エルガイムMk-II

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エルガイムMk-II
外国語表記 L-GAIM Mark-II
登場作品 重戦機エルガイム
デザイン 永野護
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類

ヘビーメタル

生産形態 改修機
頭頂高 23.9 m
全高 29.9 m
全備重量 36.8 t
エネルギー 電力
ソーラーパワー
装甲材質 ジーンプラ(FRPのような物)
フレーム ムーバブルフレーム:Mサイズ
開発者 ミラウー・キャオ
メッシュ・メーカー
パイロット ダバ・マイロード
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エルガイムMk-IIは『重戦機エルガイム』の登場メカ。同作品の後半の主役ロボットである。

この項目では変形時の形態である「プローラー」についても説明する。

概要[編集 | ソースを編集]

ポセイダル軍の用いるガストガル系HMと、反乱軍のヤーマン系HMの技術が融合した新世代ヘビーメタル

機体概要[編集 | ソースを編集]

元は、エルガイムのコピー機であるB級ヘビーメタルのディザードをベースに、ポセイダル軍の惑星トライデトアルのドヴァ基地の技術者メッシュ・メーカーが独自に新規開発した可変A級ヘビーメタルである「アモンデュール・スタック」。それをキャオがどさくさにまぎれてかっぱらい、更に試運転した当該機をギャブレーに酷評されたメッシュもキャオに「うちに来れば開発が継続できる」と誘われてダバの一行に加わり、二人が開発を担当した。強奪時に壊された頭部の代わりにガストガル星で発掘されたブラッドテンプル3号機の頭部を接続、スパイラルフローシステムと360度全天囲モニターを組み込み、「エルガイムのMk-II」として完成させたカスタムマシン。アイセンサーを損壊したエルガイムから転用している。

腰部にランチャー用のプラグを6基搭載。

バッシュが使っていたバスターランチャーを戦闘後に手に入れ、主武装として装備している。その際に改良が加えられ、ランチャーモードでの使用でさながらスナイパーのような働きをすることもあった。

プローラー[編集 | ソースを編集]

アモンデュール・スタックから引き継いだランドブースター形態。長距離巡航も可能となっている。

プローラー形態で肩装甲に他のHMがぶら下がるためのハンドルと、脛にMk-Iとのドッキング用フックが追加されている。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

第26話でスタックを強奪してすぐ改修が行われ、第27話では緊急のため実戦テストも無しでギャブレーの部隊と対決。調整不足で苦戦を強いられたが、何とか切り抜けている。続く第28話ではオージェ相手に突然の操縦となったものの、バスターランチャーの一撃で撤退に追い込むほどのパワーを見せつけた。

その後は整備と調整が進み、ダバの技量と機体の性能もあり単機で戦況を変えるほどの性能を誇った。

最終決戦にてバイオリレーションシステムによって圧倒的な力を駆使するオージの前に、腕をもがれ首を刎ねられ大破した。なんとか相打ちに持ち込んだ後に放棄され、残るギワザ軍との決着をエルガイムに託した。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦
初登場作品。ダバ達が地球に旅立つ際のどさくさでペンタゴナに置いてきたという設定で、アマンダラから入手する。機体性能は高く、マップ兵器のバスターランチャーは強力でレッシィアムレベル底上げにも重要な存在であるが、百式の物と同様直線タイプの為、使いこなすには敵を上手く誘導する必要がある。燃費も劣悪で、ENフル改造でなんとか2発撃てる程度。敵陣に切り込んでバスランを2発撃ち込む場合は、移動する際のEN消費に注意。
第4次スーパーロボット大戦S
『第4次』に準拠だが、パワーランチャーの火力が上がったので戦闘もこなせる。
スーパーロボット大戦F完結編
入手経路は『第4次』と同じだが、提供されたアモンデュール・スタックをキャオが改造するという形で入手する。
基本性能は主役級モビルスーツに追随する数値を示し、パワーランチャーはGP-03デンドロビウムのメガビーム砲と同等の火力を持つ。本作の例に漏れずバスターランチャーは射程が弱体化したが、その代わり燃費・命中補正・CRT補正が改善され、EN消費移動に注意する必要があるが5段階改造でギリギリ3発撃てるようになった。
しかし本機の加入時点で2回行動も併せ持つΖΖガンダム・百式や、P属性・広範囲のマップ兵器が撃てるサイバスターもいるため、ダバが2回行動を習得するレベル52に育つまでは相対的に使いにくい。それ以前の問題として、ニュータイプが猛威を振るう本作において、ダバがオールドタイプかつ集中を習得しないため命中・回避に苦しめられる。リリス覚醒で補う手もあるが、アムが搭乗するかリリスがレベル48以上でないと幸運との併用は不可。高性能ながらパイロットの都合で難点の目立つ機体だが、リリスの再動によるサポートが役立ち、終盤ではアスフィー説得クワサン救出(ポセイダルルートではギャブレーの加入条件)等と出番も多いため、頑張って主力として活躍させたいところ。
エルガイムMk-IIはリアル系としては比較的装甲が高く、ビームコートも装備しているため、運動性・装甲の両方を改造して「それなりに避けられて当たっても何発かは耐えられる」を目指した方が良い。ちょうど入手直後にティターンズとの戦いが始まるため、高めの装甲+ビームコート装備という機体特性が活きる。あるいはいっそ、バスランと敵に攻撃を当てられる程度の運動性の改造に留め、移動砲台として運用した方がいいかもしれない。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
シナリオ「ドリーマーズ」から登場。ダバが乗っているがV-UPユニットをつけたエルガイムに性能が劣る為(加えてエルガイムは武器・ユニットが6段階改造済み、Mk-Ⅱは無改造である為更に性能差が開いている)、即刻乗り換えられてしまう場合が多い。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
エルガイムの強化の伸びしろが減ったため、以前よりは相対的に強くなった。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦GC
バスターランチャーに通常兵器版が追加され、通常戦闘時の火力が大きく上がった。今回からエルガイムとの合体攻撃・ダブルバスターランチャーも追加。また、「風のノー・リプライ」が専用BGMに。
スーパーロボット大戦XO
性能は『GC』同様。グラフィック面では、『GC』で左右両側についていたバインダーが左側だけになっている。
スーパーロボット大戦Operation Extend
6章の「ギワザ・ロワウ」でダバ専用機として加入する。全主人公後継機では最後の入手となる。
Mk-IIにはバスターランチャーが通常兵器版とMAP兵器版の二種類が装備され、プローラーも特性が異なる通常兵器版があるため実質三種類のバスターランチャーを持つ。
ただし、グループを組めない事と、バスターランチャーの消費ENがエルガイム、ヌーベルディザードの同兵器より1.5倍も高いという欠点が存在する。
スーパーロボット大戦X-Ω
2018年6月のイベント「男よ、その手でつかめ!」より実装。SSRアタッカー。
2019年1月にニューカマーとして大器型SSRディフェンダーが追加。
2020年7月のイベント「希望はいつもその胸に」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。同イベントの前半ではテキスト上のみファンネリア・アムが一時的に搭乗していたが、後の展開で再びダバが乗っている。
スーパーロボット大戦30
サイドミッション「クロス・ポイント」で参戦。入手時点でのエルガイムの改造値を引き継ぐ。前提となるミッション「エンカウント」のまた前提となる「レディ・レディ」を含めて、最速で行けばダバの加入から4つ目のミッションで入手可能。これらのミッションを経ていない場合はキーミッション「揺らぐ世界」にて自動入手。今回はプローラー形態への変形能力はオミットされ、常にHM形態での運用となる。
「エンカウント」にてアムを人質にしたギャブレーのバッシュをキャオ&リリスの計略で強奪し、放り出されたギャブレーは基地でテスト中だったアモンデュール・スタックで再出撃するが動きが悪く、新型機と聞いて目をつけたキャオが奪ったバッシュとの交換を持ちかけたことでスタックを入手、「クロス・ポイント」でMk-IIに改修されてぶっつけ本番で出撃という流れになっている。
本作での出自は、太陽系来訪後のポセイダル軍が地球の技術を採り入れて新規開発したスタックを、キャオがアマンダラから提供されたジャンクパーツで改修し、エルと協力して組み上げた『ペンタゴナと地球の技術のハイブリッドマシン』というこれまでにないアプローチがされている。なお、ブラッドテンプルの頭部についてはシナリオ上では『ジャンクパーツの中に混じっていた古代のすごいヘビーメタルの頭部』と名前には言及されず、ライブラリの説明文でもスタックを改造したとだけ書かれ、頭部に関しては一切触れられていない。権利関係が複雑なのか、原作でも言及されないことなので軽く流しただけなのかは定かではない。
また本作のバスターランチャーは原作同様にバッシュの物を改造した物だが、これは「エンカウント」にて機体を交換した際にしれっと武器は返さず持ち帰るという形で入手。そのためこのミッションでのギャブレー機は一般機同様にバスターランチャーを装備していない。
性能面での特徴は3種のバスターランチャーを使い分ける長射程射撃戦が主体となり、エルガイムとは使用感が真逆に変わる。他の主人公機と比べるとダメージ増加に関わる技能が無く最大威力には劣りがちなものの射程が全体的に長く、ダバはヒット&アウェイを初期習得しているのとサブパイロット持ちによる潤沢な精神を活用すれば十二分な活躍が見込める。
特殊能力のツインメリットコーティングがEN回復も内包するため、それなりに継戦力は高いが、最大出力版のEN消費がそれ以上に激しいため乱用には注意。変形が出来ない代わりに機体の宇宙適応がSになっており、機体バランスは過去作におけるウイングゼロ(EW版)に近い。
マップ兵器版バスターランチャーは直線1列のみだが、高威力かつ射程が12と長大で、後方からでも隙あらば狙っていけるのが強み。特に敵が遠方や直線に配置されていることの多い遺跡ミッションでは猛威を振るう。カスタムボーナスとAOSアップデートを含めると、20段階改造で攻撃力7600と自軍で最も火力が高くなる。
バインダーは『X-Ω』では両側仕様だったが、今回は左側のみに戻されている。
なおPVには「第3弾があるので第2弾には出さない」という寺田貴信氏の意向により第3弾でようやくお披露目となったが、そのPV第3弾の公開よりも先に2021年9月24日配信の「ニンテンドーダイレクト」の『30』紹介映像において本機の戦闘映像が流されるという珍事が発生した。

関連作品[編集 | ソースを編集]

リアルロボット戦線
ダバが乗り味方に加わる。敵としては登場しない。バスターランチャーはやはりマップ兵器扱いで、変形も可能。
Another Century's Episode
使用可能機体。
Another Century's Episode Portable
使用可能機体。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

セイバー
エネルギーで刀身を構成した剣。未使用時は腕部に内蔵。
OE』ではプローラー形態でも使用可能。通常形態は「ヒット&アウェイ」「エスケープ」特性が、プローラー形態では「突破攻撃」特性がつく。
ハンドランチャー
腕部のセイバーを発射装置としてビームを撃ち出す。
『OE』では「対空」「ビーム兵器」特性。『X-Ω』では通常攻撃に採用。
ランサー
セイバーの槍バージョン。
セイバーとの差別化が難しいからか、SRWシリーズでの採用率は低め。
Sマイン
円盤状の爆弾で、相手に投げ付けて使用する。普段はバインダーに収納されている。起爆には化学反応を用いる為、レーザーやミサイルの直撃を受けても誘爆しない。
『XO』までの作品には採用されていたが、『OE』ではディザード用の設置武器となっておりオミット。
パワーランチャー
ヘビーメタルに標準装備されたビーム兵器。腕部に装備。プローラー形態でも使用可能。
『OE』では両形態で「ビーム兵器」特性。
バスターランチャー
改造して出力が向上した特注製。「バスター」と「ランチャー」のモードを使い分ける。プローラー形態でも使用可能で、右側面に懸架する。
本来は、バッシュの装備品であったが、調整不良で遺棄されたものを上記の通り再調整・改造して用いている。コードは3本に増えており、腰部右側に接続して使用していた。
ゲームでは「バスター」の方向指定型・一直線マップ兵器。『GCXO)』では通常攻撃「ランチャー」もある。
『OE』では前述したとおり通常版・MAP攻撃版・プローラー版の3種類が存在。通常版は「ロックオン」「対大型」特性で威力と射程が最も高く、プローラー版は「対艦」特性で通常版より威力と射程が劣る。MAP攻撃版は威力がやや劣るが必要気力が10少ない。
『X-Ω』では飛び上がった後に範囲内に対して打ち下ろしを行う。
『30』では「ランチャー」モードで使われ、MAP兵器版は最大出力に譲る。
バスターランチャー最大出力
『30』での「バスター」モード。MAP兵器版もあるが範囲が1×12マスになっており、マルチアクションとの併用がほぼ必須となる。
通常版では機体の顔アップの後、ダバの顔アップとリリスの銃ポーズが入り、トドメ演出でもう一度上半身アップと豪勢なカットインが入れられている。
バインダー
エルガイムのものと違い折り畳み式になった盾。裏側にセイバーやSマインを格納している。打突武器としては使いにくくなった。
両肩に装備可能だが、バスターランチャーを装備した状態でプローラーに変形するためには右肩の物を外す必要がある。SRWシリーズでは左肩のみの装備が主で『GC』『X-Ω』のみが右肩にも装備している。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

ダブルバスターランチャー
エルガイムとのバスターランチャーの同時攻撃。『GC(XO)』で実装。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動する。
変形
エルガイムMk-II⇔プローラーに変形可能。原作では他のヘビーメタルを運搬することもあった。
ツインメリットコーティング
OE』と『30』で採用。
『30』ではENを5消費して射撃のビーム攻撃によるダメージを1000軽減する。また、自軍フェイズ開始時に最大EN値の10%が回復される。
対ビームコーティング
『XO』以前の作品でのツインメリットコーティングの代用。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

エルガイムMk-II

旧シリーズでは飛行不可能であったが、『GCXO)』から飛行可能。ただし、空の地形適応は高くない。

プローラー

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

全ての武器の攻撃力+200。パイロットの気力130以上で照準値・運動性+25。
30』で採用。
エルガイムと違って運動性強化は気力130以上が必要となるが増加量が5多い上に照準値も上がる。ダバの精神コマンドは魂や決意に注ぎ込みたいため、特殊能力や強化パーツで気力を上げられるようにしたい。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「エルガイム -TIME FOR L-GAIM-」
前期OPテーマ。『第4次』『30』にて採用。
「風のノー・リプライ」
後期OPテーマ。
『30』DLC適用時はこちらがデフォルト曲となる。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ネイ・クライシス
第28話より。エルガイムが大破したダバはディザードで出撃するがオージェの前に苦戦。戦闘の中、ダバは自動操縦で射出されたMk-IIに乗り換えると、一撃でオージェの半身を吹き飛ばす。これまで何度もエルガイムを苦戦させてきたオージェを初めてパワーで上回ったシーン。
ドリーマーズアゲン
最強を誇る新世代ヘビーメタルもバイオリレーションシステムによって無尽蔵のパワーを得たオージには通じず、腕部をもぎ取られて絶体絶命の危機に陥る。オージは止めを刺そうと一気に迫り、ブラッドテンプルの頭部でもあった部分をこれ見よがしに切り離すものの、ミアンの意趣返しによってバイオリレーションシステムから切り離されたオージとポセイダルはそこで力尽きた。ポセイダルはブラッドテンプルの頭部がMk-IIに勝手に盗用されていたことが気に入らなかったようであるが、他人の生体エネルギーを勝手に盗用して暴れていた彼も同類であった。

関連機体[編集 | ソースを編集]

アモンデュール・スタック
ポセイダル軍のトライデトアル星のドヴァ空港工場にて建造されていた可変A級ヘビーメタル。過去の機体設計の焼き直しが前提となっているヘビーメタルの中にあって、実に数百年ぶりに「新規設計」されたヘビーメタル。
機体名の「アモンデュール」は製造コードで、「スタック」が機体コードネームである。ガストガルとヤーマンの技術融合を目的としており、次世代の主力兵器としてのあり方を見据えて新たにランドブースターへの可変機能を採用している。
ギャブレット・ギャブレーがヘッドライナーに選ばれ機体を受領。テストを兼ねて病に倒れたダバを捕らえるべく出撃するが、ギャブレーの腕をもってしても制御が困難で、いざ変形してみると脚部の変形機構を忘れていたことで歩くのにも一苦労する有様であった。帰還したギャブレーは開発者のメッシュ・メーカーを問い詰めるが、技術融合と可変機能という設計思想を理解できずに全否定し罵倒してしまう。
しかし、ギャブレーの無理解を差し引いても技術融合の度合いは中途半端であり、機体バランスが非常に悪く絶大なパワーを持て余している。ヤーマン系HM第一の特徴であるスパイラルフローシステムも採用予定のままコックピットも仮設の状態で、完全な未完成機であった。
ダバが空港を襲撃したどさくさに紛れてキャオによってメッシュもろとも強奪されるが、格納庫から出ようと頭を出したところを、ギャブレーのバッシュにぶん殴られて頭部を破壊されてしまった。その状態でもバスターランチャーで空港を焼き払いダバ達を無事に撤退させることに成功しており、秘めたる性能の片鱗を見せつけている。
反乱軍の手に落ちたスタックは、キャオとメッシュの両技術者とエルガイム(≒ガイラム)とブラッドテンプルのパーツを得て、真に技術融合を果たしたエルガイムMk-IIへと生まれ変わることになる。
30』ではマップアイコンのみながら初めて姿が描かれ、通常状態のものだけでなく頭部が破壊された状態のものも存在する。
スパイラル・フローII
Mk-IIのコクピットとなる新型スパイラル・フロー。胸部装甲が展開し格納されるようになった。
本来はエルガイム用に開発されたが、エルガイムの大破とアモンデュール・スタックの奪取が重なったため改修の際に組み込まれた経緯がある。
ブラッドテンプル
3号機の頭部を流用している。
エルガイム
元々は技術のみの継承で、名付けに反して機体そのものに共通性はないが、改修時に一部のパーツを流用している。
ディザード
設計上のベースとなった機体。この機体にガストガル系の技術を盛り込みヤーマン系HMとの技術融合を試みたのが、アモンデュール・スタックである。
ヌーベルディザード
可変機構の試作機。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 前々作『戦闘メカ ザブングル』でウォーカー・ギャリアが出たり、前作『聖戦士ダンバイン』でビルバインが出た際も、オープニングに絵の差し替えはあれど曲は変わらなかったが、こちらは新オープニングの歌詞やアイキャッチの番組タイトルに「マーク2」とあり、名実ともに後半主役機の扱いを受けている。
  • 先代の(所謂「一号ロボ」)エルガイムMk-Iが純白の美しい機体だったのに対し、本機は灰色の機体色になっており、頭部ユニットも細長い狐目(典型的な永野眼)である。どこか悪役然とした、主役機としては異質な機体であるが、そのデザインは放送当時から話題を呼び、今なお評価が高い。
  • 機動戦士ガンダムSEED』の監督をした福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めている『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で、本機のバスターランチャーがカスタマイズパーツとして販売されていた。
  • 機動戦士ガンダムSEED』に登場するガンダム群の額に刻印されたイタリア英数字は、チーフアニメーターである重田智が本作のデザインを気に入って採用した事をインタビューで発言している。
  • 永野氏のラフイラストによると最終決戦の大破後には大幅な改修を受け、多数の武器を装備した爆撃機形態「プローラーII」として使用されたとある[1]

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. なお、このイラストにはヌーベルディザードの飛行形態も併記されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]