ノーヴル・ディラン
2013年8月6日 (火) 20:01時点における116.65.235.243 (トーク)による版
ノーヴル・ディラン (Noble Dylan)
ライオットシリーズの開発責任者。分け隔てなく接する人柄や、技術力の高さで周りからの信頼も厚い。「オデュサイト」を触媒とする粒子加速炉を開発するが、実験中の事故により、人の意志が時空を超えることを知り、そしてこの宇宙がループしていることを知り、それに終わりがあることを知る。その時から彼女の、あまりにも永く孤独な戦いが始まった。
自らの意思を未来へ飛ばすことにより記憶を保ったまま何度も転生し、繰り返される輪廻の中で宇宙の終わりを回避するための手段を模索し続け、最終的にはすべての可能性を一つに重ね、「無限に加速する意思の力から『命の始まり』を創造する」という答えを導き出した。
最後の最後までUXの前には姿を現さなかったが、ユガの狭間において専用機として完成させたアヴァターラを駆ってUXの前に立ち塞がり、これから神に挑まんとする彼らの覚悟を戦いによって問う。そしてUXに打倒された彼女は後のすべてをUXに託し、永きにわたる戦いを終えた。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦UX
- プロフィールは上記の通り。セミファイナルボスとして、最終話前半にて戦うことになる。
- ある意味ではナイアと並ぶ本作の物語の黒幕ポジションの一人だが、彼女は「敵役」であっても「悪人」ではなく、その立ち位置や目的は過去のバンプレストオリジナルのキャラと比較するとビアン・ゾルダークやエルガン・ローディックたちに近い。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
回避以外はトップクラスの高さを誇る。
特殊技能(特殊スキル)
- 底力L8、全体攻撃L3、援護攻撃L3、指揮L4、気力限界突破、ガード、ヒット&アウェイ、カウンター
- 高レベルの底力+ガードを持ち、気力限界突破も相まって非常に硬く、ヒット&アウェイでアヴァターラのマップ兵器の位置取りまでしてくるので、できるだけ四方を囲んで相手をしたい。脱力を使って少しでも柔らかくしたい所だが、後にカリ・ユガが控えているので、ここで全力を出し切ってしまわないように。
人間関係
- サヤ・クルーガー、アユル・ディラン
- 自らが生み出したエルプスユンデであり、娘とも言える存在。なお、中断メッセージにてアユルに戦闘訓練のためと称してスーパーロボット大戦をプレイさせていた。
- リチャード・クルーガー
- 永年の盟友。前述のサヤを彼に託した。
- アニエス・ベルジュ、ジン・スペンサー
- サヤ、アユルを成長させるための相棒として見出した人物(正確にはアニエスはリチャードの後継者であって、彼女が直接選んだわけではないが)。
- カリ・ユガ
- 最後に乗り越えるべき壁であり、ノーヴルの計画はユガを倒すためにあったと言える。
版権作品との人間関係
- アイラ
- かつてノーヴルが奇械島で研究していた科学者であったことをUXの面々に伝える。
- 真上遼
- 直接絡む場面は無いが、彼の出自を考えると、何らかの因縁があるものと推察される。
- ハザード・パシャ
- 人類軍での上司。直接絡む場面は無いが、彼が「事象」に弄ばれている存在に過ぎないことも知っている。
- ミツヒロ・バートランド
- 人類軍での同僚。未来のために必要な「事象」を起こすべく、回収したマークフィアーのコアを彼に提供し、マークニヒトの開発を仕向ける。
- ショット・ウェポン
- 人類軍での同僚。「浄化」を乗り越えてこの世界にたどり着いた彼に「真実」の一端を話し、人類軍内部でのジンとアユルを除いて唯一の「世界の真理」に迫っている同士となり、いくつかの秘密を共有する協力者となる。
- 加藤久嵩
- UX第3部にてUXと彼の全面対決によって未来が悪しき方向に向かうことを阻止すべく、ジンとアユルに彼の救援に向かわせる。
- 沢渡拓郎
- ロストバレルのファクターとなり加藤機関を離脱した彼を自身の許へ招き、彼に一旦表舞台から退場するよう促す。
- マスターテリオン
- ある意味似た存在でもあり、互いの素性を理解している。
- ナイア
- UXにおけるある意味宿敵ともいえる存在。彼女の紡ぐ悪しき運命と因果を断ち切り、「ユガの終焉」を乗り越えるべく、皮肉にも彼女のやり口とも似たような形で、「事象」を操作し策動していくことになる。ただし、決定的に違うのはナイアは私利私欲に塗れたものであって、彼女の行動は後の世に生きるであろう皆のために行っていたことである。
名台詞
- 「サヤ…命の名前! 貴方に宿った命こそが、未来を紡ぐ!」
- 対サヤの特殊セリフ。字面だけ聞くと別の意味にも取れてしまう。…まぁ、サヤの方も割とそういう誤解を招きかねない発言をしているのだが。
- 「蜘蛛…?」
- 最終話で道明寺から蜘蛛と言われて。元ネタは京極夏彦の「絡新婦の理」であるが、当の本人は困惑気味だった…。
関連機体
- ライオットA、ライオットB、ライオットC
- UX本編の世界で開発したライオット。
- ライオットX
- かつての世界で開発したライオット。
- オルフェス、ライラス(オデュッセア)
- 「命の力」を体現させるための機体。しかし、この機体だけでは「命の力」の半分しか発揮する事は出来ない。
- ヴィジャーヤ、ドラウパ
- オルフェス&ライラス同様、「命の力」を体現するための機体。本編では、オルフェス&ライラスが覚醒させた「命の力」を目覚めさせることはできなかったが、オルフェス&ライラスだけでは発現させられなかった「命の力」のもう一つの面を補完した。
- アヴァターラ
- 繰り返される輪廻の中で幾度と無く改修を重ねて完成させた、自らの専用機。
余談
- 敵役ではあっても悪人ではなく、人造人間のヒロインの母親でもある女性科学者という点は過去のバンプレストオリジナルのキャラクターと比較すると、レモン・ブロウニングとも共通している。
- ノーヴルを演じるゆかな氏は、無限のフロンティアシリーズにてヒロインの一人である楠舞神夜を演じており、氏がバンプレストオリジナルのキャラクターを演じるのは、神夜に続いて二人目となる。
- 前世の記憶を受け継ぎながら失敗を糧として積み重ねた結果、
など人類抹殺以外のラスボスが掲げていた目的も達成している(形はさすがに異なるが)。その人類抹殺も、直前のループでは人類は絶滅しているのが確定なので、ある意味では達成されていると言え、そういう点ではユーゼス・ゴッツォとは清々しいほどに真逆である。
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