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2020年8月9日 (日) 19:46時点における版
レラ | |
---|---|
外国語表記 | Lera |
登場作品 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
所属 | ゲリラ→地球解放戦線機構→マーチウィンド |
レラは『スーパーロボット大戦64』の登場人物。
概要
『スーパーロボット大戦64』という作品を体現したような境遇の少女。
リアル系主人公の場合のみ登場する。カンザス・シティでゲリラの一員として働いていたが、戦闘で負傷。治療の為に拾われ、その気性で反発するものの、仕方なく隊に加わることになる。選択肢によってはすぐ艦を降りてしまい、また完全平和ルートを辿ると離脱してしまう。戦災孤児であり、ムゲ帝国との戦いを拠り所とするほど強い戦意に満ちている。
所属するゲリラには機動兵器が無かった為にパイロットではなくNPCとなっているが、スパロボの世界でロボット無しでゲリラ活動を行うだけあり、武器の扱いや市街戦の経験は豊富。
マーチウィンドではアストナージ・メドッソの助手として整備を手伝っており、パイロットの訓練もしていた。アークライト・ブルーやセレイン・メネスはなにかと生き急ぐレラのことを気にかけており、レラ自身は壁を作って刺々しい態度をとっているものの徐々に心を開いていった。だが…。
なお、64のオリジナルキャラクターはメディアへの露出が極端に少なく(設定画も説明書にある肩より上のみである)、各キャラクターの体型や服装については不明であるが、レラに関してだけは『その瞳に未来は映ることなく』のとあるシーンより貧乳である、というのが通説である。
彼女の行く末
『スーパーロボット大戦64』の特徴の一つである3つのルート分岐すべてでそれぞれ違うタイミングで違うアクションを起こす。
死亡イベントは、独立軍ルートとOZルートで2種類存在する。ただ絡むキャラクターが、ほぼレラと主人公(とライバル)だけなうえ、レラの台詞も全く違うため、会話イベントとしては4種類存在するという(細かく分けると独立軍ルートはライバルの有無で6種類になる)、不幸なのだがシナリオライターに愛されているキャラクター。
- 独立軍ルート
- 『その瞳に未来は映ることなく』で、以前はお約束だった戦艦の宇宙打ち上げタイミングでの襲撃時、基地のコントロールを取り戻すため、コントロール室へ潜入。無事コントロールを取り戻すものの自身は身動きがとれなくなり、基地の自爆に巻き込まれることになる。
タイミング的に、ライバルの参入イベントは終わっており、アーク編では後継機アシュクリーフは未登場、セレイン編では後継機ラーズグリーズが登場済み。そのため、クワトロが百式で空を飛ぶラーズグリーズを押さえつけるシーンがある。
- 完全平和ルート
- 自軍の武闘派メンバーとともに部隊を離脱。その後登場せず。
唯一死亡イベントが存在しないルートだが、シナリオライターの鏡氏曰くこちらのルートでも、結局銀河帝国の侵攻により死亡するらしい。
- OZルート
- 『人類の勝利、そして…(後編)』の戦闘前にヤヌス侯爵がアーガマ内に侵入した際、機転を利かせてサリィ・ポォがヤヌスであることを見破るが、銃の通用しないヤヌス侯爵に人質に取られてしまう。その後駆けつけてきた主人公をかばって負傷。
レインの治療を受けるものの戦闘後に主人公に看取られながら息を引き取る。このルートではレラは楽しみにしていた宇宙に上がることは出来ない。
タイミング的にはルート分岐直後で宇宙に上がる直前。ライバルも仲間になっておらず。同シナリオ内で武蔵がアヴィエスレルムに特攻するイベントがあるため、味方戦死者が2名という珍しいシナリオ。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- リアル主人公ルートのみに登場する。
人間関係
- アークライト・ブルー
- 何かとレラのことを気にかける。お互いに心を通わせあい、アークへ大きな影響を与えた。
- セレイン・メネス
- 生き急ぐレラに自分を重ねる。早くに親を失ったレラにとっては、年上の女性=母親に甘えたい気持ちがあった様子である。
版権作品との人間関係
スーパー系
- 獣戦機隊
- レラが元々ムゲ帝国との戦いに身を置いていたこともあって、彼女のイベントではちょくちょく会話に入り込んでくる。彼女の死亡イベントの最後に別れの言葉を述べるのも沙羅(独立軍ルート)とアラン(OZルート)である。
リアル系
- アストナージ・メドッソ
- ムゲ帝国やスペシャルズと戦うには地球解放戦線と一緒の方が効率がいいと考えたレラが、自分のできることとして弟子入りすることになる。レラは殆どのメンバーを呼び捨てにするが、OZルートでは最後は彼を「アストナージさん」と呼んでいるシーンがある。
- レイン・ミカムラ
- アストナージと同じく、彼女の仕事も手伝っている。またOZルートでは重傷を負ったレラの容態を診た。
- アポリー・ベイ
- 序盤から中盤にかけて若手の監督係のような立場。レラの地球解放戦線への参加に許可を出し、独立軍ルートでは、アストナージと共に危なっかしい所の抜けたレラの変化を好ましく思っていた。
BGM
- 「悲しみの戦場へ」
「I'm Space Woman」 - パイロットではないので、専用BGMはなし。
独立軍ルート『その瞳に未来は映ることなく』では絶妙のタイミングで上記の主人公曲が流れる他、
シナリオ担当の鏡氏が作った、「悲しみの戦場へ」の非公式の歌詞はレラを意識した内容となっている。
名台詞
- 「アタシは1人で大丈夫だ! あんたたちの世話になんかならない。恩着せがましいんだよ!」
- 第9話「哀・戦士たち」より。カンザスシティではじめて出会った時の台詞。始めはメンバーに反発しているが徐々にうち解けていくことになる。
- 「え!? べ、別にそういうわけじゃないよ。ただ……アタシは……あんまり役に立てないから……」
- アークライト編「オペレーション・デイブレイク」における会話。気持ちが後ろ向きになっていたアークを励ました後、お礼を言われた時の反応。登場時の態度と比べると実に立派なツンデレである。それだけに独立軍ルート・OZルートの彼女のイベントは(特に初回でアークライトを選択した)プレイヤーの度肝をぬいた。
- 「うん……アーク、アタシ、お願いがあるんだ……」
「約束してよ……アーク。あんたが……みんなが……きっと戦いを終わらせるって。きっと……地球圏を平和にするってさ……」
「うん……きっとだよ。アタシ、ずっと……ずっと…………」
「アタシさ……アンタに会えて…………良かった………」 - アークライト編OZルート「人類の勝利、そして……」の戦闘後のレラの最期の台詞。
- 「セレイン……死んじゃだめだよ……。生きてればさ、きっと……」
「ごめんね……セレイン……アタシ……」
「見たいな……どこで終わってもいいと思ったけど……アンタと一緒に……行きたかったよ……」
「……やっぱり、アタシと同じだ。苦しいのに、いつも、大丈夫だって……必死に自分に言い聞かせてた。セレインはアタシと同じ……」
「ごめんね……でもアタシ……アンタに会えて………よかった………」 - セレイン編OZルート「人類の勝利、そして……」の戦闘後のレラの最期の台詞。
戦闘前に前に重傷を負ったものの無事レインに連れて行かれたので助かると思ったプレイヤーも多いはず。 - 「アタシさ……信じるよ、アーク。アンタのいったこと……きっとアンタなら……できるって」
「だから……約束してよ。アタシにもアークのいってた未来を見せてくれるって」
「へへっ、誰かを信じていられるってさ、こんなに……気持ちが軽いなんて、知らなかった」
「なんかすっごくいい気分だよ。ねぇ……この戦争が終わったらさ、アタシ……」
「おかしいな……なんだか、寒くなってきちゃった……」
「アーク……寒い……」 - アーク編独立軍ルート「その瞳に未来は映ることなく」における最期の台詞。
- (アークが……アタシのこと、忘れないで、いてくれるから……)
(だから……みんなに、未来をみせてくれるって……信じてる……) - アークがアシュクリーフにはじめて搭乗したときに話しかけたレラの思念?
独立軍ルートとOZルートで台詞が変化する。ちなみにこれは独立軍ルート。
オリジナル主人公のニュータイプ能力がシナリオ上で生かされる珍しいシーンである。
- 「ねぇ、アタシもさ……いつか、セレインみたくなれるかなぁ……」
「……お…母さん…?」
「…お母さん…アタシね、夢を見てたんだ…。長い、長い夢…」
「…みんな、みんな死んじゃうんだ。…すごく恐かったんだよ…」
「あぁ、夢で…よかったなぁ…」 - セレイン編独立軍ルート「その瞳に未来は映ることなく」における最期の台詞。これだけだとアーク編に比べるとさっぱりしているが、実際は救出に向かおうとするセレインの台詞や、セレインの呼びかけと反応のないレラが交互に出てきたりしている。
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