「マ改造」の版間の差分
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一点豪華主義を貫き、そこから発生する問題点を力業で解決する為、その結果として、高性能ではあるが非常に癖のある作品ばかりなのが最大の特徴。その反面、高性能だが技術としての安定性に欠ける[[EOT]]を極力排除した設計や、敵の[[対ビームコーティング|ビームコート]]や[[ビーム吸収]]などの影響を受けない実体弾系の武装を好むなど、機体・武装共に安定性を求めるのも特徴。 | 一点豪華主義を貫き、そこから発生する問題点を力業で解決する為、その結果として、高性能ではあるが非常に癖のある作品ばかりなのが最大の特徴。その反面、高性能だが技術としての安定性に欠ける[[EOT]]を極力排除した設計や、敵の[[対ビームコーティング|ビームコート]]や[[ビーム吸収]]などの影響を受けない実体弾系の武装を好むなど、機体・武装共に安定性を求めるのも特徴。 | ||
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:本来なら飛行能力を与えるこの装置も、[[アルトアイゼン・リーゼ]]では'''単なるバランサーにしかならない'''所がマ改造たる所以(長時間飛べないのであって、OVAで飛び回ってた事から飛べないわけではないのだろうが)。 | :本来なら飛行能力を与えるこの装置も、[[アルトアイゼン・リーゼ]]では'''単なるバランサーにしかならない'''所がマ改造たる所以(長時間飛べないのであって、OVAで飛び回ってた事から飛べないわけではないのだろうが)。 | ||
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*元ネタ及び語源は漫画『プラモ狂四郎』(SRW未参戦)の魔改造。ただし、本来の'''極端なまでのコンセプトの改造'''の意味とは異なり、現在では'''女性キャラクターのフィギュアの衣装を取り去って裸にする改造'''の意味合いが強いが、前者の意味での改造は多数の分野で度々行われているケースが見受けられる(特に自動車界隈におけるエンジン換装等)。 | *元ネタ及び語源は漫画『プラモ狂四郎』(SRW未参戦)の魔改造。ただし、本来の'''極端なまでのコンセプトの改造'''の意味とは異なり、現在では'''女性キャラクターのフィギュアの衣装を取り去って裸にする改造'''の意味合いが強いが、前者の意味での改造は多数の分野で度々行われているケースが見受けられる(特に自動車界隈におけるエンジン換装等)。 | ||
*更に余談ではあるが、OGの女性キャラの一部のフィギュアには'''半分もしくは最初から魔改造の要素'''を持つものがあったりする。 | *更に余談ではあるが、OGの女性キャラの一部のフィギュアには'''半分もしくは最初から魔改造の要素'''を持つものがあったりする。 | ||
− | なお、現在の魔改造は一見すると(主に)男性の下心で生まれたようなものではあるが、あくまでもフィギュア製作のジャンルの一つであり、フィギュア界隈や製作技法の発展に貢献してきたのもまた事実である。 | + | **なお、現在の魔改造は一見すると(主に)男性の下心で生まれたようなものではあるが、あくまでもフィギュア製作のジャンルの一つであり、フィギュア界隈や製作技法の発展に貢献してきたのもまた事実である。 |
+ | *『[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]』収録の『[[シャッフルバトラー]]』では、メインユニットのSPDとDEFの高い方を2倍、低い方を0.25倍するコマンドカードとして「マ改造」が登場する。このカードを[[シルベルヴィント]]や[[サイバスター]]等のSPDが高いユニットカードに使い、さらにSPDとDEFを平均値化する「[[レイオス・プラン]]」のカードを使うことで、'''高機動と重装甲を併せ持った強力なユニットカードに仕立てるコンボが存在する'''。「マ改造」のカードの絵柄がマリオンであるのに対し、「レイオス・プラン」のカードはマリオンの元夫である[[カーク・ハミル|カーク]]というのも洒落が効いている。 | ||
*[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]で登場した[[ゲシュペンスト・ハーケン]]をマリオンが開発した事から、マ改造を捩って'''マ謹製'''と呼ぶファンもいる。 | *[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]で登場した[[ゲシュペンスト・ハーケン]]をマリオンが開発した事から、マ改造を捩って'''マ謹製'''と呼ぶファンもいる。 | ||
2024年4月30日 (火) 09:47時点における最新版
マ改造は、マリオン・ラドム博士が手がけた改造&改修プランの総称。命名はカチーナ・タラスクによる。
概要[編集 | ソースを編集]
特徴としては、以下のような点が挙げられる。
- 一つの方向に極限まで先鋭化したコンセプト
- 杭打ち機や巨大なハサミ、ハンマーといった、破壊力はあるが大型で取り回しの難しい癖の強い武装
- 上記のような癖の強い武装を使う為に、機体のバランスを度外視したブースターやバーニアの搭載
- 実体弾系を主武器として設定した武装
- 高性能だが技術としての安定性に欠けるEOTを極力排除した設計(よく言えば枯れた技術を最大限に活かした設計)
- 一方でこれらによって生じる短所や弊害には一切のフォローを加えず、パイロットの技術によってカバーさせる
一点豪華主義を貫き、そこから発生する問題点を力業で解決する為、その結果として、高性能ではあるが非常に癖のある作品ばかりなのが最大の特徴。その反面、高性能だが技術としての安定性に欠けるEOTを極力排除した設計や、敵のビームコートやビーム吸収などの影響を受けない実体弾系の武装を好むなど、機体・武装共に安定性を求めるのも特徴。
要約すると、ピーキーで汎用性が低いという欠点を持つ反面、一点に特化した高性能機に高い安定性を持たせているという事になる。その為、扱いやすさと汎用性が重要視される量産機の設計プランとは対極にある、エースパイロット用の改造プランである。
機体のバランスを度外視したブースターやバーニアの搭載の副次的効果として、使われるパーツの強度が通常のものより高い。あるいは、機動性が極端に高い場合もある。
代表作としては、アルトアイゼン及びアルトアイゼン・リーゼ、ヴァイスリッター、ズィーガーリオン。OG外伝ではエクサランス・ライトニング及びエクサランス・エターナルの開発にも関わっている。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- ATX計画
- ラドム博士が責任者を務める次期主力PT開発計画。マ改造の系譜はここから始まった。
- テスラ・ドライブ
- 本来なら飛行能力を与えるこの装置も、アルトアイゼン・リーゼでは単なるバランサーにしかならない所がマ改造たる所以(長時間飛べないのであって、OVAで飛び回ってた事から飛べないわけではないのだろうが)。
- SRX
- 当初は、本来の設計では変形パーツの強度不足により二度と合体運用できない所を、マ改造されたパーツ(アルトアイゼン用のサーボモーター)で補う事で問題を解決した。
- T-LINKシステム
- 基本的には機体の制御及び防御の補助として使われるこのシステムも、マ改造によりズィーガーリオンでは攻撃のみに。
- ジガンスクード・ドゥロ
- マ改造の中では攻守の両方のバランスを持つ珍しい機体である…が、実質的には攻撃的な部分を伸ばしてきたのが正しい。
メモ[編集 | ソースを編集]
- キョウスケ・ナンブ曰く「素晴らしい」との事。
- エクセレン・ブロウニングは、漫画でアルトを「ゲテモノ」呼ばわりしており、ヴァイスの装甲の薄さも当初は「未完成じゃないのか」とマリオンに問い合わせている。
- レオナ・ガーシュタインも、ズィーガーリオンの攻撃に偏った改造プランに理解を示していた。
余談[編集 | ソースを編集]
- 元ネタ及び語源は漫画『プラモ狂四郎』(SRW未参戦)の魔改造。ただし、本来の極端なまでのコンセプトの改造の意味とは異なり、現在では女性キャラクターのフィギュアの衣装を取り去って裸にする改造の意味合いが強いが、前者の意味での改造は多数の分野で度々行われているケースが見受けられる(特に自動車界隈におけるエンジン換装等)。
- 更に余談ではあるが、OGの女性キャラの一部のフィギュアには半分もしくは最初から魔改造の要素を持つものがあったりする。
- なお、現在の魔改造は一見すると(主に)男性の下心で生まれたようなものではあるが、あくまでもフィギュア製作のジャンルの一つであり、フィギュア界隈や製作技法の発展に貢献してきたのもまた事実である。
- 『OG外伝』収録の『シャッフルバトラー』では、メインユニットのSPDとDEFの高い方を2倍、低い方を0.25倍するコマンドカードとして「マ改造」が登場する。このカードをシルベルヴィントやサイバスター等のSPDが高いユニットカードに使い、さらにSPDとDEFを平均値化する「レイオス・プラン」のカードを使うことで、高機動と重装甲を併せ持った強力なユニットカードに仕立てるコンボが存在する。「マ改造」のカードの絵柄がマリオンであるのに対し、「レイオス・プラン」のカードはマリオンの元夫であるカークというのも洒落が効いている。
- OGMDで登場したゲシュペンスト・ハーケンをマリオンが開発した事から、マ改造を捩ってマ謹製と呼ぶファンもいる。
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