買われて地竜族や氷竜族が起用されることもある。SRWでは[[キャプテン・ラドラ|ラドラ]]や[[キャプテン・ザンキ|ザンキ]]などが登場している。
 +
 +
;ゲッターザウルス
 +
:『[[ゲッターロボ アーク]]』に登場。人類との協力のもと、ゲッターロボの技術を取り入れて開発されたメカザウルス。ただし3機の[[ゲットマシン]]による構成等、生物を基軸にしたメカでは無い模様。
 +
:原作漫画版では1種のみだったが、アニメ版では簡易[[量産型]]らしきゲッターザウルス系のメカが多数現れている。
 +
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
 
{{ゲッターロボシリーズ}}
 
{{ゲッターロボシリーズ}}

2022年9月24日 (土) 16:17時点における最新版

メカザウルスとは、『ゲッターロボ』及び『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』に登場する兵器。

概要[編集 | ソースを編集]

恐竜帝国が使用する、生身の恐竜を生体改造した巨大戦闘ロボット。マグマの中を移動出来る強靱さを持つ。

外見は恐竜や爬虫類に近いものが殆どであるが、そうでない物も少なくはない。SRWにはゲラを除いて恐竜・爬虫類型のメカザウルスしか登場していないが、原作ではアンモナイト型のバジ、狼型のウル、ナメクジ型のヌメといった到底恐竜にも爬虫類にも見えないものもそれなりの数が登場しており、実質的には「古生物全般」をモチーフにしているともいえる。

基本的には有人機であり、恐竜兵士キャプテンの複座で操縦している。多くのメカザウルスのコクピットは頭部にあるらしく、頭部を破壊されて爆発する最後が多い。少数ながら無人機や自動操縦が可能なメカザウルスも登場した。

なお恐竜帝国の構成員であるハチュウ人類はゲッター線を弱点としているが、メカザウルスには「ゲッター線防御装置」を装備しており、ゲッター1のゲッタービームといったゲッター線を利用した武装は、防御装置が破壊されない限り基本的に効かない。

また、TV版ではメカザウルス以外にも、恐竜帝国の戦士が巨大化してゲッターロボと戦うこともあった。

真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

原作TV版とはまた違った恐竜帝国の登場で、メカザウルスも幾つか登場する。設定は大筋変わらないが、殆どがTV版以上に恐竜にも爬虫類にも見えないデザインをしている。

またブルモバがリメイクされ登場している。

SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]

恐竜帝国があまり登場しない影響もあってか、スーパー系の敵ユニットの中でも控えめの性能であることが多く、「射程が短い」「対空性能が低い」といった弱点を持つユニットも多い。また、宇宙適応が低い(無い)設定にされていることも多い。

なお、『α外伝』で帝王ゴールが登場するまでは無敵戦艦ダイもメカザウルスとして扱われていた

旧シリーズ
恐竜帝国は登場せず、さまざまな敵組織が戦力として運用している。
αシリーズ
α』ではDr.ヘル一派が運用している[1]。なお、メカザウルス工場はオートメーション化されており、Dr.ヘルに放棄されて無人になった後も生産されていた。『α外伝』では恐竜帝国、『第2次α』では恐竜帝国とミケーネ帝国、『第3次α』では地底帝国が運用している。
恐竜帝国が本格的に扱われた『α外伝』以降は性能が全体的に上昇している。特に無敵戦艦ダイ帝王ゴール専用機として大ボスの性能に引き上げられたため、過去の作品とは完全に別モノである。
スーパーロボット大戦COMPACT
詳しい経緯は語られないが、Dr.ヘル一派が運用している。
スーパーロボット大戦IMPACT
恐竜帝国壊滅後、地上に取り残されたメカザウルスを百鬼帝国が接収して運用している。
スーパーロボット大戦X-Ω
第一章から多数登場する。基本的に陸戦になることもあり、扱いとしてはやられ役に近い。

スパロボに登場したメカザウルス[編集 | ソースを編集]

サキ
第1話に登場したメカザウルス第一号。オーソドックスな直立肉食恐竜型。
ザイ
第1・2話に登場した三大メカザウルスの一つ。陸戦を得意とする角竜タイプ。
バド
第1・2話に登場した三大メカザウルスの一つ。空中戦に特化した翼竜タイプ。
ズー
第1・2話に登場した三大メカザウルスの一つ。生身とメカ状の2本の首を持った、水中戦を得手とする首長竜タイプ。
ギロ
第8話に登場。キャプテン・グランが操縦するスピード重視のメカザウルス。
シグ
第9話に登場。キャプテン・ラドラが操縦するコブラの頭部と翼を持ったメカザウルス。
ゼン1号
第18話に登場。ガレリィ長官が開発し、キャプテン・ザンキに与えたメカザウルス。暴君竜と剣竜をかけ合わせた飛行タイプ。
ゼン2号
第18話に登場。1号に満足しなかったキャプテン・ザンキ自らが開発。暴君竜と剣竜をかけ合わせた陸戦特化タイプ。
ヤバ
第31話に登場。ウランスパークを装備している。
ブル
第32話に登場。水牛の角を持つ。
『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』にも登場。
グダ
第41話に登場。空母型の巨大メカザウルス。バット将軍が乗り込む。
ゾリ
第42話に登場。巨大な斧のような翼の付いたヘビに似たメカザウルス。バット将軍が乗り込む。
モバ
第50・51話に登場。亀型のメカザウルス。
『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』にも登場。

真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

ドバ
機械的な外見のロボットの頭部に二匹の巨大トカゲをぶら下げているメカザウルス。
ボア
バット将軍が乗り込む潜水服を着たようなメカザウルス。
ゲラ
ガリレイ長官が乗り込むクラゲ型メカザウルス。巨大なガラス容器を思わせる外装を持つ。

関連用語[編集 | ソースを編集]

キャプテン
恐竜帝国の戦士で、メカザウルスのパイロットを務める。恐竜ジェット機や歩兵の部隊も引き連れることがあり、人間社会で言うところの「騎士」に相当する。基本的に貴族から選ばれるが、特殊能力を買われて地竜族や氷竜族が起用されることもある。SRWではラドラザンキなどが登場している。
ゲッターザウルス
ゲッターロボ アーク』に登場。人類との協力のもと、ゲッターロボの技術を取り入れて開発されたメカザウルス。ただし3機のゲットマシンによる構成等、生物を基軸にしたメカでは無い模様。
原作漫画版では1種のみだったが、アニメ版では簡易量産型らしきゲッターザウルス系のメカが多数現れている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 『α外伝』序盤で「恐竜帝国が残した工場をDr.ヘル一派が接収した」ことが語られている。