シモン

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シモン
外国語表記 Simon
登場作品
声優 柿原徹也
菅生隆之(エピローグ)
デザイン 錦織敦史
種族 人間
性別
年齢 14歳(1-15話)→21歳(17話以降)
所属 民間人グレン団
役職 グレン団団員→大グレン団団員→大グレン団リーダー(3代目)→カミナシティ総司令→大グレン団リーダー→超銀河グレン団リーダー
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概要

天元突破グレンラガン』の主人公。名前の由来は「下(しも)」。

両親は幼い頃に死亡しており、長らく故郷である地下世界のジーハ村で穴掘りの仕事をしながら暮らしていたが、偶然ラガンを発掘。直後にジーハ村に獣人が襲撃された際に、ラガンに乗りそれを撃退。その後兄貴分であるカミナと共に地上へと出て、紆余曲折を経て両親の間接的な敵である獣人と戦う決意を固める。

当初は気弱で引っ込み思案な性格で、戦闘や精神面に未熟な部分が目立っていたが、昔から根底には決して諦めない強い意志を持っていた。そのシモンの強さに気づき、当初から彼を認めていたカミナは彼を「相棒」と呼び、彼の事を最期まで信じていた事が後に判明している。その彼の死によって絶望の淵に沈んだ彼は、復讐心とカミナの代わりを務める事、そして責任感から自暴自棄になり心を閉ざしていく。しかし、その最中にニア・テッペリンとの運命の出会いを果たした彼は、再び自らを取り戻し天に向かって立ち上がる。こうした成長を果たして行く事で、大グレン団のメンバーからも一目置かれるようになり、第二部最終決戦時には大グレン団の参代目リーダー(二代目を短期間キタンが務めていた為)として戦争の中核となり、第三部開始である17話以降は、カミナの様な精悍な青年へと成長している。劇場版ではこの年齢になると、日々増大していく螺旋力を恐れる描写があり、状況から諦観する様子があった。1000年前の銀河大戦において最強を誇ったロージェノムの螺旋力を超え、その力は物語の終盤に向け全ての宇宙を揺るがすものへと進化していく。

性格は少年時代は大人しい気性ながらも、言いたい事をハッキリ言うツッコミ弟分体質。当初は戦いに怯えながらも、一度戦うと決めた際にはドリルのように貫き、戦いをやり通す強さを見せた。青年時代には少年時代の心の熱さは持ったまま、気の良い好青年(気の良いアンちゃんとでもいうか)に成長し、かなりの雰囲気イケメンを醸し出している。劇場版後半では星型のサングラスとマントを着用した、かつてのカミナを彷彿とさせる姿を披露している(マントの方は実際にカミナが使っていたもの)。

大食漢だが味音痴であり、普通の料理では食欲が湧かない様子があった。唯一、ニアの手料理はシモンの好みに合っているようで、大グレン団のメンバーが次々に倒れていく中、笑顔で「おかわり」を頼んでいた。趣味と特技は穴掘りで、その腕だけは村の中でも認められていた。しかし逆に若い娘から見れば、それしか取り柄のない少年として扱われていた様子。村では常に愛用のハンドドリルを持ち歩き、地上に出てからも度々使っていた。

アンチスパイラルとの決戦後にニアと結婚するが、その直後に限界を迎えた彼女と永訣。ギミーとダリーにグレンラガンとコアドリルを託し、放浪の旅に出た。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作。柿原氏はこの作品でスパロボ初参加となる。ステータスはカミナに劣るものの、螺旋力はシモンの方が高い。カミナ亡き後は全能力が10上昇し、他作品の主役格達にも劣らない程の能力値になる。能力上昇後もカミナの能力にはやや劣るが、成長タイプが大器晩成型で最終的には格闘・防御はカミナを超える。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
17話以降の設定込みでも登場。物語中盤で10年近く成長した姿で自軍に合流、中々のイケメンに育った彼に女性陣は驚愕していた。ちなみに設定上、本作のシモンは24歳でクロウよりも年上になっている。途中までは一人でグレンラガンに乗っているが、終盤でヴィラルとの二人乗りになる。版権主人公らしく高い能力を持ち、格闘・命中に優れる。なお、原作ではムガンへの軽率な行動により街に被害を出したことで投獄されたが、こちらではカミナシティにやってきたアロウズを街中で撃退して被害を出してしまったことによる。
黒の英知に触れた者からは「螺旋の男」と呼ばれ、警戒されている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
序盤終わりごろにグレンラガンに乗って参戦する。当初は前作同様の服装だが、終盤で超銀河グレンラガンに搭乗する頃に原作終盤の外見に変化する。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
カットインが原作終盤の服装に変わっている他、左肩にブータが乗っている。
本編には14話と序盤から登場。前作同様天元突破にも乗れる。ボイスは新録されているが、さすがに柿原氏が限界だったのか、シャウトはかなり抑え目になった。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
グレンラガンのドリルで時空の壁を貫いて『OE』世界の地球に迷い込んできた。カミナがまだ生存している時期であるため気弱な言動が目立つ。
グレンラガンの武器特性がシモンメイン時とカミナメイン時で異なるので、戦況によって使い分けることができる。今回は強運クリティカル率上昇の効果があるので、かなり大変だが強化パーツとフル改造ボーナスを組み合わせることで常時クリティカル率100%も達成可能。習得精神コマンド的に、グレンラガンの防御の要。
穴掘りが得意という設定を生かしてグレンラガンで地中移動することでアイテムを入手したり、サーバインの採掘を行う場面がある。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X
PVで確認。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

カミナ生存時は二軍並の能力だが、カミナの死後は能力が上昇し、格闘防御命中は高い部類に入る。地形適応は以外Bなので、空中戦や宇宙ステージでの運用を考えるならPPを使用して補強してやる必要がある。再世篇ではさらに能力が上昇し、地形適応関連も改善された。

精神コマンド

スーパー系の典型的なものだが、加速手段がないのが問題。

第2次Z破界篇
努力ド根性必中気合熱血勇気
カミナ生存時は熱血と勇気は習得不可能。
第2次Z再世篇
努力不屈必中気合熱血勇気
ド根性の換わりに不屈を覚えるが、物語途中でサブパイロットになるヴィラルと不屈、気合、熱血が被っている
第3次Z
努力不屈+、必中気合勇気
OE
不屈鉄壁閃き
カミナが生存しているため、防御系の精神コマンドを全て覚える

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z
螺旋力底力気力限界突破
主人公だけあって螺旋力Lvは味方中最速でLv5に達する。
OE
底力:CT率、螺旋力強運

固有エースボーナス

出撃時、気力+30
第2次Z破界篇』で採用。有用なものでステージ開始直後からギガドリルまでの武装が使用可能。
出撃時、気力+20。気力上昇の上限+10
第2次Z再世篇』で採用。最大気力が180まで上がった分『破界篇』より強いが、まだ「アニキ」には及ばない。
特殊スキル「螺旋力」が「螺旋力∞」に変化する
第3次Z』で採用。気力のボーナスがなくなったため速攻性、攻撃力が弱体化した。しかし、螺旋力が発動すると獲得PPが1.2倍になる効果が付加されるため長期的に見ればぜひ1周目で獲得しておきたい。ちなみに気力そのものは限界突破+パーツ「カイメラ隊員証」で200まで持っていける他、天獄篇の最終盤で解禁される真化融合でパーツ抜きで220まで持っていける。
効果はバナージ・リンクスの完全上位互換であり、向こうは『天獄篇』終盤まではターン制限つきというハンデがある。
闘志(攻撃が命中するとSP+1 気力+3)
OE』で採用。

パイロットBGM

「空色デイズ」
OPテーマ。
「お前の×××で天を突け!」
劇中BGM
「続く世界」
『紅蓮篇』主題歌。
「涙の種、笑顔の花」
『螺巌篇』主題歌。

人間関係

カミナ
「アニキ」と慕う先輩格。人生の指針となった人物でもある。
ヨーコ・リットナー
自分とカミナを地上へといざなった。一時、片思いを寄せるようになるが…。
ニア・テッペリン
偶然彼女と出会い、互いに惹かれあっていく。だが……。
ブータ
村にいた頃から行動を共にするパートナー。
ロシウ・アダイ
仲間。物語後半では意見の違いにより、対立する場面も多いが関係は良好ではある。獣人との戦いが終わった後は意見が食い違うようになり、一時的に袂を分かつことに。
キタン・バチカ
仲間。一時期は仲が悪かったが、シモン再起後は信頼を寄せ、リーダーとして認めるようになる。
ヴィラル
当初はシモンの事をなんとも思っていなかったが、カミナの死後にライバルとして認めることとなる。最終的に新たなパートナーに。
タキシム、シータ
両親。シモンが7歳の時に獣人が起こした地震による崩落で死亡しており、シモンが獣人と戦う遠因となる。名前はシモン同様「下」が由来。
ロージェノム
宿敵だったが、17話以降ではある理由により味方となる。『第2次Z再世篇』ではリーロンを経由する形で彼からアイモの秘密を聞く。
アンチスパイラル
17話以降の宿敵。「立ち止まる」ことに全てを擲っており、突き進むシモンとは対になる存在。
アンネ・リットナー
仲間であるダヤッカとキヨウの娘。本編ではまだ赤ん坊であるが漫画版のラストは成長した彼女との会話で幕を閉じる。

他作品との人間関係

ダイナミック系

流竜馬 (OVA)
第2次Z破界篇』におけるカミナの「ダチ公」。シモンにとっては『破界篇』では「伯父貴」、『第2次Z再世篇』以降では「ダチ公」といったような印象の兄貴分である。『CC』でもZシリーズに近い関係である。

スーパー系

飛鷹葵
第2次Z破界篇』では姉貴分・親友に近い関係。シモンがカミナの死で満身創痍になったところを自分で壁を越え激励した。
早瀬浩一
CC』では彼と意気投合するほか、ヒトマキナとの戦いでは彼とともに啖呵を切るシーンがある。ちなみに彼とシモンは「声が柿原徹也氏」「降ってきたロボットで戦う」「途中で兄貴分が死ぬ」「ヒロインとロボットに同乗する」「最終的に誰もが彼について行く」など多数の共通点がある。
敷島大次郎
第3次Z時獄篇』では彼の発掘作業の手伝いをする。
グーラ・キング・Jr.
『第3次Z時獄篇』では彼が眠る冷凍睡眠装置を掘り当てる。
アンディ・W・ホール
穴掘り仲間。『第3次Z時獄篇』で共演。参戦ステージのDトレーダーではいきなり穴掘り勝負を繰り広げている(AGが「MIXに空間補填を頼まないとならない」とボヤいていたことから、トレーダールームを穴だらけにしてしまったらしい)。
タカヤノリコ
ガイナックス仲間。『第3次Z時獄篇』のDLCシナリオでは彼女と共にEVAパイロット3人の特訓相手になる。
碇シンジ綾波レイ式波・アスカ・ラングレー
(一応)ガイナックス仲間。『第3次Z時獄篇』のDLCシナリオで彼らの特訓相手になる。ちなみにノリコ、シンジ、シモンはお互い特殊台詞がある。

ガンダムシリーズ

刹那・F・セイエイ
Zシリーズにおいては破界篇からの付き合いであり、『第3次Z天獄篇』において刹那が眠ったまま迎えたELSとの決戦においても、「ここ一番では必ずやる男」として、復帰を信じていた。
アンジェロ・ザウパー
第3次Z』で対決。中の人が同じなので、戦闘台詞では彼から「いい声をしている」などと言われる。

リアル系

ランカ・リー
第2次Z破界篇』ではカミナがシェリルといがみ合っている時に彼女を見て自分と似た立場だと感じるが、彼女の心の強さを知り考えを変える。彼女の歌はシモンを大きく成長させた。『第2次Z再世篇』で時間のずれによって彼女よりも年上になってしまったが、彼女を尊敬する気持ちは変わらず、ランカさんと呼んでいる。エイジからは(熱心なファンを差し置いて)「ランカ派のリーダー」とまで言われてる。
早乙女アルト
そのランカが想いを寄せる相手。もしアルトがランカを泣かせたりしたら「俺にも考えがあった」らしい…。もしかしたら…。

名台詞

15話まで

「グレンラガン、スピンオフ! 俺を誰だと思ってる!」
本編プロローグでシモンらしき男が言ったセリフ。無量大数規模という恐ろしい数に果敢に挑む男の姿を皮切りに「天元突破グレンラガン」が開幕した。なお、この男の正体などについては物語後半において示唆されているほか、中島かずきが書籍やインタビューなど解説している。
何気にスピン「オン」ではなくスピン「オフ」なのがミソ。
「俺のドリルは、天を突くドリルだ!!」
あらゆる場面で言っている決め台詞。もともとはカミナがシモンに向けた言葉であった。
「クールな頭脳はどこにあるのー!?」
カミナのボケに対するツッコミ。
「地中で我慢できなくなって飛び出す…まるでアニキじゃないか!」
ダイガンザン決戦前夜、緊張して眠れないシモンは、ヨーコの所に行き己の意思を伝えようとするが、それに気づかぬ当の本人は、火山を見てカミナに例える。勢いよくマグマを噴き出すその様を見てこの台詞を言ったシモンは、ヨーコに「カミナと同じ事を言う」と言われるのだった。
「関係ない、関係ない! 俺には関係ないじゃないか!」
上の台詞の場面の後、カミナとヨーコのキスを偶然見てしまったシモン。早めに忘れようと目を閉じるが、その光景はあまりにも強烈過ぎた。この動揺が、後の悲劇を生むことになる…。
(その日…俺達はかけがえの無いものを失った…)
カミナ死亡後のモノローグ。映像ではカミナの死に慟哭する様子も描かれている。破界篇でも再現。
「アニキならこうする! アニキなら! アニキなら…アニキならアニキならアニキならぁ!!」
カミナの死後、自暴自棄になって合体失敗した際の台詞。これほどまでに彼にとってカミナの存在は大きかったようだ。
「ニア、助けに来たよ! おいで!」
「俺、解ったよ! ラガンが教えてくれた! 解ったんだ!」
第11話、ニアを救出する時に。それまでの鬱状態から一転して大復活を果たした。
「アニキは死んだ! もういない! だけど俺の背中に、この胸に! 一つになって生き続ける!!」
「穴を掘るなら天を突く! 墓穴掘っても掘り抜けて、突き抜けたなら俺の勝ち!」
「俺を誰だと思ってる!? 俺はシモンだ! カミナのアニキじゃない…俺は俺だ! 穴掘りシモンだ!」
中川翔子の歌う挿入歌「happily ever after」をBGMに「アニキ」であるカミナの死を乗り越え、ロシウの駆るグレンと合体した時の台詞。しかしヨーコ曰く「イマイチ」らしい。中島かずきによれば、「このセリフがここまでシンプルな理由は、シモンがカミナに比べて語彙が不足しているため」という演出意図のため。
第2次Z破界篇』ではDVEで再現されているが、原作以上に叫んでいる。
「俺はシモンだ…大グレン団のリーダー、穴掘りシモンだ。お前が壁となって俺の前に立ち塞がるなら…いつだって風穴開けて突き破る。それが…俺のドリルだ!!」
第15話、ロージェノムとの決戦にて、彼の胸にコアドリルを突き刺した際の口上。

17話以降

「ブータ…お前だけは変わらないな」
激戦から7年もの月日が経っても、当時と変わらない姿のブータに対して。ブータが成長しないのはとある理由によるもので、終盤ではそこに由来する驚きの現象が……
「もうそろそろいいかなって思うんだ。王女とか、グレン団とか、そういうのじゃなくて、ただ同じものを見て、同じ音を聞いて、同じように笑う…そういう暮らしをしてもいいんじゃないかって。俺の目がニアの目で、ニアの耳が俺の耳で…そういうのいいんじゃないかって。結婚しよう」
第17話、ニアにプロポーズする際に。それに対するニアの返答は天然炸裂の「やだ!」だった……
「バカ野郎!! 市民と街の平和を守る…それが俺達の一番の仕事だろうが! 平和ボケしたか、ロシウ!」
アンチスパイラルの襲撃時、新政府の総司令官という自らの役職を省みずグレンラガンで出撃するシモン。彼のその行動を見たロシウは、あまりにも軽率すぎると感じていた。そして…
「俺は認めないぞ! 俺と兄貴の戦いが…そんな事だったなんて…!!」
第18話、アンチスパイラルのメッセンジャーへと変貌したニアからロージェノムの正体と真意、アンチスパイラルの事を聞かされて。人間を解放するための戦いが、結果的に星を滅亡へと導いてしまう事を知らされたシモンは愕然とするしかなかった。
「ロシウ、今のお前にアニキの気持ちは分からない。彼の死が俺たちに何をくれたのかもな。…ふん、お前の目。あん時のアダイ村の司祭と同じ目をしてるぜ」
第19話、暴動を治めるためにロシウにより逮捕、コアドリルも没収され、カミナの死をも愚弄された(ように聞こえた)事で遠回しに「お前は変わった」と評す。
それに対してロシウは「あなたこそ何も分かっていない。7年間、何も変わろうとしなかった…あなたこそね」と反論する。
ちなみにこの回のアイキャッチにもロシウが描かれているが、絵柄と構図共にかなりマギンに似ていた。
「諦めるな、ロシウ!!」
「諦めたらそこで終わりだ! 忘れたのか? このドリルが、天を突くドリルだって事を!!」
第21話、アークグレンを、そしてロシウを救う際に。
シモン「ヴィラル、あれをやるぞ!」
ヴィラル「あれ…? それも一興!」
シモン「人と獣の二つの道が! 捩って交わる螺旋道!」
ヴィラル「昨日の敵で運命(さだめ)を砕く! 明日の道をこの手で創る!」
シモン&ヴィラル「宿命合体! グレンラガン!! 俺を誰だと思っていやがる!!」
上記の台詞の後、かつてのライバルだったヴィラルと共に名乗りを上げる場面にて。
シモン「因果も運命(さだめ)も突破して!」
ヴィラル「命の叫びが銀河に響く!」
シモン&ヴィラル「怒涛合体! アークグレンラガン!!」
アークグレンラガンに合体を果たしたシモンとヴィラルの名乗り。
「だったら…だったら何故、その指輪をしている?」
「それがお前の意思だ。過去を捨て去らないというお前の意思だ」
第22話、月の中心へと向かうも立ちはだかったニアに対して、前に手渡した指輪を着けている事を指摘。ニアの自我が完全に失われていない事を告げる。
「ロシウゥッ! 歯ァ食いしばれぇええっ!!」
第23話。結果的に人類を絶滅しかけ、シモン本人を処刑しようとした罪につぶされ、自害を図ったロシウをシモンは力いっぱい殴り飛ばした。『第2次Z再世篇』ではアンチ・グレンラガン撃破後にこれがあるのだが、黒の騎士団ルートでは、分岐直後にこれと同じような行動をカレンが行っている。なお、劇場版(螺巌篇)ではシモンではなくキノンがロシウをビンタしている。
「目が覚めたか? ロシウ。俺も昔、こうやって殴られた。人は皆、間違いを犯す…当たり前だ。でもな…間違ったら誰かにぶん殴られりゃあ良いんだ。自分で自分を罰する必要なんてないんだ。その時はやり直せない間違いだと思うかもしれない。それでも足掻いて足掻いて、ジタバタすれば少し前に進んでる。思いっきり殴られて『お前が信じるお前を信じろ』…そう言われた。それは多分そういうことなんだ。俺はそう思っている。お前は俺には出来ない事をやろうとした。それでいいじゃないか」
上記の台詞の続き。自害しようとしたロシウを殴り飛ばした後、シモンは7年前の自身の体験を語る。かつてカミナに一喝された時の台詞と対になっている。

最終決戦(24話以降・劇場版螺巌篇)

「俺は忘れない…忘れるものか…この一分一秒を…!!
第24話。超銀河グレンラガンへ合体するための螺旋力を貯める中、無量大数で攻めるアンチスパイラルの軍勢を前に大グレン団の仲間たちが次々と斃れていく。勇敢に戦った彼らを忘れないために長い一分間を胸に刻み込む。
「キタン…お前の遺志は受け取った。ヴィラル、ブータ…一気に行くぞ! 変形だッ!!」
第25話。キタンの命をトリガーに、彼らは先へ進む。
「友の想いをこの身に刻み、無限の闇を、光に変える!!」
「天上天下・一機当神…! 超銀河・グレンラガン!!」
「人間の力…! 見せてッ!! やるぜぇぇぇッ!!!」
キタンの死後、超銀河グレンラガンの合体を果たしたシモンの名乗り。猛けるシモンの両目に流れる血涙にも注目。『第3次Z時獄篇』ではDVEで再現されるが、最初の合体のためまだキタンは生存している。そのため「友の想いをこの身に刻み」の部分はゲッタービームで気合を入れてくれた竜馬の事を指しているのだろう。
「俺のドリルは…天を突くドリルだぁあああっ!!」
「ドリルは、俺の魂だ…!!」
第26話。多元宇宙迷宮にて、自分のよく知るカミナとは対照的に土下座をして許しを請うていた別世界のカミナを拳で殴り飛ばした時の台詞。
いくぜ、ダチ公!!
カミナと再会した後、多元宇宙迷宮を脱出する際に。カミナの「あばよ、ダチ公」と対になっている台詞である。
「廻る銀河のその果ての、青く輝く小さな星の、小さな男の大きな話。
語り尽くせば、日がまた昇る。
次週、最終回。
『天の光はすべて星』」
天元突破グレンラガン最終話予告。シモン演じる柿原氏の結末を予感させる穏やかな台詞である。タイトルは同有名SF小説の名前でもあり引用先、そして『第3次Z時獄篇』の最終話タイトルでもある。
「来たぞ、ニア。約束通りにな!」
最終話。多元宇宙迷路からアンチスパイラルの間に辿り着き、ニアを救い出す時の台詞。
「ナメんじゃねぇっ! 時間だろうが、空間だろうが、多元宇宙だろうがそんなもん知ったもんじゃねぇっ!」
「テメェの決めた道をテメェのやり方で貫き通す…それが俺達、大グレン団だ!」
上の台詞の後、「知的生命体が多元宇宙迷路を脱出できるはずがない…」と困惑するアンチスパイラルに啖呵を切る時に。
ニア「因果の輪廻に囚われようと!」
ヨーコ「残した思いが扉を開く!」
リーロン「無限の宇宙が阻もうと!」
ヴィラル「この血の滾りが運命(さだめ)を決める!」
シモン「天も次元も突破して!」
大グレン団「掴んで見せるぜ! 己の道を!」
シモン「天元突破! グレンラガン!」
大グレン団「俺達を誰だと思っていやがる!」
ニアのピンチに颯爽と仲間を引き連れて駆けつけ、天元突破グレンラガンへと合体した際のメンバー全員での決め台詞。ニアが祈り、ヨーコが説き、リーロンが諭し、ヴィラルが吼えた。もう昔の弱気なシモンはどこにもいない。史上最大にして最強のグレンラガン・天元突破グレンラガンがここに誕生した。なおDS版では条件次第ではカミナが参戦し、二人で雄叫びをあげる。時獄篇では全文DVEで再現されている。
「心が折れただと? 誰がそんなことを言ったぁ!」
劇場版で天元突破グレンラガンを粉砕され、頭部だけの状態で足掻いた際の台詞。
「見たか、アンチスパイラル! これが俺の、俺達超銀河大グレン団の覚悟だ! 何度でも言う!」
大グレン団「俺達を誰だと思っていやがる!」
劇場版で天元突破を果たした仲間達とともに上げた決め台詞。
「よし、皆。アレをやるぞ!」
一同「アレ?」
「決まってるだろ!? 合体だあぁぁぁぁ――――ッッ!!!!」
劇場版終盤。ロージェノムの意地を全身に受けたシモン、そして超銀河グレン団は最強にして究極、最後の化身――「超天元突破グレンラガン」へと合体する。
「俺たちは、1分前の俺達よりも進化する! 一回転すれば、ほんの少しだが前に進む! それがドリルなんだよ!」
「それは貴様の限界だ! この閉ざされた宇宙で、王様気分で他の生命達を封じ込めた、貴様自身の限界に過ぎない!」
TV版でのアンチスパイラルに対しての啖呵。
「喰らえぇ! 必ッ殺ぁつ! 超! 天元突破! ギガァッ! ドリルゥッ! ブレイクゥゥゥゥゥゥゥ――ッ!!!!」
皆の想いを一つにし、史上最大究極のギガドリルブレイクが発動。対するアンチスパイラルも反螺旋ギガドリルブレイクで応戦する。宇宙大空洞の中で放たれた螺旋と反螺旋は一瞬にして宇宙を破壊し、一瞬にして今を創世した。
第3次Z時獄篇』でもしっかり戦闘台詞として収録されているが、シャウトが物凄いことになっており、声が裏返る寸前のまさに絶叫である。このおかげでユーザーからは「柿原氏の喉は大丈夫なのか」と本気で心配する声が多く、『第3次Z天獄篇』では本当に限界だったのか、新録分はかなりシャウトが抑え目になっている。
「覚えておけ!! このドリルは、宇宙に風穴を開ける!」
「その穴は、後から続く者の道となる!」
「倒れていった者達と、後から続く者への希望!」
「二つの思いを二重螺旋に織り込んで、明日へと続く道を掘る!」
「それが天元突破! それがグレンラガン!」
「俺のドリルは! 天を創るドリルだぁああああああ――――ッ!!!!」
進化こそ螺旋族の限界というアンチスパイラルに対して、シモンの答えは創造による進化だと応える。カミナの死を体験して精神的にも成長し、アンチスパイラルの独りよがりとは違い、皆と一緒に成長してきた彼だからこそ出せた答え。
「それでも俺は、俺は信じる! 俺が信じる俺達を! 人間を! 未来を! 俺は信じる! ドリルは俺の… 魂だぁぁぁぁ!!!!」
劇場版においてアンチスパイラルに自らの螺旋力で具現化したドリルで攻撃する際の台詞。
「当然だ、人間はそこまで愚かじゃない」
死闘の末、アンチスパイラルを倒したシモン。消滅の間際、彼に「ならばこの宇宙、必ず守れよ……」と宇宙の未来を託された時にTV版ではこの台詞で返答する。
「当然だ、お前も信じてくれ! 俺たち人間を!」
上記の場面の劇場版での返答。
ニア「愛しているわ、シモン」
「ああ、俺もだ。愛している…」
ニアとの結婚式。互いに愛を誓った後、ニアは消滅していった…。
「死んだ者は死んだ者だ。無理に蘇らせたって後に続く連中のジャマになるだけだろ。あとは頼んだぞ。ロシウ。俺は穴掘りシモンだから。掘った穴を通るのは、もっと相応しい人間がいる」
直後、ギミーから螺旋力を使ってニアや死んでいった者達をを蘇らせないかと提案されるが、この言葉で否定する。そしてロシウに後を託し、旅立っていった。
「花だ、種を蒔いて花を育ててくれ」
劇場版で追加されたエピソードでの台詞。
「当たり前だ、俺を誰だとお………ふっ、いやぁ、誰でもないか」
エピローグでヤシの実をドリルで割ろうとしていた少年にアドバイスを行いお礼を言われた際の台詞。ただ、少年は中の汁を飲むのに夢中で聞いていなかったため訂正している。
「行けるとも。天の光は、全て星だ。螺旋の友が待つ星々だ 」
その後、グレンラガンや超銀河ダイグレンが旅立つ光景を見て興奮する少年に対して言った最後の台詞で物語が締めくくられる。プロローグで副官らしき存在が言った「天の光は全て敵」とは対照的に、宇宙中の同胞と友好を結んだことを示唆している。

その他

「不幸だーっ!!」
番外編「紅蓮学園」にて。
「はぁ…俺はなんて不幸なんだ…」
「不幸…?何言ってるんだよ俺…!?この程度が不幸だって…?」
「赤ん坊の時動物園の猿山で猿に誘拐された…」
「幼稚園の時学芸会でおもらししておもらシモンってあだ名にされた…」
「小学生の時アニキの家出に付き合わされたら知らない間にマグロ漁船に乗っていた…」
「家は地震で潰れて火事で焼けて洪水で流されたっけ…はは…ははは…」
「どうしても俺を止めたかったら、人類滅亡級の不幸でも用意してみろっ!!」
「俺の不幸をなめるな~!!」
紅蓮学園にて暴走したニアに対しての台詞。本編では人類滅亡級の不幸があったにも関わらず彼は諦めていないので、結果的に不幸はあまり意味のないものだと言える。
「つまずき倒れて打ちのめされても背中に大地をしょったなら、空にうつるはあの子の笑顔!!」
「不屈の純情炎と燃やし、幸も不幸も突き抜けて!!届いて見せるさ男なら!」
「俺を誰だと思っていやがる!俺はシモンだ!ニアの!!シモンだ!!」
全身全霊をかけたニアへの愛の告白。

スパロボシリーズの名台詞

戦闘台詞

「無理を通して、道理をぶっ飛ばす!」
ちなみにカミナの台詞は「無理を通して、道理を蹴っ飛ばす」だった。
「ここにも王様気分な野郎がいたか! 俺がブッ飛ばす!」
ボス格への開始台詞。最終局面でのアンチスパイラルへの啖呵を意識した内容になっている。
シモン「やるぞ、ヴィラル! スゥパァァ!」
ヴィラル「フン! イナズマァッ!」
シモン&ヴィラル「キィィィィィック!!」
「格闘」使用時の台詞パターンの一つ。まんまガンバスターである。ちなみに破界篇のカミナ&シモン、シモン&ロシウでも同様のやり取りが存在。
そして『第3次Z時獄篇』にてその作品と共演することとなった。向こうがスーパーではないのに本家を差し置いてブチかましているのは言わないこと。
「ガンダムか!いくらでも相手になってやるぜ!」
ガンダム。ちなみに柿原氏は『機動戦士ガンダムUC』のアンジェロ・ザウパー、『機動戦士ガンダムAGE』のディーン・アノン、『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』(SRW未参戦)のロッシェ・ナトゥーノ(2代目)を演じている。
「魂のねえ機械なんざ、俺の敵じゃねえ!」
モビルドール
「イノベイターがなんだってんだ、俺は穴掘りシモンだ!」
イノベイド。相手が誰だろうとシモンのやることは一つ、そいつをグレンラガンのドリルでブチ抜くのみ。
ヴィラル「フン……顔が二つどころではないヤツが出てきたな!」
シモン「クソ生意気な野郎だ! ブッ潰す!」
アシュタンガ級。ちなみに「顔が二つどころではない」のは天元突破も同じである。
「A.T.フィールドだろうと、ドリルでぶち抜く!」
使徒。ちなみに『第3次Z時獄篇』における使徒のA.T.フィールドはバリア貫通無効なのでぶち抜くにはドリルの力ではなく純粋な攻撃力が必要となる。
ヴィラル「投擲準備! 超銀河ッ!!」
シモン「だぁぁぁぁぁぃ!! せぇぇぇぇぇつ!! だぁぁぁぁぁん!!」
グレンブーメラン超銀河大切断使用時。この人のシャウトを思い出したユーザーは少なくあるまい。
「あいつに託された宇宙の平和、必ず守ってみせる!」
第3次Z天獄篇』で追加された汎用戦闘台詞。

シナリオデモ

Zシリーズ

「ゲームは中断!もうやめる!だけど、俺の頭に!この指に!プレイの感触が残り続ける!ゲームするなら節度持つ!目が疲れたら休憩入れて!楽しめたなら俺の勝ち!このゲームを何だと思っている!?スパロボだ!『第2次スーパーロボット大戦Z』だァ!!」
中断メッセージでの啖呵。
「どうだ! みんなの大事なものに手を出すなら容赦はしないぞ!」
第2次Z破界篇』中盤でランカ&シェリルを狙う不埒な獣人軍団を撃退した後、高らかに勝鬨を上げる。
「外の世界の話はだいたい聞いていたけど、空の向こうにまで世界があって…さらにその裏にも世界があって、そこにも人が住んでいるなんて…」
『第2次Z破界篇』の暗黒大陸ルートの通過後、ドラゴンズハイヴにてやってきたS.M.Sやコロニーのガンダムのパイロット達の話を聞いて、自分達がいた大陸の穴以外の世界を聞いて、少々驚いて理解出来ずにいたが、カミナからいつものように「理屈でわからねえもんは、心で感じろ」と励ましをうけた。
「あの…俺…あなたの歌に感動しました」
「でも…俺…あやまらなくちゃいけないんです。俺…あなたの事…俺と同じだと思ってたから…」
「ありがとう、ランカさん。俺…あなたの歌に勇気をもらいました」
「俺…シモンっていいます。あなたの事…これからも応援させてください」
『第2次Z破界篇』で、ランカの自分のステージで自分の歌を歌った姿に感動してのセリフ。原作だとカミナとニア以外、ここまで彼に影響を与える人は少なかったが、誰かの背中を追うのではなく自分の道を突き進む彼女の姿に彼は感動した。後にシモンは、カミナがいなくなってからランカの生き様に追いつくこととなる。
「あの人が嘘を言っているとは思わない。でも、よく分からないんだ。あの人はまるで、ここではない何処か遠くを見てるみたいで」
『第2次Z破界篇』第41話「降臨!!真なる者!」に於ける大塚長官との交信で、悪人ではない事を理解しつつもエルガンへの疑念を拭い切れない胸中を語る。シモンの指摘に思い当たる節があるのか、大塚も言葉を濁すのみであった。
「アニキは死んだ…! 死んだ人間は死んだから死んだんだ!だけど、アニキは生きている! 俺の…みんなの胸の中で!そんな風に生命に代わりがあると考えているような奴は、生命の意味なんてわかっちゃいねえんだ!そんな奴を信じてたまるかよ!!」
『第2次Z破界篇』第49話「虹」にて平行世界のカミナと会わせて懐柔しようとするアイムを上記の言葉で切って捨てた。
「駄目だ、竜馬! もうミサイルが落ちる!」
第2次Z再世篇』プロローグCにて、真ドラゴンとの戦闘中に。原作『世界最後の日』ではこの場面で重陽子爆弾が炸裂したが……
「アニキが言ってたよ。あいつには命懸けの覚悟があるって」
「俺はあいつが何のために戦っているのか、本当のことを知りたい。あの覚悟がどこから生まれたのかを」
『第2次Z再世篇』終盤、シュナイゼルによってゼロの正体が明かされ、彼への怒りに駆られる黒の騎士団のメンバーに対して。かつてカミナがゼロの覚悟を感じて信じた様に、自分もゼロの戦う理由を知りたがった。なお、ヴィラルもこのカミナの見立てに同意した。
シモン「希望と気合の二つの道が! 捻って交わる螺旋道!」
ヴィラル「昨日の涙を怒りに変える! 明日の道をこの手で拓く!」
シモン&ヴィラル「怒涛合体! グレンラガン! 俺を誰だと思っている!」
『第2次Z再世篇』ゼロ・レクイエムルート第53話「墜ちて来る月」or黒の騎士団ルート第55話「復活の暗黒神」での名乗り。ヴィラルが参戦した際のものをアレンジ、アークグレンラガン合体時のものを混ぜた本作オリジナルの啖呵となっている。
「だから、どうしたってんだ!」
「お前が言うようにまた絶望がやってくるなら、その絶望をぶち抜く! その次が来たら、そいつもぶち抜く!」
「俺のドリルは天を突くドリルだ! そしていつかは全ての絶望を突きぬけ、天辺までたどりついてやる!」
「更なる絶望の扉を開けたにすぎない」と告げたアンチスパイラルに対して。立ち止まることを決して良しとしないシモンの啖呵を受け、アンチスパイラルは地球から去った。いずれ必ず訪れる、次元を超えた死闘のために……
「待っててくれ、ランカさん! 俺達が…いや、アルトがきっと君を助けに行く!」
「俺達は君の歌を利用した奴を必ず叩き潰す!」
『第2次Z再世篇』終盤にて、虚像のランカを前にシモンは尊敬するランカの歌を利用するものへの怒りを燃やす。
「ランカさん、アイモだ! アイモを歌うんだ!」
「ロージェノムに聞いた! あの歌はバジュラの心をつなぐ歌なんだ!」
「アイモは、バジュラが他の群れと出会った時に相手に呼びかける恋の歌なんだ!」
『第2次Z再世篇』終盤にて、リーロンを経由してロージェムからアイモの歌の秘密を聞いたシモンはグレイスに操られるバジュラを鎮めるためランカにアイモを歌うよう呼びかける。そして、この言葉の後ランカとZEXISメンバーによるアイモの大合唱が始まり……
「男の勝負に時間も場所も関係ねえ! 出会った場所で決戦だ!」
第3次Z時獄篇』第18話「ブラックホールからの使者」のトレーダーにて、アンディと対面して。この後本当に穴掘り勝負に発展したらしく、AGは「MIXさんに空間補填を頼まなければ」と嘆いていた。
(俺は…知っているのか?あの光を…)
『第3次Z時獄篇』第25話「猛るユニコーン」/「NT-D」にて、ユニコーンガンダムの放つサイコフレームの光を見て。この光は『Z』の時空修復の際にトラパーが発した光と同じ、人の意志の輝きであったが、この時葵やアマタも「懐かしい感じがする」と既視感を覚えている。この3人が見事に終末予言の「獣の血」「水の交わり」「風の行き先」であり、当のユニコーンは「火の文明」の象徴の一つであるが……。
「死んだ人間は死んだ…。もういないんだ…!だけど、消えたんじゃない…! 俺達といつでも一緒にいるはずだ!」
『第3次Z時獄篇』第28話「闇の詩」シナリオデモにてジンの死に沈み込んだエレメント達に向けて飛ばした激。
「この空は…! 初めて地上に出た時と同じ空…!?そうだ…! 俺は…ドリルは回転して風を呼び、それは渦を巻き、天へと伸びる!そして、それはいつか! 天の光さえも超える!!」
『第3次Z時獄篇』第32話「忘却の霧の中」開始時、パラダイムシティへと飛ばされる中での一幕。回転するドリルは螺旋力による進化の比喩、渦を巻いて天を突き、やがてそこに輝く光さえも超える。それはまだ見ぬ未来へとひたすらに掘り進む、風を巻く螺旋――――「風の行き先」。
「うまく言えないが、あれは危険だ。他のマシンと何かが根本的に違う」
「わけの分からないマシンなら、アクエリオンジェニオンユニコーンだって同じようなものだ」
「だが、EVAは……あの初号機は何かが違うんだ……」
『第3次Z時獄篇』3号機実験ルート第48話「禁断の領域」にて。メッセンジャーとなったニアはシモンが同質の存在であるからと評したが……。
「螺旋の男」と称されるシモンは、その強すぎる螺旋力ゆえにスパイラルネメシスを招く最大の要因の一つであるが、Zシリーズにおいてはその力が「風の行方」と呼ばれ、シンカへ至る道の鍵の一つとされている。わけのわからない機体にユニコーンの名前が出ているのは、やはり本能的に機体が秘めている「可能性」に勘づいているのだろう。初号機を軸とする人類補完計画が「神話の果ての終焉」を乗り越える道の一つだとすれば、そこに答えがあるのだろうか。
シモン「お前の気持ちはわからんわけじゃない…!だけど、そんな事をして何の意味がある!」
レナード「意味ならあるさ。世界はこれで正しい道を進める」
シモン「だったら、その世界でお前の気に食わない事が起きたら、どうするつもりだ!?」
レナード「それは…」
シモン「いちいち過ぎた事をグチグチ言う奴に何かが出来ると思うなよ! お前の腐った根性と計画は俺のドリルがぶち抜いてやる!」
第3次Z天獄篇』第41話「ずっと、スタンド・バイ・ミー」にて、レナードとの戦闘前会話。同話でのレナードとの戦闘前会話でも秀逸ともいえるやりとり。
同時にここから、「改変後」の世界に対するレナードの見通しの甘さがかいま見える。
「アンチスパイラルが遺したのは御使いが使うための戦力じゃねえ! この宇宙を守れという願いだ! やるぞ! そのためにも、ここであいつの戦力は全て叩き潰す!」
『第3次Z天獄篇』第58話「哀しき墓守」にて、ASIを一定数撃破した際の会話より。宇宙を守ろうとあがき続け、そしてどんな形にせよ守ってきた反螺旋族……その置き土産をシモンは片っ端から叩き潰していく。最後に託された願いのために、この宇宙を必ず守るために。

単独作品

シモン「忘れたか、石神社長? そこに道理があっても…それを無理で押し通すのが俺たちカイルスだ!」
シモン&浩一「俺達を、誰だと思っていやがる!」
CC』にて、転送フィールドを破壊する際に。明らかにカミナの影響を受けている。
シモン「何をしているんだ、ニア?」
ニア「種を蒔いていました」
シモン「種?」
ニア「ええ、春になったらここが、一面のお花畑になるように…」
シモン「ニア…」
ニア「ねえ、シモン? 私達はいつでもここにいます。カミナさん、キタンさんも…だから、この花が咲く時は、必ず笑顔でいて下さいね」
シモン「…ああ、約束するよ、ニア」
『CC』にて、アンチスパイラルとの戦いで散ったキタンに涙したキヤルの場面から転換してのやりとり。
『螺巌篇』の主題歌「涙の種、笑顔の花」の歌詞ネタだが、ニアも創造主に当たるアンチスパイラルが滅んだためにそう長く生きられないのがなんとも物悲しい。まさに、笑顔の花を咲かせる涙の種である……。

搭乗機体

ラガン
地中に埋もれていた本機を発掘し、以降愛機となる。
グレンラガン
グレンと合体した形態。
アークグレンラガン
アークグレンとグレンラガンが合体した形態。
超銀河グレンラガン
超銀河ダイグレンとアークグレンラガンが合体した形態。
天元突破グレンラガン (ガンメン)
グレンラガンの最終形態。
超天元突破グレンラガン
劇場版『螺巌篇』で登場した天元突破グレンラガンを越えた形態。

余談

  • 17話以降は「名字」が出来たため、大半のキャラクターが名乗るようになったが、彼は名乗らないまま(名乗っていた場合、作中での法則にのっとり「シモン・ジーハ」となっていた可能性が高い)だった。
    • その理由については本人曰く面倒くさいかららしい(キャラクター辞典にもそのように記述されており、『第2次Z再世篇』本編でも自らそのように言っている)。実は結構、議論が交わされている話題で、ある所では名字を統一することで「管理されている」と思いたくないために名字を名乗っていないという説もある。
    • また、小説版では「ただの穴掘りシモンだから」と語られている。
  • エピローグでは壮年期になってナレーターと同じ声に代わっているが、ナレーターは毎回「これはある男の物語」と言っていたため、『天元突破グレンラガン』はシモンの自伝的物語と取ることもできる。

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