ラージ・モントーヤ

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ラージ・モントーヤ
外国語表記 Raji Montoya
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 荻原秀樹
デザイン 白川紋子
糸井美帆(リファイン)
初登場SRW スーパーロボット大戦R
SRWでの分類 サブパイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 21歳(R)
18歳(OGシリーズ)
所属
嫌いな食べ物 野菜系(特にセロリ)
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ラージ・モントーヤは『スーパーロボット大戦R』の登場人物。

概要

時流エンジンの開発責任者。

もともと時流エンジン開発に着手したのはラージの父と、ラウル・グレーデンフィオナ・グレーデンらの父であった。ラージの父の最終目標はタイムマシンの製作であったが、学界からは相手にされず見放されてしまう。その後、父は死亡してラージはエンジンの研究を引き継ぐが、「死亡した母に会いたい」という幼少時の自分の言葉が父の開発動機の根底にあったこと、結果として父が学界から相手にされなくなってしまったことに責任を感じ、時流エンジンの開発方針を転換、クリーンな動力源としての方向性を模索する。その後、ミズホ・サイキに半永久機関としての側面を注目され、ミズホが開発したエクサランスに搭載される。しかし、時流エンジンはデュミナスとの接触でタイムスリップを起こしてしまい、過去の世界へと飛ばされることとなる。

その性格は冷静沈着で、たいていは物事を客観的に捉えて発言する。しかし、興味のない事に対してはどうでもいい一方で、興味のあることに対しては最優先で行動して、周囲が見えなくなってしまうタイプ。その発言が淡々としていることや、周囲への心配より自分達の身の振り方を優先する[1]一面があるため、あまり他人とのコミュニケーションが取れていない面がある。とはいえ他者と関わることを避けているわけではなく、仲間の和気藹々とした場面で自分からその輪に加わることはないが、その場から離れようともしないとフィオナは語っている。そういう面がフィオナに優しく引っ張られており、ラージ自身もフィオナの優しい一面に惹かれている。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
概ね行動はプロフィールの通り。フィオナが主人公の場合、デュミナスに囚われている時に欠陥を仕込んだ時流エンジンを引き渡してデュミナスを弱らせる要因を作るのだが、それを知ったティスに重傷を負わされる。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
音声初収録。ラウルら『R』の面々から『OGS』は始まる。彼の作った時流エンジンはデュミナスとの接触によりタイムスリップでなく、次元の壁を越えてしまう。その後はすべての事情を承知したギリアム・イェーガーに保護され、事件解決まで共に行動することになる。解決後はレーツェル率いるクロガネ隊に預かりの身となる。
OGSで追加された、中断メッセージではハードを解体しようとするという無茶な行動に出ようとする。
スーパーロボット大戦OG外伝
流れは『OGS』を引き継ぐ。時流エンジンの秘密を隠そうとするあまりユウキ・ジェグナンに不審がられるが、最終的には和解する。今回もデュミナス一派にミズホと共に連れ去られ、『R』と同じように時流エンジンに細工を施した上でデュミナスを弱らせるきっかけを作る。その後はエクサランス・ライトニングのサブパイロットとなる。
第2次スーパーロボット大戦OG
エクサランス・レスキューに同乗しているが、本作ではサブパイロットから外れ、精神コマンドは使えない。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
フューリーの時間停止装置ラースエイレムの対応策として新型の時流エンジンを開発することとなるが、その危険性に後ろめたさを感じ取ったギリアムの懐柔を通して解決する。彼がいなかったら本作の鋼龍戦隊は敗れ去っただけに、その貢献度は本作随一である。また、ラウルとフィオナがパイロットへ復帰する際にはエクサランス・レスキューのサブパイロットして昇格し、精神コマンドも使用できる。

パイロットステータス

精神コマンド

OG外伝
偵察狙撃気合直感不屈補給
OGMD
偵察不屈狙撃直感補給

人間関係

ラウル・グレーデン
親友であり、リーダー格。ラウルが熱い一面を持ち、ラージがそれを冷やすという関係。正反対の性格だが、バランスが取れている。
フィオナ・グレーデン
親友であり、最終的には妻。素っ気無いラージとそれを引っ張るフィオナという構図。野菜嫌いのラージのために料理に野菜をすりおろして混ぜている。OGシリーズで再会した時はさすがに驚いていた(死亡したと思っていたので)。
ミズホ・サイキ
同僚。時折配慮の足りない発言をしてはミズホを泣かせる。ラージが自分の非を認めて素直に謝るシーンもある。
デュミナス
因縁の相手。時流エンジンに細工を施し、デュミナスを弱体化させる。さらに『OG』ではデュミナスの矛盾を看破した。
ラージが親を否定した者なら、デュミナスは親から否定された者。死んだ親会いたさに時流エンジンで過去に飛んで親に会おうとしたなど、共通点が非常に多くある意味では同類でもある。
ギリアム・イェーガー
彼の手厚い保護を受けており、技術面でも互いに共有しあっている。
ユウキ・ジェグナン
OGシリーズでは親友と呼べる仲に。最初の頃は本心を明かさないラージやラウルを警戒しており、ラージもそれを察していて互いにかなり険悪な時期があったが、誤解が解けるとユウキは重い十字架を背負う彼らを気遣うようになった。
デスピニス
OGシリーズでは何の因果か、彼女と行動を共にすることで救われる。その後はデスピニス自身がラウルらと行動を共にし、L&Eコーポレーションの一員となった。
ティス
R』では終盤でデュミナスに細工を施したことが原因で、激怒したティスに手足を折られてしまう(フィオナ編のみ)。

版権作品との人間関係

フロスト兄弟
『R』の終盤にて世界を滅ぼすことを諦めようとしない彼らに対して痛烈な忠告をする。

名(迷)台詞

「母が死んだ後…僕は父に頼んだんですよ…母のいるところに連れていけって…」
「今にして思えば、子供の駄々でしたけどね…でも、父は真剣にそれに答えてくれようとした…」
「普通の親なら、死んだ人に会いたいなんて言うと、あの世を思うんでしょうけど…父は、僕を母がまだ生きている時間に連れていく事を考えたんです。父は…馬鹿ですよ…それに付き合ったあなたのお父さんも…」
第28話(フィオナ編)「明日の「艦長」は君だ!」のシナリオデモにて語った、時流エンジンが作られるきっかけとなった話。
「…人間には、どうしても越えられない一線というものがあるんです…」
第29話(フィオナ編)シナリオデモにて、セロリが食べられない言い訳。この直後、「偉そうに言うんじゃないの!」と説教される。みんなは野菜は好き嫌いなく食べよう。
「あなた達もいいかげんにしたらどうです」
「使いこなせない力に固執すると、身を滅ぼしますよ」
『R』第34話「「ゲキ・ガンガー」を越えてゆけ!」シナリオエンドデモにて世界を滅ぼすことを諦めようとしないフロスト兄弟への痛烈な忠告。シャギアはこの忠告を「それは杞憂というものだよ」と聞き流していたが、続くシナリオでラージの指摘は不幸にも的中する。
ラージ「間違いというのは、自分が望んでいたのとは別の結果になったことを言います」
デスピニス「デュミナス様は、創造主様の思い描いていたのとは別のものになってしまったのですね」
ラージ「地球にはこんな言葉があります。『失敗は成功のもと』『災い転じて福となす』って」
ラリアー「何ですか、それは…?」
ラージ「失敗を否定せずに、次のステップのために必要なものと考えるのです」
ミズホ「ひとつの成功の裏には、たくさんの失敗があります。たくさんの失敗がなくては、成功はないんです」
『R』第35話「嵐の海」シナリオデモにて、ラリアーとデスピニスに対し、ミズホと共に「間違い」の本質を答える。
「デュミナス、あなたは創造主にこだわるべきではなかった。あなたほどの力があったならば、いくらでも自分の道を切り開けるはずだった」
最終話「デュミナスの答え」にて。自分も一度は父の人生を否定した道を歩んだだけあって、ある意味では同類とも言えるデュミナスに対して、創造主にいつまでも執着し過ぎた事……早い話が親離れができなかったのがそもそもの間違いと、親と子の在り方について説く。人間が本当の大人になるには、親との愛情を自分の中で完結させ『親は親、自分は自分』と精神的に自立しなければならないというラージなりの考察、そして人類にとって普遍の哲学が感じられる。
「ズバリ!! 93・61・90はありましたね」
『スーパーロボット大戦R 4コマギャグバトル』59頁(忍豚)より、演算ユニットにされたユリカを見た後の台詞。直後にフィオナとアキトにボコボコにされた。
ちなみにTV版ユリカのスリーサイズは85・58・86。3年も経っていれば「成長」していてもおかしくはない。
「…なるほど、ここでゲーム終了ですか。それは実に興味深い」
「はい、まずはハードを解体して…」
OGSの中断メッセージにて、どこに興味があるのかはわからないが、終了シーケンスについて調べようと、ハードを解体しようとする。当然ラウルに止められ、ミズホは謝罪する。Rのあるイベントを思わせる発言でもある。
「随分と趣味的……いや、時代錯誤な外見ですね」
OG2nd37話にて登場したGバンカランを一瞥して。

搭乗機体・関連機体

開発機体

エクサランス

搭乗機体

エクサランス・ライトニング
エクサランス・レスキュー

脚注

  1. 本来は存在しない自分達の行動が過去の世界、OGシリーズでは平行世界の歴史を改変してしまう危険性を感じた故の自己防衛の意思であって、悪気があるわけでないのだが。