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'''ラミィ・アマサキ'''は『[[スーパーロボット大戦T]]』の登場人物。
 
'''ラミィ・アマサキ'''は『[[スーパーロボット大戦T]]』の登場人物。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
巨大複合企業「VTXユニオン」に就職した新入社員の女性。大学を飛び級で卒業した才媛であり、当初は専攻していた戦術研究科への配属を希望していたが、故あって新設された特務三課へと配属される。
 
巨大複合企業「VTXユニオン」に就職した新入社員の女性。大学を飛び級で卒業した才媛であり、当初は専攻していた戦術研究科への配属を希望していたが、故あって新設された特務三課へと配属される。
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故郷を取り巻く相次ぐ戦禍の中で天涯孤独の身になってしまい、実父の遺言に従い研究所から試作型のクォーク・ドライブを持ち出して母星を脱出し、地球に来たのが3年前。それゆえ10年前に世界征服を目論んでいた[[Dr.ヘル一派]]の事は全く知らなかった。遠く離れた銀河系の彼方から地球に漂着した後VTXユニオンに発見され、事情を知った[[ダイマ・ゴードウィン]]の指示で保護を受け[[ヒロスケ・アマサキ]]夫妻に養子として迎え入れられた。
 
故郷を取り巻く相次ぐ戦禍の中で天涯孤独の身になってしまい、実父の遺言に従い研究所から試作型のクォーク・ドライブを持ち出して母星を脱出し、地球に来たのが3年前。それゆえ10年前に世界征服を目論んでいた[[Dr.ヘル一派]]の事は全く知らなかった。遠く離れた銀河系の彼方から地球に漂着した後VTXユニオンに発見され、事情を知った[[ダイマ・ゴードウィン]]の指示で保護を受け[[ヒロスケ・アマサキ]]夫妻に養子として迎え入れられた。
  
地球人と何ら変わりない薄い茶色の髪の毛と瞳だが、本来の容姿は水色の髪の毛とピンクの瞳をしており、普段は髪の毛と瞳の色をダーブネスのナノマシン技術で変えている。
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地球人と何ら変わりない薄い茶色の髪の毛と瞳だが、本来の容姿は水色の髪の毛とピンクの瞳をしており、普段は髪の毛と瞳の色をダーブネスのナノマシン技術で変えている。中盤で自分の素性を[[T3]]の仲間達に明かしてからも変装は続けているものの、カミングアウト以降は正体を隠す目的ではなくファッションの一環としてに過ぎない。ダーブネスと地球で優劣をつける考えは全くないが、戦禍の絶えなかったダーブネスの辛い記憶も相まって今では地球の姿の方が気持ちが落ち着き、「自由」や「楽しさ」を感じている。養女として迎えてくれたヒロスケには強い恩を感じているが、それ故にファザコン気味になってしまっている。
中盤で自分の素性を[[T3]]の仲間達に明かしてからも変装は続けているものの、カミングアウト以降は正体を隠す目的ではなくファッションの一環としてに過ぎない。
 
ダーブネスと地球で優劣をつける考えは全くないが、戦禍の絶えなかったダーブネスの辛い記憶も相まって今では地球の姿の方が気持ちが落ち着き、『自由』や『楽しさ』を感じている。
 
  
ダーブネスにおける戦乱で家族を残らず失った経験から当初は戦いに対する拒否感も強く、実父が開発したクォーク・ドライブがティラネードの動力源に使われていることを悟った時にはショックを受けており、太陽系で勃発していく動乱の裏で暗躍する謎の勢力『カンパニー』の狙う"宝"もクォーク・ドライブであることを察して心を痛めていた。
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ダーブネスにおける戦乱で家族を残らず失った経験から当初は戦いに対する忌避感も強く、実父が開発したクォーク・ドライブがティラネードの動力源に使われていることを悟った時にはショックを受けており、太陽系で勃発していく動乱の裏で暗躍する[[UND]]の狙う"宝"もクォーク・ドライブであることを察して心を痛めていた。苦悩の末に最終的には実父の遺産であるクォーク・ドライブを受け渡す代わりに地球侵略からは手を引くよう取引を申し出すが、(クォーク・ドライブ自体はそれなりに価値を認められているが)とんでもない見当違いをしており、カンパニーが手に入れようとしている本当の"宝"が何かという事や、その恐るべき計画の全貌を知り、命を懸けて護るべき第二の故郷である地球の為、特務三課のメンバーとして、独立部隊T3の一員として、ティラネードのコ・パイロットとして。そして、サラリーマンとして。集結したスーパーロボット達と共に力を合わせ、邪悪な野望へと立ち向かっていく。
苦悩の末に最終的には実父の遺産であるクォーク・ドライブを受け渡す代わりに地球侵略からは手を引くよう取引を申し出すが、(クォーク・ドライブ自体はそれなりに価値を認められているが)とんでもない見当違いをしており、カンパニーが手に入れようとしている本当の"宝"が何かという事や、その恐るべき計画の全貌を知り、命を懸けて護るべき第二の故郷である地球の為、特務三課のメンバーとして、独立部隊T3の一員として、ティラネードのコ・パイロットとして。そして、サラリーマンとして。
 
集結したスーパーロボット達と共に力を合わせ、邪悪な野望へと立ち向かっていく。
 
  
 
真面目で明るい素直な性格だが割と嫉妬深く、男女どちらであれ好意を抱く主人公が他の女性を褒めたりすると羨ましそうに見ていることが多い。また、堅物ではあるが好きになった相手には意外とグイグイ迫るタイプ。
 
真面目で明るい素直な性格だが割と嫉妬深く、男女どちらであれ好意を抱く主人公が他の女性を褒めたりすると羨ましそうに見ていることが多い。また、堅物ではあるが好きになった相手には意外とグイグイ迫るタイプ。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
=== 単独作品 ===
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=== VXT三部作 ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
:本作の主人公機である[[ティラネード]]及び後継機の[[ティラネード・レックス]]のコ・パイロット。担当声優の加隈亜衣氏は、今作でSRW初出演。
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:初登場作品。本作の主人公機である[[ティラネード]]及び後継機の[[ティラネード・レックス]]のコ・パイロット。担当声優の加隈亜衣氏は、今作でSRW初出演。
:彼女のエースパイロットインタビュー対象はかなり濃いメンツだが、中にはラミィと同年代のパイロットたちもいる。
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:彼女のエースパイロットインタビュー対象はかなり濃いメンツだが、中にはラミィと同年代のパイロットたちもいる。また、メリルが19人、エイミスが17人なのに対してラミィは28人と対象者が多いのも特徴。
  
 
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[サイゾウ・トキトウ]]
 
;[[サイゾウ・トキトウ]]
:男主人公。VTXユニオン特務三課の主任。彼のルートでは彼の社畜同然のサラリーマンっぷりに翻弄され、そして呆れているが話が進むにつれ何よりも熱く、皆の想いを背負っている彼に恋をすることになる。最も仕事以外にまるで疎いサイゾウは最後までラミィを部下としてしか見ていなかった。
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:VTXユニオン特務三課の主任。彼のルートでは彼の社畜同然のサラリーマンっぷりに翻弄され、そして呆れているが話が進むにつれ何よりも熱く、皆の想いを背負っている彼に恋をすることになる。もっとも仕事以外にまるで疎いサイゾウは最後までラミィを部下としてしか見ていなかった。
 
;[[サギリ・サクライ]]
 
;[[サギリ・サクライ]]
:女主人公。VTXユニオン特務三課の主任。彼女のルートではツッコミ役になる事が多い。……のだが、話が進むにつれて段々'''『堕ちていく』'''。後継機に乗り継ぐあたりで完全に百合に染まり、時々サギリを困惑させることも。
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:VTXユニオン特務三課の主任。彼女のルートではツッコミ役になる事が多い。……のだが、話が進むにつれて段々'''『堕ちていく』'''。その入れ込みようはサイゾウに対する想いを明らかに超越しており、後継機に乗り継ぐあたりで完全に百合に染まり、時々サギリを困惑させることも。
 
;[[メリル・スパンナ]]、[[エイミス・アーネスト]]
 
;[[メリル・スパンナ]]、[[エイミス・アーネスト]]
 
:先輩。男主人公ならサイゾウを、女主人公ならサギリを取り合う仲。
 
:先輩。男主人公ならサイゾウを、女主人公ならサギリを取り合う仲。
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:地球に流れ着いたラミィを保護してくれた恩人。
 
:地球に流れ着いたラミィを保護してくれた恩人。
  
== 版権作品との人間関係 ==  
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== 版権作品との人間関係 ==
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;[[天海護]]、[[戒道幾巳]]
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:両者とも、母星を追われ異星のオーバーテクノロジーと共に地球に来訪したという点ではラミィと共通の経歴を持つ。地球人の養子となり、地球が第二の母星となったことも同じ。
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:異星人としての正体を現した時に目や髪の色が変わるという特徴も同じであり、彼女のキャラクター造形のモティーフとなったものと思しい。
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:ちなみに、Tには未参戦のGEAR戦士雷童のベガとも境遇や身体的特徴が共通しており、こちらもモチーフかもしれない。
 
;[[キリコ・キュービィー]]
 
;[[キリコ・キュービィー]]
:エースパイロットシナリオではインタビュアー対象の一人。実はラミィと年齢がほぼ同じなのだが、心の中でそうは見えないと漏らしていた。
+
:エースパイロットシナリオではインタビュアー対象の一人。実はラミィより年下なのだが、心の中でそうは見えないと漏らしていた。
 
;[[ハマーン・カーン]]
 
;[[ハマーン・カーン]]
 
:エースパイロットシナリオではインタビュアー対象の一人。彼女もラミィとそう年齢が変わらない。
 
:エースパイロットシナリオではインタビュアー対象の一人。彼女もラミィとそう年齢が変わらない。
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;[[東方不敗マスター・アジア]]
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:エースパイロット祝福メッセージで「身体を鍛えてやる」という名目で[[流派東方不敗]]の挨拶をやらされた。
  
 
== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
 
;「ええええええええっ!?」
 
;「ええええええええっ!?」
:第一話より。入社式の直後にいきなり戦闘をやる羽目になったのだから、無理も無い。
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:第1話。入社式の直後にいきなり戦闘をやる羽目になったのだから、無理も無い。
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;(前途多難かつ生命の危機のある業務…さらに動乱の火星行き…)<br>(私の新社会人生活…どうなっちゃうんだろう…)
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:同話ミッションクリア後。入社した企業の性質を見極み切れていなかったとはいえ、これまでトラブルが発生し続け、加えて一難去ってまた一難と余計酷くなって行くのは流石に想定外だったのだろう。
 
;(み、見られた…)<br/>(もう終わりだ…)
 
;(み、見られた…)<br/>(もう終わりだ…)
:そして戦闘終了後にロッカールーム内で本来の髪色と瞳に戻していた所を、呼びに来た主人公に見られた際の心中にて。もっとも、第二話で戦闘前に通信遮断した上で聞いたら当の本人からは「'''入社デビューで染めていた'''」(意訳)と思われていたが…。
+
:そして戦闘終了後にロッカールーム内で本来の髪色と瞳に戻していた所を、呼びに来た主人公に見られた際の心中にて。その後第2話にて「'''入社デビューで染めていた'''」(意訳)と流され事なきを得たが、実はこの時点でアマサキ課長との付き合いが長かった主人公には素性を見抜かれていた。
;(前途多難かつ生命の危機のある業務...さらに動乱の火星行き...)<br>(私の新社会人生活...どうなっちゃうんだろう...)
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;(復讐…。奪われた何かのための戦い…)<br>(私には…出来ないな…)
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:第4話のサイドプランシナリオ。戦乱の中で大事なものを奪われた過去を持つゆえに、復讐という感情に何か思うところがある様子。
;(復讐...。奪われた何かのための戦い...)<br>(私には...出来ないな...)
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;「あなた達に地球を好きにはさせない…! だって…」
:第4話のサイドプランシナリオより。復讐という感情に、何か想いがあるようである。
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;「だって地球は、私の第二の故郷だから!」
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:第26話。ルーディーへ言い放った決意の宣言。ティラネードを失い戦う力は残されていないが、もう一つの故郷を愛する心は決して折れてはいなかった。そして、多くの人々の『夢』に支えられ、再び立ち上がる時が来る…。
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;(この戦い…野獣同士の縄張り争いみたい…)
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:第28話。[[サイゾウ・トキトウ|サイゾウ]]が[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]と交戦した際の戦闘前会話。両者の剣幕に思うものがあったようだ。
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;「じゃあ、こういう設定はどうです?」<br/>「[[スーパーロボット大戦V|滅びの日を待つだけだった故郷を救うため、気の遠くなるような星の旅路を往く…。彼等の戦いの行方は如何に…]]」<br/>「[[スーパーロボット大戦X|そこは地球とは別の異世界…。その世界を影から支配する秘密結社から、失われた記憶を求めて脱走する若き魔法使い…そして彼等は、旅の中で仲間と出会い、世界の謎に立ち向かっていく…]]」
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:シークレットシナリオ「Vジャンクション」「来訪者X」にて、雑談中に考えた物語の設定を語って。
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;「センパイ…。あのブラック・ノワールは地球の社会を管理していたんですか?」
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;(中略)
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;ラミィ「よかった! センパイとの出会いにあんな奴が関係してたら、悔しくて、私…死んじゃいます!」
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;サギリ「ラ、ラミィ…?」
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;ラミィ「行きますよ、センパイ! 私とセンパイのバラ色の未来のためにあいつを倒しましょう!」
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:第39話。顕現したブラック・ノワールに対して、自分とサギリとの出会いにブラックノワールが無関係だと知るとラミィは闘志を漲らせるのだった。もはや完全に堕天使の虜となってしまっており、もうバラ色というより白百合色ではないだろうか。
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:そして、サギリはラミィの発言に困惑していたのだった…。
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;エイミス「合体魔神レイアースの閃光の剣がデボネアにとどめを刺した大スペクタル映像…マニアに30000T$で売れたわよ」
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;メリル「さすがは合体魔神…。いい値段がついたわね」
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;ラミィ「私達も三人が合体すれば、いい値段がつくんでしょうか…」
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:第49話のサイドプランシナリオ。恋バナの流れからの迷言。
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;エイミス「ダメですよ、センパイ。アルコールの無理強いは」<br>サギリ「わかってるって。…でも、お酒でほんのり頬を染めた女の子ってカワイイと思わない?」<br>ラミィ「そういう事でしたら…」
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:[[DLC|ボーナスシナリオ]]「業務第一日目、その終わりに」のサギリ編シナリオデモにて。かなり不純な動機で勧められているにもかかわらず、まんざらでもない反応であり、1話……というか入社1日目にして既にサギリに堕ち始めている。
 +
:なお彼女の甘言に乗った結果、歓迎会終了後に地獄(終電間際なのに明日までにレポート提出)を味わう事になるのだった。
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;「私に『鬼火』と『ミス・ストレート』をどうにかしろと!?」
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:ボーナスシナリオ「特務三課、激震」にて。[[アルカディア号]]にてラミィが[[大山トチロー|トチロー]]と談笑混じりで会話していた際、慌てた様子の[[物野正|正]]から助けを求められたため彼に連れられる形で同艦の食堂へ向かったのだが、そこではある事が原因でメリルとエイミスが大喧嘩を起こしていた。T3隊員もお手上げとなるくらいの勢いであったことから「2人を止めて欲しい」と懇願されるのだが、当の彼女は2人の性格を誰よりも理解しているので絶望の表情を浮かべるしかなく、困り果ててしまって上の一言をT3隊員に発した。
 +
;「い、いえ…!おにぎりとミソスープの話をしてただけです!」
 +
:同上。先の一言をメリルとエイミスに聞かれてしまい、慌てて誤魔化したのだがあまりにも無理矢理な誤魔化し方であった為、プレイヤーの中には堪らず腹筋を崩壊させてしまった人もいたのではないだろうか。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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;[[ティラネード・レックス]]
 
;[[ティラネード・レックス]]
 
:ティラネードの後継機で、引き続きコ・パイロットを務める。
 
:ティラネードの後継機で、引き続きコ・パイロットを務める。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*滅亡した惑星から地球にやって来たという共通点を持つが、その言動や思想的に一部のシリーズファンの間では'''「[[ミスト・レックス|ミスト]]と正反対」'''という声も挙がっている。
+
*エースパイロットインタビューなどで「潜在的に同性愛者の傾向があるのでは…?」と思わしき場面が多い。ダーブネスの実態は最後まで描かれていないが、女性主人公ルートにおいて「'''ラミィが禁断の愛に悩むような素振りは全く見受けられない'''」あたり、案外同性愛に対しても寛容もしくは同性愛文化がごく普通に存在するのかもしれない。
**また、[[ダイマ・ゴードウィン|信じていた者に]][[エイム・プレズバンド|裏切られても]]決して心は折れずに最後まで地球のために戦おうとした姿は'''一部の地球人の蛮行を見ただけで仲間たちの事を考えずに「地球を守る価値は無い」と判断したミストを完全に上回っていると言ってもいい'''。
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*エースパイロットインタビューなどで「潜在的に同性愛者の傾向があるのでは」と思わしき場面が多い。ダーブネスの実態は最後まで描かれていないが、女性主人公ルートにおいてラミィが禁断の愛に悩むような素振りは全く見受けられない為、案外同性愛に対しても寛容的な文明だった可能性がある。
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== 脚注 ==
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2023年6月3日 (土) 15:59時点における最新版

ラミィ・アマサキ
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 加隈亜衣
デザイン 西E田[1]
初登場SRW スーパーロボット大戦T
SRWでの分類 サブパイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 ダーブネス人
性別
年齢 20歳
出身 惑星ダーブネス
所属 VTXユニオン(特務三課)
テンプレートを表示

ラミィ・アマサキは『スーパーロボット大戦T』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

巨大複合企業「VTXユニオン」に就職した新入社員の女性。大学を飛び級で卒業した才媛であり、当初は専攻していた戦術研究科への配属を希望していたが、故あって新設された特務三課へと配属される。

一見すると地球人だが、実は兵器星の異名を持つ惑星ダーブネスから流れ着いた異星人。その為、異星人と接触を持った星の住人であれば知っているという宇宙公用語も使える。アストラギウスのメンバーとの会話はこの宇宙公用語を基にした翻訳機を通じて話しているので、彼女はそれなしで言葉が分かる。

故郷を取り巻く相次ぐ戦禍の中で天涯孤独の身になってしまい、実父の遺言に従い研究所から試作型のクォーク・ドライブを持ち出して母星を脱出し、地球に来たのが3年前。それゆえ10年前に世界征服を目論んでいたDr.ヘル一派の事は全く知らなかった。遠く離れた銀河系の彼方から地球に漂着した後VTXユニオンに発見され、事情を知ったダイマ・ゴードウィンの指示で保護を受けヒロスケ・アマサキ夫妻に養子として迎え入れられた。

地球人と何ら変わりない薄い茶色の髪の毛と瞳だが、本来の容姿は水色の髪の毛とピンクの瞳をしており、普段は髪の毛と瞳の色をダーブネスのナノマシン技術で変えている。中盤で自分の素性をT3の仲間達に明かしてからも変装は続けているものの、カミングアウト以降は正体を隠す目的ではなくファッションの一環としてに過ぎない。ダーブネスと地球で優劣をつける考えは全くないが、戦禍の絶えなかったダーブネスの辛い記憶も相まって今では地球の姿の方が気持ちが落ち着き、「自由」や「楽しさ」を感じている。養女として迎えてくれたヒロスケには強い恩を感じているが、それ故にファザコン気味になってしまっている。

ダーブネスにおける戦乱で家族を残らず失った経験から当初は戦いに対する忌避感も強く、実父が開発したクォーク・ドライブがティラネードの動力源に使われていることを悟った時にはショックを受けており、太陽系で勃発していく動乱の裏で暗躍するUNDの狙う"宝"もクォーク・ドライブであることを察して心を痛めていた。苦悩の末に最終的には実父の遺産であるクォーク・ドライブを受け渡す代わりに地球侵略からは手を引くよう取引を申し出すが、(クォーク・ドライブ自体はそれなりに価値を認められているが)とんでもない見当違いをしており、カンパニーが手に入れようとしている本当の"宝"が何かという事や、その恐るべき計画の全貌を知り、命を懸けて護るべき第二の故郷である地球の為、特務三課のメンバーとして、独立部隊T3の一員として、ティラネードのコ・パイロットとして。そして、サラリーマンとして。集結したスーパーロボット達と共に力を合わせ、邪悪な野望へと立ち向かっていく。

真面目で明るい素直な性格だが割と嫉妬深く、男女どちらであれ好意を抱く主人公が他の女性を褒めたりすると羨ましそうに見ていることが多い。また、堅物ではあるが好きになった相手には意外とグイグイ迫るタイプ。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦T
初登場作品。本作の主人公機であるティラネード及び後継機のティラネード・レックスのコ・パイロット。担当声優の加隈亜衣氏は、今作でSRW初出演。
彼女のエースパイロットインタビュー対象はかなり濃いメンツだが、中にはラミィと同年代のパイロットたちもいる。また、メリルが19人、エイミスが17人なのに対してラミィは28人と対象者が多いのも特徴。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

T
集中信頼祝福加速突撃
メインとなるサイゾウとサギリの精神から逆算されたかのような極めて優秀なラインナップ。
長射程のリアル系である専属機体性能に合致する集中と突撃の他、大物狩り用の愛も重要。
祝福も低消費で使いやすく、ゲーム全般を通じてお世話になるだろう。

人間関係[編集 | ソースを編集]

サイゾウ・トキトウ
VTXユニオン特務三課の主任。彼のルートでは彼の社畜同然のサラリーマンっぷりに翻弄され、そして呆れているが話が進むにつれ何よりも熱く、皆の想いを背負っている彼に恋をすることになる。もっとも仕事以外にまるで疎いサイゾウは最後までラミィを部下としてしか見ていなかった。
サギリ・サクライ
VTXユニオン特務三課の主任。彼女のルートではツッコミ役になる事が多い。……のだが、話が進むにつれて段々『堕ちていく』。その入れ込みようはサイゾウに対する想いを明らかに超越しており、後継機に乗り継ぐあたりで完全に百合に染まり、時々サギリを困惑させることも。
メリル・スパンナエイミス・アーネスト
先輩。男主人公ならサイゾウを、女主人公ならサギリを取り合う仲。
ヒロスケ・アマサキ
VTX特務三課課長。養父。
ダイマ・ゴードウィン
地球に流れ着いたラミィを保護してくれた恩人。

版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

天海護戒道幾巳
両者とも、母星を追われ異星のオーバーテクノロジーと共に地球に来訪したという点ではラミィと共通の経歴を持つ。地球人の養子となり、地球が第二の母星となったことも同じ。
異星人としての正体を現した時に目や髪の色が変わるという特徴も同じであり、彼女のキャラクター造形のモティーフとなったものと思しい。
ちなみに、Tには未参戦のGEAR戦士雷童のベガとも境遇や身体的特徴が共通しており、こちらもモチーフかもしれない。
キリコ・キュービィー
エースパイロットシナリオではインタビュアー対象の一人。実はラミィより年下なのだが、心の中でそうは見えないと漏らしていた。
ハマーン・カーン
エースパイロットシナリオではインタビュアー対象の一人。彼女もラミィとそう年齢が変わらない。
東方不敗マスター・アジア
エースパイロット祝福メッセージで「身体を鍛えてやる」という名目で流派東方不敗の挨拶をやらされた。

名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「ええええええええっ!?」
第1話。入社式の直後にいきなり戦闘をやる羽目になったのだから、無理も無い。
(前途多難かつ生命の危機のある業務…さらに動乱の火星行き…)
(私の新社会人生活…どうなっちゃうんだろう…)
同話ミッションクリア後。入社した企業の性質を見極み切れていなかったとはいえ、これまでトラブルが発生し続け、加えて一難去ってまた一難と余計酷くなって行くのは流石に想定外だったのだろう。
(み、見られた…)
(もう終わりだ…)
そして戦闘終了後にロッカールーム内で本来の髪色と瞳に戻していた所を、呼びに来た主人公に見られた際の心中にて。その後第2話にて「入社デビューで染めていた」(意訳)と流され事なきを得たが、実はこの時点でアマサキ課長との付き合いが長かった主人公には素性を見抜かれていた。
(復讐…。奪われた何かのための戦い…)
(私には…出来ないな…)
第4話のサイドプランシナリオ。戦乱の中で大事なものを奪われた過去を持つゆえに、復讐という感情に何か思うところがある様子。
「あなた達に地球を好きにはさせない…! だって…」
「だって地球は、私の第二の故郷だから!」
第26話。ルーディーへ言い放った決意の宣言。ティラネードを失い戦う力は残されていないが、もう一つの故郷を愛する心は決して折れてはいなかった。そして、多くの人々の『夢』に支えられ、再び立ち上がる時が来る…。
(この戦い…野獣同士の縄張り争いみたい…)
第28話。サイゾウヤザンと交戦した際の戦闘前会話。両者の剣幕に思うものがあったようだ。
「じゃあ、こういう設定はどうです?」
滅びの日を待つだけだった故郷を救うため、気の遠くなるような星の旅路を往く…。彼等の戦いの行方は如何に…
そこは地球とは別の異世界…。その世界を影から支配する秘密結社から、失われた記憶を求めて脱走する若き魔法使い…そして彼等は、旅の中で仲間と出会い、世界の謎に立ち向かっていく…
シークレットシナリオ「Vジャンクション」「来訪者X」にて、雑談中に考えた物語の設定を語って。
「センパイ…。あのブラック・ノワールは地球の社会を管理していたんですか?」
(中略)
ラミィ「よかった! センパイとの出会いにあんな奴が関係してたら、悔しくて、私…死んじゃいます!」
サギリ「ラ、ラミィ…?」
ラミィ「行きますよ、センパイ! 私とセンパイのバラ色の未来のためにあいつを倒しましょう!」
第39話。顕現したブラック・ノワールに対して、自分とサギリとの出会いにブラックノワールが無関係だと知るとラミィは闘志を漲らせるのだった。もはや完全に堕天使の虜となってしまっており、もうバラ色というより白百合色ではないだろうか。
そして、サギリはラミィの発言に困惑していたのだった…。
エイミス「合体魔神レイアースの閃光の剣がデボネアにとどめを刺した大スペクタル映像…マニアに30000T$で売れたわよ」
メリル「さすがは合体魔神…。いい値段がついたわね」
ラミィ「私達も三人が合体すれば、いい値段がつくんでしょうか…」
第49話のサイドプランシナリオ。恋バナの流れからの迷言。
エイミス「ダメですよ、センパイ。アルコールの無理強いは」
サギリ「わかってるって。…でも、お酒でほんのり頬を染めた女の子ってカワイイと思わない?」
ラミィ「そういう事でしたら…」
ボーナスシナリオ「業務第一日目、その終わりに」のサギリ編シナリオデモにて。かなり不純な動機で勧められているにもかかわらず、まんざらでもない反応であり、1話……というか入社1日目にして既にサギリに堕ち始めている。
なお彼女の甘言に乗った結果、歓迎会終了後に地獄(終電間際なのに明日までにレポート提出)を味わう事になるのだった。
「私に『鬼火』と『ミス・ストレート』をどうにかしろと!?」
ボーナスシナリオ「特務三課、激震」にて。アルカディア号にてラミィがトチローと談笑混じりで会話していた際、慌てた様子のから助けを求められたため彼に連れられる形で同艦の食堂へ向かったのだが、そこではある事が原因でメリルとエイミスが大喧嘩を起こしていた。T3隊員もお手上げとなるくらいの勢いであったことから「2人を止めて欲しい」と懇願されるのだが、当の彼女は2人の性格を誰よりも理解しているので絶望の表情を浮かべるしかなく、困り果ててしまって上の一言をT3隊員に発した。
「い、いえ…!おにぎりとミソスープの話をしてただけです!」
同上。先の一言をメリルとエイミスに聞かれてしまい、慌てて誤魔化したのだがあまりにも無理矢理な誤魔化し方であった為、プレイヤーの中には堪らず腹筋を崩壊させてしまった人もいたのではないだろうか。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ティラネード
コ・パイロットを務める。
ティラネード・レックス
ティラネードの後継機で、引き続きコ・パイロットを務める。

余談[編集 | ソースを編集]

  • エースパイロットインタビューなどで「潜在的に同性愛者の傾向があるのでは…?」と思わしき場面が多い。ダーブネスの実態は最後まで描かれていないが、女性主人公ルートにおいて「ラミィが禁断の愛に悩むような素振りは全く見受けられない」あたり、案外同性愛に対しても寛容もしくは同性愛文化がごく普通に存在するのかもしれない。

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. Gzブレイン『スーパーロボット大戦T パーフェクトバイブル』493頁。