アイアンカイザーは『マジンカイザーSKL』の登場メカ。
概要
ガラン軍の本拠地に眠っていたもう一つの魔神。
重力炉を制御するためのユニットであったが、爆劉鬼の爆散後も辛うじて生き延びていたキバが強奪して我が物とする。
全身に搭載された様々な武装に加え、グラビトンリアクターの機能によって重力を操ることができる。頭部の棘のついた部分が円盤状のパーツとして分離し、パイルダーとなる。
ウイングクロスしたマジンカイザーSKLと激闘を繰り広げるが、制御を失った重力炉のメルトダウンを止めるために胸部のグラビトンリアクターごと牙斬刀で貫かれた直後インフェルノブラスターで共に破壊され、対消滅した。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。出番は原作通り、第31話「Final Count」の1回のみ。最大HPは10万少々あるが、フェイ・イェンHDとのイベント戦闘で6万近くにまで減った状態で戦うことになる。
- スーパーロボット大戦BX
- プロローグでマジンカイザーSKLに破壊されているが、ケドラの世界にてミケーネ帝国によって創られ、ケドラによって操られているという衝撃的な登場をする。立ち位置的に勇者ガラダブラの代役も担っている。
- その後キバによってケドラを排除された機体が過去のイメージに過ぎないにも関わらず現実に持ち込まれるという展開がある。これは今作のエルプスユンデの設定が大いに関わっている。
- なおケドラの世界で戦う個体は高HPの味方NPCであるブルーヴィクターを狙うが、特にローレライが生存していた場合イベントでHPが減る事で、下手したらブルーヴィクターに競り負けるため、倒されないように注意したい。
- キャンペーンマップ「悪の華」では味方として使用可能。キバが「気迫」を使えるためいきなり全開で攻めていけるが、燃費が悪いので突出に注意。なお、ショルダーブラスターのカットインは敵味方で共通。
- またキャンペーンマップ「最強は誰だ!?」では本機を模したダミードローンが登場している。
装備・機能
- スマッシャーパンチ
- 右腕を射出するロケットパンチ。必殺技名がマジンカイザーの「ターボスマッシャーパンチ」と相似している。
- ショルダーブラスター
- 両肩のパーツが展開され、黒い電撃のような光線を放つ。
- 必殺技の名称はブレストファイヤー系列(マジンカイザーの必殺技で言えば「ファイヤーブラスター」)を思わせるが、見た目はグレートマジンガーの「サンダーブレーク」やグレンダイザーの「スペースサンダー」に似ている。
- 作中で対多数に使われたわけではないが、『UX』ではMAP兵器版も存在し、真正面以外のそこそこ広い範囲に対応する。『BX』ではケドラ操縦時にはMAP兵器版がなく、キバが乗ってから実装される。
- アイアントルネード
- 口部から砂塵のような竜巻を放つ。必殺技名がマジンカイザーの「ルストトルネード」と相似。マジンカイザーSKLが放つ「ルストストリーム」と相殺した。
- SRW未実装。
- ミサイル
- 正式名称不明。腹部から発射される。マジンカイザーの必殺技で言えば、「ギガントミサイル / ギガスミサイル」に相当だろうか。
- SRW未実装。
- カイザーガトリング
- 両腕に内蔵されており、手首が折れると同時に腕部装甲がズレて砲身が展開する。劇中はマジンカイザーSKLが所持する二丁拳銃「ブレストリガー(パルスビームモード)」と撃ち合いを繰り広げた。
- SRW未実装。
- 双頭の槍
- 正式名称不明。グレンダイザーが所持する武器「ダブルハーケン」を思わせる、腰部から取り出される2本の細長い刃を合体させた格闘武器。
- 念動波
- 正式名称不明。胸部の発光と共に見えない重力波が敵を襲う。劇中ではウイングクロス前のSKLを地面に叩きつけた。
- SRW未実装。
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- オールキャンセラー
移動タイプ
- 空・陸
- 飛行可能。
- M
機体ボーナス
- BX(キャンペーンマップ「悪の華」)
-
- 格闘武器+100、HP+500、EN+50、バリア1000
機体BGM
- 「The ETERNAL SOLDIERS」
対決・名場面
- 対マジンカイザーSKL
- OVA版第3巻にて、ウイングクロスをしてパワーアップを遂げたマジンカイザーSKLと交戦する。共通した機構を持つアイアンカイザーとマジンカイザーSKLの二つの魔神は、互いに必殺技の応酬を繰り広げた。
- なお、激闘の末にアイアンカイザーは敗北し、マジンカイザーSKLの必殺技「インフェルノブラスター」によってパイロットのキバ共々葬り去られた。
関連機体
- マジンカイザーSKL
- 兄弟機。ただし、外見はかなり異なっている。
余談
- 機体のモチーフは永井豪氏の漫画『手天童子』の戦闘サイボーグ「アイアンカイザー」。
- なお、永井豪氏の漫画『バイオレンスジャック』においても、スターシステムとして役どころを変えて出演しており、『マジンカイザーSKL』自体が同作のオマージュ要素が強い事を考えると、むしろ正確な元ネタは同作のそれと思われる。
- 『Cutie Honey Universe』ではパンサークローの保有する有人兵器としてアイアンカイザーそっくりの巨大ロボが登場、白タランチュラパンサーが操縦した。