マリュー・ラミアス

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マリュー・ラミアス(Murrue Ramius)

機動戦士ガンダムSEED

アークエンジェルの艦長。ヘリオポリス襲撃の混乱の中で技術士官にも関わらず艦長代行となったため、戦略などはムウとナタルに頼る場面も多かった。反面、アークエンジェルクルーの精神的支柱になっていることは事実で、艦長としても次第に成長していく。見ればわかるように非常にグラマラスな女性であり、アークエンジェル被弾時やスパロボでのカットイン等でも乳揺れが凄いキャラである。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

DESTINYにおいては偽名を名乗ってオーブにて本職の技術職をやっていたが、キラ達の決起後は再びアークエンジェルの艦長を務めた。最終決戦前にオーブ軍所属になる。
ちなみに、前作SEEDからDESTINYに続投したキャラクターのパーソナルデータを見るとわかるが、女性を中心に妙に体重減が多い。特にマリューは身長170cmと女性にしては高身長なのに体重が50kgと病的な痩せ方で、BMIで適正体重を計算しても前作の63kgは丁度適正値である。設定段階で何か思うところが製作側にあったのだろうか…(もっともSEED最終回時に彼女の身に起きた一件を考えれば急激な痩せ方をするのも否めないが…)

登場作品と役柄

初登場の第3次αではブライトやシナプスといった歴戦のガンダム系艦長の存在故にやや未熟な面が強く、他作品のキャラにサポートされる場面が多かったが、J以降も序盤こそ艦長として未熟な面はあれど、まとめ役の艦長として成長していく事になる。

第3次スーパーロボット大戦α
原作と参加経緯は同じ。第3次α作中でもブライトやシナプスのような歴戦の艦長と比べると艦長としてはひよっ子扱いで、序盤に必中が使えず苦戦せざるを得ない状況にそれが現れている。反面、晩成型なので後半は攻撃力面では二人を追い越してくれる。葛城ミサトと対面した時は声優ネタで他人のような気がしないと感じている。
スーパーロボット大戦J
参加経緯は原作と同様。当初はマリュー&ナタル&学生組で計5人と潤沢なサブパイロット陣がいるが、ストーリーが進むにつれて人数が減って最後は3人となる。とはいえ、どの時期でも必中持ちがいるため第3次αよりはかなりマシ。
カルヴィナ・クーランジュでパートナーとのEDを迎えた場合、ユリカと共にカルヴィナの見送りに来る。
スーパーロボット大戦W
第2部から登場。初めはスポット参戦で、後半から自軍に参加する。…が、その頃には戦力も充実している上、出撃枠をとるので、あまり使われないことが多いと思われる。Jの時と違って、サブパイロットもノイマンのみ。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
スーパーロボット大戦Z
セツコ編では度々登場し、キラとバルトフェルドと一緒にこちらの邪魔をしてくる。ランド編では何度かスポット参戦で使用可能で敵としては一度も現れない。後半に仲間になるが戦力として使うにもやはり微妙。
スーパーロボット大戦K
中盤から登場し、そのまま自軍参入。相変わらずサブパイロットはノイマンだけだが、母艦扱いになったので出撃枠は取らなくなった。揺れない。Wのルリに対抗するかのようにローエングリンで立ち絵カットインが出てくる。
スーパーロボット大戦L
中盤からちょくちょく登場するが、アークエンジェル勢共々NPCとしてのスポット参戦ばかりであり、正式参戦は終盤。
弱い訳ではないのだが、アークエンジェルが他の戦艦と比べて地味な上に参戦が遅く、さらに出撃枠を使うサブ戦艦扱いと来て、活躍の場はどうしても少なくなる。性能も艦長の能力も似た立ち位置のミネルバと比べると、ラミネート装甲の分だけ頑丈だが、タリア・グラディスが覚える底力を全く覚えないと言う違いがある。

パイロットステータスの傾向

他の女性艦長と異なりブライトやシナプスのような戦闘向きの精神コマンドを覚えるのが特徴。アークエンジェルはそこそこの火力を持っているので相性自体は良い。

精神コマンド

第3次α
加速鉄壁必中熱血ド根性
J
不屈集中ド根性ひらめき気合
W
不屈集中信頼ド根性熱血
K
不屈集中信頼根性熱血
ZL
鉄壁必中根性不屈

特殊技能(特殊スキル)

指揮官援護攻撃連携攻撃

小隊長能力(隊長効果)

第3次α
獲得経験値+20%
Z
隣接する味方の命中率+10%

パイロットBGM

人間関係

ムウ・ラ・フラガ
メビウス・ゼロのパイロット。後に恋人同士になる。
ナタル・バジルール
部下であり、決して悪い関係ではないのだが対照的な性格故に対立しあうこともあり、心ならずも最終的に対決することになる。
キラ・ヤマト
SEED初期は「平和な国の学生」である彼に「戦時下の軍人」の価値観を押し付け、戦闘を強要する。当初は不快に思われていたが、荒事に巻き込んだことを真摯に謝罪した為、信頼を得る。
ラクス・クライン
同じ三隻同盟の一員として、轡を揃える。
デュエイン・ハルバートン
上官かつ教官。
ウィリアム・サザーランド
軍の機密事項に民間人のコーディネイター少年を搭乗させた事を糾弾される。
タリア・グラディス
最初はオーブにて技術屋として知り合う。敵対してからは艦長としての技量を認め合う。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

ブライト・ノア
第3次αでは新米艦長なマリューをよくリードしてくれる。
エイパー・シナプス
第3次αで競演。艦長職としての先輩格といえる存在で砂漠ルートでは彼と共に共闘し、艦長として学ぶことが多かったと思われる。
カミーユ・ビダン
Zでは、増長したシンを叱り付けた言葉を、ハリーを通じて聞かされ、自分達の行いを反省した。
エマ・シーン
第3次α序盤では不慣れな艦長職に戸惑い、彼女へ何かとアドバイスを求めるが、敢えて突き放すような態度をとられ、毅然とした態度で事態に臨むよう苦言を呈される。

アナザーガンダムシリーズ

トニヤ・マーム
中の人が同じ。Zではマリューの真似をする。

リアル系

ミスマル・ユリカ
Jにおける艦長仲間。天性の閃きかつ天然スキルを持つユリカに対し、(一応)軍人の常識をわきまえたマリューはまさに凸凹コンビ。とはいえマリューは割とユリカの才能を信じ切っており、彼女らの突拍子もない行動に一定の理解を示し後付けで理由を提供する事もあった。
スバル・リョーコ
Jでは落ち込んでいた彼女を励ました。
ホシノ・ルリ
Wではとても恥ずかしいところを見られてしまう。

スーパー系

葛城ミサト
中の人が同じ。すぐに意気投合して友人同士に。少なくとも第3次αの砂漠ルートは彼女のフォローもあって原作よりも心労は少なかったと思われる。
兜甲児剣鉄也紅エイジ
Zにて彼らに自分達の今までの行いを徹底的に非難される。
コルベット
Jでは彼に高圧的な態度で自身の艦長としての力量を問われるなどの叱責をされる事になる。

名台詞

「回避!」
敵のビーム弾を見てから、あるいはチャンドラの報告を聞いてから指示する。物理的には不可能である。
ノイマンが乗ってなかったらアークエンジェルは序盤で沈み、SEEDの物語は終わっていただろう。このため、マリュー(又はノイマン)は「ひらめき」を覚えることが多い。ただし、SEED世界の他の艦長も「回避」という指示を出すので、あの世界では普通の指示なのかもしれない。
「あなたなら、きっと良い艦長になるわね」
軍のあるべき姿を力説したナタルに対してのマリューなりの賛辞であるのだが、この言葉とは裏腹にナタルはドミニオンの艦長となってからはマリューの言う『良い艦長』らしき場面は殆どなかった(クルーに身勝手な命令ばかりするアズラエルがいたりクルーも素人同然だったため周りの環境が最悪だったことも原因だが)。
「少佐は…なぜ戻ってきたのですか?JOSH-Aで…」
転属命令を蹴ってまで戻ってきたムウに対して尋ねた際の台詞。ちなみに、「JOSH-A」とはアラスカ基地の通称である。この質問の後、彼女はムウから…。
「わ、私は… モビルアーマー乗りは嫌いです…!」
上記のセリフの後にいきなり(モビルスーツ乗りになった)ムウにキスされた時の一言。そんなこと言っておきながら、彼女自身もまんざらでもなさそうである。
「ムウゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」
ドミニオンのローエングリンからアークエンジェルを庇い、ムウが死亡(正確にいえば、行方不明)した直後の悲しみの叫び。これによりマリューは怒りのローエングリンをドミニオンへと向ける。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

「私達も同じです」
「言葉を尽くす事もしないで、ただ信念の名の下で戦っていた事の愚かさをあの方に教えてもらった気がします」
Zのifルート51話において、クライン派が白眼視されながらもZEUTHに合流した後、アーガマのブリーフィングルームで、ハリーから聞かされたカミーユの言葉とタリアの進言によって、話し合いをする事になった場面。原作と違い、自分達の愚連隊のような行いを深く反省し、以前に攻撃を加えたZEUTHの面々に頭を下げて謝罪した。

余談

  • ネット上では名前をもじって魔乳と呼ばれる事が多い。なお、『魔乳』とは本来、赤ん坊から出る母乳のような物質の事を指す言葉であり、『巨乳』『爆乳』に類する単語ではない。
  • 彼女はガンダムシリーズ初の主人公が所属する母艦の女性艦長と思われがちだが、彼女は実際には三人目である(ガンダムシリーズ初の主人公が所属する母艦の女性艦長は機動戦士ガンダム F91に登場するレアリー・エドベリ(スパロボ未登場)である。こちらも非常時に艦長となっており艦長になった状況も似ている)