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2015年8月5日 (水) 16:15時点における版
ガイゾック(Gaizok)
『無敵超人ザンボット3』の敵勢力、及びその指導者の名称。同名の指導者については「コンピュータドール第8号」の項を参照。
主要戦力はメカブースト。司令官のブッチャーを筆頭に人の命を何とも思っておらず、ロボットアニメの敵組織の中でも非常に残虐な集団として知られている。特に、多くの視聴者にトラウマを与えた「人間爆弾作戦」を実行に移したことで有名。
ガイゾックが人の命に関心を持っていないことには、ある理由が存在した。表向きの指揮官はブッチャーであるものの、その背後にいるのは、ガイゾック星人によって造り出された生体端末コンピュータドール第8号である。コンピュータードールは、悪い考えを持った人間の星を滅ぼすべく行動しているに過ぎず、ビアル星や地球に対しても「悪の存在」と判断し、最初からすべての人類を皆殺しにする事を前提に行動していたのである。極端すぎる例えで言えば、コンピュータードールやブッチャーにとって地球人類抹殺は、害虫駆除程度の感覚しかなかったのである。
余談であるが、劇中で登場したガイゾックに所属する者達は、あくまでもガイゾック星人に造られたコンピュータードール(しかも、第8号である為、同型が存在する可能性も否定できない)や、それによって改造されたブッチャーを始めとする異文明の者達ばかりであり、ガイゾック星人はおろか、ガイゾックの文明そのものが、最後まで登場していない。
神ファミリー決死の活躍によって、コンピュータードール第8号が率いていたガイゾックの勢力は滅び去ったが、ガイゾックそのものの戦いは未だに宇宙の何処かで続いているのかもしれない。結局ビアル星の記録は勿論、劇中においてもガイゾックの詳細は明かされる事も無かった為、余計に不気味さを抱かずにはいられない存在である。
登場作品
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場。コンピュータドール第8号が登場しないのでブッチャーがボス扱い。ゲストと同盟していたが人間爆弾を行ったため見捨てられる。
登場するシナリオ自体は多くないのだが、やはり人間爆弾イベントで強い印象を残す。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- スーパー系主人公にとっての追加シナリオ「接触」に登場。冷凍睡眠から覚めたばかりだったが、偶然見かけた主人公のゲシュペンストにメカブーストを差し向ける。
- しかしその後再会しても、お互い無反応である。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- コズミック・イラの世界では最初に襲来した異星人。多元世界ではスカルムーン連合の中心組織となる。人間爆弾イベントがきっちり再現されている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 「Z」の時とは別のガイゾックが襲撃してくる。但し作品内の敵ユニットはバンドックのみであり、メカブーストは一切登場しない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 序盤からブッチャーが登場。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 同上。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- コンピュータードール8号とも決着をつける。ガイゾック星もまたビアル星の様に既に滅んだ文明である事が明かされている。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- リメイク前と同じ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 物語開始以前にザンボット3に撃退されていたが再来。実はシャドウミラーが「あちら側」から連れてきた存在。
- スーパーロボット大戦R
- 未来編では以前に撃退されていたが、「ガイゾックの神の手で復活した」として再び現れる。この時にリョーコかアムロの口から、以前ガイゾックとはザンボット3と共に戦い、宇宙太と恵子を犠牲にしてまで倒したのに無駄だったのか、と言う旨が語られる。この時の経験があって過去編にてブッチャーを倒した後に「ガイゾックの神」であるコンピュータドール第8号も発見して倒したため、改変された未来でも復活しなかった。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 監察軍の反応を辿っていたら地球にやってきた、という設定。その直後、マクロスのフォールドアウトに巻き込まれてグレンラガンの地球に辿り着き、そこでロージェノム率いる獣人たちと手を組む。
人物
- コンピュータドール第8号
- 首領。通称「ガイゾック」。その正体は「悪しき意志を持つ生命体を根絶する」という目的に従って行動する、ガイゾック星人によって作られたコンピュータ。
- キラー・ザ・ブッチャー
- ガイゾックの戦闘司令官。
- ギッザー
- ガイゾックの作戦士官。
- バレター
- ガイゾックの武器士官。
- ズブター
- ガイゾックの技術士官。スパロボ未登場。
- その他の構成員
- 個人名は不明だが、一般兵や医師などが存在する。