「シュバルツ・ブルーダー」の版間の差分

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;「甘いぞ、ドモン!」
 
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:ドモンを叱咤するとき。
 
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;「ドモン・カッシュ、今のお前は人よりわずかに抜き出た己が腕に溺れているにすぎない。そんなザマではデビルガンダムを倒すどころか、お前の師匠、マスター・アジアに勝つ事すら夢のまた夢!」<br />「ドモン!己の腕がどれほどの物か、この刀に尋ねるがいい!私の言葉が誤りだと思うのなら、いつでも向かって来い!相手になってやる!」
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:17話、マスターガンダムを追いかけ、がむしゃらに後を追うドモンの前に現れて。大木を両断した一振りの日本刀をドモンの前に残すが、その刀は錆びていた…。
 
;「どうした、どうした、どうした!」
 
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:ドモンを痛めつけるとき。「ご自慢のスーパーモードはどうしたぁぁぁ!」と続く。
 
:ドモンを痛めつけるとき。「ご自慢のスーパーモードはどうしたぁぁぁ!」と続く。
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;「明鏡止水…」<br />「曇りの無い鏡のごとく、静かに湛えた水の如き心。それが勝つための唯一の方法だ」<br />「だが、今のお前には無理だろうがな!もう止めん!戦いたければ勝手に戦え!私は去る!…もし万に一つの命があれば、ネオホンコンで会おう!」
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:23話、ドモンに向けて語った、明鏡止水の極意。
 
;「地獄の亡者どもめぇぇっ!!」
 
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:ネオホンコンに運び込まれたデビルガンダムの秘密を探るために潜入した格納庫にて、ミケロと大立ち回りを演じながら。
 
:ネオホンコンに運び込まれたデビルガンダムの秘密を探るために潜入した格納庫にて、ミケロと大立ち回りを演じながら。

2013年4月22日 (月) 23:06時点における版

シュバルツ・ブルーダー(Schwarz Bruder)

ゲルマン忍法なる武術を使う覆面のガンダムファイター。乗機はガンダムシュピーゲル。ネオドイツの将校だが、常に眼とその周り以外を覆うドイツ国旗の3色に彩られた覆面を着用し、サポートチームを組織せずに1人でガンダムファイトに参加するスタイルのため、当のネオドイツのガンダムファイト委員会ですら素性がよく分かっていない。

時折ドモン・カッシュの元に現れ、時にはその窮地を救い、時には助言を与える。普段の言動はいささか挑発的だが、窮地の際にはドモンを思いやる言動が目立つ。技量は東方不敗マスター・アジアをして「できる、貴様何者!?」と言わせるほどのもので、新生シャッフル同盟を凌駕する。実際ガンダムファイト決勝戦でドモンに敗れるまでは無敗を誇っていた。

その正体はデビルガンダムに完全に侵される前のキョウジ・カッシュが、デビルガンダムとの交戦で死亡したネオドイツ代表のガンダムファイター、シュバルツ・ブルーダーの肉体にDG細胞を植付け、自分には出来なくなってしまったデビルガンダムの暴走を止める策として誕生させた生体アンドロイドである。つまり元のシュバルツとキョウジは別人であるが、キョウジのデータが組み込まれたDG細胞で肉体が修復されたため、覆面の下はキョウジと同じ顔の「キョウジの分身」となった。生前のシュバルツのゲルマン忍術が強化されて高い身体能力を発揮するうえ、強靭な精神力(DG細胞の最大の問題である「強靭な精神力を持たないものはデビルガンダムの支配下に入ってしまう」点を、東方不敗マスター・アジア同様に食い止めている)とキョウジの知性を併せ持つのだから優れたファイターにならないわけがなかった。

DG細胞の特性のうち「自己修復」については利用しており、ギアナ高地で東方不敗と交戦して死亡したかに思われた時も、ネオホンコンでの決勝大会開会式には平然と出席している。しかしオリジナルであるキョウジの衰弱が進んでいたために、決勝でドモンに敗れた際には再生が進まず、電気ショックによる荒療治で再生した。そしてウォン・ユンファによりランタオ島に出現したデビルガンダムを始末するため、コクピットに乗り込みキョウジを制止、ドモンの石破天驚拳によりキョウジとともに消滅した。

シュバルツ・ブルーダー(Schwarz Brueder)という名前はドイツ語でそれぞれ「黒」「兄弟」を意味する(「黒い兄弟」だとschwarzen Brueder)

声優はキョウジ役の堀秀行氏であるが、シュバルツとキョウジが同時に登場することもあったため、『Gガンダム』放送当時は『機動戦士Ζガンダム』のクワトロ・バジーナや『聖戦士ダンバイン』の黒騎士、『機動戦士ガンダム00』のミスター・ブシドーらのような明らかに同一人物だと分かるパターンとは異なり、視聴者側はキョウジとなんらかの関係があることは推測できるものの、詳細は謎に包まれた存在であった。ちなみに漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』ではドモンと出会うなり、「兄さんじゃないのか?」と疑われた。

登場作品と役柄

キャラクター設定や原作の彼の結末故か、東方不敗のように生存フラグが用意される機会が現時点では少なく、IMPACT64を除いた殆どのSRWシリーズで原作同様の結末を迎えてしまう。自軍として使えるのもスポット参戦時のみの場合が多く、不遇の扱いである。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。ガンダムシュピーゲルが出ない為、パイロットとしては登場せず、イベント要員。顔グラフィックは、覆面が破れたものも用意されている。
スーパーロボット大戦F
スポット参戦。
スーパーロボット大戦F完結編
イベントで永久離脱することになるので、経験値は与えないほうがいい。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
地上編最終話で条件を満たせば飛影に救出され、第3部から使えるようになる。高いレベルの忍者技能を持つようになったので、命中回避クリティカル率が高い。ガンダムシュピーゲル改造すれば主力として扱える。キョウジも助かってるので、正体がバレてからもシュバルツとして覆面を付けている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
スポット参戦。最後はランタオ島で原作通りデビルガンダム諸共死亡するのだが、案の定デビルガンダムは回収されてしまう。回収したのはウルベではなくウォンだが。
スーパーロボット大戦J
パイロットとしては登場せず、イベント要員。

単発作品

新スーパーロボット大戦
地上編ではガンダムシュピーゲルに乗るが、撃墜されると本人がユニットとして戦う。本人のほうがシュピーゲルより強い。隠し最終シナリオではサイボーグ化して復活。能力値はドモンより低く、シュピーゲルが改造できないので精神コマンド要員が無難。
スーパーロボット大戦64
本作ではスポット参戦・離脱が多く、独立軍ルートでは永久離脱する。OZルートでは、途中アランに同行し、仲間になる。選択肢でロームフェラに従っていた場合、財団の監視を看破し、自軍脱走の機会を作るといった見せ場がある。ランタオ島の決戦で真ゲッターロボを出撃させると生存フラグが成立し、最後まで味方ユニットとして使用可能。ゲッター線によりDG細胞が繁殖し、生き永らえたらしい。

パイロットステータスの傾向

能力値

射撃が低い以外は全体的に能力が高い、特に技量値が高い。

精神コマンド

高い能力に関わらず、作品によって命中系の精神を覚えなかったり、熱血を覚えなかったりでちょっと使いにくい精神を覚える。作中における叱咤激励により応援激励を覚えるのはわかるが…。

ひらめき必中かく乱信頼激励気合
FF完結編64
熱血ひらめき隠れ身かく乱気合激励
リンクバトラー
激励ひらめきかく乱熱血気合隠れ身
A
奇襲かく乱気合応援激励
A PORTABLE
不屈かく乱気合感応激励
IMPACT
奇襲かく乱気合応援激励誘爆

特殊技能(特殊スキル)

統率忍者カウンター援護防御

パイロットBGM

「FLYING IN THE SKY」
前期オープニング主題歌。64Fで使用。
「Trust you Forever」
後期オープニング主題歌。IMPACTで採用。

人間関係

キョウジ・カッシュ
もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの全人格が移しこまれている。ただシュバルツは「キョウジ」と3人称で呼んでいるので、別の存在と認識しているのだろう。シュバルツの命はキョウジと共にあるため、ランタオ島の決戦では衰弱したキョウジの影響を受けていた。IMPACTでは2人とも助かる。
ドモン・カッシュ
コピー元の弟。デビルガンダムを止めてくれる存在として期待していたことがうかがえる。終盤、シュバルツが正体を明かした際に彼がドモンと父ライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていた事を知ったドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。
ライゾウ・カッシュ
コピー元の父親。
レイン・ミカムラ
ドモンのパートナー。ドモンの元を離れたレインを一時ネオドイツのスタッフとしてスカウトしている(しかも覆面まで被らせた)。ちなみに真のシュバルツ時代から先述の通りスタッフはいない。
ウルベ・イシカワ
シュバルツにとって宿敵に当たるが、原作では対峙する事はない。

他作品の人間関係

デューク・フリード
IMPACTではベガ星連合軍との決戦で激昂し、自分を見失いそうになっていた彼を一喝する。戦闘終了後は、冷静さを取り戻した彼の様子に安堵していた。
飛影
忍者繋がりか、IMPACTで助けられた。
アラン・イゴール
Jでは協力関係にある。64では戦力になるという理由で、動向を許可した。

名台詞

「そんなことはどうでもいい!!」
何処から出てきたとツッコミを入れられても、この一言で一蹴する。ある意味、Gガンダムのノリを象徴する台詞とも言える。
「ふっ、この雑魚共が!」
ゾンビ兵をうろたえさせるほどの気迫。
「甘いぞ、ドモン!」
ドモンを叱咤するとき。
「ドモン・カッシュ、今のお前は人よりわずかに抜き出た己が腕に溺れているにすぎない。そんなザマではデビルガンダムを倒すどころか、お前の師匠、マスター・アジアに勝つ事すら夢のまた夢!」
「ドモン!己の腕がどれほどの物か、この刀に尋ねるがいい!私の言葉が誤りだと思うのなら、いつでも向かって来い!相手になってやる!」
17話、マスターガンダムを追いかけ、がむしゃらに後を追うドモンの前に現れて。大木を両断した一振りの日本刀をドモンの前に残すが、その刀は錆びていた…。
「どうした、どうした、どうした!」
ドモンを痛めつけるとき。「ご自慢のスーパーモードはどうしたぁぁぁ!」と続く。
「明鏡止水…」
「曇りの無い鏡のごとく、静かに湛えた水の如き心。それが勝つための唯一の方法だ」
「だが、今のお前には無理だろうがな!もう止めん!戦いたければ勝手に戦え!私は去る!…もし万に一つの命があれば、ネオホンコンで会おう!」
23話、ドモンに向けて語った、明鏡止水の極意。
「地獄の亡者どもめぇぇっ!!」
ネオホンコンに運び込まれたデビルガンダムの秘密を探るために潜入した格納庫にて、ミケロと大立ち回りを演じながら。
「ガンダァァァム!」
指パッチンでガンダムシュピーゲルを呼び寄せる。弟と同じ。
「い、いかん…意識が…私の命もまた、キョウジと共にある…もはやこれまでか…」
「…いいや、まだ終われん!!もってくれよ、この体…!」
ランタオ島最終決戦にて、東方不敗によりドモンがデビルガンダムへと捧げられようとした時、それを食い止めんと瀕死の我が身に鞭打って、デビルガンダムの下へ向かう。
「甘ったれた事を言うなぁ!その手に刻まれたシャッフルの紋章の重さを忘れたか!」
「お前がこいつを倒すための礎となった仲間達の事を思い出せ!お前もキングオブハートの紋章を持つ男なら、情に流され、目的を見失ってはならん!それとも、こんなキョウジのような悲劇が繰り返されてもいいのか!」
「やるんだ!デビルガンダムの呪いから私達を解き放つためにも!」
「頼む、ドモン…デビルガンダムに最後の一撃を!!」
「ありがとう…ドモン」
一瞬意識を取り戻したキョウジと共に言った、最期の台詞。
「忠告する…これ以上奴らに近づいてはならん!」
「今度は!助けてやれないかもしれん!!」
漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』での初登場シーン。ベルチーノ警部(SRW未登場)を脱走したミケロの銀色の足から救い、忠告する。当然ベルチーノは訳が分からず「誰なんだ?あんたはいったい!?」と問うがシュバルツは高笑いを残して去ってしまう…。
「ドモンよ……!」
漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』にて東方不敗と対峙したドモンが「今の自分は父と兄が犯してしまった罪を償うためだけに生きている」と発言した際の台詞。ドモンの知っている真相と違うとは言え、デビルガンダムによってもたらされた被害を考えるとあながち「罪を犯した」のは間違っていないだけにシュバルツも思うところがあったようである。

迷台詞

「修行が足りんぞ、ドモン」
レインのスカートの中を見て赤面して狼狽するドモンに対して呟いた台詞。弟のうぶさにまで指摘する厳しいお言葉である。
「おさげジジイに名乗るようなちゃちな名前は持ち合わせちゃいないが、それでも聞きたいと言うのなら・・・耳の穴かっぽじってよぉ~くお聞き・・・。俺の名は謎の覆面ファイター・シュバルツ・ブルーダぁーだぁぁ~!!」
ドラマCD「世界高達骨牌拳」の劇中劇にて登場したシュバルツの台詞。一人称が「俺」だったり、珍妙な言い回しや堀秀行氏の歌舞伎調なノリと相まって、聞いてる人間の笑いを誘う。ちなみにこの時彼の登場に、映画館からは歓声が沸きあがっていた。

スパロボシリーズの名台詞

「うむぅ‥‥ドイツ語ならなんとか‥‥」
F完結編にてアレンビーの残したスウェーデン語の手紙を読めないかと聞かれて。
何気に自称ドイツ人のくせにドイツ語がなんとか読めるレベルである事は当時のアンソロジーでも突っ込まれていた(まぁ、キョウジは日本人だからある意味当然かもしれないが…)。
「フフフフ、ハハハハッ。修行が足りなかったようだな、少年たち」
64中盤、モビルスーツ強奪を企んだシャングリラチルドレンが、シャッフル同盟に阻止された後の台詞。どんな修行をしろというのか…。
「私もムゲゾルバドス帝国との戦いに参加する、それだけのこと その戦いに比べれば私の正体など問題ではあるまい」
64OZルートにて、アランが連れてきて、忍らにそれを指摘され、ドモンに聞かれた際、断言する。
「死して屍を残さぬのが忍…だが、使命を果たすまでは死ぬな、か」
「…同じ忍者に助けられた命…今一度、燃やしてみせよう!」
IMPACTにて飛影に救出された際の台詞。
「後悔の念と、自分自身に対する怒り、事故を起こした訓練施設への恨み…最後にはすべてが水に溶けるように消えた…違うか?」
Aのギアナ高地にて、一矢に明鏡止水にどう開眼したかの経歴を確認して。
「デューク・フリード、恐ろしいのは敵ではない…激情に己を見失う事だぞ!」
IMPACT終盤、ズリルからの暴言に激昂し、冷静さを失ったデュークを一喝する。
「私はシュバルツ・ブルーダー。この地球圏に戦いの有る限り、これからも変わりません。では、これにて御免…」
IMPACT終盤で、カッシュ博士から素性を問われての返答。カッシュ博士もシュバルツの意思を尊重し、これ以上追求する事は無かった。

話題まとめ

資料リンク

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