卯都木命

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卯都木命
読み うつぎ みこと
登場作品
声優 半場友恵
デザイン 木村貴宏
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 サブパイロット
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プロフィール
種族 地球人日本人)→セミ・エヴォリュダー
性別
生年月日 1月生まれ
星座 水瓶座
年齢 20歳(TV版)
22歳(FINAL)
身長 168cm(FINAL)
スリーサイズ B86・W54・H88(TV版)
B87・W52・H88(FINAL)
血液型 O型
所属組織 GGG
所属部隊 機動部隊
役職 オペレーター
特技 苦いコーヒーを煎れること
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卯都木命は『勇者王ガオガイガー』および『勇者王ガオガイガーFINAL』のヒロイン

概要[編集 | ソースを編集]

GGG機動部隊オペレーター。

獅子王凱のサポートを主任務とし、ファイナルフュージョンのプログラムドライブ、ゴルディオンハンマーのセーフティーデバイス解除も担当。

泣き虫だが天真爛漫な性格。『FINAL』ドラマCD第2巻によると食べても太らない体質だが寝相は悪い上に音痴とのこと。高校時代は新体操部に所属。ウサギ好き[1]でトレードマークであるウサ耳型のヘアスタイルは静電気を応用したものであり、獅子王麗雄の発明品。

凱とは高校時代からの付き合いであり、相思相愛の間柄。サイボーグとなったその身を案じ、戦いの度に傷ついていく凱を後方から涙と共にサポートすることも少なくなかった。だが、その献身的な支えは最も大切な勝利の鍵となっている。

物語開始2年前のEI-01の飛来によって両親を失い、その際に自身の身体にもゾンダーとは異なる機界生命体の種子を受け付けられてしまう。当初はそのような素振りはなかったがピラミッド原種事件以降、種子が進化を始めた影響で眩暈をよく起こすようになり、原種大戦終結後、種子が覚醒し、機界新種ゾヌーダへと変貌。地球を物質昇華しようとしたが凱の浄解で元の姿に戻れた。

機界新種化とその浄解により、中枢神経が発達したセミ・エヴォリュダーとなっており、レプリ地球でのパレッス粒子の汚染からいち早く復帰。ジェネシックドライブの際には生身で宇宙に出ている等、肉体もある程度強化されている。生身で宇宙空間に出た無茶に加え、ジェネシックガオガイガー誕生直後にソール11遊星主の攻撃で瀕死の重傷を負ってしまうもマニージマシンで生命維持を行い、その状態から、凱を激励したり、ピサ・ソールの位置を特定した。

『FINAL』本編では生死不明のままで終わったが小説版では生存が仄めかされており、『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』で生存が確認。オレンジサイト内のザ・パワーにより、完治する。覇界の眷属として作戦に当たる際は(凱に素顔を見られたくない故か)他のメンバーのようなゼロ核ではなく、ゾヌーダに近い姿になっていた。

第37話で命が子供時代のアルバムを閲覧しているシーンがあるが、その写真は声優の半場友恵氏の子供のときの写真である。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。半場友恵氏はスパロボ初参加となる。ガオガイガー関連の武装やDVEが盛りだくさん。更に中断メッセージスターガオガイガーの存在を示唆する。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
今回もガオガイガーイベントでは出番が多い。DVEも歴代最多かと思われる。一連の告白イベントは全てDVEという徹底ぶり。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦W
『ガオガイガー』のストーリーも全編通して本作のシナリオの中核を担っていることもあり、出番は多い。
スーパーロボット大戦BX
ガオガイガーの武装演出で声がある他、DVEもある。
ゾヌーダから元に戻れた直後、ジャークドリームにより凱の夢の中で凱を傷つける発言をしてしまうという、ブラックなイベントが見られた。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦T
サポーター担当。武装演出で声がある。
EDでは凱と共にエヴォリュダーへの進化が示唆されている。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
SSRサポートユニット。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド2から登場。
2021年12月からは凱に対応した支援ユニットパーツとしても登場。新規ボイスあり。
スーパーロボット大戦30
『覇界王』設定。ボイスも新規収録されている。
本作ではファイナル・ガオガイガーに搭乗し、シリーズ初のサブパイロットになる。命以外のサブパイロットはメインも兼ねるため養成が可能だが、命は専属サブパイロットのため養成不可。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

30
集中先見応援期待希望

サポーターコマンド[編集 | ソースを編集]

コマンド名 作品 名義 S-SP 使用時 パッシブ
超力ガッツ T 30 気力+10 -
命& 気力+15、状態異常を解除 -

サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]

プログラムドライブ
SSR。HP1/2以下でクリティカル率大アップ。

支援効果[編集 | ソースを編集]

パーツ メイン効果 サブ効果 精神コマンド 専用演出対応
変わらぬ想い 打撃強化III タイプ強化IV(攻撃)(攻撃力・照準値) 勇気 ガオガイガー
獅子王凱
勇者を支えるパートナー 防御力ダウンIII タイプ強化IV(攻撃)(獅子王凱) 激励 スターガオガイガー
獅子王凱

人間関係[編集 | ソースを編集]

家族 [編集 | ソースを編集]

両親
パスダーの飛来時に起きた火災で亡くなる。劇中での登場はNumber.45での写真内のみ。

GGG[編集 | ソースを編集]

獅子王凱
高校時代からの恋人。家族を亡くした命にとって、凱は生きる支えでもあり、公私ともにサポートする。
天海護
良き弟分。だが、ゾヌーダ化した際には自身の意思とは無関係だったとはいえ、一度は殺してしまう。
大河幸太郎
ガオガイガーのプロテクト解除を一任されている。
獅子王麗雄
凱の父親。ドラマCD第1巻において、命は麗雄の独断により、凱と再会を果たす。
スワン・ホワイト
同僚であり、友人。
初野あやめ
後輩。小説『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』において、命に憧れていたことが語られた。
犬吠崎実
本編開始の1年前を描いたドラマCD『勇者王ガオガイガー スペシャルドラマ1 サイボーグ誕生』では彼が退職前に残したミスのせいで生じたトラブルにより、昏睡状態の凱と一緒に危うく死にかけた。

旧友 [編集 | ソースを編集]

鰐淵シュウ
高校時代の同級生。バイオネットの一員となった彼に捕らえられた際、シュウが心までバイオネットになっていないことや凱と決着を付けるためだけにバイオネットの一員になったことを知る。
風祭スミレ
高校時代の新体操部の後輩。

シャッセール [編集 | ソースを編集]

ルネ・カーディフ・獅子王
ブラックジョークを受けたが後にその真摯さを認められて、友情を結ぶ。

緑の星 [編集 | ソースを編集]

マザー
護の実母でもある彼女の導きにより、ジェネシックドライブを決行する。

ゾンダー [編集 | ソースを編集]

パスダー
両親の仇。しかも機界の種子を埋め込まれ、ゾヌーダ化に繋がってしまう。

バイオネット [編集 | ソースを編集]

ギムレット
捕虜になった際、彼の手で様々な服を着せられる。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ベラ・ロナ
第2次α』で行方不明のキンケドゥの生存を絶望視する彼女を、自身の経験も交えて励まし奮起させた。
イルイ・ガンエデン
『第2次α』アイビスルートでは、命と凱のペンダントに纏わるエピソードが、彼女にも多大な影響を与える。
黄金旭銀貴黒鋼勇青銅強錫石宏
W』では彼らが凱と同じ富士宇宙学校の出身な為、彼らは後輩にあたる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「了解!ファイナルフュージョン、プログラム・ドラァァァーイブ!!」
大河や八木沼の承認を受けた後、毎回保護カバーを叩き割って、ボタンを押す。初期は合体失敗のリスクを聞かされた事で躊躇したり、ある回では叩き疲れたのか一呼吸おいてから押すなどのバリエーションがある。第18話では命の代役であるスワンが発言。
毎回叩き割るこの保護カバーだが、実際はかなりの強度があるようで、角度などを気を付けないと腱鞘炎になったり、そもそも力が足りなければ割れなかったりすると続編の『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』において語られている。その時代で後輩になった華は両手、アルエットは回転を加えることで割っており、その強度が伺える(華はこの動作で軽い捻挫を起こした事もある)。承認が必要な重要なプログラムだからこそ、それだけ厳重なのかもしれないが。
「ゴルディオン・ハンマー、セーフティーディバイス、リリーブ!」
ゴルディオンハンマー発動の際、命はカードを使いセーフティを外す。
「私…凱を殺しちゃった…」
第19話。前18話にて、EI-18に洗脳された際、安静中の凱のメンテナンスベッドを暴走させて、凱を殺しかけた命。意識を取り戻した後、ガオガイガーがグランド・ノヴァに呑み込まれてしまった光景を見て、責任を感じる。
自分の意思とは無関係に凱を殺しかける命は、その後のゾヌーダへの布石だったともいえる。
「お父さん…お母さん…凱が仇を討ってくれたよ」
第31話。パスダーとの戦いが終わった後、命は凱の付き添いの許、両親の墓参りに訪れ、凱が仇を討ってくれたことを報告する。
「凱、これからずっと傍にいていいかな…私、もう帰る場所無いから…」
第48話、麗雄の墓参りの後に二人きりとなり告白するが、直後に倒れてしまう。それは機界新種が目覚める兆候だった…。
「いやぁぁぁぁーっ!!」
第49話・最終回。ゾヌーダへと変貌した後、ガオガイガーのヘルアンドヘブンを受け止め衝撃波を放ち、盾となった護は吹き飛ばされてしまう。
そして、命の意識が目覚めゾヌーダロボのバリアが弱まるのだった。
(凱…殺して…お願い…私を殺して…)
(お願い…殺して…早く…あなたの手で…)
(手遅れになる前に…殺して…)
命の心が戻ったゾヌーダであるが命の意思とは無関係にガオガイガーと凱を物質昇華していく。理由はどうあれ、護たちを殺してしまったことや自分も仇敵のパスダーと同じ存在になってしまったことへの絶望感から命は凱に自分を殺してくれるように頼むが直後に奇跡が起きる。
「やっちゃえっ!凱ッ!!」
「ジェネシック・ドラァァァーイブ!!」
ジェネシックガオガイガーへの合体の際に、ジェネシック・ドライブを起動する。
「私…周りの人たちが楽しそうにしているのが許せなかった!『凱が死んだのに、どうして、皆、笑ってられるの?』」
ドラマCD『サイボーグ誕生』より。パスダー飛来で両親と凱を一度に喪ってから1年後、命は麗雄の案内でサイボーグ化した凱と再会。未だに眠り続けている凱に話しかける中、命は凱まで喪ったことの悲しみから周囲を逆恨みしていたことも吐き出す。一時的とはいえ、周囲の人間たちを逆恨みしていた心の闇が、ゾヌーダによる滅亡に繋がったのかもしれない。
「なに残念そうな顔してんの?」
「してますよーッ! もおッ!」
PSソフト『勇者王ガオガイガー BLOCLKADED NUMBERS』より。後輩の風祭スミレにアイドルと言われ、自分のことが「好き」と思っていたのか、残念そうな顔をした凱に嫉妬した際の台詞。直後に凱の頬をつねる。相思相愛ゆえに浮気は許せないようだ。
「地球に帰ってから言ってあげる。リミピッド・チャンネルで言っちゃったらもったいないもんね!」
小説版『FINAL』での命最後のセリフ。命が言おうとしたこととはなんだったのか?それは、ここまで凱と彼女の軌跡を見てきた視聴者なら想像するのは難しくはないだろう。大河長官と火麻参謀との掛け合い、太陽系帰還後の護と戒道との会話と、小説版ではいくらか明るく、救いのあるシーンが多い。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「大丈夫よ、ガイ! 私がついてるから!」
「吸って、吐いて! 吸って、吐いて、よ!」
ガイ「すぅ、はぁ……すぅ、はぁ……!」
「意識を……意識を一点に集中して!」
ガイ「ぬああぁぁぁ……!」
「さぁ、今よ!」
ガイ「うぉりゃああああああ!!」
ガイ「はぁ……真っ白いのが出たぜ!」
「おめでとう、ガイ!」
ドラマCD「エヴォリューダーは辛いよ」より。実はこれ、バリウムを飲んだ後、排出に苦戦するガイをアシストする台詞。このシーンに流れる『勇気ある戦い』が、これまた無駄に合っているのが特筆もの。なお、この様子がこのドラマCD全ての黒幕であるスワンとパピヨンにモニターされており、その彼女たちが「勇気の炎が燃え上がったときだけでなく、愛の炎が燃え上がったときにもエヴォリューダー能力が発揮されるとは。私の推論は早くも覆されてしまったようです」(パピヨン)、「エヴォリューダーの精神状態とエヴォリューダー能力の関係の究明、研究のしがいがありますデス」(スワン)と黒い笑いを浮かべていることを、ガイとミコトは知らない……。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ファイナル・ガオガイガー
プロテクトガオーに搭乗。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 命役の半場友恵は『ガオガイガー』の翌年にリリースされた『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』における『勇者聖戦バーンガーン』(どちらも未参戦)では主人公の芹沢瞬兵を演じたことで勇者シリーズでヒロインと主人公の両方を演じた唯一の人物にもなった。
  • KONAMIのパワプロシリーズの一作『実況パワフルプロ野球98』に宇都宮真琴という容姿といい名前といい、命を意識して(髪の色こそ違うがその特徴的なヘアスタイルもほぼそのまま)作られたと思われるキャラクターが登場している。
  • ウサギキャラのイメージも強い命だが2021年12月にはFREEingから「卯都木 命 バニーVer.」として、バニーガール姿のフィギュアがリリースされた。
    • リリースから2年後の『月刊ホビージャパン2023年3月号』においては卯年に合わせて『勇者王ガオガイガー外伝 キングジェイダー -灼熱の不死鳥』を手掛けている綱島志朗がバニー姿の命のイラストを描いている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

  1. 凱にプレゼントしたロケットペンダントのプリクラにもウサギが用いられている。