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− | + | その正体は惑星ゾラの名称が「[[地球]]」だった頃の大災害によって[[月]]に移住し、それから地球に帰還した地球人の子孫である。イノセントは、環境が激変してしまった惑星ゾラに適応できる人間を作り出すためにシビリアンを生み出し、いずれはシビリアンにその座を明け渡すために様々な試みを行っていた<ref>イノセントたちの体は丈夫でなく、細菌が蔓延しているドームの外では生活が行えないどころか、一定時間外で過ごすと死に至ってしまう。</ref>。ただし、イノセントの中にはシビリアンが力を持つことを恐れる者もおり、そういった者たちはイノセントによるシビリアン支配を強固なものにしようとしている。 | |
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:アーサーの側近であるイノセントの有力者。シビリアンの台頭に脅威を感じてアーサーを幽閉し、イノセントによるシビリアン支配の徹底を遂行した。 | :アーサーの側近であるイノセントの有力者。シビリアンの台頭に脅威を感じてアーサーを幽閉し、イノセントによるシビリアン支配の徹底を遂行した。 | ||
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:二級司政官。ビエルの部下であるが、方針はカシム・キングと同じでカシム派に転じる。 | :二級司政官。ビエルの部下であるが、方針はカシム・キングと同じでカシム派に転じる。 | ||
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− | : | + | :これまでジロンたちシビリアンにとってイノセントは長寿あるいは不死という認識であったが、この一件でこれまでの認識を改めることになる。 |
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;[[グエン・サード・ラインフォード]] | ;[[グエン・サード・ラインフォード]] | ||
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:『α外伝』では「北アメリア大陸の独自勢力のイノセント」として特殊な立場にある。 | :『α外伝』では「北アメリア大陸の独自勢力のイノセント」として特殊な立場にある。 | ||
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2024年10月18日 (金) 21:03時点における最新版
イノセントとは、『戦闘メカ ザブングル』に登場する人種。
概要[編集 | ソースを編集]
惑星ゾラに点在する各ポイントにドームを設け、その内側で生活している。優れた科学技術を有しており、シビリアンに機械類を支給し、ブルーストーンを上納させていた。そればかりでなく三日の掟を布き、監視役として子飼いのブレーカーである「イノセントの仕掛人」を各地に配備し、実質シビリアンに対しては恐怖政治を行っていた。
その正体は惑星ゾラの名称が「地球」だった頃の大災害によって月に移住し、それから地球に帰還した地球人の子孫である。イノセントは、環境が激変してしまった惑星ゾラに適応できる人間を作り出すためにシビリアンを生み出し、いずれはシビリアンにその座を明け渡すために様々な試みを行っていた[1]。ただし、イノセントの中にはシビリアンが力を持つことを恐れる者もおり、そういった者たちはイノセントによるシビリアン支配を強固なものにしようとしている。
しかし、次第にイノセントの支配に抵抗するシビリアンが登場するようになり、ジロン・アモスとその仲間が抵抗の中心となったことで、イノセントの勢力は敗北を重ねることになる。その結果、カシム・キングらシビリアンを弾圧しようとした者たちは破滅する最期を迎えた。
登場作品[編集 | ソースを編集]
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。シビリアンを統制しているがガリア大陸に限られている。出自は「独立した元ムーンレィス」であり機動新世紀ガンダムXにおける宇宙革命軍と新地球連邦の役割の一部も担っている。また現状維持を望むカシム派はシビリアン以上の人類勢力であるイレギュラー(自軍であるプリベンター)や、ムーンレィスを警戒している。
- 「現在は技術面においてムーンレィスに劣っている」との発言があるが、原作通りエルチを洗脳する以外にも人工ニュータイプ、強化人間の研究レベルが高く、プルツー、ロザミィを再調整して手駒として操り、機動兵器に関してもガンダムダブルエックスを作り上げていた。
- 保有戦力は基本的にウォーカーマシンとランドシップだが、AI操作のブランを保持していたためか時折モビルドールも投入してくる。また上層部の移動の際は共通してスードリを使用(戦闘はしない)。Xポイントでの決戦で原作通りカシム派が壊滅するが、その際には最大級のロストマウンテンをフル活用し、パトゥーリア、Gビット、ゴーストX-9、そして大量の核ミサイルも持ち出してくる。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 原作終了後であるため、勢力としては壊滅している。
- アーサーがジョージ・グレンの「調停者であれ」という言葉を知っていたことや、シャギアがシビリアンを「デスティニープランの副産物」と称するなど、遺伝子操作の技術においてコーディネイターと一定の共通点が見られる。これには今作の黒歴史の真実が関わっている。
関連作品[編集 | ソースを編集]
- リアルロボット戦線
- 登場はしないが、シビリアンのブランチたちを都合よく操るため、ウルス人の軍人が自分たちをイノセントであると偽っていた。
人物[編集 | ソースを編集]
- アーサー・ランク
- イノセントの長でその名は世襲。ジロンたちのようなシビリアンの登場を歓迎し、イノセントに対してもドームの外にでるべきだと主張したが、カシムによって幽閉される。
- カシム・キング
- アーサーの側近であるイノセントの有力者。シビリアンの台頭に脅威を感じてアーサーを幽閉し、イノセントによるシビリアン支配の徹底を遂行した。
- ビエル
- 一級司政官。イノセントの教義に忠実で、最後はジロンたちを助けて死亡した。
- ドワス
- 二級司政官。ビエルの部下であるが、方針はカシム・キングと同じでカシム派に転じる。
- ビラム・キイ
- 一級司政官。カシム派の有力者。
- ドクター・マネ
- ビラムの部下である科学者。
- マツミ・クラム(SRW未登場)
- アーサー派のイノセント。ジロンたちにアーサー救出を依頼し、アーサーが軟禁されているヨップ・ポイントの地図を手渡したが、カシム派のイノセントにより殺害された。
- アリバ・ドーラ(SRW未登場)
- ヨップ・ポイントの防衛を担ったカシムの部下。
- スタン(SRW未登場)
- Kポイントにいたビエルの部下。Kポイントにジロン達が突入した際に人質となりアイアン・ギアーへ連れて行かれたが、外の空気に触れたことで死亡した。
- これまでジロンたちシビリアンにとってイノセントは長寿あるいは不死という認識であったが、この一件でこれまでの認識を改めることになる。
他作品の関連人物[編集 | ソースを編集]
- グエン・サード・ラインフォード
- 『α外伝』では先祖がイノセントだが、融和の終わった北アメリア大陸のため「イノセントという言葉を聴いたことがある」程度の認識。
- ノモア・ロング
- 『α外伝』では「北アメリア大陸の独自勢力のイノセント」として特殊な立場にある。
- プルツー、ロザミィ
- 『α外伝』では彼女らを再調整して手駒として操った。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- シビリアン
- 『戦闘メカ ザブングル』に登場する被支配階級の人々。中にはイノセントの支配に抵抗する者も存在している。
- ネオ・イノセント
- 『スーパーロボットスピリッツ』のオリジナル設定。宇宙から惑星ゾラの再生計画を見守るイノセントの一派。
- 封印されていた禁断のDG細胞で作った兵器エアロゲイターを用いてバルマー帝国監察軍の侵攻から惑星ゾラを防衛している。指導者はレビ・トーラー。
- ムーンレィス
- 『α外伝』ではイノセントの出自が「独立した元ムーンレィス」となっており、過去の独立戦争の際に受けたガンダムエックスのサテライトキャノンへの報復として∀ガンダムの戦線投入をしたことが、三度の地球荒廃の原因の一つとなっている。その後はお互い不干渉を決めていたが、ムーンレィスの地球帰還作戦を機に明確にお互いを敵視するようになった。
- ガリア大陸 / 北アメリア大陸
- 『∀ガンダム』での区分けの仕方だが、『α外伝』ではこちらを用いており、大まかに言えばガリア大陸は『ザブングル』の世界観、北アメリア大陸は『∀ガンダム』の世界観となっている。
- どちらもイノセントが干渉はしているが、浄化が終わりシビリアンとの融和を選んだ北アメリア大陸においては、物語時点でイノセントとシビリアンの区別は無くなり文明レベルも『∀ガンダム』の地球のレベルとなった。その関係性の違いの露見を畏れたのか、今作は「大陸間の渡航の禁止」も掟としており、(本来は浄化の為なので事実はともかく)「特権階級にすがるイノセントはシビリアンと共にガリア大陸に渡った」と作中で評されている。
- アンセスター
- 『α外伝』では廃棄されたSポイントのドームを利用し、イノセントとして自軍に接触してきた。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ イノセントたちの体は丈夫でなく、細菌が蔓延しているドームの外では生活が行えないどころか、一定時間外で過ごすと死に至ってしまう。