牛剣鬼は『ゲッターロボG』の登場人物。
概要
百鬼帝国の「百鬼百人衆」の一人。
かつて「空の英雄」と呼ばれたほどの実力者だったが引退した。しかし息子の牛餓鬼がゲッターロボGに殺されたため(実はヒドラー元帥の入れ知恵である)、復讐の為に立ち上がる。
老いてなお健在でメカ牛剣鬼に乗り込み挑み、ゲッターチームを追い込むも流竜馬に「戦いのことしか教えなかったお前が息子を殺したんだ」と言われ動揺し敗北する。最後は潔くこの世から去った。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦Z
- 音声初収録。原作どおり竜馬に父としてのあり方を諭された後、心をひとつにしたゲッターチームのシャインスパークの前に敗れる。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 初登場作品。百鬼帝国の老戦士。登場する1話前のステージで、息子の牛餓鬼が戦死すると仇討ちのために出撃する。牛餓鬼が戦死していない場合は登場しない。
パイロットステータス
- Z
- 集中、直感、てかげん、熱血、気迫
- Z
- 底力L8、ブロッキング、見切り、ガード
- 64
- 切り払いL3
- クリティカル率+30%
- 『Z』で採用。
人間関係
- 牛餓鬼
- 息子。
- ブライ大帝
- 主君。
- ヒドラー元帥
- 上司。
- グラー博士
- 上司。
- 流竜馬
- 「息子の仇」と追い込むが、逆に「父親」としてのありかたを否定される。
名台詞
- 「勿論、地の果てまでも追い求め、必ず息子の敵は討ってやる…ゲッターロボめ、待っておれ…!」
- ヒドラーから息子の死に様を聞かされた後、「このままでは済ますまいな」と復讐心を煽るブライの言葉を受けて述べた決意。
- 「そうじゃ、ワシの息子を3機合体して撃ち落したそうじゃな…子供に1対3で掛かるとは卑怯でなくて何じゃ!?」
- 牛餓鬼の最期に後味の悪さを感じていた竜馬を襲撃し、ゲッターチームの卑劣さを詰るが…。
- 「…分かった。ヒドラー元帥はワシを怒らせようとしてワザと嘘の報告をしたのじゃろう。あいつのやりそうな事だ。だが…これで恨みが晴れた訳では無い!」
「百鬼にも武士は居る。正々堂々と勝負をしよう。来なければ次は手段は選ばぬ…!」
- 竜馬からの真摯な状況説明を受け、牛餓鬼の死が不幸な事故だった事を知り一応は刃を収めるが、それでも愛息子を喪ったやり場の無い怒りのぶつけ所をゲッターへと求め、一騎討ちを申し込む。身内のヒドラーよりも復讐対象であった竜馬の証言を信じる辺り、牛剣鬼自身もヒドラーの言葉を鵜呑みにはしていなかった事が窺える。
- 「リョウ、出て来い!貴様が相手じゃ!」
- 開戦時、ゲッターポセイドンでの様子見に痺れを切らし竜馬との決闘を望む。上述の対話によって、竜馬こそ自身の全力を以って戦うに相応しい相手と判断した模様。
- 「遺恨は無い!牛餓鬼はワシの息子らしく、勇ましく戦って死んだのだ!」
- ゲッタードラゴンへとチェンジした竜馬に、この決闘が当初掲げていた「息子の復讐」から、男と男の意地を懸けた戦いに変貌した事を告げ、猛然と襲い掛かる。
- 「黙れ!若造に親の気持ちが分かってたまるか!」
「立て、戦うのじゃ!男は戦って戦って戦い抜くのじゃ!」
- 竜馬から自身の過剰なマッチョイズムが息子を死に追い遣った事を指摘され、逆上する。牛剣鬼自身も自覚していたのか、この台詞以降は反論出来ぬ苦しさを誤魔化すかのように「戦え!」を繰り返し、隼人から「普通じゃないぜ」と毒づかれる。
- 「若造め馬鹿にしおって…百鬼老兵は死なぬ!」
「ワシは死なぬ!ワシは戦う!まだまだ戦ってやるわッ!!」
- メカ牛剣鬼の主力武器たる剣を叩き折り、「勝負はついた」と温情を掛けてくる竜馬の言葉に「空の英雄」としてのプライドを傷付けられ、小型ミサイルを乱射して更なる戦いを迫る。止むを得ず竜馬は、シャインスパークの使用を決断した…。
搭乗機体
- メカ牛剣鬼