楯剣人
楯剣人 | |
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読み | たて けんと |
登場作品 | 未来ロボ ダルタニアス |
声優 |
古川登志夫 杉山佳寿子(幼少時代) |
デザイン |
聖悠紀(原案) 金山明博(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦D |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人とエリオス星人のハーフ |
性別 | 男 |
年齢 | 16歳 |
楯剣人は『未来ロボ ダルタニアス』の主人公。
概要[編集 | ソースを編集]
江戸っ子気質の明るい少年。4歳の時に船乗りの父・楯隼人が行方不明になってからは東京の下町で暮らし、凧職人の祖父のもとで育てられる。ザール星間帝国の攻撃で母と姉を殺されて戦災孤児となってしまい、柊弾児や白鳥早苗たち孤児の仲間を率いて闇市でかっぱらいをしながら生き延びてきた。
父・隼人の正体はザール星間帝国に滅ぼされたエリオス帝国のハーリン王子であり、ベラリオスを従わせた剣人をエリオス王家の血筋と確信したアール博士には、ザールを倒してエリオス帝国を再興することを期待されている。当の剣人は「格式ばって上から偉ぶっている王族なんかまっぴらだ」という発言の通りに王子になる気はなく、アール博士の悩みの種。アール博士に与えられたアダルス基地ではなく、仲間たちの家の改造廃バスに住んでいる。
銀河系で剣人の存在が知られると反ザールの動きが現れ、地球を訪れたエリオスの豪傑ガスコンを味方にすることに成功した一方で、反ザールのリーダーとして帰還した隼人が乗る巡洋艦を撃破されてしまう。隼人の死に実感が沸かないとこぼしたり、巡洋艦の乗組員ラムスに隼人が地球の家族とエリオス両方を愛していたと聞かされて葛藤する一面も見せた。
ガスコンと百万の戦士の大艦隊を迎えた矢先にクロッペンが現れ、剣人の立場は「エリオス帝国の正統継承者」から「クローンの息子でエリオス帝国の反逆者」に一転し、クローンとして迫害を受ける身になってしまう。
唯一味方してくれたガスコンを殺されてしまい、味方のキャティーヌとジュデラには裏切られるが、「クローンも一人の人間」と信じ、弾児たちとアール博士の支援を受けてザール星間帝国に立ち向かった。
再会を果たした隼人がエリオスの正統後継者と判明すると、反ザールの勢いは回復していく。クローンだからとクロッペンを売り渡そうとするザール兵に激怒し、クロッペン改心のきっかけを作った。
正体を明かしたドルメン大帝を討ち取った後、銀河共和国連邦を発足させた隼人とアール博士に見送られ、荒廃した地球の復興に向かった。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦D
- 初登場作品。リガ・ミリティアルートでは序盤から登場する。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 音声初収録。序盤の中頃から登場。同時期に加入する獣戦機隊の忍とは当初反目するも命令違反の常習者だと知って打ち解けたり、外宇宙からも敵が来ているのに戦争を仕掛けてきたジオンやギガノスにも腹を立てる発言がある。その所為か軍人を嫌っている描写があるが、原作の彼は二回ほど地球防衛軍の軍人に足を引っ張られた経験はあれど、そんな様子を見せた事は一切無い。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2017年1月に追加参戦。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド6より参戦。ダルタニアスにSRW初採用の武装があるので、それに伴い初披露となる戦闘ボイスがある。ストーリーでも超電磁組との絡みが多く、一緒に同行したり出撃するシーンが多い。自前で激励を持っており、エンドコンテンツ系やその他のイベントでも役に立てるキャラクターとなっている。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
- D
- 底力L8、シールド防御、斬り払い、援護攻撃L1、援護防御L1、コンボL1
- GC(XO)
- 底力L8、援護L1、シールド防御
- DD
- エリオス王家の血
- 攻撃力が増加する。自分のアクション時に気力が増加する。
- 戦意高揚(剣人)
- 気力が10上昇する毎に、防御力・照準値が増加する。
- 反骨心(剣人)
- HPが増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「熱血」(LV20で「不屈」が追加される)がかかる。
- アタッカー(剣人)
- 攻撃力・気力上限が増加する。
- [+]底力(剣人)
- HP・攻撃力が増加する。出撃後1度だけ、戦闘終了時にHP50%以下のとき、「忍耐」(レベルが上がると「必中」も追加される)がかかる。攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 楯一人
- 祖父。生まれも育ちも浅草の江戸っ子で凧絵職人を生業にしていた。生き様に影響を受けた人物で、義理人情に厚く格式ばったことを嫌う下町人情を受け継いだ。故人(SRW未登場)。
- 楯隼人(ハーリン)
- 行方不明の父。物語中盤で再会するもののすぐ消息を絶ってしまうが、生きて再会を果たした。剣人と違ってエリオスへの帰属意識を持つが、下町育ちの人情味に親しみを感じている。
- 母と姉
- 家族でスーパーマーケットを経営しながら共に暮らしていた。ザールの最初の攻撃に巻き込まれ、死亡。SRW未登場。
- 柊弾児
- ガンパーに乗り込む戦災孤児グループ内のライバル的存在。当初は反発し合っていたが、次第によき相棒となり支えられる。
- 白鳥早苗
- 戦災孤児グループの母親的役割の少女。直情的な剣人と弾児の制御役で、剣人たちにとって頭が上がらない存在。かっぱらいを咎められて「好きでやってるわけじゃない」と反論していた。
- アール博士
- エリオス再興を期待してくるお目付け役。「若と呼ばれるつもりはない」と煙たがっているが、徐々に地球を守る意志を理解されていく。子供たちへの発言を見るに、内心では尊敬もしているらしい。
- ガスコン
- クロッペンの策略でザールに与したと思い込み対立するが、すぐに意気投合して仲間を集めてくれた。兄貴分のような存在。
- クロッペン
- 宿敵。母と姉を殺されている。後に意外な因縁が明らかとなる。
- 大熊寅五郎
- 闇市を取り仕切っている男で通称「熊寅」。剣人たちからは「おやっさん」と呼ばれる。度々闇市でかっぱらいを働いていた剣人達を目の敵にしていたが、情にほだされやすい一面を持つ。第3話で剣人達が監視ロボットを撃退した事から協力者となり、最終決戦にも同行した。SRW未登場。
- クレイタス
- 剣人の活躍を聞きつけてやってきたエリオス歴戦の勇士。ベムボーグ・バキュラ(SRW未登場)との戦闘で危機に陥ったダルタニアスを救うと共に、自らの命を懸けて剣人に戦いの恐ろしさ、厳しさを教えた。
- キャティーヌ、ジュデラ
- プロキシア王国の王女とその乳母。玉の輿を狙われるが、剣人がクローンの子供と知った途端にザールに売られてしまう。SRW未登場。
- プリンス・ハイネル
- 長谷川裕一の漫画「ビクトリーファイブ」で共演。友人となる。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
スーパー系[編集 | ソースを編集]
ダイナミック系[編集 | ソースを編集]
- 兜甲児
- 『D』では親友同士。
- デューク・フリード
- 『D』において、ギシン帝国に因縁がある者同士。一度、エリオスのために立とうとしない剣人に釘を刺す一幕も。
- 草薙剣児
- 『DD』では同じ世界出身であり、友人同士になる。
その他のスーパー系[編集 | ソースを編集]
- 藤原忍
- 『GC(XO)』では当初反目しかけるが、後に打ち解け合った…というか命令違反の常習者なのをからかったりした。
- エドワード・ミト
- 『最強ロボ ダイオージャ』の主人公でエドン王国の王子。声がそっくりな人。お互い堅苦しいのは苦手らしく、『GC(XO)』ではすぐに意気投合する。
- 明神タケル
- 『D』において、ギシン帝国に因縁がある者同士。条件を満たすことで、ズールと共に自爆しようとする彼を間一髪で救う。
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- シャングリラ・チルドレン(ジュドー・アーシタ、リィナ・アーシタ、エル・ビアンノ、ビーチャ・オーレグ、モンド・アガケ、イーノ・アッバーブ)
- 『XO』では、グラドス軍の圧政下でホワイトベースに搭載された最新鋭機のモビルスーツを盗むなど、なりふり構わず生きようとする彼らを見て、かつての自分たちと同じものを感じシンパシーを寄せていた。
- ウッソ・エヴィン
- 『D』では戦災孤児グループとカサレリアの子供達の絡みが多いので、一緒に登場することが多い。実は父親が偉い人だったという共通点がある。
アナザーガンダム[編集 | ソースを編集]
- 三日月・オーガス
- 『DD』では、過去の剣人がかっぱらいだった話に反応している。自分達の過去を想起していたのだろうか。
- キラ・ヤマト、アスラン・ザラ
- 『DD』では剣人達の世界に留まっている間、畑作りの手伝いをしてもらっていた。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- ダバ・マイロード
- 『GC(XO)』で共演。亡国の王族という同じ境遇であることが分かって交流していくようになる。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- ジョシュア・ラドクリフ
- 『D』の主人公。彼を兄貴分として慕う。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「お前が宇宙の虎なら、俺は焼け野原の雑草よ!焼けた野原ですっからかんよ!そいつの恐ろしさも知ってもらおうじゃねえか!」
- ガスコンとの対決の際の台詞。
- 「親父がクローンだからなんだってんだ!俺の体の中に流れているのは赤い血だ!!悲しければ涙も流す!!それが分からねえ奴に、生きる資格などねぇ!!!」
- 34話にて、玉の輿を狙おうと一方的に押しかけておきながら、父・隼人にクローン疑惑がかかるとあっさり見捨てた挙句、保身のためにザールに差し出そうとまでしたキャティーヌとジュデラが乗っていた船を捕まえ、怒り心頭に言い放った台詞。
- 「フ…フフフフフ…ハハハハハハ!ニハハハハハハ!!そうよ、そうだっけな…俺としたことが、とんだバカだった!ナハハハハハハ!!」
「…行きな、お姫様。元気に暮らせよ。二度と会う事はねえけどな。あばよ!」 - 同上。前述の台詞の後、怒り心頭でキャティーヌとジュデラの乗っていた船を撃墜しようとした際、亡きガスコンの言葉が頭をよぎった後の台詞。こうして2人を許し、乗っていた船を逃がすのであった。
- 「てめえら一体何の真似だ!これがザールの攻撃に遭って俺たちを頼った者を迎えるやり方かよ!」
- 37話より。伝染病が発生した船の人間を排除しようとする暴徒と化した群集を止めるために、身を挺して放った台詞。
- 「いいか、良く聞け、俺にとっちゃクローンであろうとなかろうと関係ねえ!人として許せるか許せねえかだ!」
- 第41話にてクロッペンを差し出し、エリオス側に鞍替えを企んだ近衛兵の面々に対しこう言い放つ。この台詞はクロッペンに剣人の強さの秘訣を知らせると同時に自分を人間として扱っていたことで驚愕させた。
- 「ドルメン、見ろ!ダルタニアスは地獄の業火から舞い戻った!!お前のためにどれだけの人々が苦しんだ事か、今こそたっぷりと思い知らせてやるぜ!!」
- 最終回より。ドルメン大帝の謀略で絶体絶命の危機にさらされるも見事に脱出した後に、私怨目的でクロッペンをはじめ散々罪のない人々を苦しめてきた彼に対する糾弾。
- 「爺さん、元気出せよ。ちょっとばっかり方向が変わっただけじゃねえか。今までの爺さんの苦労は無駄になったわけじゃねえんだからさ、な!」
- 同上。隼人が銀河共和国連邦の発足を宣言した事で、悲願だったエリオス帝国の再興が潰えたと落ち込むアール博士に対する労いの言葉。
- 剣人「さぁてと、いつまでもしんみりしちゃいられねえぜ。いいな!一日も早く地球を元通りの静かな平和な星にするんだ!俺達みんなの力でな!!」
一同「オーッ!」
剣人「おちゃめ!」
おちゃめ「はい!」
剣人「次郎!」
次郎「おーす!」
剣人「田之助!」
田之助「ほいな!」
剣人「まなぶ!」
まなぶ「ハイ!」
剣人「早苗!」
早苗「ええ!」
剣人「弾児!」
弾児「まかしとけ!」
剣人「おっさん!」
熊寅「ほい来た!」
剣人「よぉしみんな、明日へ向かって出発だぁ!!」
一同「オーッ!!」 - 同上。ラストシーンで地球へ帰ることになった剣人達の決意。このやりとりと共に鬨の声を上げた後、トン助も駆け付けてそのまま物語は完結する。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 剣人「こんな脱走するような奴らと一緒に行動して本当に大丈夫なのかよ?」
弾児「これだから軍人って奴は信用できねえんだ。俺達は俺達で勝手にやらせてもらおうぜ」
剣人「そうだな。ジオンの連中を村から追い出すんだ!やるぜ!弾児、ベラリオス!」 - 『XO』第10話「脱走」より。他作品の主人公格と異なり、アムロと会話せずに独白という形になっている。
- 軍への不信感の根強さからか、脱走したアムロに対してだけでなく、アムロをそのように追い込んだ軍そのものへの批判も込められているのが特徴的。
- 剣人「いますぐコウモリの丸焼きにしてやるから覚悟しな!この恐竜野郎!」
弾児「ちょっと待て、剣人。コウモリは恐竜じゃねえぞ」
剣人「なんだ?そんじゃコウモリ野郎の上に偽者だってのか?」 - 『XO』第32話「復活!真ゲッターロボ」にて追加されたバット将軍との戦闘前会話。
- 「そうだな…。過去にこだわってちゃ前には進めねえ。人はみんな未来に生きるべきなんだ。」
- 『XO』第59話「灼熱の巨大要塞」にて追加された、出撃時のセリフ。この発言は弾児の言葉を受けてのものだが、彼だけでなく過去に囚われて憎しみを増大させたドルメン大帝にも当てはまっていると言えよう。
- 「ったく、いきなり何をやらされると思いきや…人使いどころか、ロボット使いが荒いぜ」
- 『DD』第2章part1「ラクス出撃」より。ディバイン・ドゥアーズに合流して早々にダルタニアスでやることがアークエンジェルのロケットブースター役だったことに対してのぼやき。同作では戦艦をスーパーロボット達の推力で大気圏外まで押し上げるのが恒例行事になっているため、ある意味洗礼を受けた形になる。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- デルファイター
- アトラウスの頭部に合体する事でコクピットとなる小型戦闘機。SRW未登場。
余談[編集 | ソースを編集]
- 長谷川裕一氏の漫画「ビクトリーファイブ」の第二部では、地球への帰還中に「コン・バトラーV」「ボルテスV」「ダイモス」が同一世界の時空に飛ばされてしまう。
- 「ビクトリーファイブ」の続編「ゴッドバード」には、ザール星間帝国に襲撃されずに成長した剣人が登場し、前作のつながりからダルタニアスを操縦することになる。